JNCC開幕戦・当日レポ1

オフロード

子供の頃から夏休みの宿題は、8月最終日に超~頑張るタイプ。 そして、大人になってからも、確定申告の提出は3月15日ギリギリな感じ。(笑)
そんな訳で、ちょっと多忙状態で、レポも書けずにいた訳ですが・・、ようやく肩の荷が下りたので、2月28日(日)、JNCC開幕戦・グリーンバレー森羅大会の当日レポを一気に書きたいと思います。


朝5時半過ぎ、宿泊先のホテルまでお迎えに来て頂いて、途中、前も見えない様な濃霧の中をひた走り、阿蘇の会場へと向かいました。
雨の心配もありましたが、前日にパラっと降ったかな?・・って程度で、殆ど悪影響はなく、そして気温も、前日の震える寒さとは打って変わって、ポカポカ陽気となりました。

レースのスタート集合場所はちょっと離れた所にあるので、とりあえず、場所の確認をする為に朝イチのレースを見に行く事に・・。

ハスクのピットも確認して、自分用の給油ガソリンも早目に運んでおきました。

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その後、FUNクラスのレース時間。
事前に得ていた情報では、天気が良くても霜が溶けて雨あがりと変わらないくらいのマディになる・・と聞いていたし、前の日の試走でも溶けた霜でかなりツルツル状態でしたが、この日だけは予想以上に暖かく、そこまで酷い状態にはならずに済んでくれました。

スタートラインに並んで、FUN-Aクラスから順にスタート。
B、Cと続き、いよいよWクラスです。

横一列に並んでいた、およそ15人の女性ライダーが、一斉にスタートを切って行きました。

ちなみに、今回TCに乗ってるWクラスの選手は5人。
みんな同じ16モデルの外装で、同じハスクのウエアーを着てるので、パッと見、結構似た感じの選手がいっぱい居たりします。(笑)

でも、走りのレベルは全然違う~。
特に、今回デビュー戦だったニシ選手は、去年無敗の女王だったスガワラ選手とトップ争いをするくらい、めっちゃ速の選手なのでした。

ピンクのスカーフをなびかせながら走る姿が、めっちゃカッコ良かったのよね~。
ま、そんな訳で、モトクロスの現役選手が凌ぎを削り、トップレベルが格段に上がったWAクラスの上位選手は、かっ飛んで行くスピードが、もう、みっちーとはケタ違い。。
逆立ちした所で太刀打ちできるレベルじゃないので、みっちーはマイペースで走り続けておりました。
特に難所も無かった様に思われていたコースでしたが、1周目はちょっと急な上り坂で、スタック渋滞が発生。
坂の途中で3台くらい止まっていて、かなりラインが塞がれてた為、多くの選手がその状況を下で見守ってる状態で、どんどん人が溜まって行く。。 でも、隙間を縫って上れそうな気がしたので、思い切ってチャレンジ~。
・・って、ここで失敗してしてしまうと、更に渋滞を悪化させる顰蹙野郎になっちゃうから、かなりリスクはあるんだけど、でも、行くか行かないかでは順位に影響するポイントなの。
そんな訳で、思い切ってチャレンジをした訳ですが、運良くハマらずにスタックポイントを抜ける事が出来たのでした。

そんな1周目の順位は、WAクラス7位。
まぁ、焦らずに行こうと思い、2周目に突入して行くのでありました。
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スタート時よりもバイクが分散した事で、1周目より走り易くなった感じ。 所々スリッピーな所もあるけど、霜の影響も少なくて、ベスコン?とも思える状態でした。
しかーし、またしても1周目で渋滞していた上り坂にて、スタック渋滞。 今度は、抜けて行けそうなラインも見当たらない。。
待っていても時間が過ぎちゃうだけだから、違うラインからトライしようと考えて、とりあえず、難しそうな気はしたけど、右側の草むらの中を抜けて行くラインに行ってみる事にしました。
丁度、1人トライしている人が居たんで、その人が上手く上がって行ってくれれば、何とかなる・・って思ったんだけど、、中間地点でその人がちょっとハマって、停止を余儀なくされたのでした。
「ん~、ここで止まりたくなかったけど・・、でも、仕方ない。。」
とりあえず、草むらの中の坂の途中で一旦止まり、進んでくれるのを待つ訳です。
すると1人、スイーパーさんが入って下さり、何とかその人が上り切り、いざみっちー・・ってなったのですが、停止位置からの再発進でフワっとフロントが浮き上がり、あっ・・と思った次の瞬間、TCが縦に発射した~?!
「うわっ、、バックフリップ~~?!!」
勿論、バイクだけだけど。
めくれたバイクが縦に回って落ちて行く・・。 多分、今までやった中で、一番派手なめくれっぷり。
「新しい外装がぁ・・。」 頭をかすめるのは、その事だけ。
ちょっと涙目になりながら、倒れたバイクを起こしに行ったら、落ちたのがハンドガードから・・って事と、倒れた場所が草むらだった・・って事もあってか、ガードがちょっとズレたた程度で、外装は無傷な状態で済みました。
バイクが軽いお蔭だね。 思わず胸を撫で下ろす。。
・・で、倒れたTCを起こして、進行方向を立て直して、スイーパーさんの助けを得ながら再度上りのチャレンジをしたら、何とか上手く再発進でき、その坂を上り切る事が出来ました。

