8月31日(日)、JNCC第6戦・月山当日レポ~。
雨の心配はどこへやら、抜けるような青空が広がる絶好のレース日和となりました。 気温は30℃を越えていたから、日差しは結構強かったけど、秋を思わせる爽やかな風が吹いていて、とっても気持ち良かったです。
宿での食事をしっかりと済ませ、7時半くらいに現地入り。 丁度、TRYクラスのレースがスタートをする頃でした。
・・で、自分も着替えて、色々とレースの準備をする。
完全防水のウエストポーチに、万が一の時用のエアークリーナーと工具とプラグとウエスを入れて、キャメルバックにも氷を多めに入れて準備をしておきました。
そして、いよいよFUNクラスレース。
FAクラスから順に並んで、Wクラスは後ろから2番目グループ。 WAクラスは6人で、Wクラス全員合わせると10人くらいでしたね。
・・で、スタート~。
900番台が女性クラスの番号で、更にはピンク地ゼッケンがWAクラスの目印なのに・・、1人だけ600番台のゼッケンで、更には白字に赤数字。。
ホシノさんに承諾は頂いていたとはゆえ、ゼッケン番号を間違えた気恥かしさを、めちゃめちゃ味わっておりました。
・・で、スタート加速ではレーサーに太刀打ちできないCRF100Fは、相変わらずあっという間においてけぼりになっちゃうのですが、その後、クネクネと走る序盤のセクションで、大体真ん中くらいの位置についたかな?
でも、トップ3台は見えない所まで行っちゃって、その後暫くは、Wクラスの他の選手と並んで走る様な形で走り続けておりました。
山間のコースは去年も走っている所ゆえ、特に問題ない感じ。 その後の川渡りの所とか、対岸の草むらのコースとかも特に難所等はなく、去年みたいに渋滞が起きる事はありませんでした。
WAクラスのトップ3台は、ほぼ同じくらいのポジションで終盤の水なし川まで行っていた様ですが、先頭を走っていた#901のコンドウ選手が、ここで若干スタックをして遅れを取ってしまった様で・・
そして、その1分後くらいに、みっちーがそこを通過した感じ?
トコトコと走るその後方には、前後カメラさんの姿もチラっと見えていましたね。
・・と言う事で、1周目のタイムは24分37秒、WAクラス4番手にてゲートを通過致しました。
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2周目。
様子見だった1周目よりかは、ラインを選べる様になって、若干ペースも上げられて来たかな?・・っつー感じ。
いかにも、「月山」と言う感じの、川渡り。
やっぱ、こーゆー写真を見ると、夏の終わりのこの時期には、最高のロケーションだな~って思いますね。
・・で、2周目からはWクラスの選手とは殆ど遭遇する事なく、マイペースで走り続けていたみっちー。
川の石ガレの連続も、河川敷で大分慣れて来ていたので、そんなに大変な感じじゃなく、結構楽しく通過できておりました。
・・で、そんな様子をカメラを構えて見ていてくれた旦那さまが、レース後、「川渡り、上手だったね~。」 って、珍しく誉めてくれたんですよね。
「他の人達が結構転びまくっている中、安定して走っていた。」 って。
いつも、爺ヶ岳とかだと、ガレ場はギャラリーから見える所に無いし、ゲレンデの登坂でみんなに抜かれて行く姿しか見ていなかったんで、そーゆー姿がちょっと意外だったみたいです。
まぁ、あまり無理してペースを上げてないから、転ばずに済んでるだけかも・・ですが、
転んでいる人の間を縫って、トコトコと前に出て行く訳です。
あ、勿論、転んでた人がバイクを起こしたその後には、また抜き返されちゃうんですけど。(笑)
・・で、そんな2周目の最後のガレ場で、#901のコンドウ選手がバイクを倒して起こしてた所に、追い付くことが出来たんですよね。
コンドウ選手の発進の方が早かったので、追い越す事は出来なかったけど、何と2周目はそのまま並んでゲート通過となったのでした。 そしてタイムも、1周目より40秒くらいアップして、23分56秒。
そして、コンドウ選手は・・と言うと、転倒後の修理の為か、そのままワークスピットの方へと入って行ったのでした。
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そして、3周目。
ゲート通過時は4位だったけど、現時点では3位にアップ?(笑)
このまま頑張って走り続ければ、ポジションアップも・・なんて野望を抱きながら、頑張ってみた訳ですが、山ルートの途中にある逆バンクのガレの上りで、後ろからペースの違うバイクが来たな~と思ったら、それがコンドウ選手だった訳で、あっさりと抜かれて行ってしまうのでした。
やっぱ、レベルがまるで違う~って感じです。(笑)
そんな訳で、再びマイペースモード入り。 とにかくミスをしない様、注意力を切らさない様、走り続けておりました。
でも、去年は水没寸前で命がけで渡っていた(笑)パドック近くの川渡りも、今年は全然余裕な感じ。
