JNCC鈴蘭戦・前日レポ

オフロード

オフ練レポとか、ふじレポとか、書いてないレポが幾つか溜まっている状態ですが、今回はタイムリーに、JNCC鈴蘭戦レポを書いてみたいと思います。
・・と言う事で、6月12日・13日、岐阜県の鈴蘭高原に行って来ました。 鈴蘭高原は、飛騨高山から程近く、遠くの方には御嶽山が見えるあたり。 既に閉鎖しているスキー場で、年に1回、このレースでのみバイクが走る会場なのです。


結構遠い事は分かっていたので、朝4時前には家を出て、11時半からの下見ツアーに参加したい・・と思ってましたが、、仕事がめちゃめちゃ立て込んでしまい、終えられたのが朝4時半。
それから支度して、家を出られたのは6時半頃で、鈴蘭に着いたのは13時前くらい。 大幅に予定が狂ってしまうのでした。。
しかも道中の6時間、車の中で爆睡できれば良かったものの、何か珍しく寝付けなくて・・、寝不足状態での現地入りとなりました。
ちなみに、標高1300mの鈴蘭高原に、初めてハイエースでの遠征となりましたが、とにかく坂ではどーにもならないくらい非力らしく、「ガソリンのハイエースが、こんなに非力だったとは。」 と。 運転をしていた旦那さまは、ショックを受けてた様でした。
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到着をして、一息ついて13時半。
当然の事ながら、下見ツアーは既に出発している状態。 ・・っつーか、そろそろ帰って来るくらいかも?
FUNクラスのコース図は、こんな感じ。

ちなみに今回、コースガイドをされていたのが、同じTC85に乗るイワイ選手だったので、是非とも参加したかったのですが・・、間に合わなくて残念でした。
メーカー試乗会も始まる頃で、ハスクのパドックのメカさん達もみんな出払ってしまっていたので、とりあえずご挨拶はあとにして、みっちーは下見に出掛ける事にしました。
しかーし、スタート~ゴール近辺は、試乗会用のコースレイアウトになっていて、実際のコースがどうなってるのか?、いまいち分からない状態。。
どっちに行けばいいの??・・って、半分迷子になりかけていたら、丁度、前から(秋)さん達が歩いていらっしゃいました。
・・っつー事で、一人歩くのが不安になったみっちーは、2コーナーをショートカットして、そこから(秋)さん達に付いてく事にしちゃいました。
すると・・、3コーナー手前に手前に現れた、滑り台の様な坂。。

こっちを走った方が良いのか、迂回ラインの方が良いのか、周囲に居た人達も含め、あーだこーだと始まりましたが・・
でも、まぁ・・何となく、バイクだったらそんなに難しくもないんじゃないか・・と、みっちーはこっちに行く事に決めました。
しかーし、、バイクで下るより足で下る方が難易度が高かった訳でして、ゆっくり下りようと思ったのに、あっという間に勢いが付いちゃって、ダダダダダーーーっと走り出し、「止まれない~~~
右手にカメラ、左手に杖とコース図握りしめてたから、手を着く事も出来なくて、下った先でウッドチップに足を取られて、そのまま両膝を着いた・・っちゅー、何とも情けない有様でした。
ふかふかの所で転んだから、全然怪我はしなかったけど、いっぱい人に見られてる中でコケた自分が恥ずかしくて、いそいそとその場を退散するみっちー。。
「カメラを手に持ってると、転んだ時危ないや・・。」 って思い、ウエストポーチにカメラをしまったのでした。
その後、ウッドチップの4コーナーを抜け、ガレの手前の難所の所に差し掛かり、「ここって、レースが始まったら、とんでもない難所になりそうだなぁ・・。」 と思い、写真を一枚撮っておこうと思ったら、、
カメラが・・無い?!
ウエストポーチに色んな物を詰め込んでいて、パンパン状態だったから、飲み物を取る時に落としてしまったのかもしれない。。
とりあえず、転んだ時には持ってたのだから、今歩いて来たどこかにあるはず!・・と、カメラを探しに戻る事に致しました。
しかーし、眼を皿の様にして一生懸命探したのに、全然見当たらないんです。。
転んだ坂の下まで戻って、歩いた所を同じ様に歩きながら探したのに・・、どこにもない~~。
バイクも時折走って来る中、踏まれて壊れてしまっていてもおかしくはない状況で・・、いつまでも探している訳にもいかないので、諦めて下見に戻る事にしました。
「運が良ければ、誰かが拾ってくれるかもしれないし。。」
・・で、さっきの所まで戻ったら、今度は目の前にガレクライムが出現~~。

