2019日高レポ・1

オフロード

すっかり時間が経っちゃいましたが、2019年の日高レポです。
今年の開催は9月14日(土)、15日(日)の2Days。 13日(金)には前日入りの予定の為、遠征は9月12日(木)~15日(火)の5日間日程。 12日のお昼前に新潟港を出港し、13日の早朝に小樽到着となりました。


~~~~~~~~~~
9月13日(金)、レース前日。
到着した小樽にて、まずは朝ご飯。

鱗友朝市の「のんのん」へ。 早目に船を下りられたので、今回は混まないうちに店に着けて、待たずに入店出来ました。

銀鱈定食が美味しいとみんなが言っていたので、初めて銀鱈定食を食べましたが、めちゃめちゃ美味しかったです♪
そして、高速に乗って一気に日高へ~。
本格的なコース下見は、飛行機組が到着してからになりますが、それまでの2時間くらいで見ておきたい場所があったので、原付に乗って一人で下見に行って来ました。

一般道に入る所と出る所、大体の位置関係とか、方向とか‥。
コース図が発表された時から、コース図とグーグルマップを照らし合わせ、そこに過去の走行動画の映像も交え、ずーっとイメトレしておいたのよね。
それでも、実際にその場に行くと、コース図と実際の場所がリンクできなくて、一般道に出る場所と入る場所がなかなか見付けられないの。
途中で何度も携帯で現在地とか確認しながらミシマの方まで行ったけど、速度の出ない原付だと、現地のダンプに抜かれる時とかめちゃ怖くて、路肩付近を超~ビビりながら走っていました。
本当は貯木場前後のパンケウシャップ川(略してパンケ川)も歩いておこうと思っていたのに(過去2戦、ここの川でやらかしてるので)、予定していた2時間はあっという間に過ぎてしまい、結局そこまで下見できずに一旦高原荘へと戻るのでした。
高原荘に戻ると、飛行機組は既に到着してまして、まずは高原荘横のゲレンデCTを歩く事になりました。

私が最も苦手とする中盤の上りのヤチ(写真は撮っていませんが‥)。 一昨年は右側ラインでハマったので、今年は絶対左ラインで行く‥って決めて、左側の下見を入念にしておきました。
それにしても、めちゃ天気がいい♪

みんなが下見をしている間、太田社長はエンジン付きのパラグライダーでお空の遊覧飛行です。

気持ち良さそう~。
あっという間にあんな高さまで上がって行ってしまいました。↓

その後、車で移動してミシマETへ。

レイアウトは去年とほぼほぼ一緒でしたが、走行が逆回りなんですよね。 そう、今回はコース全体が去年と逆回りパターンなんです。

ミシマの川は横断なんで逆回りでも特に問題は無いんですが、ルート途中の川下りは今年は川上りになる訳で、まるで鮭の遡上状態。
上る方が絶対に水の抵抗は増える訳だし、それだけだって絶対にコース難易度は上がってる訳で、かなりビビっておりました。。
その後は、今回新しく作られた若葉団地XTへ。
狭い所に傾斜のキツい上り下りが沢山あって、歩くだけでもキツい状態。 四つん這いになっても上り切れずに、上から引き上げて貰いながらのコース下見。 坂と言うより、みっちーの目には壁にしか見えない傾斜でした。
正直、今回、ここで終わるな‥と、マジで思っちゃいました。
そして、最後に貯木場CT。
ここも去年とほぼ一緒。 ガレ木の量が減っている分、見た目的には去年より難易度は低目な印象でした。
‥で、貯木場を見終わった後、みっちーは一人でその先のパンケ川の下見に行こうと思っていたのですが、前日車検を受けられるのが16時半まで。 今の時間が15時半過ぎ。
下見に行ったら前日車検に間に合わない。 明日の朝に受ける‥って言う手はあるけど、出来る事なら今日のうちに済ませたい。 ‥って言うよりか、これから薄暗くなっていくのに、一人で川に下見に行くのは薄気味悪いし、ブヨの被害にも遭いかねない。
‥っつー事で、行こうと思っていたパンケ川のルート下見は、諦める事に致しました。
高原荘へと戻って来て‥

前日受付と車検を無事に終わらせて‥

北海道の綺麗ドコロのお二人と一緒に記念撮影~♪
左がトモヨさん、真ん中がカズミさん。 カズミさんは本当はCWクラスにエントリーをしていたのですが、骨折しちゃって走れなくなってしまった為、今回はスタッフとして参加する事になったそうです。
一緒に走れなくて残念だけど、11月の三宅島ではご一緒できるみたいなので、それを楽しみにしておきます。
そして、夜にはチームミーティング。
「若葉団地の壁(坂)が上れる気がしない。。」 とボヤいたら、「前を見るから壁に見えるんだ。 上を見ろ!上を!!」 と社長から。
そっか、、前(壁)を見てはいけないんだ。 上り切る上を見てアクセルを開けるんだ‥。 と、一つ教訓を胸に刻んでおくのでした。
~~~~~~~~~~
9月14日(土)、Day1。
曇り空だけど、雨の心配は無く、走るのには絶好のコンディション。