万が一、川の途中でバイクを倒してしまっても、マフラーに水が入る位置まで水深が無いので、FUNクラスのコースに於いては、水没してレース終了~って人は居なかった気がしました。
あとね、水対策とキャブのセッティングの相性が良いのか、凄くエンストし難くって走り易かったんですよね~。 まぁ、アップダウンが少ない・・って言うのもあるかもしれませんが、走っていて、不用意にエンストしちゃう・・って事がないので、淡々と走る事が出来ました。
あ、でも、フロントのスプロケを15Tに交換して、ファイナルをロングにして来たのはちょっと失敗だったかも。
月山はフラットダートが多いから、少しでも最高速が伸びた方が良いんじゃないか・・って思ったけど、そーゆーの、全然関係無かったですね。(笑)
結局は、最高速云々なんてのは、ほんの一瞬の事であって、それよりも、コース攻略の殆どを占めるガレ場の走破性とか、クネクネしたラインでの走り易さとかの方が遥かに重要になって来るの。 ・・で、そーゆー場所って、大抵2速3速しか使っていないんですよね。
・・で、2速3速を使う時って、14Tを入れていた方がトルクがあるゆえ、アクセルを軽く開けてもフロントがスッと持ち上がってくれるから、路面のギャップとかにも対応し易くて、結果、走り易いんです。
その、せっかくの美味しい所が、ロングにするとちょっと薄れてしまう感じ。 まぁ、あくまでもみっちーの技量での、個人的感想ではありますが・・。
なので、やっぱり何処を走るにしても、標準のファイナルのままで良いんだな・・ってのが、今回の結論でした。
そんな3周目は、2周目よりも10秒くらいタイムを上げて、23分46秒にて周回。 大分調子も出て来たので、次はもっとタイムアップを狙うぞ~と、気合いも入って来てました。
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そして、4周目。
序盤からミスをしない様、集中をして、走り始めていた訳ですが、やはりレースも始まって1時間ちょっと過ぎたあたり・・。 ライダー達の集中力も、若干落ち始める時間帯の様でした。
コースに慣れて来て、行ける・・って言う感覚と、疲れが出始めて来ている自分の体とのギャップが、ミスを生み易いのかもしれない・・。
山合いの一番上り切ったあたり、丁度、北月山荘が見える手前の所で、みっちーを勢いよく抜いて行った選手がいたんですけど、その先で、崖落ちしちゃったんですよね。。
ちょっと傾斜のある石に弾かれちゃって、コースアウトしちゃった・・って感じ。 ライダーに大きな怪我は無さそうでしたが、落ちたバイクはとてもじゃないけど、1人で引き上げられそうもない・・。
「うわぁ・・。」 って思いながら、その横を通過すると、丁度前方からギャラリーの方が坂を上って来てたんで、思わず、「落ちてる人が居るんで、助けてあげて下さいー。」 と、一言叫んでおきました。
しかーし、そこから少し行った先の右の下りのコーナーで、マーシャルが黄旗を振ってるのが見えた?!
「あ・・、あそこは転落の名所だから、誰か転んでいるのかな?」 って、思ったら、5~6人掛かりで救助が入ってて、ちょっと怪我もしているみたい。
ちょっとそれを見た瞬間、「ペース上げるの・・やめとこ。。」 と、再び元の抑えモードに切り替える、みっちーでありました。
やっぱ、怪我はしたくないからねぇ。。 無事で帰るのが一番だよ。
・・で、ちょっと守りに入ってしまった4周目には、微妙にミスもありました。 川のガレ場でスタックしている人を避けて隣のラインに入ったら、大きな石に乗っかってしまって、亀の子状態になっちゃったんですよね。
アクセル開けても、リヤタイヤが空転しちゃってて、全然前に進めない。 トラクション掛けても、ちょっと位置をずらしても、全く身動きが取れないの。
・・で、「ん??」 って思って、よーく見たら、シフトペダルが石に当たってニュートラルに入っていた様で(笑)、ギアを入れたらあっさりと脱出出来ました。
その後、向こう岸に渡った川のガレ場の辺りで、ミスってエンストをさせちゃった時、FAクラスのイワイ選手のTC85に追い抜かれたんですよね。
「あ♪ TC85だ!」 って思って、思わず後ろを追い掛けて行ったら、途中で今まで自分が走ってたラインと違うラインに行っちゃったので、そのまま付いて行くのが不安になって、自分のルートの方へと軌道修正し、そのタイミングで大きく離れて見えなくなってしまいました。
そんなイワイ選手の1周目のヘルカメ動画が、JNCCのHPにアップされていました。
・・で、事件が起きたのは、4周目の後半くらい。
何処で?・・ってのは、はっきりとは分からないんですけど、リヤタイヤの空気、入ってないんじゃない?・・って、気がし始めたんですよね。
そんな気がする・・、そんな気がする・・って思いながら、でも、リヤタイヤだし、大気圧だって走れないって訳じゃないから、リムさえ落ちていなければ、何とかなるんじゃないか?・・って。

