笹の葉坂の渋滞に全員がハマり、一時はどうなる事かと思われましたが、スタックポイントがショートカットされた事で、無事再開・・。
スタート直後に大幅なタイムロスをしたみっちーでしたが、コースが短くなった事で周回数も稼ぎ易くなり、俄然気合いも入るのでした。
・・とは言え、ギャラリー前セクションでは、地道にクネクネラインを走る。
その間に、タイヤセクションを越えて行ったオータさんには、またも抜かれてしまうのですが・・、そんな事は気にしない。
ちなみにタイヤを越えるのと、クネクネセクションを走るのとでは、15秒くらい差が出るそうです。
開け開けで走るモトクロスセクションでは、排気量の大きなバイクには置いて行かれてしまうけど、
路面がスリッピーである事が、少しばかりソリ号には有利に働いてくれるのかな?
いつも程は周りのバイクに離されずに、走れるている様な気になるのでした。
コースが短くなった事で、1周のラップは約5分程。
丁度、みっちーが最後の大きな下り坂を駆け下りて来ている頃に、
オータさんは、計測ゲートを通過する。 (丁度、写真の右上にチラッとみっちーの姿が見える。)
その差は、大体こんな感じになっていました。
そして、オータさんは毎回タイヤセクションへ。
全く失敗する気配もなく、ダイナミックに飛んで行く。
そんな事を繰り返し、その差が縮んだり広がったりしながら3~4周走った頃だったかな?
ゲート手前の最後のフープスに差し掛かった時でした。
ここの所は、奥の所が左コーナーになっていて、コースの真ん中部分の所は大きく窪んでいるのですが・・、その場所に、何故だか分からないけどオータさんが落っこちていて、思わず目が合うのでした。
写真は、その時の物ではないけど、丁度ここのイン側部分。
さっき、みっちーがハマった時には、バイクを押して貰ったよ。 みっちーも、さっきの恩を返すべく、バイクを下りてオータさんの助けに行くべき・・かもしれない。
でもさー、非力なみっちーが行った所で、大した役には立ちそうもないしー、
オータさんは男の子だから、自分で何とかできそうだしー、
とりあえず走りながら、「だいじょうぶぅ~~?」 って声を掛けたら、「あ~、大丈夫っす。」 って返って来た。
でもね、その目はまるで捨てられた子犬の様で・・、「あれ?? 行っちゃうの?」 って、言わんばかりの顔でしたけど、、
そこは心を鬼にして・・、
そのまま、通り過ぎるのでした。(おい)
ちなみにコレが、そのタイミングでゲートを通過した時の物。
良く見ると・・落ちてるオータさんが写ってる~。(爆)
・・っつー事で、声だけ掛けて素通りしちゃったみっちーだけど、助けて貰ったアノ恩を忘れてしまった訳じゃないよ。
とりあえず、オータさんが落ちてる事を誰かに伝えてあげなくちゃ・・と。
・・で、ふと見たら、フェンスの向こうに旦那が居るのが見えたので、「オータさんが、落ちてる~。」 と、ジェスチャーで伝えておきました。
ジェスチャーなんで、伝わったかどうかは分からないけど。(おい)
でもね、それまでみっちーの前を走ってたオータさんが、いきなり居なくなったので、何かあったんだろう・・と察して、見に行ってくれた様で・・
結局、助けるまでもなく、オータさんは自力で脱出できたので・・、良かった、良かった・・って感じですが、
この時、バイクを持ち上げるのにマフラーを引っ張った事が、その後、悲劇を生む事になってしまうのでありました。
そしてこの、オータさんの溝落ち事件をきっかけに、それまでの順位が入れ替わり、オータさんが総合29位、みっちーが総合27位になった?!
ちなみに、総合30位には、ライバルのゼッケン507番のCRM80の選手が来てました。
~~~~~~~~~~
・・で、その後、みっちーは順調に周回数を重ねて行き、
8周目にはこのレースでのベストラップ、4分47秒をマーク。
前回のレースとコースが同じ訳ではないので、そのタイムがどうなのか、比較のしようはないけれど・・、何となく、今までで一番調子良く走れているかもしれない?・・かな?
・・で、この時点で、多分1時間以上経っていて、あと15分か20分でレースも終わりになるんだろうな~って思っていたんで、結構スパートを掛けて走ってたんですよね。
しかーし、途中で、「15分延長」の案内板が表示され・・
ペース配分に狂いが出る?!
ガソリンも、90分だと思ったからかなりシビアに入れたんだけど、ガス欠になんてならない・・よね?
止まってた時間が長いから、そのくらいなら大丈夫か?