でも、その間に渋滞していたラインが流れて、渋滞待ちをしていた人達にはどんどん抜かれて行ったので、草むらラインに行った事が仇になってしまった感じ。 2周目のタイムは、21分55秒。
後悔しても始まらないけど・・、順位もクラス9位になり、WAクラスの最下位まで落ちてしまったのでした。
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3周目に入る前に、給油タイム~。

経過時間はレーススタートから40分。 通常だったらもう1周は走る所なんですが、とりあえず、5L用意しておいたガソリンがどれだけ入るか?、調べておきたかったので、2周で給油に入りました。
入った量は3L。 満タンで5Lなんで、まだ2L残っていた感じ。
前日のデータでは、1周で1.6L消費する・・って読んでましたが、実際には1.5Lで済んだ様です。
そんな訳で、今回は2周で給油に入ったけど、これなら3周行けるかな?・・と。 勿論、ハマったり転んだりしなければ・・って前提だけど、とりあえず、そんなデータを得た上で、3周目に入って行くのでした。

1周目、2周目と渋滞が起きていた上り坂は、マーシャルさんが轍の整備をして下さってて、その後は特に渋滞も起きずに、走れる状態になっていました。
しかーし、新たなスタックポイントが・・。 まぁ、この時は、まだそんなに難所と化してはいませんでしたが、下見の時に右ルートと左ルートの2本があります・・と説明されていたいた所の、左ルートの轍の1本がかなり深くなってたのでした。
・・で、何の気なしに走って行ったら、その轍にハマりかけてしまったのです。
進むにつれて轍の深さが見えて来て、「うわっ、ヤバい・・。」 って思った訳で、、でも、先日のワタライスクールで教わった轍テクを思い出し、絶対にハマってはいけないポイントでは必死に足掻いて進ませる。
そんな訳で、危うくハマりかけましたが、何とか抜け出す事が出来、大きなロスなく走り続けるのでした。
「次は、あの轍には入らない様に気を付けなくちゃ。」

そんな3周目のタイムは、給油時間を含めても20分24秒・・と、2周目より1分半くらいアップして、順位の方も9位から8位に上がっておりました。
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少しずつではあるけれど、ハイスピードなコースにも慣れ、何となく楽しくなって来た4周目。
周囲を見渡せる余裕も生まれて、ふっと目線を上げてみると、何かとっても壮大な所を走っている事に、思わず感動するのでした。

阿蘇は雄大だ・・って聞いてたけど、ホント雄大!!
北海道も広くて感動的だけど、阿蘇の地形って独特で、日本じゃないみたいに思えるのよね。

そんな訳で、ちょっと感動に浸りながら走っていた訳でありますが、写真では大してギャップも無さそうに見える路面でも、いきなり陥没していたり、結構なギャップがあったり・・と、あっちこっちに罠が潜んでいる訳で、油断してると餌食となってしまいます。
なので、やっぱり慎重に。。
でも、ちょっとだけ頑張ってアクセル多目に開けてみる。。

そんな4周目は、先程ハマりそうになった左ルートの轍も避けられ、大きなミスもせずクリア。 タイムの方も、18分28秒・・と、3周目のタイムを更に2分近く縮めて戻って来れました。
順位の方もまた1つアップさせ、WAクラス7位まで来た♪ 7位に入れれば、ポイントが獲れる!
序盤失敗はあったけど、順調な巻き返しです。
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そして、5周目に突入~。
ピットから出された、「給油は?」 のサインに、首を横に振るみっちー。

実は、4周目通過時間が1時間19分だったのです。 そして、今、1周に掛かった時間は19分弱。
上手く行けば、5周目の通過タイムは1時間38分頃と予想される訳で、もし、1時間40分以前にコントロールラインを通過出来たなら、6周目に入れるだろう・・と言う算段。
行けるか行けないかギリギリのラインだったから、もう1周走って来て、6周目に突入出来る様だったら、その時給油をしよう・・と、思ったのでした。
少なくとも、さっきの給油データで、3周走るのに4.5Lあれば大丈夫だったし、無駄な転倒やスタックもしていなかったから、多分、回って来れるだろう・・と。
そんな感じで突入して行った、5周目。

広大な阿蘇を走っている事が、嬉しくって、楽しくて・・、暖かな気温にも、晴れた天気にも感謝しつつ、九州まで来て良かったな~って、マジで思っていた訳ですが、、
そんなレースの終了は、思いもよらぬ所から、突然起きたのでありました。
つづく

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