パドック前で TEAM RABBIT のメンバーと記念撮影♪
IAクラスのYUKIさんがスタートしてから、承認クラスの自分達がスタートするまでは40分以上時間があるので、わりとゆっくりしていられます。
そして、いよいよスタートに‥。

スタッフのカズミさんに名前をアナウンスされて、2019年の日高への挑戦が始まるのでした。

まずは、ゲレンデCT。

順調な滑り出し‥かと思われたのですが、みっちーにとっての鬼門となるゲレンデの上りのヤチで、いきなりやらかしてしまいました!
左ラインと決めていたので迷わず左に行ったのですが、思った以上にヌタっていて、轍の中でハマって止まってしまうのでした。 初っ端のテストにて、いきなりのタイムロス! ‥と言うより、抜け出せるのか??
2年前の悪夢が思わず頭をよぎる‥。
あの時も、ここの場所。 右側ラインでスタックして、ゴールを目前にタイムアウトしたんだ‥。 2日間の頑張りを棒に振った、あの記憶がまざまざと甦って来るのでした。
ハマっている自分の横を、後からスタートした人達が追い越して行く。
「あ‥、終わった。。」
レースの全てが終わってしまった‥って意味じゃなく、社長からプレッシャーの様に掛けられていた「パーフェクト優勝」は無くなった‥の「終わった」なんだけど‥。
その後、必死に藻掻いて、足掻いて、何とかヤチを抜け出して‥、どうにかこうにかゲレンデテストを終えるのでした。

そして、その後はミシマTCまでの、長い長い林道区間。
「セローのオドメーターもちゃんとセットしておいたし、時計もしっかり合わせておいた。 ここから35kmの区間を50分で走れば良いんだ。」
最初のミスから来る焦りは全くなく、何かとっても冷静でした。
何て言うか‥、言われ続けた「パーフェクト優勝」が無くなった事で、ちょっと肩の荷が下りた気分。 多分最初にタイムを出してたら、次も、次も頑張らないといけない‥って思って、プレッシャーが続いたのかも。 とにかく、後は自分自身の目標である「オンタイム完走」に集中すればいいんだ‥と。

ゲレンデテストでかなり遅れてしまいましたが、林道に入って暫く走ると、承認クラスの選手の何人かに追い付く事が出来ました。
自分的にはもう少しペースアップは出来たけど、走り易いペースだったし、時間的にも余裕があったので、そのまま後ろに付いて行く事に‥。
しかし、セローのメーターが35kmに近付いても、何か全然チェックポイントが見えて来ないの。 完全に山の中‥。 38km‥、40km‥。 残り時間も少なくなる中、到着地点が見えて来ない?
走りながら考えて‥、そして分かった!!
「スプロケだ!」
「フロント2T換えてるから、メーター表示が違うんだ!」
「フロント2T小さくすると何%ギア比が変わる?」 「メーター表示の誤差はどれだけ?」 走りながら考えたけど、とてもじゃないけどそんな計算できないよぉ~~。
刻々と残り少なくなってく時間。 「ヤバい、このままじゃ遅着する!」
とりあえず、ペースを上げなきゃ‥と思い、付いていた人の前に出て、出来る限り頑張ってペースアップをするのでした。
そして、ミシマTCに到着。
オンタイムまでのタイムリミットまで、あと2分。 とりあえず、急いでガソリン給油して、何とか間に合った~って感じ。
ちなみに、到着したのはメーター表示で46km。 10km以上違っていました。
ミシマのタイムチェックの後は、すぐにミシマET。
2ヶ所の川渡りと、ウッズの中にゴロゴロとある丸太が結構厄介ですが、とりあえず大きなミスせず無事クリア。 初っ端のテストでやらかしてるから、順位はもうダメだと思って、タイムの方は全く気にしませんでした。
その後は暫く一般道を走ったのち、ホロナイ林道へと入るのでした。
中盤、トンネルをくぐる辺りの川渡りで1回セローを倒したけど、水深のない場所だったので問題ナシ。 でも、落ちたらヤバい側溝とか、滑り易い橋とかあって、一瞬の気の緩みがリタイヤに繋がってしまうので、ホントにホントに慎重です。 実際、落ちてた人も居たし。。
そして、TC2の日高峠TCへ。