とにかく、いきなりの通達に色んな思いが頭をよぎり出すのでした。
・・で、渋滞区間が無くなった事で、特に混雑するスポットは無くなった訳でありますが、霜柱が溶けてコンディションが変わって来た事で、大坂は更にスリッピーになった模様。
それゆえ、途中からマーシャルが、「迂回路に回れ~!」って合図を出していたんですけど、そう言う時でもみっちーは、それを振り切りアクセル全開で大坂を上って行くのでした。
でもね、最初の2回以降は、一度もスタックする事なく、毎回上り切れたんだよ。
転倒者が道を塞いでラインが無くなってしまった時に、一番右端の隙間からでも止まらず上がって行けた時・・
坂下で丁度3台横並びになって、3台同時にバトルになって、でもソリ号も全く遅れを取らないで上まで上がり切れた時・・
その2回が、今でも鮮明に自分の記憶に残っていて、心の中でガッツポーズしちゃったよ。(笑)
ジャンプの所では、カメラ構えてくれていたから、ホントはもっと飛ぼうかな・・とも思ったけど、
タイヤエアーをめちゃめちゃ低くしてた上、チューブもノーマルを使っているから、パンクさせたら終わりだ・・って思って、リスクを負う事は止めました。
ちなみに、レースが終わってからタイヤエアーを計ってみたら、F/0.2、R/0.4しか入っていませんでした。
ホントに大丈夫だったのかしら?(爆)
何気に得意なクネクネセクション。 やっぱり、あたしってジムカーナライダーなんだな~って思ったよ。(笑)
杭を舐める様に走るのが楽しい。
スルスルと前の人に追い付いて行く。
コースを走行している中で、2~3回はスリップダウンした気もするけれど、初っ端に滑落事件なんかやっちゃうと、スリップダウン程度の事は大したロスには思えなくて、記憶にすら残っていないんですよね。
すぐに復帰出来るレベルの転倒は、恐れる必要はないのかも・・。
その代わり、致命傷になるミスだけはしない様にしなくちゃ・・なんだね。
多分、それって集中力の問題なのかも。
集中力が切れた時のミスは致命傷に繋がる気がする。 そして、それは怪我にも繋がりかねないから・・。
ラスト1周・・って思ったのが、ホントはラスト2周の合図で・・
これで終わりだ・・って思ってゴールに入ったのに、出されていたのがチェッカーフラッグではなくて、「L1」のボードだった時、
あと1周、集中力が続くんだろうか・・って、
かなり辛かった気がするよ。
だから、ホントにチェッカーフラッグが嬉しかった。
無事に最後まで走り切れて・・、本当に嬉しかった。
結局、何だかんだで1時間50分くらい走ったみたい。
止まってた時間が多かった・・って言われちゃうかもしれないけど、止まっていた時間は何気に走っている時間よりも、体力の消耗が激しかったし。(爆)
最後は、フラフラだったよ。
・・で、ちなみに、オータさんは・・と言うと、
途中からは全く会えなかった訳でして、
それもそのはず・・
ぬわんとっ!、大坂を上ってる最中にマフラーを落とし、そこでリタイヤになってたそうです。
坂を上っている途中で、いきなりの爆音と共にパワーが無くなった・・と思ったら、マフラーが外れてしまっていた・・と。
坂の下で、「落としたよ~。」 って、拾ってくれた方が居た・・って。(笑)
・・っつー事で、ハンドルの所にマフラーを差して、爆音と共に帰って来たのでありました。
~~~~~~~~~~
そして、表彰式。
各クラスの優勝者が、バイクを並べてのシャンパンファイト。
もうね、手に力が入らなくって、シャンパンのコルクが上げられなくて、かなりモタモタしちゃいました。
でもね、コメントで、「一周目にコースの外に滑落した。」 って告白したら、みんなにウケていたみたい。 まぁね、何かあった方が、思い出としては楽しいよね。
・・で、他の人達がエンデューロブーツを履いている所、みっちー1人トライアルブーツを履いているのが目立ったのか?、「あの人、トライアルブーツ履いてるよ。」 ・・って、遠くの方で言われてて、
何か、いかにもこのコンディションだから、トライアルブーツを履いて来た・・みたいに思われた様ですが、、
単純に、エンデューロブーツを持ってないだけの話なんで。
そろそろ一足欲しいなぁ・・って、サンタさんにお願いしたいと思います。(笑)
そして、各クラスの入賞表彰。
LAクラスの楽さんと一緒に♪
ちなみに、そのお隣はゼッケン507番の方。
LTクラスで見事2位に入賞されたとの事ですが、みっちーとの直接対決は・・、とりあえず2ラップ差でみっちーに軍配が上がりました~♪(わーい。)
80min+クラス、76台中総合18位。
周回数は14周。 LBクラス優勝。
結果的には、今シーズンの成績としては一番良かった感じですけど・・、それゆえ、1周目の滑落さえ無ければ、あと1~2周は稼げてたんじゃないか・・って。
タラレバですけど。(笑)
とりあえず、全戦優勝で頑張った自分を誉めておこうかな♪
寒いんで、レースが終わると、とっととみんな撤収しちゃう感じで。 ソリ号も、お疲れ様でした。
~~~~~~~~~~
終わった後は、ゆりねーさんと初花温泉に行きました。
いつもより、時間も早目だったので、とっても空いていましたね。 温めのお湯が疲れた体に優しいんだわ~。
・・で、帰りは中央高速は使わず、御坂峠から河口湖~富士五湖有料~御殿場~246号経由で帰って来ましたが、空いててとっても走り易かったです。