今回はサクサクっと書き上げられると思っていたのに、10月に入ってからいきなり忙しくなっちゃって・・間が空いてしまいましたが、日高はまだまだ終わっていません。(笑)
・・と言う事で、レポの続き~。 9月21日(月)、最終日の朝を迎えました。
そう、今までは2daysだったレースですが、今年は初の3days。
そして、初日からずっと降り続いていた雨もあがり、この日はようやく晴れた日高を走れる事になったのでした。
体力的に3日間も走れるのかしら?・・って、申込みする時は思っていましたが、初日も2日目も1周(50キロ)くらいしか走ってないし、かなり体力も温存したし・・で、結構元気な状態でした。
初日の筋肉痛も、2日目も走ったお蔭で、3日目には楽になってた気もするし。
ちなみに、最初に聞いてた話だと、3日目を走れるのは2日間完走した人だけなんで、リタイヤした人は走れない・・との事でした。
正確に言うと、リタイヤして復活出来るのは1回きりだから、2回リタイヤした人は最終日には走れない・・だったかもしれないけど、とにかく、そーいったレギュレーションは状況に応じて結構コロコロ変わるので、何度も何度も敗者復活戦が起きるのです。(笑)
そんな訳で、3日目も走行~。
まぁ、せっかく日高まで来たんだから、少しでも走らせてあげたい・・って言う、主催者側の温情もあるだろうし、、はたまた、レギュレーション通りにやっていたら、参加者の7~8割は3日目の走行はナシって事になっちゃうから、それもどうか・・って感じもあるし。
とにかく、最初の2日間は、日高の歴史に残るくらい過酷な状態・・だったと言う事。
そして、最後の3日目は、その二日間を打ち消すくらい最高の一日になりました。
そんな、3日目のコースがこちら~。
初日と2日目は、同じコースだったのですが、3日目はコースが結構変わります。 コース図の下の方の距離が増えてて、他の所は前日までのコースを逆回りして行く感じです。
そして、当初の発表では、1周70キロのこのコースを全てのクラスが1周走る・・との事でした。
しかーし、前日まで使用した方のコースはかなり荒れているとの事で、CクラスとCWクラスは未走行区間が多くある下半分のみ(40キロくらい)を走る事になったのでした。
コース図の下半分を左回りで回って来る感じです。
・・で、全日本クラスは、下半分を回って来た後に、更に残りの上半分も走る感じ。 上半分は荒れているので、難易度が高くなってる状態です。
ちなみに、3日目はタイムアタック(テスト)区間はなく、全てがルート(移動)区間です。 タイムチェックをするポイントに、指定された時間までに到着すればOKな感じ。
何度も参加している人は、コース図を見ただけで、どんな所を走るのか想像が出来る様ですが、初めてだったみっちーはそーゆー事も分からないので、とりあえず、この日もひたすら無事完走を祈るのみでありました。
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パルクフェルメから、ワークエリアに移動して、スタートの順番を待ってるところ。
スタート前、同じ組のテヅカさんと一緒にパチリ☆
今日は逆回りなので、スタートゲートにも反対向きで入ります。
CWクラスは最終スタートの組なので、後ろで待つ人もいない感じ。
・・で、スタートの時には名前が呼ばれて、慣れてる人達はそれに合わせてアピールをする訳ですが、最初の2日間はみっちーはただ固まったままでした。
でも~、3日目にはちゃんと手を振ってアピールしたよん。
そして、3人1組でスタート~。
日高を良く知ってる楽さんに、先に行って頂いて・・
その後に続いて走り出した訳ですが、、
一般道に出るとすぐに、楽さんが路肩に寄って止まってしまったんですよね。
「え??」 って思ったけど、「先行ってー」 みたいな雰囲気で、どうやら後ろからカメラを回して走りたかったみたいでした。
ちなみに、走り出してすぐの所で、KDXのコジマさんがマシントラブルがあった様で、路肩で止まっておりました。
そんな訳で、楽さんが撮って下さっていた写真をありがたく頂戴して~、レポの挿し絵に使わせて頂きたく思います。
