12時半からスタートをする「Women’sX」に間に合わせるべく、チューブ交換をして頂いた・・その直後、パンクの原因はチューブではなく、タイヤ自体が裂けていた事が発覚したのでありました。
「このタイヤじゃ、走るのは無理だよ・・。」 って。
タイヤを換えなければ走れない・・と、レースを諦めかけたのですが、、次の瞬間、思い出した!! 2週間前にタイヤ交換をした時の中古タイヤが、トランポに積んであったんです。
いつも積んでいるのなら、偶然・・って印象にはならないけど、ホントこの日はたまたま積んであったんです。
外したタイヤをずっと店に置きっ放しにしちゃっていて、あ~、持って帰らなきゃ・・って思って車に載せたんです。 でも、会場まで持って行くのは邪魔になるから・・って、朝家を出る時にリヤだけ車から下して、そして、偶然フロントタイヤだけが車の中に残っていたの・・。
CRF100Fでレースに使ったのを、TC85用の練習に下してからも散々使いまくったタイヤだったけど、フロントだからそんなに傷んでもいなかったし、まだまだ全然使える状態。
もう、感動せずにはいられななったよ~♪ (流石に、写真撮ってる余裕までは無かったけど・・。)
・・っつー事で、そこからまた、島ちゃんさんとテヅカさんが猛スピードでタイヤ交換をして下さって、無事にタイヤも組みつけられ、あとは車体にホイールを取り付けるだけ・・と言った所。
時間は既に12時15分を回っており、下見の為のコースインが締め切られようとしておりました。
まぁ、自分的には下見走行は既に諦めていたんでね、走らなくてもいいや・・って思っていたんですけど、姫丸さんが、「午前中とはコースが所々違っているから、下見しておいた方がいいよ。」 って。
でも、時間的に無理そうだし・・、「1周目は、姫丸さんの後ろ追い掛けてコース覚えるから、いいですよ。」 と、ごくごく自然にそうなるだろう・・と思って口にしたのですが、「いや、下見しておいた方がいい。」 って、姫丸さんがオーナーさんに事情を話して交渉に行ってくれたのでした。
・・で、午前中カメラマンをやって下さってたA子さんが、「下見用のバイクなら、自分のセローに乗って行って来ていいですよ。」 ・・って、そんな申し出もして下さって、みっちーは本当に周囲の皆さんの優しさが心に染みた訳ですが・・
これからレースで走るセローを、万が一、私がコース下見の1周で壊しでもしたらいけないので、だったら、下見ナシで大丈夫・・って。
そうこうしている間にTC85が完成し、オーナーさんの承諾も頂け、クローズされているテープを横切ってコースインをして行きました。
ちなみに、午前中とは所々変わっており、午前中のイメージのまま走っていたら、あっちこっち突っ込んじゃっていたかもなぁ~(笑)って状態で、確認しておいて良かった・・って思いました。
姫丸さん、ホントありがとうございました!
そして、タイヤに空気が入っているって、何てステキなの~♪・・って感じ。 何かもう、空気が入ってる・・ってだけで、走る事がめちゃめちゃ楽しく感じられた、みっちーなのでありました。
ちなみに、午前中はエアーは0.4kgで走っていて、この時もほぼ同じ設定で走り出してみた訳ですが、下見走行1周の間に、「またパンクさせちゃったら・・。」 って不安になり、戻って来てから再度空気を入れ直し、0.6kgくらいまでアップさせておきました。
ちなみに、周りの人達からは、「フロントはもうちょっと高くても良いんじゃないの?」 ・・って言われたんですけど。
とりあえず、午前中よりかは少しだけ高めに入れて、レースに挑むのでありました。
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どうにかレースのスタート時間には真に合ったけど、スターティンググリッドに全員を待たせてしまっていたみっちー。
必然的に空いてるグリッドに着いた形になりましたが、丁度ど真ん中の場所になり、、並びには全日本レディースに出場している高校生が何人か、肩を並べている状態でした。
ちなみに、ゼッケン11番が今回セローでレースデビューのA子さん。 ゼッケン3番が、怪我から復帰第1戦の姫丸さん、今回はTTR125でエントリーです。
・・で、バイクだけしか写ってませんが、ゼッケン15番が、私と同じく午前中からダブルエントリーのグリコさん。 今回、午前+午後を走るのは、私とグリコさんの2人だけとなりました。
・・と言う事で、ズラっと並んだ女性ライダー12名。
このメンバーにて、1時間半のエンデューロレースのスタートが切られて行きました。
勢い良く飛び出して行ったのは、やはり全日本レディースの高校生。 やっぱ、開けっぷりが違いますね~。
そして、一人だけ85乗りっぽくない乗り方のみっちー。。
何か、エンデューロの走破系ばかり練習をして来たけれど、基本的にモトクロスの練習しないとダメだなぁ・・って、しみじみ思ってしまいました。。
・・で、CRF100Fの時に比べると、スタートで全員に置いて行かれる・・って事もなく、そこそこの順位で1コーナーまでは行ったのですが、コーナー一つ曲がる度に後ろの人達に追い抜かれ・・、どんどんと順位が落ちて行くの。。
多分、2コーナー過ぎるあたりで6~7番手くらいまで落ちたのかな?
