WEX爺ヶ岳・当日レポ

オフロード

7月20日(日)、WEX爺ヶ岳戦のレース当日。 夜中に降ってた雨も止んで、天気予報も15時くらいまでは晴れ。 宿でゆっくりと朝食を済ませ、9時半くらいに現地入りを致しました。
レースは、丁度90minがスタート位置に並んだくらい。 40minは既に終わっていましたが、コンディションはかなり悪そうな感じでした。


・・と言う事で、とりあえずバイクを下して準備をしてから、レースの様子を見に行きました。

すると・・、レースはスタートしていたものの、いつもとはちょっと様子が違う感じ。 あっちこっちで、スタックしちゃっているのよね~。

そろそろ、トップの選手とかが戻って来るか?・・って頃なのに、スタートの最初の斜面を上れずに、もがいているバイクが何台も居る状態でした。

特に、トレールバイクとかが辛そうな感じでしたね・・。
そして、スタックポイントはこの場所だけではないそうで、見えない所の斜面でも結構渋滞はあったみたい。 更には、ウッズの中とかがかなり過酷な状況になってた模様?
とりあえず、天気の方は良かったので、午後の120minレースまでにはコンディションが良くなるのか? はたまた天気予報通り、午後から雨が降ったりするのか?
まぁ・・その辺りは、誰にも分からない状態でしたが、良くなる方に期待を掛けておきました。
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・・で、ブースをプラプラしていたら、ハスクバーナのテントを発見♪

今回はCRF100Fだけど、近いうちにTC85でのデビューも予定しているんで、ちょっとご挨拶に寄ってみたら・・、「もしかして、東名横浜店の・・、女性ライダーの方ですか?」 って。
何か、みっちーの知らない所で、噂だけが先走っている様です。
その後、タイ古式マッサージのお店を発見♪
15分1000円で、予約もそんなに混み合っていなかったので、とりあえず15分だけ受けてみる事に致しました。

・・で、リラックスしながらマッサージをして貰っていたら、、
向こうから歩いて来たハダさんに見つかり冷やかしを受け、オータさんからはチャチャを入れられ、その後も入れ替わり立ち替わり通行人の知り合いに見つかるもんだから、落ち着いて受けてられないのよ~。
何か、半分見せ物状態になりながら受けたマッサージではありましたが、結構体も軽くなり、コンディションばっちり♪になりました。
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お昼頃にはかなり日差しも強くなり、コースのぬかるみもかなり無くなって来た模様。

コンディションが良いうちに早くレースも終わらせて欲しい所だけど、お昼休みには表彰式やら何やらがあって、120minレースのスタートは14時からなんですよね~。
走る前なので、昼食は軽めに・・、おにぎりとスイカを頂いて、そして、いよいよ120minレースです。

テンションあげあげのワダさん♪
・・で、その後、スタートの整列待ちをしていたのですが、そのタイミングでバラバラと雨が降って来て、「うわぁ~、ここで降るぅ~?!」 ってな状況に。。
旦那さま曰く、「カメラが濡れない様にかばってた。」 ・・って言い訳で、スタートの時の写真が全く無いんですけど、、
とりあえず、一瞬降り出した雨は、スタート合図が掛ると同時に止んだ感じで、120分のレースがスタートするのでした。
今回のレディースAクラスは、全部で4人。 JNCCのWAクラスでもご一緒しているお二人に、今回は全日本レディースのワタナベ選手(学選手の奥様)が加わった訳ですが、もうね、めちゃめちゃ速いんですよ。

バイクも、YZ144。
終始ぶっちぎりの速さにて、駆け抜けて行くのでした。
・・で、他の選手も2スト125とか、4スト150とかで、CRF100Fとは全く加速力が異なる状態。

いつもの如く、スタート直後は全員の選手から、大きく遅れるみっちーなのでありました。

1人ぽっちで最後尾からゲレンデを駆け上がって行く、みっちー。 すると、途中に居たマーシャルさんが、何やら合図を出していた?