・・で、成り行きで先頭を走る事になってしまったみっちー。
前の日に走った所もあったけど、逆回りになると景色はガラっと変わる訳で、どこも正直初めて走る感覚な訳。
更には、前の日までは雨が降ってたからぬちゃぬちゃだった(それなりに泥が緩かった)所も、雨が上がって日差しが出た事で、重いヌタ場と化しちゃってた訳。
・・で、初っ端、目の前の轍ラインに入ったら、フロントがズボっと埋まったっきりビクともしなくなっちゃったの。
押しても引いても・・どころじゃなく、とりあえず横に倒して引き抜こうと思っても、倒れてくない・・っつー状態。
・・っつー事で、ジョシ5人で何とかしようとした訳ですが、どーにもならないくらい重くて、、そーこーしている間に到着したマーシャルさんが助けて下さり、何とかその場を脱出する事が出来たのでした。
無理に引き抜こうとするんじゃなく、入ったラインで戻してから、違うラインでトライするのが正解だったみたいですね。 一つお勉強になりました。
・・っつー事で、それからは、底の見えないヌタ場には入らない様に注意をして、慎重に抜けて行く様に致しました。 初っ端からご迷惑をお掛けした皆さま、本当にすみませんでした。
その後、難所と化していた所には、助けて下さる人達が居てくれたので、安心して走り抜けられたし・・
何より、3日間セローに乗り続けた事で、セローとも大分仲良くなって来た気がしました。
序盤の林道コースは、何かまるでおやきツーリングの林道版・・って言う感じで、最高のルートだな~って思える様な場所でした。
しかも、対向車が来る心配は無い。 何かあっても、待っていれば必ずマーシャルさんが来てくれる。 曲がる場所には必ず誰かが居てくれるので、迷子になっちゃう心配も無い。
自衛隊の方や、警察官が、曲がるポイントに立っていて、誘導をしてくれるのです。 何か、町中に見守られながら、最高のツーリングを楽しんでいる様な気分でした。
・・っつーか、セローでのツーリングに慣れていたら、もっと楽しく走れたんだろうなぁ・・。 初ツーリングが日高だなんて、ちょっと勿体無かったかも。
ジュナイトと呼ばれる三岩の大渓谷は、ホント素晴らしい景観で、見ていると吸い込まれてしまいそうでした。
高所恐怖症じゃなくても、絶壁の高さにちょっと怖くなるくらい。 ガードレールとか何も無いので、恐怖感が凄いのよ。
しかーし、その後、ちょっとマシントラブルが・・。
リヤブレーキが、いきなり効かなくなっちゃったのでした。
みっちーは、ジムカーナ系の出身の為、元々ブレーキペダルの設定位置が結構低い人なんですが、オフの人から見るとそれは、めちゃめちゃ低過ぎる位置らしく、日高に来る前にちょっと高めに設定し直して来たんですよね。
ジムカーナだと、ペダルに足を載せたまま、つま先のコントロールでブレーキを踏むのですが、オフの場合、リヤブレーキは踏む必要がある時にだけ足をずらして踏む・・って感覚らしいのです。
・・で、ツーリングモードでゆったりと座りながら走っていたら、ステップに載せていたブーツのつま先が、ちょっとリヤブレーキを引き摺りながら走ってしまっていた様で、フェードしちゃった感じなんです。
ちなみに、初日や二日目にも、似た様な事はしていたんだと思うのですが、雨も降ってたし、沢の中も走っていたし・・で、適度に冷やされていたんでしょうね。。
それが、この日は沢も無ければ雨も無く・・。 冷やされる事の無かったブレーキフルードが、沸騰しちゃった・・って感じかな。
・・っつーか、ブレーキフルード、日高に来る前に交換して来ていないし。 多分、新車の時のままのフルードじゃないか?・・って気もするし。(おい)
ま、そんな事を、今更どうこう言った所で始まらないので、せっかくの気持ち良いルートでしたが、フロントブレーキのみのビクビク走行で走り続けておりました。
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そして、井上牧場のTCに到着。
すると、タイミングを同じくしてコジマさんも到着。
運良く、水を持っているとの事だったので、少し分けて頂いて、ブレーキキャリパーに掛けて冷やしてみました。
すると、ちょっと感触が復活して来た感じに・・?!
