WEX爺ヶ岳戦レポ・2

オフロード

お盆休みの間に溜まってるレポを書き上げてしまおうと思っていたのに、パソコンを開く暇も無いままに休みが終わっておりました。。
・・と言う事で、すっかり間が開いちゃいましたが、WEX爺ヶ岳戦レポ後半です~。


3周目。 それまで、大きなミスなく走っていましたが、JNCCの時にガス欠をした上り斜面で失速し、エンストをしてしまうのでした。
まさか、ガス欠??
マジで冷や汗かきましたが、まだ1時間も走っていないし、そこまで無くなる訳はない・・と、恐る恐るキックをすると、無事にエンジンが掛かってくれて、胸を撫で下ろすのでした。
そこからのリスタートは、前の日にプチスクールで教わったテクが生きた感じで、とにかく初速が付ける事に集中し、何とか上り切る事が出来ました。
ま、そんな事もあったせいで、タイムは1分以上落としての、21分37秒。 それでも順位は変わりなく、1位をキープしておりました。

そして、そのままピットインして、ガソリン給油~。
時間的には、1時間8分くらいの頃。
旦那さまにスタンバイして貰っていて、混合タンクに作っておいたガソリンを給油して貰い、ついでに用意しておいたペットボトルの氷水を首筋にかけて貰ったら、ちょっとスッキリ♪
4周目、疲れを少しリセットさせて走り出す事が出来ました。
しかーし、他の人達も疲れは溜まって来ている訳で、あちこちで止まってる人も増えている状態。
3周目にもガス欠で止まったその坂では、スタックしている人達でラインが塞がれておりました。

・・で、止まってる人を避けようとしてミスる・・って事は良くある事で、この時も、ラインを変えた事、バイクが少し傾いた事、そしてアクセルが緩んだ事で、またしても失速をしてしまったんです。
あ・・っと思った瞬間に一気に失速。 上れない・・と判断し、そのまま止まってしまうのを避け、フロントタイヤを下りに向けて、180度方向転換~。 多分、あのまま止まったら、止まった瞬間に転びそうな気がしたので、下ってやり直す方が早いかな?・・と、咄嗟に判断したのでした。
・・で、一番下まで下がってからやり直す様かな・・と思いましたが、何となくちょっと傾斜が緩くなった中盤で、物は試しに・・と向きを変え、上るチャレンジをしてみたら、何とかそこから上り出せ・・、上り切る事が出来ました。
そんな訳で、4周目のタイムは、22分42秒。

