ここ2~3年、みっちーはJNCCやWEXなどのエンデューロレースに参戦をして来ましたが、エンデューロには色々なタイプのレース方式があって、これらはいわゆる、「クロスカントリー」と言われるタイプのエンデューロレースになります。
クロスカントリーは、ヨーイドンでみんなが一斉に走り出し、決められた時間内でいかに沢山周回数を重ねるかで順位が決まる、オフロードの耐久レース。
・・で、これとは別に、MFJとかJECとかで開催されているレースは、「オンタイムエンデューロ」と言って、ちょっと違う方式のエンデューロレースになるんです。
簡単に言っちゃうと、エンデューロコースでタイムアタックを行って、そのタイムの合計で順位を競う・・って言うレース。 でも、正確言うとそんなに簡単なルールじゃない。
説明されてもいまいち理解し難いし、更には開催場所によってシステムも違うっぽいし、正直言って良く分からなかったんですよね。 更には、出場する為には、MFJのライセンスも取らなきゃ・・だし。
・・と言う事で、昨年とかは誘われても、「ライセンス無いから~。」 って断っていたんですけど、あまりにも色んな人達から勧められるんで(笑)、今年はちょっと、「オンタイムエンデューロ」にもチャレンジしてみようかな~って思って、ライセンスを取得したんです。
あ、勿論、エンジョイライセンスの方ね。
シリーズポイントを取得してIAとかIBに昇格を目指す人達は、エンデューロライセンスが必要になるんですけど、シリーズポイントとか関係ないクラス(承認クラス)の出場ならば、エンジョイライセンスで大丈夫なんです。
・・と言う事で、今年はその承認クラスで、オンタイムエンデューロを体験してみる事にしました♪
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出場をして来たレースは、4月12日(日)に勝沼で開催された、「東日本エンデューロエリア選手権」。
いつもなら、前日入りしてコースの下見をするみっちーでありますが、この週は連日の様に雨が降ってて、コースコンディションもかなり悪く、状態次第でコースレイアウトが変わるから直前まで決まらない・・って聞いたんで、下見には行きませんでした。
まぁ、勝手知ったる勝沼だし。 そもそも、オンタイムエンデューロは、最初に1周の下見走行があるんで、ね。
・・っつー事で、この日は夕方からゆりねーさん達と合流して、夕飯に~。 明日のレースで勝てる様に?・・って事で、とんかつ食べて来ました。
そして宿は、笛吹川の川沿いにある「サンプラザ」に。
素泊まり3000円くらい(2500円~3500円)だったから、そんなに期待していなかったけど、1Fには大浴場があってゆっくりお風呂にも入れるし・・で、悪くなかった感じです。
ただし、24時間入浴可能なのは男湯だけで、女湯は19時~23時くらいの時間制限がありましたが。
窓から見える川沿いの桜。 殆ど散っちゃっている感じ。
1週間前だったら、さぞかし綺麗だったろうな~。
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・・と言う事で、当日朝。
今シーズン、チュータさんがNクラス(ナショナルクラス)でエリア戦に参戦予定との事で、パドックをご一緒させて頂きました。
ちなみに、今回の参戦マシンはCRF100F。
去年の秋から封印をしていましたが、半年ぶりくらい?に出動です。
とりあえず、タイヤは新品を履かせて来ましたが・・、
自分の中でちょっと成長した事があって、TC85のタイヤ交換を何度かチャレンジし続けていたら、CRF100Fのタイヤ交換が楽に出来る様になっていたんですよね。
CRF100Fのホイールの方が、ちょっとタイヤが組み易いの。 ・・っつーか、TC85よりチューブが入れ易い・・って言うのが、一番のポイントかな?
そんな訳で、レースに参戦する時は絶対に自分じゃタイヤは組まなかったみっちーでしたが、今回はサクっと自分で組んで来ました。
・・で、受付と車検が始まったので、一番乗りくらいのタイミングで終わらせて、車両をパルクフェルメ(車両保管場所)に預けます。
オンタイムエンデューロのルールでは、バイクを一旦パルクフェルメに預けると、それ以降はバイクに触れてはいけないルールになっているんです。
普通のレースだと、受付を終わらせた後にでもバイクの整備が出来るんだけど、預けた後は何も出来なくなっちゃうので、だからあんまり急いで来る人が少ない感じ?
