5月22日(日)、JNCC第4戦・爺ヶ岳の当日朝~。 新緑と青い空が爽やかな、絶好のレース日和となりました。
前日にキープしておいた入口付近の駐車スペースに再びハイエースを止めて、スタート前の準備をする為、一旦ハスクパドックからTCを引き取って来ました。
タイヤエアーのチェックをして、エンジン始動させて掛かり具合のチェックをして・・、そして、色々迷いながらも・・リヤのダンパーを2つほど締め込んでみたのでした。
斑尾の時にどうしても坂が上れなかった事が気持ちの中で引っ掛かってて、何であんなに捲れてしまったのだろう・・って、ずぅーっと考え続けてて、、で、何となく、リヤが沈んでしまう事で一気にフロントが浮き上がってしまうのかな・・なんて思ってしまった訳です。
なので、ちょっとリヤのダンパーを締め込めば、もしかしたら、傾斜のキツい坂が上り易くなるんじゃないか?・・って。
レース本番で試す事じゃなかったのかもしれないけど、逆に、練習だとそれなりに走ってしまって良し悪しが分かり難かったりもするので、レースの時の方が明確かな?・・なんて考えちゃったのでした。
まぁ、ダメだったらピットに入って、直せばいいだけの話だし。 多少走り難くなったとしても、1周くらいならそんなに問題は無いだろう・・と。
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そして、いよいよスタート整列~。
FUNクラスは、全部で330台。 並み居る選手を差し置いて、一番先にコースに入る事の違和感。。 めっちゃ緊張する~~。
・・で、ドキドキしながら待っていたら、KTMのノグチ社長が傘をさして下さったのでした。 感謝♪ 感謝♪
・・と言う事で、最前列の真ん中辺りのハスクの傘の下に居るのが、みっちー。
・・で、1列目がFAクラスで、2列目がWAクラス・・って、勝手に思っていたんですけど、、とりあえず先に並んだFAクラスの間にWAクラスの選手が入って、全体で1列になって下さい~みたいな指示をされたのです。
もぅ~さ、FAの後ろに居る・・って言うだけでド緊張~状態だったのに、並んでスタートするなんて、こんなのいぢめだよぉ~~って思って、ちょっと泣きそうになったのですが、、
そんなみっちーの気持ちとは裏腹に、FAクラスの皆さま方は、「おいで、おいで~」 って、間を開けてくれる訳。
しかも、遠くから見ていた時には、目ぇ~三角にした恐い人達かと思ってたのに、近くで見たら、何かとってもダンディなおじ様達だったんです。
「いやぁ~、女性に囲まれてスタート出来るなんて、最高だね~♪」 とか、「ホシノさんも、気が利いた事してくれるよなぁ♪」 とか言っちゃって、何か凄い・・和やかムード。
・・で、「デットエンジンスタートは初めてなんで、緊張してます。。」 って言ったら、「じゃぁ、今、練習してごらん。」 って。 みっちー、FA選手の方に見守られながら、スタートキックの練習をする。
すると、1発で成功~。
「OK、OK。 大丈夫だよ。」 って。 皆さん、とっても優しいの。
でも・・、もう一つ心配が、、「すぐ後ろからFBクラスの選手が来るから、それが恐い・・。」 って言った訳。
すると・・、「あ~、確かに。 あいつらは危ないなぁ。」 って。 「後ろから来て、どさくさ紛れにお尻とか触って行くかもしれないから、気を付けた方がいい。」 だって。(笑)
何か、思わず笑ってしまいましたよ。 ピリピリムード全開のスタートになるのかと思っていたら、やっぱオトナな速い選手は余裕が全然違うんです。
うん、コレだったらFAクラスと一緒のスタートでもいいな♪・・なんて、ちょっぴり思ってしまいました。
そして、スタート!
みっちーの両隣の方はセル付のバイクだったゆえ、スタートダッシュは早かった訳で・・、
当然ながらキックスタートのみっちーは、ワンテンポ遅れる訳ですが、、
でもその事で、逆にWAクラスの中では遅れがちょっと目立たなくなった・・? (ちなみに、WAクラスの車両は殆どが2ストなので。)
何とか、集団から離されない様に・・と、頑張ってみた訳です。
勿論、後ろの方だけど、とりあえず人目に付いている間くらいは集団の最後尾に引っ付いていたいな・・と。 思った訳でありますが、、
他の選手がスタート待ちをしている外側をぐる~っと回って、ゲレンデの上り坂に差し掛かると、土埃で一瞬前が見えなくなる。 ・・と、その時でした。
パフパフの土の上に転がっていた石コロにフロントタイヤが弾かれて、一瞬にして、ズサッーーっと転んでしまったのでした。
丁度、FBクラスのスタートが切られたタイミング。 スタート待ちしているFDクラスの真横あたり。 ・・いでりんさんに目撃された?!