とりあえず、リヤブレーキを使い過ぎない様に気を付け、再び走り出すのでした。
すると、視界が一気に開けた牧草地で、CWクラスのライダー達が止まっていたのでありました。
360度、見渡す限りの牧草地。
しかも、この晴天。 めちゃ、気持ちいい~♪
「ここを過ぎたら、日高のレース終わっちゃうんだよ。」 「せっかくの景色、楽しまなかったら勿体ないよ。」 ・・っつー事で、CWクラスのジョシ全員で記念撮影が始まりました。(笑)
一応、レース中なんですけど、ここで数分止まった所でリザルトは何も変わらないので、誰も焦らないのです。
後から来たコジマさんも、記念に1枚パチリ☆
ちなみに、この辺りを走っていた男性陣は、何度となくCWクラスの女性陣を助けながら走っていた訳でありますが、その為、3日目のこの頃には、全員が女性陣から「王子様」と呼ばれておりました。
そんな感じでくつろいでいたら、向こうの方からKrazyのコンドーさんが・・。
カメラを構えて待っていたらしいのですが、待てど暮らせど誰も来ないんで、見に来たら・・こーゆー事か、って。(笑)
そんな感じで、井上牧場を十分堪能してから再び出発~。
せっかくなので、みんなで一緒に行きましょう~みたいな雰囲気になって、ホント、林道ツーリング~みたいな感じになりましたが、引っ張って貰えた事で何か走りのリズムも掴めて、ちょっとペースも上がったかな?・・って思える状態になりました。
何度も走って、場所や地形が記憶にインプットされて来ると、より楽しく走れる様になるんだろうなぁ~。
そんな感じで、3日目のルートは気持ち良く~走って戻って来た・・って状態。 各クラスともこの日は1周で終わりなんで、今までみたいにIAの選手が後ろから来る~って事もありませんでした。(笑)
最後、パリティTCには2~3分早く到着したので、時計の前で時間を待って、時間通りにチェックを受けて終了しました。
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ちなみに、全日本クラスの選手は、パリティTCで終わりではなく、そこから更に30キロくらい難所ルートに入って行く訳でありますが、、
全日本クラスの選手達が、パドックを通過してこっちに走って行ったから、CWクラスも来るものだと思った旦那さまは、そこで写真を撮ろうとして暫く待っていたそうです。
JNCCなんかと違って、JECの・・特に日高は、長いコースを走るんで、出て行くと何時間も戻って来なくて、待ってる人はあまり走りを見れない状態なんですよね。 なので、このチャンスを狙ってみたらしいのですが・・。
会場近くを流れる沙流川。
近くには、キャンプ場もあったみたい。
全日本クラスの選手が通過した後は、誰も来なくなっちゃったんで、不思議に思って戻って来たら、CWクラスはそっちは行かないと言う事を初めて知ったとの事で・・、「ず~っと待っちゃったよー。」 と言っておりました。
でもね、ずっとパドックに居るだけだから退屈だったのかと思ったら、あっちこっちのパドックから聞こえて来る会話を聞いているのが面白くて、それなりに楽しんでいたみたいでした。
「泥に2時間ハマっていた。」 とか、「川で水没して3時間過ごした。」 とか。 そんな会話が飛び交っていたとか。
みんな色々とヤッていたんですね。(笑)
そんな訳で、3日目完走~の記念撮影♪
あ、、まだまだ、終わりじゃなかった。(笑)
本来は、3日間完走した者にだけ与えられる特権の「ファイナルクロス」が、全員出場可能・・って事に変わって、ゲレンデコースで行われるスプリントレースも走る事になったのでした。
つづく
コメント
>テツさん
私も参加する前に、「レース中なのに?」‥って思いながら、この手の写真は見てました。
オンタイムエンデューロは、タイムを計るテスト区間と、移動するだけのルート区間が分かれているので、ある意味メリハリがある感じです。
王子様には、私も何度も助けて頂きました。
特に初日に怪我して起こせずにいた時、そしてその後、笹の中に落ちた時にマーシャルさんを引き連れて戻って来てくれた時、もうマジで涙が出ちゃいそうでした。
『これって競技?』と思うくらい、リラックスしたレースなんですか?
俺も『王子様』になりたいですね!レースに参加したくなりました。初心者ですけどね…