携帯で写真を撮りながら、思わず青ざめるみっちー。
・・っつーか、ココ上るのって、COMPクラスだけじゃなかった?? みっちーが参加した事があるFUNレースでは、下りでしか使った記憶は無いんだけど・・。
前回の爺ヶ岳のちょっとしたガレクライムで、あれだけ苦戦しているのに、とてもじゃないけどこんな所、上って行ける自信ナイよぉ。。
とりあえず、歩いてガレを上り切り、上から再び一枚パチリ。

「今回のレースは・・、終わったな。。」
心の中では完全に、白旗振っていました。
ガッカリモードで歩いていたら、(秋)さん達に追い付きました。
「カメラ、あった?」 って聞かれたけど、「無かったです。。」 って答えるみっちー。
「それよりも、このガレの坂、とても上れる自信ないです。」
そう言うと、(秋)さん達と一緒に歩いていらした方が、「走る距離は長くなるけど、右側に迂回路があるよ。」 って。 迂回路がある事を教えてくれたんです。
「知らなかったーー!」
それを知ってるか知らないかで、レース結果は天と地ほども変わって来るよ。
汗だくになりながらやっと上って来た坂だけど、もう一度戻って、迂回路のチェックをする事に致しました。
すると、教えて下さった方が、途中まで道案内して下さる・・って。 やっと上って来た坂を、一緒に下って下さるのでした。
ありがたさに、思わず涙。。
そーゆー訳で、カメラ探しで3~4コーナーを往復し、迂回路チェックで5~6コーナーを往復する。 普通に歩いて来るだけだって、かなりキツい鈴蘭なのに、必要以上に歩き回っておりました。
その後は、今まで走った事のあるルートと同じだったので、一人でひたすら歩き続け・・
この辺りが、コースの一番高いあたり。

・・で、コースの上の方に来ると、ちっちゃい虫が顔の周りを飛び回る様になって来て、それがホント鬱陶しくって仕方ないんで、今年は虫除けスプレーを持って下見に来ましたが、そのお陰で、虫には悩まされずに歩く事が出来ました。
鈴蘭は、とにかく坂の傾斜がキツいんですよね。 CRF100Fだと、上り切るのが精一杯。
今年は初のTC85での鈴蘭で・・、こんな坂も今までより楽に上れる様になるんだろうか・・。

そんな事を考えながら、ひたすた歩き続けるみっちー。
ようやく、下の方まで戻って来たけど、お昼ご飯も食べてなかったから、かなりお腹もペコペコでした。

危ない所もしっかりチェック。 コースも大分頭に入った感じかな?

ちなみに鈴蘭高原は、結構水掃けが良いコースなんですが、所々に湧水が流れるポイントがあるので、どんなにコンディションが良い状態でも、必ずヌタ場が出来るんですよね。
あとは、雪解け水が作った地形の罠とどう戦うか・・。

ホント、よ~く見ておかないと、時々、落とし穴的な罠が潜んでいるんでね。 怪我しない様にしなくちゃ・・です。
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そんな感じで、コース下見に約2時間半。
戻って来たら、16時からの受付が始まる所でした。