あの土埃の中のどこかで、みっちーが転んでいるんだと思う。。
人目に付くゲレンデだけは無事に走り切りたい・・って、あれだけ思っていたのに、、何でこんな一番目立つ所で転んじゃうんだろう。。って。 精神的にはかなりショック。
でも、すぐに起こして走り出さねば、次から次へと後ろのクラスがスタートをして来ちゃうから、走り出した訳ですが、、何かね、めちゃめちゃ走り難いの。。 ほんのちょっとした石コロでも、すぐに弾かれてコケそうになる。。
多分、リヤのダンパーを締め込んだ影響なんだろうな・・と、容易に想像は付いたのですが、1周走ってからじゃないと、ピットインは出来ないのよ~。
1周くらい大丈夫だろう・・って思っちゃっていたけれど、もう、その1周がビクビクで、、めちゃめちゃペースダウンしちゃうのでした。
土埃も結構凄い。。 時々、前も見えなくなるから、気を付けないと危ないのよね。
そんな、FUNガレの迂回路上りで、コケてたオータさんを発見。 その後、オータさんとは、レース中に何度か遭遇するのでした。
ビクビクしながら・・転ばない様にだけ気を付けて、どうにか1周走り切ってピットイン。 リヤのダンパーを締めた分だけ緩めて頂き、再びスタートして行きました。
ちなみに、1周目のタイムは、19分33秒。 もう、ビリっけつかと思ったら、意外にもWAクラス8人中5位だったので、ちょっぴりホッとしてました。
とにかく、この順位を落とさない様に頑張ろう・・と、2周目に入って行くのでした。
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ダンパーを緩めた事で、随分と走り易くなりました。 少なくとも、ちょっとした石で弾かれ難くなった感じ。
コース的には、思った通り、特に難所は無い状態。
強いて言うなら、ロックンロールリバーの所からゲレンデに出る上りの所、最短ルートを使おうとすると結構ハマるみたいないんで、無理せず遠回りして上りました。
元々下りが苦手ゆえ、FUNガレの下りはビビリ~モード全開でしたが、1周目に比べれば弾かれる不安も格段に減ったし、何より、アイドリングを抑えた事でエンブレが効く様になったんで、ブレーキを掛けながら下る・・って事は、全くしなくて良くなりました。
今まで、結構、下りでブレーキを掛ける事で、ハイサイド起こしたり、前転したり・・と、激しい転倒を招いてましたが、これならそう言った心配がかなり減るかも・・って感じでしたね。
勇気をもってもうちょっとアクセル開けて行ける様になれば、フロント荷重が軽くなって、もっと走り易くなるんだろうな~って言うのは頭では分かっているけど、、臆病なんで、それを実行出来ないのよね~。(笑)
ただ、アイドリングを落とした事でエンストもし易くなった訳で、、1周走行して来る中で、2回も3回もエンストさせてしまう始末・・。 多い時は、5回も6回も・・ってレベルだったかと思います。
低速になった時とかターンの立ち上がりで、もっと早くからアクセルを開けられれば良いんだろうけど、、それが遅いゆえエンストさせてしまうのよね。。
まぁ、モトクロスライダーなんか、アクセル閉じずにクラッチだけで操作しちゃったりするみたいだけど、、みっちーには、とても無理だし。。
あともう1つ・・、気になったのは、ギアの入りが何か悪かったんですよね。。 クラッチ切ってもスムースにシフトチェンジがし難い・・って言うか。。
ミッションオイル交換してからそんなに時間が経ってないのに、何か、異常にギアの入りが悪いなぁ・と、走りながら思ってました。
まぁ、それでも、ロクに周回できなかった斑尾のレースの後だったゆえ、コースを普通に周回出来る・・って事が単純に楽しくて・・、
特に、ウッズは緑も綺麗で、逆回りになったレイアウトもかなり楽しかったです。
ラインが沢山選べるので、詰まりそうな人を避けて上手く前に進んで行くのがキモだったりもするのですが、何かそういう駆け引きが楽しかったりするんですよね~。
勿論、逆のパターンになる事も多いですけど。(笑)
あ、でも・・、ウッズの出口の所、途中からショートカット出来るラインがある・・って事に気付いてたのに、下見でそこを見てなかった為、最後までベストラインを見つけられずに無駄な遠回りしちゃってました。
やっぱ、下見は大事ですよね~。
そんな感じで、2周、3周、4周・・と、順調に周回を重ねておりました。