それよりも、スタックしたり、軌道修正したりとかで、タイムロスが多かったんで、時間の方がかなり気になっておりました。
レース終了は1時間40分。 多分、このまま行けば、ゲートを通過するタイミングが1時間40分直前くらい。
そのタイミングで「L1」が提示されていれば、5周目に突入できるけど、チェッカーフラッグが振れられていたら、そこでレース終了になる・・。

ここの所、あとちょっとで「もう1周」に行けなかった・・ってパターンが多かったので、「あとちょっと」で悔しい思いをしない様、レースが始まった時から、通過時間をかなり気にしていたんですよね。
・・っつー事で、1時間40分06秒にてゲート通過。
ゼッケン913番の順位は、クラス4位。 そこまで確認した先に、ホシノさんが「L1」ボードを掲げていた~!

「やった、あと1周走れる!」
タイヤの心配もあったけど、とにかくラスト1周に滑り込む事が出来た事が、この時は嬉しかったのでした。
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そして、5周目。
とりあえず、終始4位だったけど、ラスト1周にまだまだ事件はあるかもしれない。 最後まで諦めないで頑張るんだ・・って、気合いを入れた訳ですが・・
ピット前のアスファルト路面を通過して、ダートに入ろうとしたその瞬間、思わず感じた嫌な感触。
そう・・、リヤタイヤがグニュ・・って。
遂に、リム落ちしてしまったのでした。
もう、そこからは、真っ直ぐは走らない、ガレ場ではとっ散らかる、とにかく普通に走るのがとっても大変な状況に・・。
タイヤとかホイールのダメージも心配だったし、大転倒とかしちゃわないか・・って、そっちもかなり心配だったし、そして時間もかなり心配。。
どのタイミングでトップがゴールして、カウントダウンが始まるのかは分からないけど、とにかくチェッカーフラッグが振られ始めたタイミングから、20分間でタイムアップになっちゃう訳。
普通に走ってても23分は掛かっていて、ミスの多かった4周目は26分掛かっていた。 かなり急いで走らないと、せっかくの5周目がカウントされなくなっちゃうよ~。
・・っつー事で、まずは転ばないのが第一。 その中で、とっ散らかりながらも一生懸命走り続ける。 そして、リムもなるべくいたわる。。
そんな感じで、かなりペースを落としながら走り続けていたところ、パドックから一番離れた辺りの川の途中にて、#901のコンドウ選手が止まっていたんですよね。
どうしたんだろ?・・って、思って声を掛けてみたら、「エンジンが掛からないの・・。」 って。 どうやらマシントラブルっぽいけど・・。
不本意にも、クラス3位に上がれるチャンスが巡って来ちゃった訳だけど、走ってる人も少なくなる中、こんな所でポツンと1人で・・って、何かその心細さや無念さが他人事には思えなくて、ちょっと切なくなっちゃった。。
・・で、誰かに止まっているのを伝えなきゃ・・って思って走って行ったら、すぐ先の左側に、今度はKENさんが止まってた。
こちらもマシントラブルみたいで(チェーンが外れてしまったみたい)、リタイヤをしておりました。
・・で、少し走って行った所で、目の前からマーシャルさんが歩いて来たので、KENさんとコンドウさんがリタイヤしている旨を伝え、みっちーはその後は自分のレースに専念致しました。
ここからは自分との戦いだよ。
時間までに、戻る事が出来るのか?
走ってる人が殆どいなくなる状況。 バイクの音すら、周囲から聞こえなくなって来る。
そんな中、僅かに残った1台、2台とゴールを目指して走って行く。

