元号も令和に変わってしまいましたが、まだ書き終わっていなかった平成のレポを‥。
4月13日(土)・14日(日)は、日野カントリーオフロードランドで開催された、東日本エリア戦に行って来ました。
日曜日の午前中に開催されるライツと、午後に開催されるエリア戦。 どっちにしようかかなり迷ったのですが、今回は意を決してエリア戦の承認Bクラスにチャレンジしてみる事にしました。
‥と言う事で、まずは前日の土曜日のレポ~。
11時過ぎくらいに会場に到着。 チームメイトのスズキさんがパドックの場所取りをしておいて下さったので、そこに合流。
地元の桜は既に散っている時期でしたが、群馬の桜は丁度満開を迎えてました♪
13時からコース下見。
とりあえず、テスト区間に行ってみると、スタート直後にでっかい丸太が‥。 最初に2本並んでいて、その先に1本。 合計3本。
迂回ルートもあるけれど、丸太を越えれば真っ直ぐ行ける訳でして、でも失敗したら確実にタイムロス‥っちゅー微妙な選択。
ん~~~、どっちがいいんだろぅ? って、初っ端からお悩みモードで始まるのでした。
‥で、コースを歩いて行くと、ハイスピードなエリアあり、ウッズあり、キャンバーあり‥の、かなりバリエーションに富んだコース。 ココは慎重に行かないとヤバいよね‥って思う所も、何ヶ所かありました。
特にラインが左右2本のヒルクライムは、失敗して谷側に倒してしまうとリカバリーが厳しい感じなのでした。
テストのコース長は2キロくらいだったかな? 1時間くらい掛けて歩いて来ましたが、時間に余裕があったのでルートの方も見てみる事になりました。
‥で、ルートですが、まあまあ走った事のある場所が殆どだったので、大きな問題は無いかなぁ?‥って印象でしたが、その後、新設ルートが登場。 結構急な下りの途中に2本の丸太がクロスで置かれた「バッテン丸太」があったのでした。
その後も結構太い丸太がゴロゴロと出没。 ここの下りがみっちーにとっては最大の山場になりそう‥と、直感的に思うのでした。
‥で、その坂を下ったあと、ガレを過ぎたら今度は結構な上りがあって、、ちなみにそこって通常の日野のコースでは下りで使っている場所でして、、「え? ココ、上るの??」 って思った訳ですが、とりあえず、下見しながら頑張って上って行った訳であります。。
すると‥、何故かさっきの場所に戻って来た?? 何か、ループしちゃってる?? ‥っつーか、道間違えた??
とりあえず、またさっきのバッテン丸太のある坂を再度下った訳ですが、坂を下り切った所の分岐の所に今度はちゃんと右折の矢印が取り付けられておりました。 さっきはまだ取り付ける前だったんですね。
そんな訳で、一番傾斜のキツい坂を無駄に2周も回ってしまい、著しく体力を消耗~。 最後の方は持ってた水も飲み干して、ヘロヘロになって戻って来ました。
その後、前日受付をしに行くと、受付横のガレージセールで破格値で売られてるタイヤを発見! スズキさんと山分けして、みっちーはフロントを1本ゲットしました♪
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14日(日)朝。 6時過ぎに再び会場へ。
今回、2つほどレース前にやった事がありました。
まずは、セローの時計を正確に合わせておきました。 正確に言うと、30秒ほど電波時計より早めてセットしておきました。
そして、3時間走れる分だけのガソリンを入れておきました。 当初、途中で給油すれば良いのだから軽くしておこうかとも思ったのですが、給油でバタバタする時間を無くした方が良いと思って、直前に3L程足したのでした。
この2点が、後々結果を大きく左右する要因になろうとは、この時は思ってもいませんでしたが‥。
車検を済ませ、パルクフェルメにバイクを預けた後、少し時間があったので、再びテストのコース下見へと行ってみました。
そして、8時からブリーフィング。
レースの方は、午前中にライツが開催され、エリア戦は午後からなので比較的朝はゆっくりしてられます。
レースオーダーは5周になっていて、最初の1周目は下見なのでタイム計測は行わず、時間の方も35分の設定になっていましたが、タイム計測をする2周目から5周目は30分設定となっていました。