3周目で給油に入ろうかと思っていたけど、調子良く走れているから4周目でいいや・・って、1周遅らせちゃったくらい。
2周目は、16分08秒、そして3周目は、15分38秒。 タイム的にもコンスタントにアップさせて来てました。
しかーし、4周目は、計測ポイント直前の右ターンにてエンストゴケ。。
転倒込みのタイムで15分50秒だったから、転倒をしてなかったら、この4周目がベストタイムだったかも・・です。
順位は、変わらずの5位をキープ。
・・で、ハンドルが切れ込んだ状態でコケたから、フロントに変なヨレが残ってしまったのですが、給油ピットインで直して貰おう・・と、ヨレヨレしたままピットに向かう~。
・・で、ガソリン給油して頂いて、、
フロントのヨレを直して頂き・・、5周目に突入をして行きました。
よし、あと1時間、頑張るぞ! と。 この時は思っていたのでした。
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しかーし、そんな5周目。 ロックンロールリバーからの上り坂で、「このライン、行けるよ~!」 って、ギャラリーの方が手招きをしてくれたんです。
ちょっとキツそうかな・・とは思ったけど、万が一失敗しても手伝って貰えそうな雰囲気だったから、チャレンジをしてそこに突入してみたのですが、、敢え無く撃沈。。
「押しますよ!」 って、すぐ手を差し伸べて下さったのですが、このラインは厳しいと悟ったみっちー。 ここで頑張ると自分も体力を消耗しちゃいそうだったので、「迂回します。」 と、戻す方を手伝って頂き、遠回りラインから抜けて行くのでありました。
やっぱり、急がば回れ・・ですねぇ。。
そうそう、オータさんが乗ってたハスクを、今はハマさんが乗っているんですけど、マシンに合わせてウエアーをリニューアルさせたんですよね。
・・で、今まで黒のウエアーに赤のブーツゲイターが目印になっていたんですけど、流石にこのウエアーに赤のブーツゲイターは似合わない・・っつー事で、黄色を買って下さったんです。
しかーし、黄色のブーツゲイターを目印にして、みっちーを見つけていた旦那さまは、遠目に見て、「あ~、来た、来た。」 と思うと、何気にそれがみっちーじゃなくて・・、
でも、それがハマさんだ・・って事を知らなかったもんだから、「誰だよー、あれ。」 って、ずっと思っていたそうです。(笑)
そんな5周目のタイムは、給油時間とミスのタイムが加わって、17分34秒となりました。
そしてこの時、「L1」の表示が出されたのでした。
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時間はまだ、1時間半経ってないのに・・? もうラスト1周? ・・って、ちょっと不思議に思ったみっちー。
・・って、それは自分の勘違いだったんですけど、ここの所、2時間のレースが続いていたから、今回もてっきり2時間だと思い込んでいたんです。(実際には100分)
だから、あと2周はする気でいたのに、それが1周?・・って感じになって、若干拍子抜け状態。
まだ体力も残っているし、あと1周なら、ベストを出す気で頑張ろう!・・と、ちょっと気合を入れるのでした。
しかーし、実力を伴っていない「気合」っつーものは、単なる「空回り」になる訳でして、、ちょっとペースを上げた瞬間、呆気なく転倒。。
その後も、頑張ればミスる・・っつー、最悪の感じな訳でして、、「無駄に頑張っちゃいけないんだな。。」 と、悟るみっちーなのでした。
そんな中、オータさんを発見! 後ろから見たその姿は、すっかりやる気を失くしてる模様。
これはチャンス!・・と、みっちーは、オータさんを抜いて前に出たのでした。
そのまま一気に引き離そう・・と思ったのに、みっちーの姿を見つけたオータさんは、いきなりスイッチが復活して、急にやる気モード全開?! 負けじと抜き返して来る訳です。
「何でよー?! さっきまで、あんなにヘタレだったのにー。」 っつー感じ。
こんな事ならギリギリまでバレない様に後ろにいて、最後の最後に仕掛けて抜けば良かったよ。
・・っつー事で、結局先にゴールされてしまいました。。
そして、みっちーもゴール。
時間は、1時間41分38秒。
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・・と言う事で、WAクラス5位となり、今シーズン初めてポイントが取れました。