特に気にも留める事無く上って行った訳ですが、その草陰を曲がった先のフカフカで、2~3台がスタックをしていたのでした。
スピードに乗ったまま突っ込んで行って、ハマってしまったみたいな感じ? ソリ号は、トコトコとしか走ってないから、その状況を見て一番左寄りの路面の良い所を狙ったよ。
・・っつー事で、ここで一瞬前に出られた訳ですが、、その先に続く長い上り斜面にて、あっという間に追い越され・・、この辺りでもう、自分の順番が何番なのかは全く分からなくなるのでした。

・・で、プチガレクライムの所では、若干混雑はあったものの、迂回路には行かずにチャレンジする~。
最初のガレは何とかクリアーできたものの、2つ目のガレでは行きたいラインを塞がれていて、違うラインを狙ったら、石にフロントを弾かれて進行方向が横向いた?!
ここからリカバーしようとすると、確実に体力を消耗する・・って思ったので、失敗をしたその時点でそのまま一旦ガレを下って、平らな所でUターンをして、再度チャレンジを致しました。
すると・・、今度は上手く上がれたよ~♪
多少のタイムロスはあったけど、体力の消耗は殆どしないで済んだかな?
その後の下りは、慎重に・・。 ウッズも、混んでるラインはなるべく避ける様にして、多少の丸太は越える覚悟で、できるだけ「自分ルート」を開拓できる様に走ってみました。
でも、先日の丸太越え&ステアクリアの練習がかなり効いた感じで、今までだったら転びそうになる丸太でも、何て事なく越えられる様になったんですよね。
フロントを引き上げようとしたり、自分で丸太を越えようとする動きをしなくなった事で、無駄な力を使わないで済む様になった・・って言うか。
何か、ウッズは、思った以上に楽しく走れていた感じでした。
1周目の計測ポイントでは、自分の順位はクラス3位。 今回は、比較的見易いポイントに掲示板があったので、割と落ち着いて確認する事が出来ました。
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・・で、その後は何周目に何・・って言うほど正確に覚えていないんで、大体な記憶なんですが、序盤にいきなりハダさんと遭遇。

何かハダさん、全然いつものペースじゃなくて、何かあったのかな?・・って思ったら、レースが始まってすぐくらいから足が攣っていたとの事。
それゆえ、途中で追い付いたりして、みっちーが抜きに掛かった訳ですが、そーするとやっぱハダさんも頑張ってペースアップをして来るので、抜きつ抜かれつのバトルになる。

そんな中、上りに差し掛かる立ち上がるラインで横に並び、みっちーも負けじとアクセルを開けたのですが、ライン上に比較的大きな石があって・・、「うわっ、あの石、ヤバいなぁ・・。」 とは思ったものの、そのまま開けて行っちゃったら、見事にフロントを弾かれちゃって、転倒~。
まぁ、転倒と言うよりかは、バイクを倒した・・ってレベルの物でしたが、石にヒットさせちゃった事でフロントタイヤがヨレちゃった為、エンジン掛けてから脇に寄って、フロントタイヤを蹴って直すのに、結構タイムロスしちゃいました。
・・で、ここでかなり差が付いちゃったから、もう会う事は無いかな~と思っていたけど、何だかんだで、その後も何度かハダさんとは遭遇していた感じです。
・・で、ハダさんと同じくらいレース中に良く会ったのが、同じWAクラスのサクライさん。
2周目か3周目の時、みっちーが抜かれた状態で計測ポイント通過になったんですよね。

1周目が3位で、今回抜かれての通過だから、これで4位に転落かな・・って思っていた訳でありますが、何故かその時、みっちーが2位でサクライさんが4位って表示に見えたんです。 (見間違いでなければ・・。)

一瞬、状況が把握できなくて、「ん???」 ってなっちゃった訳ですが、どうやらサクライさんは序盤に大きくタイムロスをしてしまったみたいで、このタイミングで周回違いになってたそうです。
下りのガレで転倒をして、その時に丁度プロテクターの無い脇腹の所を石にぶつけてしまったらしく、かなり痛そうな感じでした。
そう言えば、レース中も、かなり激しく転倒をする選手を何人か見ましたが、ガレで石に叩きつけられるとか、ウッズに木にぶつかるとか、マジで怪我しそうで恐いです。。