川渡りで、一気に抜き去られた時には、大量のバケツの水でも掛けられた様に全身ズブ濡れになっちゃって、その水圧に思わず顔を背けちゃいました。

本当に、何度も何度も転びそうになりながら、パンクしたリヤタイヤと必死に格闘。 やっと、やっと、ゴールに辿り着いたんだけど・・、
ゲートを通過した際に、切り替わるはずの自分の番号が表示されなくて、ちょっと不安になるみっちー。

チェッカーフラッグ振っていたホシノさんも、旗を置いて他の作業を始めてた? ・・でも、ゴールして来た姿を見て、チェッカーフラッグを振ってくれた。
どうだったんだろう?
最後の1周は、果たして間に合ったんだろうか?
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その後、リザルトが発表された訳ですが、残念ながら最後の1周はカウントされてなかった様で、1時間38分でのゴール、周回数は4周になっておりました。

ちなみに、みっちーがゴールした時間は2時間6分頃で、2時間4分50秒の選手までは計測されていたので、本当にあと1分・・ってトコでしたね。。
そこの1分が早かった所で、クラス順位と総合順位が1つ2つ上がった程度の違いだから、大した違いでは無いんだけど、順位云々ではなくて、あれだけ頑張って走った1周をたった1分の所で無駄にした・・って事が、本当に悔しくって、何か暫くその1分のトラウマから、気持ちが抜け出せずにおりました。
リヤタイヤは、べっこりな感じで。

でも、バルブは曲がっていないから、多分、原因はリム打ちだろうな・・。 まぁ、帰ってからゆっくり調べる事にします。
ノモトさんに洗車機を貸して頂いて、泥まみれだったCRF100Fも、綺麗に洗ってあげました。 でも、細かい所が凄い状態になってるから、帰ってからまたバラして洗車ですよね。(笑)

お昼ご飯は、天ぷら蕎麦。 揚げたての天ぷらが、サクサクで美味しいの。 いつも、温かい美味しいご飯を食べさせて頂けて、本当に感謝です。

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その後は、午後のCOMPのレースも観戦し、終了と同時に現地を出発致しました。

ちなみに、来る時は東北道で来ましたが、新潟経由の関越道を使った方が安くて早い・・って言われたので、帰り道はそっちを使ってみる事に。
・・で、途中で、「ゆぽかの湯」へ。
ちなみに、この辺りはお風呂がどこも安いんですよね~。 ゆぽかの湯も、かなり充実施設だけど430円だし、宿泊した北月山荘の日帰り入浴なんか350円ですものね。

駐車場の隅っこに、焼き鳥屋さんがあったので帰りに買ってみましたが、その場で焼いてくれるのでめちゃめちゃ美味しかったです。
ちなみに、注文を受けてから焼き始めるんで、結構時間が掛ります。 お風呂に入る前に注文して行って、帰りに受け取って帰る・・って言うのが、ツウな感じみたいでした。
・・で、初めて使った日本海東北道ですが、とにかく乗ってすぐくらいから無料区間が多いんです。 ・・で、一回下りて国道7号を走るんですけど、これが殆ど信号が無いバイパスみたいな道なんで、めちゃめちゃ快適。
更に言うなら、7号線には日本海に夕陽が沈む絶景スポットがあったので、知っていたらあと1時間早く出発して来たのに~って感じでした。
・・で、練馬までだと、東北道を使うより2000円くらい安く帰って来れるそうですが、ウチの場合は鶴ヶ島から圏央道に入って厚木まで戻って来たので、その分はちょっと掛かったけど、それでも、下道で大泉まで行った行きの料金とほぼ一緒・・って感じでした。
時間も途中で夕食食べても、1時間以上早かったし。
こっちで正解でしたね♪