何かね、今シーズンのWAクラス、あまりにレベルが高過ぎて、ポイント全く取れないんじゃないか・・って、思ってしまっていたのよね。。 阿蘇でもノーポイントだったし。。
なので、とりあえず5位でゴールできた事に、ちょっぴりホッとしました。
総合順位は156位(/330台中)。
全体の半分を切れたから、とりあえずOK・・って事で。(笑) 次は、もうちょっとミスのない様に頑張ります。
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そして、午後。 COMPクラスのレースです。
結構日差しがキツい中、スタート前の待ち時間が辛いんじゃないか・・と心配して、傘を持って見に行くと・・、案の定、Rクラスメンバー達が結構ぐったりしてました。
・・と言う事で、傘をさして日蔭のサービス~。
ハスクの東名横浜店からは、オオガミ君と、アイザワさんが出場をしておりました。
そして、FUN-WAクラスでご一緒しているニシさんが、今回何と!ダブルエントリーって事で、FUNのレースを走った後にCOMPのレースも出場される・・との事でした。
スタート前の待ち時間にちょこっとお話しさせて頂いたのですが、こんなにレベルの高い人でもそんな事思うんだぁ・・と、思う様な話をされて、ちょっぴり共感できた事が嬉しかったみっちーです。
・・と言う事で、COMPレースがスタート~。
COMP-Rクラスでは、オオガミ君がホールショット!
そのままゲレンデ途中まで、先頭を走り続け、1周目は3位で戻って来てたかな。
その後、若干順位を落として、また巻き返しての展開ゆえ、応援にも熱が入っちゃいましたよ。
・・で、トップクラスのレースの方は、何か波乱が一杯でした。
序盤からサイキ選手がぶっちぎる中、コイケダ選手やケンジ監督がマシントラブルでピットイン。 コイケダ選手は1周遅れくらいでスタートして行けたけど、ケンジ監督はリタイヤになってしまった模様。。
そして、1周目トップで戻って来たサイキ選手は、ピット手前で背負っていたキャメルバックを脱ぎ捨てて行った?・・んですよね。
このコースなら、キャメルバックは要らない・・って事? 背負ってる事が邪魔だったの? それとも何か別の理由?
普通なら、キャメルバックはライダーにとって命綱みたいなモノなのに、途中の給油タイムの時に水飲めばOK・・って事なのかなぁ? 真相は分からないんだけど(そのうち、機会があったら聞いてみたいんだけど)、その行動にかなりビックリしたみっちーでした。
今回は、ハスクのピットで3時間、レースを見守っていたみっちーでしたが、結構トラブルも多かったですね・・。
コイケダ選手が給油ピットインの際に、キャメルバックのホースの具合がおかしいらしく、水が飲めない・・と言う事で、その手直しに手間取っていたり・・
イシイ選手のリヤブレーキがフェードした・・っつー事で、メカさん達が一気にそっちに集まって行った・・そのタイミングで、オオガミ君やアイザワさんが給油ピットインして来たので、完全に手が足りない~っつー状態で、みっちーが必死に給油の対応したり・・。
他にも、レース終盤になると、ピットインして来る選手は何かしらマシントラブルを抱えている事が多いから、メカさん達は常にバタバタしておりました。
いつもだったら帰りの渋滞を懸念して途中で切り上げるトコなんですが、今回は結局最後までハスクのピットに居ましたね~。
今回設置されたピットの場所が、戻って来る選手を見付け易い場所だったから、見てるのも楽しかったです。
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そんな感じで、COMPレース終了後は大町温泉の「薬師の湯」にて温泉に入って、無事、爺ヶ岳のレースから帰って来た訳ですが・・、
TCのギアの入りが悪い事がレースで気になっていたくせに、お店に行ってる時間がなかった・・っつー理由で、きちんと整備する事もせず、、そのまま翌週のクロスカップにも行ってしまうのでありました。
コメント
>いでりんさん
いでりんさんだけかと思っていたら、そんな大勢に目撃されていたなんて・・。
恥ずかしいぃ。。(>_<)
間もなく、鈴蘭に向けて出発です~。
今週末もよろしくお願いします。
見てましたww
「あ、コケた」
「みっちーさんコケた」
「コケた」
「みっちーさん・・・以下同文w」
注目度高かったですよww