CRF100Fだと、そんなにスピードが出ないから、例え転倒したりしてもそんなに大怪我はしないけど、2スト85なんかになるとスピード域も変わるから、気を付けないと・・って、思いました。
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中盤は、特に大きな事件もなく、淡々と走っていた感じ。 一瞬2位にアップしたかと思われていた順位の方は、その後はずっと3位キープで。
途中2回くらい、最終的にWAクラスの2位となったイワサキさんに抜かされて、私的にはラップされたんだ・・と認識をしていましたが、イワサキさんも何処かでミスをされてた様で、同一周回での抜きつ抜かれつのレースになっていた様です。
苦手だったガレの下りも、途中からは、大分楽に走れて来て・・、そんな折り、みっちーの前に居た選手のペースが、明らかにスローダウンしたんですよね。
ペースが遅い・・と言うよりかは、ライダーの心が折れている感じ?
それゆえ、みっちーは後ろから、「がんばれ~♪ がんばれ~♪」 と、小さく声援を送りながら追走していた訳ですが、その選手が、途中でいきなり停止して休憩をしてしまったんです。
ラインが1本になっている、下り坂だっちゅーのに。
ドラムブレーキのCRF100Fにとっては、下りの途中で止まられる事はキツいのよっ。 こんな所で休まないでよ~。 っつー事で、小声で送っていた声援は、思わず、「お願いだから頑張ってよーー!!」 に変貌し、叫んでしまうのでありました。(爆)
勿論、その後、慌てて走り出して下さいましたが・・。(笑)
・・で、同じ場所での出来事ですが、その次の周、今度はみっちーが後ろの人から煽られる感じの展開になったんですよね。
煽られていた訳じゃないけど、「あ~、後ろの人の方がペースが速いな。 下まで行ったらラインを譲ろう・・。」 って、思いながら走ってたんです。
・・で、下まで行って今度は上りに差し掛かる・・って言う所で、一本外のラインに行って、後ろの人に道を譲った訳ですよ。
しかーし、何故かその場所からアクセルを開けない、後ろの人? 「何なんだろ?」 って思ってその人をチラ見したら、「へっへっへ~♪」 と笑いながら並走している、オータさんなのでありました。(爆)
あの、何とも言えない奇妙な気配は、やっぱりなぁ・・。(笑)
そんな感じで、時々笑える出来事もあり、楽しく走れていた訳ですが、何もなくなるとちょっと退屈して来ちゃう。
・・っつー事で、そーゆー時には鼻歌を歌うの♪ 特に、爺ヶ岳の広いゲレンデを走っていると、何か自然と「アルプスの少女ハイジ」のテーマ曲が頭の中に流れて来るのよ。

アルプスの山並みが見えるロケーションだからかな?
「くちぶえはなぜ とおくまできこえるの?
あのくもはなぜ わたしをまってるの?」
今回は、結構何度も歌ったなぁ。 途中、曲がバイオリンの音色にもなったりして。 何かとっても優雅な気分。
「ラ・ラ・ランランランランラン~♪
ラ・ラ・ランランランランラン~♪」
歌っていると、何かね、疲れていたものがフ~っと吹き飛んで行く気がするのよね。 そしてまた、集中力が戻って来る。

そのせいか、今回は走っている最中に、辛さや疲れは殆ど感じませんでした。
・・で、前回のJNCC爺ヶ岳戦では、結構人の後ろに着いててハメられちゃう事が多かったので、今回は、とにかく先を良く見る様にして、無駄なストップを食らわない様、気を付けておりました。

ウッズも見通しが悪かったし、ゲレンデも草が生い茂って先は見難かったれど、何かちょっとライン上に障害がありそうだな?・・って、思った時には、ちょっと遠回りになったとしても、違うラインを走ってみる。

そーすると、大抵予感は当たったりして、上手く前に出られる~っていうケースが、結構何度もありました。

ウッズのラインの選択も、ハマったのは1回だけだったし。 前回に比べて、かなり成長した感じです。
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そんな感じで、レースも終盤。
下り坂を走っていたら、アキタさんの姿を発見♪

後ろ姿から察するに、かなりヘバっている模様? これは、チャンス~と、抜きにかかるみっちーは、黙って抜いて行けば良いものを、思わず抜きざまに、「わ~い♪」 と、囃し立ててしまうのでした。
すると・・、それまでヘバっていたと思われたアキタさんの走りが一変し、いきなり追い上げて来るではありませんかっ。
KTMの350。 その気になったら上りの加速なんか、全く太刀打ちできないよ~~。
・・っつー事で、斜面が上りになった瞬間、呆気なく抜き返されてしまうのでした。。(くすん。)
しかーし、ドラマはこんなもんでは終わらなかった。(笑)
その後、ガレの入り口でスタックをしていたアキタさん。
巻き返しを図るみっちー。 最初のガレも、2つ目のガレもかなりイイ感じでクリアできて、ここで大分差を付けたぞ~って思ったのに、難所を全部クリアした先に石ころで、不意にバイクを倒しちゃって、エンストさせてしまった訳です。
なかなかエンジンが掛らずに、キックにもがいていた所、今度はアキタさんが笑いながら抜いて行く~。 く、、くやちぃ~~。
今回のレースで転んだのは、この2回だけだった訳ですが、どっちも競り合った先でのボテコケ。 まだまだメンタルが未熟みたいです。
・・で、アキタさんとの競り合いもこの転倒で終了かな~と思った訳でありますが、その後、再びウッズで遭遇。 上手く前に出られたのに、誰かが掘った穴ボコにリヤがハマって、また抜かれる~。
そのまま計測ゲートまで、みっちーがアキタさんを追い掛ける展開となりました。
時間も2時間15分くらいになっていたし、あ~これで、チェッカーフラッグになるのかな~って思っていた訳でありますが、ホシノさんが持ってたボードが、何と!「L1」だったのです。
「まだ、あと1周?」 「長くない?」 って思ったけど、再度チャンスを与えられたんだと思い直し、再び頑張る~。
今度は、ミスなく。 とにかくミスしてこのバトルに自ら終止符を打つ事だけはしない様に気を付けて、一緒に走ってた訳ですが、最後、もうすぐゴールだ・・って言う直前の上り坂で、アキタさんが一気にみっちーを抜き去って前に出た訳であります。

