そして、レース当日~。 爺ヶ岳の朝の気温は-2℃?
テントの下に置いてあった水もすっかり凍っており、辺り一面に霜が降りて真っ白な世界になっていました。 すっかり冬の景色だわぁ。
ゲレンデも一面真っ白。。
歩くと地面も凍っているんで、めちゃ硬いです。
もう少しして日が出ると、霜が溶けてぬちゃぬちゃコンディションになって、午前中のレースはマディっぽいのかなぁ・・って、ちょっと気になる感じです。。
外に出してあったバイクにも、霜が降りて真っ白け・・。
みっちーは、毎回カバーを持参して夜には掛けておいているので、霜の被害は受けずに済んだ訳ですが・・、
霜で凍っている事以上に、この寒さでどこのバイクもエンジンの掛かりが悪いみたいで、あっちこっちから、「エンジン掛からない~。」 って、焦りの声が聞こえるのでした。
チュータさんも、結局掛からなかった様で、バッテリーに繋いで何とか始動させていました。
そして、ソリ号。
この寒さの中で、果たしてエンジン掛かるのだろうか・・と、ちょっぴり心配していましたが、みんなに見守られる中、何と!、キック一発で元気にエンジンが掛かったよ~。
「おぉ~。 流石、ホンダだ!」 って、みんなからも歓声が。 ちょっぴりソリ号が凛々しく見える?
・・っつーか、この状況でキック一発で始動するってのは、相当キャブのセッティングも良い方向になっている・・って事だよね♪
スロージェット換えたのがホント良かったみたいで、爺ヶ岳の標高でも全く問題ナシでした。
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そして、8時から開会式とブリーフィング~。
国際大会・・っつー事で、今回はオーストラリアからの招待選手もいらしていました。
・・で、ブリーフィングが終了すると、ゆっくりしている時間もなく、レースの準備に追われます。
ガソリンは最初3.5Lほど入れてましたが、ちょっと不安になったので直前に1Lくらい追加して・・、タイヤエアーはF0.7、R0.65にしておきました。
モトジャージのインナーには、何を着ようかなかり迷ったのですが、とりあえず気温的には地元の真冬並みだったので、ヒートテックを1枚着て・・、スタート直前まで羽織っておこうと、ジャケットを着ておきました。
天候に合わせて多少調整出来る様に、薄手のウィンドブレーカーとかもトランポに積んでおけば良かったな。 (今回は幸い必要なかったけど・・。)
ちなみに、いつもはトライアルブーツを履くのですが、この時はちょっとバタバタしちゃっていたゆえ、何も考えずモトクロスブーツを履いちゃいました。
みっちーが今回参加するクラスは、FUNクラス。 100分間のレースです。
レベル順に男性のクラスが、FA/FB/FC/FDの4クラスあり、女性クラスが、WA/WB/WDの3クラスあります。
上のクラス(ゼッケンの若い順)から順番にずら~っと並んで行くのですが、全部で320人くらいエントリー台数が居る為、スタートグリッドに並ぶのも結構時間が掛かります。
・・で、女性クラスの並び順は、FCクラスとFDクラスの間との事。 そんな訳で、FDクラスの前に招集が掛かりました。
WA・WB・WDの女性3クラスが、横一列に並ぶ~。
ちなみに、みっちーの居るWBクラスが、一番多くて11台。 WAクラスが7台で、WDが4台なんで、全部で22台です。
イン側を狙うか、アウト側から行くか、戦略は色々あるんだろうけど、どーせスタートでは置いてけぼりになるんだろうし、何処から行っても一緒だろうな・・と、空いてた場所に入りました。
日も出て来たので、ちょっとポカポカになって来たよ~。
着ていたジャケットは、脱いで丁度良い感じ。
ちなみに、この時、履いて来たブーツがモトクロスブーツだった事に気が付いて、地面にグリップしないソールに若干の不安を覚えるのでした。
FCクラスのヅカさん。
#325のGASGASなんですが、走っているととっても見付け難かったそうです・・。 もっと見付け易い様に、派手なウエアーを着ればいいのに。
FBクラスにエントリーしていた、チュータさん。
#129のKTM350。 水色のウエアーが鮮やかなんで、目立ちます♪
・・で、上のクラスからスタートが始まったのですが、前のクラスが1コーナーで多重クラッシュがあった為、それがハケるまで少し待ち時間が入り、
そして、女性クラスが一斉にスタート~。
旗振りの反応は悪くなく、一瞬前には出た訳ですが・・、
115ccになったとは言え、CRF100Fのピヨパワーが太刀打ち出来る訳もなく・・、あっという間に置いて行かれる~。
2コーナーを立ち上がって、ゲレンデ斜面を上る頃には、殆どビリっけつだよぉ。。 まぁ、想定内の出来事なんで、特に焦ったりはしませんが。
・・しかしながら、ゲレンデ斜面を上り切り、最初のリフトの奥を下って、反対側から上って来る最初の急坂スポットでは、既に渋滞が発生しちゃってりました。
でも、完全に封鎖状態な訳では無く、自分が通れるくらいのラインは空いていたんで、そこをゆっくり上がって行った訳ですが、
中腹にあった木の切り株にフロントタイヤが当たってしまい、そこで止まってしまうのでした。
ココに切り株があったのは、下見で分かっていた事だったのに・・。