・・で、最初のプチウッズセクションが午前中も渋滞のキモになったのですが、前を走って行った子が一番手前のラインでハマり、それを見た姫丸さんが一番奥のラインへと行った・・。
それゆえ、みっちーは真ん中のラインをチョイスしてそこで勝負をした訳ですが、姫丸さんは運悪く木の根っこにハマってしまったみたいでして、みっちーが前に出る事が出来たのでした。
これで、順位を2つ上げた?
・・で、その後、エンデューロコース内の大坂にて、先を走っていた85乗りの女の子達が次々とスタック。 そして、その中を縫う様に、上手く上り切れたみっちーは、あれよあれよ・・と言う感じで、気が付いたらトップを走っていたのでした。
そして、真後ろにはグリコさんが・・。
Women’sXのコースは、モトクロスライダー有利な印象のコースだし、全日本レディースの女の子がめちゃ速いのは分かっていたし、それ以上に姫丸さんがTTR125をEXC並みに走らせる事も分かっていたので、まさかその中で自分が先頭に立つ?なんて、予想もしていなかった事。。
走る前は、「後ろから追い掛けるから、下見しなくてもいいです。」 なんて言ってたけど、この時は、「下見しておいて良かったぁ。。」 って、心の底から思いました。(笑)
・・と言う事で、1周目はトップで戻って来た訳ですが、
またしても、グリコさんに追われる展開・・。
しかーし、午前中のレースの時には、タイヤセクションで差を縮められ抜かれる展開になってたのですが、Women’sXではタイヤセクションが使われないゆえ、その差が逆転する事なく2周目に入って行くのでした。
ちなみに、Women’sXでの写真は、アキタさんが撮って下さっておりましたが、写真の時間系列を見ると、1周目は1分遅れくらいな感じで3番手の選手が通過していて、
そこから更に1分近く遅れる感じで、姫丸さんが通過していたみたいです。 まぁ、写真に記録されている時間なんで、かなりアバウトな感じですけど。
・・と言う事で、予想に反した展開でスタートを切ったWomen’sX。
しかーし、追う展開に慣れてるみっちーは、追われるレースはかなり苦手。。
のんびりマイペースで走っていて、相手がミスしたトコに追い付いて、抜いて行く~って展開の方が疲れなくって良い訳で、追われているのを分かった上で逃げ続けなくちゃいけない・・ってのは、むちゃくちゃ疲れる訳ですよ。
そうじゃなくても、午前中にハードなレースを2時間も走って、休憩しようと思っていたお昼休みは、バイクの修理でバタバタしてて、、
更に、レースが始まった途端、「スプリントレースですか??」 って思う様な状態で、「こんなんで、最後まで体力もってくれるのかしら?」 って、心配になるくらいでした。
・・と言う事で、3周くらい必死になって逃げる展開が続いた訳で、、ちなみに、このレースの2周目と3周目が全く同じタイム(5分47秒)で、ベストラップだったんだから、初っ端にどれだけ頑張っていたのか?・・ってのは、よ~く分かる状態だけど、、
4周目に入ると、折り返しでそれまでチラチラと見えていたグリコさんの姿が見えなくなり・・、周回遅れに追い付く様になってからは、自分自身がミスする様にもなって来たので、若干ペースを落としつつ、(・・っつーか、もう無理。笑)
そして・・、この後の悪夢の事など全く予測もしないまま、とりあえず序盤のレースは滞りなく進んで行くのでありました。
つづく。