この辺り、永年ロードでレースをされて来ている方なんで、駆け引きが上手いんですよね~。

相手が一番得意とする場所が、一番遠いポイントで抜くのがミソなんだそうです。 だから、下りが一番遠いポイントを狙ったんだとか。

まぁ・・、そもそもお互いの周回数が分かってないから、この競り合いが本当の競り合いなのかも分かっていない。
でもね、お互い引かない訳。
ゴールでは、チェッカーフラッグが振られていて、もう殆どの選手がゴールしている時間帯。
ハダさんゴール。

ノモトさん、ゴール。

オータさんも、ゴール。

そして、みっちーは、ゴールを目指してアキタさんとバトル中。

そこに絡んで来る、青いバイク。

間に一台入られちゃったら、余計に仕掛けるチャンスが無くなる。

だからね、ラインを変えながら必死で前に出ようと頑張ってみる訳です。

フカフカのウッズと轍にパワーを食われて進まない中・・

必死に頑張って走る、みっちー。

追い掛けるのは、オレンジ色のあの背中。
インから何とか割り込もうとしてみたけど、努力もむなしく・・

最終的には青いバイクの後ろでの、ゴールとなってしまいました。

そして、トランポに到着するやいなや、ゼィゼィしながら倒れ込む。
止めてたトランポがお隣なんで、レース後も笑い話がそのまま続く訳ですが、何だかんだで結局最後2周半くらい、ずぅ~っと競り合っていましたね~。
ちなみに、レース時間も長かったよ。 終わってみたら、実質2時間30分も走ってたから。 でも、楽しかった。 最後、これでもか・・ってくらい頑張ったから、めちゃめちゃ楽しかったです。

・・で、走り終わって、まだまだノビている所、ノモトさん達はサクサクと洗車を始める訳でして、、「ダメです、まだ動けません~。」 って言っていたら、バイクだけとっとと持って行って、綺麗に洗って下さいました。
お手伝い頂きました皆さま、ありがとうございました。
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・・で、レース後、お互いの出走記録証明書を見比べたら、アキタさん総合80位で、みっちーが総合81位。 ゴールの際に間に入った青いバイクは、周回違いの選手だったみたいです。

ゴールタイム、3秒差。 ベストラップは勿論お互い8周目で、その差も僅か5秒・・と言う、際どい競り合いになっていました。
負けちゃったけど、楽しかったから、ま、いっか。(笑) CRF100Fで、良く頑張ったよ。 うん、頑張った。

レース後にまた、ポツポツ雨は降り出しましたが、大きく降られる事はなく、濡れる前に片付ける事が出来ました。
それにしても、夕方はブヨが凄いです。。 これからの時期、気を付けないと、大変な目に遭いそうです。
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連休だったので、この日はそのまま石和に泊まって、翌日は、ゆりねーさんの所に遊びに行って来ました。
近くの運動公園で車椅子バスケの練習会がある・・って言うんで、ちょっとそれを見に行って、体験でフリースローとかをやらせて頂きましたが、めちゃめちゃ大変なんですね。
車椅子に座った状態から、ボールを投げると言う事が、これ程大変だとは思わなかった・・。
バスケ仲間の方が持って来ていた、車椅子のまま乗れるバイク?(三輪バイク)に乗らせて貰って、楽しそうに走っていましたが、やっぱり8の字かき出す訳で・・、決して真っ直ぐは走らない、ゆりねーさんなのでありました。(笑)

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