・・で、急坂の途中での停車。 更にフロントが切り株の上に上がっているので、足付きが微妙に悪い状態。
ヨロヨロっとしながらも、どうにかつま先で持ち堪えたか?・・って思ったのに、次の瞬間、みっちーの左前に居た人が思いっきりヨロっとして、みっちーの方に倒れ込んで来たのでした。
ギリギリの所で持ち堪え掛けていた所、思いっきりその人の体当たりを食らったみっちーは、そのままバタンと右に倒れて、斜面を3mくらいゴロゴロと転げ落ちてしまうのでした。
更に、転んだ瞬間に尻もちついたお尻の下に大きな石があったみたいで、めちゃめちゃ痛い~~。
半ベソかきながらお尻をさすって、倒れてしまったソリ号の元まで駆け上って行ったのですが、右側にずっと倒れてしまっていた為、どうやらプラグが若干かぶってしまった様で、エンジンが掛からなくなってしまうのでした。
アクセル全開にして、プラグに風を送るイメージで、プラグの先が乾いてくれる・・と願いつつ、必死でキックを繰り返す・・。
1周目のこのキックで、力尽きて終わるんじゃないか・・って思ったくらい、一気に体力が奪われて行く。
モトクロスブーツのソールが滑る・・。 何でトライアルブーツにしなかったんだろう・・って、このレース、完走する事が出来るんだろうか・・って、本気で不安に陥り出す。
結局、足場が悪い事で疲れも増して行くと思い、少し場所を移動して再びチャレンジをしていたら・・
何とか、息を吹き返してくれたぁ。
涙が出そうでしたよ。
・・で、エンジンさえ掛かればそこの坂を上って行くのはどうって事ない訳でして・・、無事クリアーして前に進む。
すると、ガレ場の入口・・迂回路との分岐点で、マーシャルが黄色い旗を必死に振っていて、「迂回路に回れ!」と合図している?
どうやら、ガレ場で渋滞が発生しちゃっている模様。
コース図を見ていた時には、迂回路が結構長い距離だったゆえ、ちょっと無理してもガレ場に行こう・・って思ってましたが、殆どの人が導かれるまま迂回路に回って行ったので、みっちーも迂回路の方へと進むのでした。
しかーし、下った先の折り返しでもプチ渋滞が発生していて、果たしてどっちが早かったのかな?・・って、ちょっと思ってみたりして。
更には、前日の下見で歩いていなかったので、草に隠れた木の切り株にモロに当たってしまう訳で・・、
幸い、ソリ号はパワーが無いので、ぶつかってもそこで止まっちゃうだけですが、パワーのあるマシンなんかはぶつかった瞬間にぶっ飛ぶ・・って状態で、何人も飛んでいるのを見かけました。
その後、ガレ場のラインと迂回路が合流して、ゲレンデからウッズコースへと突入して行く訳ですが・・、自分がそこを走る時には既にラインの土が見えてた状態ゆえ、下見で歩いていた時よりかは安心をして走る事が出来ました。
・・で、無事にウッズを抜けた後、細いラインの下り坂を無理しない様に下って行き・・
その後、ロックンロールリバーを若干横断するセクションがある訳ですが、
ここでの渋滞が、一番激しいものでした。
狭いゴロゴロ石の上に、一面にバイクがひしめき合ってる状態。
前が動かなきゃ自分も動く事が出来ないので、待つしかない・・って感じですが、焦っても仕方ないので開き直ってここで一息。 ゆっくりと水分補給をするのでした。
・・で、前の人が何とかして、足場にある石だの木だのを乗り越えようとするのですが、目の前で激しく回るそのリヤタイヤから、泥鉄砲がみっちーに向かって容赦なく飛んで来る訳です。
ただひたすらに、もう耐えるしかないんですが・・
何とか、その人が乗り越えて・・
でも、みっちーもその場所で同じ様に頑張ったら、後ろの人に泥浴びせまくる事になるんだよなぁ・・って思い、
バイクを下りて、リヤタイヤを持ち上げてラインをズラしてクリアーする事を試みたら、それが思いの外上手く行って、スルスルっと渋滞区間をクリアする事が出来たのでした。
エンデューロスクールで、ワタライさんにボセキ所をバイク下りてクリアーする方法を見せて貰ったお陰だな。 あのスクールで教えて貰ったテクニックが、色んな所で役に立ってくれるのでした。
ようやく難所を抜け出して、あとはゲレンデセクションを上って下りれば1周クリアーできるよ。
ゲレンデコースはパワーが物言う場所なんで、そこで追い付いた人達がチェックポイントの直前でみっちーの後ろに溜まる状態。
邪魔だ・・って思われるのも嫌なんで、わりとこーゆー所では、ラインは譲るみっちーです。
経過時間だけチラっと見えたけど、一周目には22分も掛かっていた?
この分じゃ100分の間に一体何周できるんだろう・・って、そんな思いに駆られながら、その奥にある順位ボードを確認しようとしたのですが、
前後に人がいっぱい居たので、そっちの表示は確認できず・・、2周目へと突入するのでありました。
つづく。
コメント
>nonpaさん
今回は天気も良かったし紅葉も綺麗な季節だったので、キャンプもレースもとっても楽しかったです。
怪我しちゃうとバイクに乗れなくなっちゃうから、お互い怪我には気をつけましょう。
オフをやるようになってから
オフネタのときに 季節感やコンディション感が凄く伝わるようになって 所謂、奥行きってやつですか-?w
臨場感があるねー
いいです!
俺も速くオフをピヨピヨ走れるようになりたいです!!