ここでもタイムはギリギリで、到着したのはオンタイム3分前でした。
その後、TC3までは一般道なので、ちょっと楽。 ちなみに、一般道を使う時には、スピード違反させない様に余裕のあるタイム設定になっているので、車の流れに合わせて行けば大丈夫です。
そして、TC3となる若葉TCでチェックを受けると、すぐに若葉団地XT。
ここの壁(坂)が上れるかどうか、とっても不安だったんですが、前を走っていた選手が上り切れずに途中でスタック。 ベストラインを塞ぐのでした。
ベストライン以外にも走行ラインはあったけど、そっちは難易度が高いので、みっちー的にはベストラインで上りたい。 ‥と言う事で、その選手が下りて来るのを待ちました。 無理してトライして失敗するより、そっちの方がいいと思って。
社長に教えを受けた通り上を見てアクセル開けたら、ミスする事なく上り切れ、無事クリア。
とりあえず、ここで終わる‥と思っていた若葉団地XTを走り切る事が出来ました。
その後、貯木場までは、再び一般道走行。

この辺りは高原荘の近くだし、かなり土地勘もついて来ました。
貯木場CTも無事走り終え、ここからいよいよみっちーにとって最大の難関となる川渡り。 前の日、下見しようと思って、出来なかった所です。
7月に月山に行って、川の練習はして来たけど、やっぱ月山とはレベルが違う~。 もう、全身に緊張感が走ります。
それでも、練習しておいた事で、少しは川渡りの恐怖心は和らいだし、何かちょっとだけ今までと比べて、自信を持って走れている様な気がしました。
一回、一回、慎重に丁寧に、そしてひるまず思い切って。
逆回りではあったけど、日高では毎回コースに入っていた場所なんで、残りの距離感もイメージし易く、あとちょっと‥、ここを越えればあとちょっと‥って、思いながら走る事が出来ました。
そして、西山林道を越え、TC4となる西山TCへ。
この辺りに来ると、オンタイムまで15分くらいの余裕ができ、ゆっくり休憩する時間が取れる様になりました。
そうそう、今回、コース図をはがき大サイズに印刷&パウチして来たんですけど、コレがとっても役に立ちました。
まぁ、去年も似た様な事はしましたが、去年はTCからTCまでのマップを印刷したんですよね。 細かく、何枚にも分けて。
でも、それだと、全体像が分からなくて、あんまり役に立たなかったの。 なので、今年は全体を把握し易いマップにしたんですが、これがとっても良かったです。
一般道の移動路と、最後に少し川渡りをして、TC5にあたるクリーンセンターTCへ。 ここで給油を行います。

社長と女将さんと旦那さまが、給油と補食の準備をして待っていてくれました。
「今の所、オンタイムだよ~♪」 ちょっと自慢気に伝えるみっちー。 タイムの方は、やらかしちゃったからダメだけど。(笑)
ガソリンは、用意しておいた5Lが全部入ってしまった感じ。

そして、タイムチェックを受けて‥
出発前に思い出した! 社長への連絡事項。

「シフトペダル曲げちゃったんで、パドックに戻ったら直したいです。 工具の準備お願いします。」
そして、クリーンセンターを出発して、町牧を抜け、ロックガーデンを通過したら、後は暫くフラットダートの高速林道。
そして、TC6となる富岡TCも無事通過。 パリティを抜け、いよいよ高原荘へと戻って来るのでした。
後は、最後のテストとなるゲレンデCTを残すのみ。 朝一と同じテストを、最後にもう1回走るのです。
初っ端にやらかしちゃった上りのヤチは、今度は右側を行きました。 右の方がギャップはあるけど、路面自体がヌタってなかったから、今度は止まらず上り切れた~!
「良かった~。 あとちょっと‥。 あとちょっと‥。」
自分自身に言い聞かせながら、ゴールを目指す。
そして、無事にゴールできた!
最後のTC7となるプレフィニッシュのエリアでは待ち時間があったから、その間にバイクの泥を落としたり‥と、出来る事をやるのですが、、泥落とし用の棒とか、軍手とか、すぐ目の前にトランポがあるのに取りに行けないもどかしさが‥。(苦笑)
あと、パルクフェルメに入れる前に給油する事も、事前に伝えていなかったから、旦那さまに用意しておいて貰えずに、最後の最後にちょっとバタバタしちゃいました。
ちなみに、旦那さまはクリーンセンターで自分の仕事は終わったと思って、すっかりくつろいでおりました。
そして、フィニッシュ♪

1日目、怪我もなく、バイクも壊さず、ノーペナルティで無事に完走出来ました。
そして、成績の方も‥

最初のテストは3位でしたが、他が全部1位を取れていた様で、最終的に1番で終わる事が出来ました。
とりあえず、初日を無事にクリア出来たのは初めてです♪
このまま2日目も何事もなく終わって欲しい‥と、祈ってましたが、そこは日高‥。
何事も無い‥訳も無く、いかにも「日高」と言った感じの波乱の舞台が用意されるのでありました。
つづく

0
タイトルとURLをコピーしました