転倒もしなかったし、ミスは最低限で留める事は出来たけど、でも、ハマってリカバリーする・・と言うのは体力を消耗させる訳でして、、かなりヘロヘロになっていた為、また氷水掛けて貰おう・・と、再びピットに立ち寄る事に致しました。
~~~~~~~~~~
そんな、5周目。
旦那さまが居る・・と思ってピットインしたって言うのに、行ってみたらテント下には誰~も居ない状態で、、思わずあたふたするみっちー。
キョロキョロしていたら、コースの反対側に居たオータケさんとタナカさんが目に入って・・、涙目で訴えかけたら、ピットに向かって走って来て下さいました。
「水~~、水~~。」 と叫ぶ、みっちー。
とにかく、体に籠った熱を一旦冷やしたいのよぉ。。
「そこのクーラーバックの中に、ペットボトルの水があるから・・。」 と叫んだら、水を探す傍らでキャメルバックの蓋を緩め始めた訳で、、
「キャメルじゃなくて、首に掛けてぇ~~。」 と、また叫ぶ。
すると、勢いよく首筋に掛けて下さったのですが、、勢いよく掛かった氷水が予想以上に大量で、思わず悲鳴があがるみっちー。 いやぁ、マジで冷たかった。(笑)
そんな訳で、再びコースに走り出して行ったのですが、、
ちなみに旦那さまは何処に居たのか?・・と言うと、給油も終わって自分の任務も終わった~と思ったらしく、テラスの方に移動して高みの見物をしていた様です。

そんな、走り出して間もなくの事でした。 パラパラと雨が降り出して来たのです。
ピットで冷水を掛けて貰い、背中側はめちゃめちゃスッキリしていた所、今度は正面から天然のシャワー。 走りながら浴びる雨が、更に体を冷やしてくれて、ホント気持ち良かったんです。
「あ~、恵みの雨だわぁ~。 気持ちいい~♪」 など・・、その時は思ってしまっておりました。
しかーし、そんな思いが間違いだったと気付くのに時間は掛からなかった訳でして、雨は次第に強くなり、ゲレンデ路面はあっという間にチュルチュル状態に変わって行く・・。
ガレに関してはまだ難易度が上がる前に抜けられたから良かったものの、COMPガレの迂回路の・・一番下から折り返して来る右ターンで、スタックしている人を避け、1本外側ラインから様子を見ながら上って行ったら・・、初速が完全に足りなくて、自分もそこでスタックをしてしまったのでした。
もがけばもがくほどタイヤに泥が詰まって来て、全く食わなくなって来る。
そう・・、こーゆー時は一旦タイヤの泥を飛ばす為、アクセル全開にすればいいんだ♪ そう教わった。 確かに、前の日にそう教わった。
しかーし、みっちーのリヤタイヤの先には、最初にスタックをしている人が居た。。 今ここで、アクセル全開でタイヤを回せば、その人に、真正面から掛かってしまう。
とてもじゃないけど、今、それは・・、
心が痛くて出来ないよ。。
・・と言う事で、何とかコーステープ際の草のある所までバイクを押して、そこでリカバリーを試みる事に致しました。
足もタイヤもヌタっている中、必死にバイクを押し続け、滑りながら何とかテープ際に来た・・。
すると、若干草と砂利があった事で、タイヤの泥が取れ始め、何とか初速を付ける事が出来たのでした。
そして、ようやく脱出~!!
あっちこっちでスタックしている人、コース脇でハマっている人、レースを止めてしまっている人、とにかく沢山目にする様になって来て・・、そんな中、救護車のバギーがコースを上がって来るのでした。
道を開け、バギーに通路を譲ったけど・・、その後で、ドクターヘリも来ていたみたい。

その後、難所の上り坂は何とか上り切ったけど、途中でラジエーターが吹き出して来て、白煙を上げ出すTC85。 甲高い金属音も聞こえる・・気がする。
「やばい・・、冷却水、大丈夫かな・・。」
一気にマシンが心配になる。
本当に水が必要だったのは、自分よりもバイクだったのかもしれない。。
・・と言う事でラジエーターを気遣いつつ走り出した訳ですが、真っ直ぐ走ろうと思っても全然真っ直ぐ走れないし、、滑ってる・・って言うよりか、何かに引っ張られている様な・・、良く分からないけどめちゃめちゃ走り難い状態。。
そんな訳で、ちょっと広くなった所で、とりあえずバイクの状態を確認する為、止まってみる事に致しました。
・・で、平らだと思って止まった場所でも、止まってみると結構傾斜がある訳で、バイクから降りると足場が滑って、押さえているのも大変な状態。
そんな訳で、1人でモゴモゴともがいていたら、少し離れた所からみっちーの様子を見ていた選手が、手助けに来て下さいました。
・・と言う事で、バイクを押さえて頂いて、その間にマシンチェック。
とりあえず、タイヤは大丈夫な感じ。 コンディションの悪化に伴い、もしかしてエアー圧を落としてみたら、少し走り易くなるかな?・・と、圧を落としてみました。
冷却水は・・分からないけど、この場ではどうする事も出来ないから、ヒートさせない様に気を付ける・・として、お礼を言って再び出発!
しかーし、その後のウッズの中は・・、とにかくスタックしている人だらけ。 更には排気とラジエーターから出る白煙で、辺り一面モヤが掛かっている状態でした。
そんな中を、縫って越えて行けるのだろうか??
中途半端にトライして出来なかったら顰蹙だし、、と、かなり躊躇もあったけど、とりあえず、行けそうなラインを選びつつ、頑張って前に進んでみるのでした。
途中、2回くらいスイーパーさんのお世話になり、フロントタイヤを少し転がして頂きましたが、前の週の勝沼で嫌と言うほど丸太の練習をさせられたのが良かったのか?、意外にも、張り出た木の根や丸太には、あまりハマらず越えて行く事が出来たのでした。
ただ、かなり掘られた木の根っこにハマった時にちょっとバイクを倒してしまい、その時に何処にぶつけたのかは分からないけど、右のシュラウドとラジエーターがちょっと外れて、バタバタし始めてしまいました。

ちなみに、ロックンロールリバーの脇流は午前中からのコンディション悪化の為、最初からカットされてましたが、あそこも使われていたかと思うと・・、考えたくない感じです。(笑)
とにかく、ゴールまで辿り着ければ、終われる・・。
必死に気力を振り絞りながら、ゴールを目指して走った訳です。

もうね、ゴーグルなんてしてられないのよ。 湿気と熱気で曇って前が見えなくなるし、そもそも暑くてしてられない。
夏場でも空気は爽やかな爺ヶ岳が、ここまで暑いのは初めてだよ。
時間は2時間8分でした。

本当に、フラフラになりながら・・、でも、あそこまで行けばチェッカーフラッグが・・って、思って、
何とか辿り着いたのに、、
ゲートの下で、ホシノさんが、「L1」を掲示してたのよぉ~~~。

「うっそでしょぉ~~???」
いや、、もう2時間経ってるしーー。
終わりだと思ったから、ここまで頑張って来れたんだしーー。
あの中に、また行くなんて、とてもじゃないけど考えられないっ。
・・で、ふと見ると、ノモトさんが既にレースを止めてる模様。

どうやら、トップは間もなく戻って来るらしく、チェッカーフラッグを振られるのも、時間の問題みたいでした。
順位は変わらず1位をキープ。
しかーし、そんなみっちーがゲートを通過した僅か10数秒後に、コンドウさんがゲートを通過していたそうで、、

真後ろから追い上げを掛けられていたなんて、想像もしていなかったみっちーは、とりあえず、ゲートを通過した直後、ハスクのピットで休憩をしてしまうのでした。
そして、いらしたノグチ社長に、思わず言ってしまうのでした。
「私、もうレース止めてもいいですかぁ~。」
そんなみっちーを横目で見ながら、コンドウさんは6周目に突入して行った訳でして、、周囲もそれを横目で見ながら、「あ・・、抜かれちゃった。。」 と、心で思っていた様ですが、、
みっちーは、全くそれには気付いていなかったのでした。
・・っつーか、間もなくチェッカーが振られる・・って聞いた時点で、これから行っても20分では戻って来れない・・って思ったのよ。 だって、何とか戻って来たこの5周目のタイムが、39分だったんだから。
まぁ、確かにあちこちで休憩したりして、かなり時間は無駄に使ったと思うけど、それでも、どんなに頑張っても30分は掛かると思う。
・・で、もし走り出すのであれば、冷却水も足さなきゃ・・だし、ガソリンだって足しておかなきゃ、途中でガス欠の危険もある。
・・で、走り難い・・と思っていたら、フロントのホイールとキャリパーに蔦が巻き付いていた訳で、上手く走れなかった原因は、多分ここにあったんだと思う。
・・で、あとちょっとだと思ったから、リヤタイヤの空気圧をめちゃめちゃ落としてみたけれど、正直、ちょっと走り難い感じがしたから、また走るなら元に戻したい気分だし。 ・・っつーか、このまま走り続けたらパンクするかもしれないし。
結局、行ってもマシンを傷めるだけだと思うの。
トップ選手がゴールしてから、20分以内に戻ってなければカウントされない状態なのに、これだけマイナス要素を負ってチャレンジするのは、リスクの方が大き過ぎる・・って思った訳。
・・っつー事で、自分に甘いみっちーは、沢山の言い訳を並べながら、ピットの下で椅子に座って、レースが終わるのを待つ事にしたのでした。
しかーし、間もなく帰って来る・・と言わていた、トップ選手がいつまで経っても戻って来ない訳でして、いつまで経っても振られ出さないチェッカーフラッグ。。
結局、トップが戻って来たのは、みっちーがゲートをくぐった時点から8分くらい後だった訳で、、そこから20分だから、28分以内にコンドウさんが戻って来たら、コンドウさんに逆転される・・っつー状況になったのでした。
・・と言う事で、周りはとってもヤキモキしてくれた様ですが、当の本人は、レースの過程に結構満足しちゃっていて、結果に関してはそんなに執着していなかった感じです。
もし、あの状況で時間内に戻って来たならコンドウさんを讃えようと思ったし、もしも戻って来れなかったら、運良く自分が優勝・・って事になる訳で、結果を他人に委ねるのも気楽でいいかな~なんて思っておりました。
まぁ、これがJNCCだったりすると、「レースは最後まで何があるか分からない。」 「1%でも望みがあるなら諦めちゃダメだ。」 って、自分を鼓舞したんだろうけど。(笑)
~~~~~~~~~~
そんな感じで、レースの行方を見守るでもなく、とっととバイクの洗車を始め(おい)、片付けに勤しんでいた時に、公式リザルトが発表された・・と周囲から聞き、結果、順位は変わる事なくLAクラスで優勝した事を知らされるのでした。
爺ヶ岳、LAクラスでの初めてのシャンパンファイト。