ちなみに、本部にホシノさんがいらしたので、カメラの落し物が届いていないか聞いてみましたが、届いてない・・って。
流石に、コースで落としたカメラは・・、厳しいか。。
ポンデリングのオレンジのストラップの付いた、カメラ。 鈴蘭の藻屑と化すのかなぁ。。 (しょぼん)
その後、バイクの準備をして、とりあえずキャブのセッティングを見る為に駐車場を一回りして来ようと思ったのですが・・
ふと、TC85に跨った瞬間に、「リヤサス、硬い?」 って思ったのね。
・・で、冷静になって爺ヶ岳でのガレ場でのスタックを思い出したら、跨った時点でのサスの沈み込みが足りないから、アクセル開けると更にサスが伸びちゃって、上れなかったんじゃないか?・・って。
これが、もっとしっかり沈ませて、開ける事が出来ていたら、CRF100Fみたいに上る事が出来るんじゃないか?・・って。 あくまでも、イメージの中での話だけど。
・・っつー事で、物は試しにリヤのプリロードを抜いてみた訳です。
あまり根拠とかはなく、何となく跨った状態で、「これくらい沈んでくれればガレとか上れそうかな?」 ・・っつーイメージだけで。
プリロードが掛かっていた時は、取り回しも軽かったTC85が、抜いたら何か重たくなって、・・で、試しに駐車場を走ってみたら、やっぱりモサモサと重たいの。
・・で、曲がろうとしてバイクを傾けると、ハンドリングも切れ込んで来る感じが強くて、フロントも随分重たくなった印象。
でもね、でもね、その感覚が嫌いじゃなかったんですよね。 モトクロッサーと言うよりかは、ちょっとジムカーナマシンっぽい感じ。 8の字かいたら、かき易いかも~みたいな。(笑)
・・で、本当だったら、それだけプリロードを抜いたら、他もあちこちバランス取るのに微調整が必要かも・・って思ったけど、そこまでの事は出来ないし、とりあえず、ポンと乗って嫌いじゃない・・って思えたならそれでいいや、っつー事で、ぶっつけ本番で翌日のレースを走ってみる事に致しました。
ちなみに、キャブの感じは悪くない・・様な。 薄くして来たから、軽くなった気がするかな?
・・っつー事で、ちょっとセッティングを変えたシロ号は、ハスクのパドックに置かせて頂き、みっちーは、そのお隣のKTMのマッサージサービスで、マッサージをして頂くのでした。

徹夜で仕事して来たし、2時間半も下見で歩いたし・・で、疲れた体にマッサージが効くぅ~と思って、ちょっとウトウトしていたら、遠くからみっちーの名前を呼ぶホシノさんの声が聞こえたのでした。
・・っつー事で、マッサージ台の上から、「はい・・。」 と返事をして、伏せてた顔を上げてみると、、目の前に立っていたホシノさんの手に、カメラが・・。
みっちーが落としたカメラ、見つかったぁ~~♪
しかも、無傷。 壊れてもいない。(嬉泣)

下見で歩いていた方が、拾って届けて下さった・・との事。
お礼を言いたかったんだけど、どなただったのか分からなくて、お礼を言えずに居るのですが、本当に、本当に、ありがとうございました。
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17時過ぎには会場を出て、本日の宿は近くのペンション。
ちなみに、去年泊まったペンションは、食事がいまいちだったので、今年は食事の美味しそうな所・・って事で、下調べをして決めてみました。

料理とお酒が自慢のペンションみたいです。
すると・・、18時半からのお夕飯、テーブルに着くと本日のメニューが置かれていて、何か期待出来そうな感じ♪

最初に出て来た、サラダとオードブル。

一品一品がめちゃ美味しくて、ワインでも飲みたくなっちゃったけど、疲れて寝不足状態でお酒飲んだら、絶対明日、体がだるくなる・・って思ったから、ぐっと我慢するみっちーでした。
写真撮らなかったけど、この後に出て来たスープがめちゃめちゃ美味しかった~。
そして、お魚と山菜のフリッター。

どうすればこんなに美味しく揚げられるんだろう・・って思うくらい、これもサクサクでめちゃ美味しかった。
しかーし、基本的に、お酒を飲む事を前提に出されるコース料理の様で、テーブルに付いてからここまでで、既に1時間以上経ってるの。
お腹ペコペコ。 眠さもピーク。 早く、ご飯食べて眠りたい。。
そして、ようやく出されたメインの飛騨牛ヒレステーキ。

赤ワインのソースと、柔らかいお肉が、ホント最高でした。
その後、デザートとコーヒー飲んで、1時間半かけてお夕飯終了~。
泊まっていた人達の顔ぶれを見ても、ここのペンションは当りだ・・って思ったけど、ホント、料理は今まで泊まった事のあるペンションの中で一番かも・・って思えるくらいに美味しかったです。
翌日につづく。

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コメント

  1. みっちー(@^^@) より:

    >テツさん
    ホント、見つかって良かったです。(^O^)
    周囲からは、まず無理だろう‥って言われていたんですけど、ね。
    今度は首からぶら下げておきます。(笑)

  2. テツ より:

    忘れ物は無かったけど、落し物はしたのね!?
    無事にカメラが戻って良かったですね。

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