・・で、ちょっとコースを見に行くと、、降り続いていた雨のせいで、結構ぐちゃぐちゃなコンディション。
まぁ、でも、最悪な状態から比べれば全然OK?・・って思えるレベルだし、天気も良いし風もあるから、時間と共に良くなるかな?・・っつー雰囲気の状態でした。
ちなみに、ここが計測をするスタート地点とゴール地点。
この時は、この場に居てもいまいち勝手が分からずに、ただ漠然と見ていた・・って感じです。
・・と言うのも、自分が走る承認クラスのレースは、昼からだったんですよね~。 とりあえず、最初は公認クラスの人達が走るから、その間に色々見て、覚えればいいかな・・って。
ちょっと余裕がある感じでした。
そうこうしている間に、パルクフェルメは出場バイクでいっぱいに。
端っこにちょこんと、みっちーのCRF100F。
ちっちゃいバイクはコレ1台で、あとはみんなフルサイズのマシンばかりでしたね~。
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その後、ブリーフィングが行われ、いよいよ午前中の公認クラスのレーススタート~。
パルクフェルメに集まる時間とか、エンジン掛け始めていい時間とか、スタートラインに並ぶ時間とかが、分刻みで決められていて、選手はそれに沿って動かないといけないんです。
・・で、最初の1周は下見走行でタイム計測は行わないから、タイムを気にする必要は無く、走行も4人ずつ、1分おきにスタートして行く・・って感じです。
・・で、IAクラスとIBクラスは、3時間の間にこのタイムアタックを10周行って(1周目は計測しないんで実質9周)、N(ナショナル)クラスは8周(実質7周)行う事になりました。
事前の通知では周回数はもう少し多かったみたいですが、コンディションが悪いので少し減らされたみたいです。
・・で、1周走ってゴールの計測地点を通過してから、その先にあるチェックポイントで自分のカードにチェックを入れてもらう感じ。
・・で、Nクラスでスタートをして行ったチュータさんが、1周の下見走行から戻って来て、カードにチェックをして貰ってるトコですが、、
谷底の方のコンディションが最悪だったみたいで(笑)、かなりヘロヘロな感じになって戻って来るのでありました。
IAやIBの選手の方達も、とりあえず下見走って休憩しちゃう人が殆どでした。
・・と言うのも、3時間の持ち時間の間に9回タイムアタックをすれば良いので、コンディションの回復を待ってタイムアタックした方が、タイムも出易い・・と判断したみたいでした。
でも、戦略は人それぞれ。
結構人数も多いから、多少コンディションが悪くても、空いてるうちにコンスタントに走った方が良いと判断する人も居るし、速い人と一緒にスタートして引っ張ってもらおう・・って人も居るし、逆に人と重ならない様に1人でスタート出来るタイミングを待つ人も居る。
ちなみに、スタートは1分おきで、スタートラインには最大4人まで並ぶ事が可能です。
前を走っている人が転倒したり、スタックしちゃっていたりすると、当然それは自分のタイムにも影響しちゃう。
そして順位は全部走ったタイムの合計で競うので、1回でも大きなミスをしてしまうと、かなり影響してしまいます。
ちなみに今回は、オンタイムエンデューロの中でもかなり簡易化された形だった様です。
通常のオンタイムだと、タイムアタック計測区間の他にコースの移動区間があって、スタート地点に並ぶ時間も毎回細かく設定されてる・・ってパターンになるみたいです。
まぁ、勝沼のキャパだと、そこまでのレイアウトが厳しいから、単純にタイムアタックだけ・・って感じのルールになったみたいですが。
途中で、Betaの選手のサポートでいらしていたウブカタさん達が、コースの下見に行ってみる・・との事で、一緒に付いて行ってみました。
何ヶ所か、スタックポイントになってる場所があるらしく、そこには何人かスタッフさん達がスタンバイをしていました。
でも、JNCCなんかと違って、選手がハマっても手助けはしないとの事です。 オンタイムエンデューロでは、選手に手を貸してはいけないルールになってるとの事。
スタッフは、あくまでもコースコンディションを維持する為にスタンバイをしている様で、路面が掘れてしまう場所では、マットを敷いたり、掘れた路面を埋め直したり・・と、細かく手直しをしてくれていました。
何となく最初参加するまでは、タイムアタック・・と言う事で、ジムカーナの大会みたいな感じかな~って思ってましたが、実際には、ジムカーナのタイムアタックの練習会みたいなスタイルでしたね。
決められた持ち時間の中で、走る本数が決められていて、とにかく自分がタイムが出せるタイミングを見計らってタイムアタックを重ねて行く。
トップタイムが更新されると、そう言うアナウンスも入るから、それを聞いて気合いを入れてスタートして行く選手も居て・・、何かホント、ジムカーナの練習会の様でした。
「話を聞くより実際に走った方が面白いよ。」 ・・って言われてましたが、何かちょっと分かった様な気がしました。
・・で、コンディションの回復待ちでトップ選手が休んでいる中、早目に走って終わらせたかったチュータさんは、一生懸命走り回っていた訳で、、
そんな姿を見守りながら、応援をしておりました。
・・で、この後、トップクラスのレースにちょっとした波乱が?!
まぁ、その話は後ほど・・と言う事にして、(この時は自分も知らなかったんで)、3時間の公認クラスのレースも終わり、いよいよ2時間の承認クラスのレースが始まるのでありました。
つづく。