・・っつーか、TC85での初優勝。
ここの場所に立つまでは、1位でも2位でもどっちでもいいや・・なんて思っていたけれど、実際に立ってみると、その嬉しさはやっぱりちょっと格別でした。

3位には、JECライツでご一緒しているオガワさんが。 WEXデビュー戦で、初爺ヶ岳との事でしたが、このコンディションで周回数も同じ6周は立派だと、讃えられておりました。
・・と言う事で、LAクラス1位。 総合順位は104位。(エントリーは250台くらいだったかな?)

ハンデを付けて頂いたから。 そして、コンドウさんと一緒に走る事が出来たから、充実したレースになった事に、心から感謝しています。
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帰りは、信州健康ランドへ。
石和の方の健康ランドをよく利用しているんですけど、会員になっていると誕生日月に無料招待券を貰えるので、今回はそれを使って、信州健康ランドの方に行って来ました。
連休中日だったので、めちゃめちゃ混雑していましたが、色々と貰ったチケットを使いながら満喫し、夜中、渋滞が無くなった頃に一気に帰って来ました。

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コメント

  1. みっちー(@^^@) より:

    >はおりさん
    ありがとうございます。(^_^)
    傘のお礼、結果で返せて良かったです。

  2. はおり より:

    おめでとうございました!!(≧∇≦)
    傘持った甲斐があったって言ってましたよ♪( ´▽`)

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