そして、承認Bクラスは全部で4人のエントリー。 みっちーと、チームメイトのスズキさん、そして和田屋のコマさんと、ノブコさん。 でも、ノブコさんはお休みだったので、結局3人となりました。
ちなみに、同じ設定で走るNBクラスになると、エントリー人数が66人‥っつー、超激戦区です。
ちなみに、何が違うのか?‥っつーと、NBクラスでポイントをゲットするとNAクラスに昇格する事が出来るのです。 なので、昇格を狙う人達がNBクラスに集まるのです。
‥と言う事で、ブリーフィング終了後はレース開始となる時間まで比較的のんびり過ごし、12時過ぎからいよいよエリア戦のレーススタートとなりました。
承認Bクラスのスタートは最終組。 スタート時間は12時28分でした。
持ち時間は35分だったので、13時03分までに戻って来れれば良い‥って事。
コマさん、スズキさんに続く形で走り出して行きました。
まずは、1周目のテスト。
とりあえず、タイム計測は無いのだから失敗してもいい‥って思って、丸太にチャレンジしましたが、越えられたものの途中でエンストしたりして全くスムースでは無い訳で、これだったら迂回路に行っても変わらないんじゃないか?‥って思ったので、2周目からは迂回する事に決めました。
その後、まあまあ順調に進んで行っておりましたが、2本ラインのヒルクライムで左ラインにチャレンジしたら、ちょっと勢いが足りなくて上り切る手前で失速。。 キャンバーにリヤを取られてしまうのでした。
もがけばもがく程、タイヤが落ちて行くパターン。 アリ地獄にハマったアリンコ状態。 どうやってリカバリーをすれば良いのかも分からない。 ヤバい‥。 必死にセローを押さえる事しか出来ないよ。。
すると、マーシャルさんが下から上って来て下さり、フロントのバーをガシっと掴んで引き上げて下さいました。
テスト区間だったけど、タイム計測していない最初の1周目だったから、助けて下さったのかもしれないけど、お陰でどうにか命拾いするのでした。
その後は無事にテスト区間を走り切り、ルートへと進んで行った訳ですが、懸念していた下り坂での「バッテン丸太」。 最初の丸太に直角に入れる様に侵入角度を整えて、エイッ!とアクセルを開けたのですが、バッテンの2本目の丸太に思いっきりフロントを取られ、更には滑った先の木に激突し、みっちーは下り坂を前転しながら転がって行くのでした。
まだ新しいヘルメット‥。 右側頭部でザザっと擦れた音が響く。。 泥まみれになって止まった時に、とりあえずバイザーを確認。 良かった、折れていなさそう。。 とりあえず、体の方も大丈夫そう。
起き上がって、セローの元まで駆け寄って、すぐ起こそうとしてみるものの、フロントタイヤが丸太と立木に引っ掛かって抜けなくて、コレ、どうやって起こせばいいんだろう‥って状態なのでした。
それでも、こんな1周目で諦める訳には行かないので、少しずつ、少しづつタイヤをずらして、起こせる所まで動かして、そして何とか引き起こした。 もう、渾身の力だよ。。
ヘロヘロ状態になりながらセローに跨り、そしてまた、前に進むのでありました。
その後の丸太は、もう絶対に無理をせず、1本1本下りてクリアする方法を取ったので、転ぶ事は無かったけど、1回1回下りて越えて‥と言う事で、時間も掛かるし体力も消耗する。
1周目は35分あったから遅着せずに何とか回って来れたけど、パドックに戻って来たのは13時過ぎ。 30分以上は掛かっていました。
とりあえず2分くらい余裕があったので、一度メットを脱いで、あちこちの泥を落とし、すぐに被ってまた出発‥と言った状態。 2周目以降、30分以内で戻って来れるのかどうか、全く自信が無い状態でした。
‥で、タイム計測が始まった2周目は、とにかく慎重に、安全に。
テストの丸太も当然迂回。 先程ハマったヒルクライムは右側ラインで無事に通過し、テストタイムは 7分09秒05となりました。
ルートのバッテン丸太の所も、下りて押してクリアしたら、安全に通過する事が出来たので、ちょっとホッとした感じ。
要所要所でセローの時計をチェックしながら、通過時間を自分で把握する様にしていました。
そんな感じで、2周目は28分くらいで戻って来る事が出来、パドックで一瞬メットを脱いで顔を拭いたら、またすぐスタート‥と言う状況。 とりあえず、オンタイムを維持する事が出来ました。
しかーし、3周目になると、再びピンチ到来!!
テストのヒルクライムで、右側ラインで行ったものの、アプローチの加速でちょっとミスしてしまい、上手く加速が付けられず、上り切る直前で失速してしまったんです。
谷側に倒れそうになったのを必死にこらえて、押し上げて、何とか倒さずに持ち堪え、立て直す事は出来たのですが、タイムを大きく落としてしまい、7分34秒98となりました。
更には、その後のルートでも、NBクラスで後れを取っている人達がヒルクライムで順番待ちになっていて、みっちーもその後ろに付いたのですが、上っている人が失敗して、やり直しの為に戻って来て、それを待って次の人がチャレンジするも、また失敗して戻って来るのを待っている‥と、そんな状態なのでした。
‥で、みっちーの前に居た人3人が躊躇して行こうとしなかったので、もうこれ以上待っていたら遅着になる‥と思い、とりあえず、先に行かせて貰う事に。
ここで失敗は出来ない‥と、集中してチャレンジをし、何とかクリア。 しかし、時間がもうヤバい!!
セローの時計を常に見ながら、あと3分、あと2分、そして時間になったのを走りながら確認した。 いや、まだあと30秒ある! セローの時計は進めてある! 正確に言えば、オンタイムは59秒までだから、1分半近く残っている! 諦めちゃダメだ!!
そう自分に言い聞かせながら、必死になって走り続け、パドック前もそのまま通過。 徐行しなければいけないと思いつつも、土埃巻き上げてパドック内を走り抜け、何とかチェックポイントでタイムカードを提出したのが、遅着12秒前でした。
オンタイム、死守。
でも、休めない。 ヘロヘロのまま4周目に突入。
疲れて来てはいたけれど、この周はテストで大きなミスは無く、ベストタイムの 6分25秒16を出す事が出来ました。
ルートの方も、先程の渋滞でハマっていた人達が軒並み遅着になった様で、走る時間帯が変わった為、渋滞が起きなくなっておりました。
しかし、後半のルートで不用意な転倒をしてしまい、右手首を少し捻挫してしまい‥
更には、自分の頭の中がプチパニックを起こしていて、14時33分までに戻れば良いものを、14時28分までと勘違いしていて、先程同様、「ヤバい! 遅着する~!!」 と、精神的に追われる事に‥。
しかし、パドックに到着するとスズキさんがまだ休んでる? あれ?‥って思ったら、自分が時間を勘違いしていた事に気が付いて、ようやくそこで4分前である事に気付いたのでした。
何か、初めてちょっと休憩出来た気分。
そして、ラスト5周目。
先程同様、渋滞も無くなり比較的走り易い状況になってはいたものの、コースの方があちこち荒れて来ていた為、テスト内で転倒をしてしまうのでした。
テストでのミスが響いて、タイムは 6分47秒09に。
その後、ルートでも先を見てなくてミスしたりして、疲れて集中力が切れ出している事を自分でも感じながら走っていました。
そんな自分に必死になって、「あとちょっと! 諦めるな! 頑張れ!」 って、声援を送って奮い立たせ、何とかゴールにたどり着く事が出来たのでした。
オンタイム死守したよ。
ある意味、今まで出たレースの中で一番頑張った気がするよ。 オンタイムで走り切る事にこだわって、これ程頑張った事は今まで無かったと思う。
パルクフェルメにバイクを入れたあと、疲れ切って歩く事も出来なくて、5分くらいヘタり込んでいたけれど、頑張ったなぁ~って思う気持ちで胸がいっぱいになっていました。
めちゃめちゃ疲れたけど、もの凄い達成感♪
そして、結果も‥。
スズキさん優勝。 そしてみっちー、まさかの2位♪
TEAM Rabbit で、1位2位を取る事が出来ました。
3人しか居ないしーって言われちゃうかもしれないけど(笑)、でも、NBクラスでもリタイヤ9人、遅着6人も出ている中、オンタイムでの完走は自分で自分を誉めてあげたい‥って思うのでした。
次回は、5月18日(土)に岐阜のアルコピアオフロードランドで開催される、全日本エンデューロ選手権ですが、こちらは承認CWクラスでエントリーの予定です。
あ、その前に今週末の5月5日(日)は、WEX GAIAの予定。 こちらはクロスカントリー、90分テーピングFLクラスで走ります♪
令和の時代も、怪我なく楽しくレースを続けられます様に。