そして、4月28日(日)、レース日当日~。 雨も上がって朝から明るい日差しも差し込む、絶好のレース日和となりました。
早起きをしたみっちーは、朝風呂に入ってまったりとし、その後ホテルでの朝食を食べましたが、レース前にしてはちょっと食べ過ぎちゃったかも。 焼き魚とか、とっても美味しかったです。
・・で、みっちーのレーススタートは9時過ぎくらいな感じなので、比較的朝はゆっくりしてられますが、朝一の40minに出場される皆さまは、8時過ぎにはレーススタートとなる為、結構バタバタと準備をされておりました。
ちなみに、こせんちゃんは、40minと90minのダブルエントリーをしていたので、朝から慌ただしく準備をして、早々に出掛けて行きました。
そして、みっちー。
いつもは狭いトランポの中で着替えたり、準備したりする所、今回は部屋でしっかり着替えと準備が出来るので楽チン~。
キャメルバックには、アミノバイタルと、スーパーヴァームをちょっぴりブレンドして入れておきました。
何かね、このパターンが自分的に一番スタミナ切れを起こさなくてイイんですよね~。
・・で、バイクの所に移動して出走準備をしていたら、見学に来たというおじ様に話しかけられたので、色々教えてあげました。
9月のJNCCに出場されるAAクラスの方だそうで、「スタート位置はどこにあるの?」 とか、「どうやって上まで観に行けばいいの?」 とか。
・・っつー事で、「ホテル前から無料のシャトルバスが出ているから、それに乗るとスタート位置まで連れて行って貰える。」 と、説明をしてあげました。
で、「もし、自分の車で行きたい時には、向こう側の一般道を会場案内の看板辿って上って行けば行く事が出来る。」 と。 「上に車も何台かは止められる。」 と。
でも・・、あんまり話し込んでいると遅くなってしまうので、程々の所で話を切り上げて、いざ出陣。 こせんちゃんの応援にも行ってあげたいし。
新しいデカールに、ウエアーとメットがマッチしていて、なかなかイイかもしれない♪ (自画自賛。笑)
そして、旦那さま達は工具バックとカメラを持ってシャトルバスに乗り、スタート地点へと向かうのでした。
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そして、スタート地点となる、リブラ(レストラン)前~。
40minのレースが丁度、折り返し時間を迎えるくらいのタイミングでした。
・・で、昨日の時点ではまだ出来上っていなかった、計測地点周りのレイアウトとかチェックしながら、工具を置く為ピットスペースへと行くと、そこには、こせんちゃんの旦那様が。
何でも、スタートしてから全く戻って来ない・・んだとか?!
「こりゃ、レースが終わったら引き上げに行く様かなぁ・・。」 って、心配をする旦那様。
そして、40minのレースが終わり、殆どの人がチェッカーフラッグを受けた後・・、こせんちゃんがマーシャルさんに助けられピットへと戻って来たのでした。
「どうしたの?」 って聞いてみたら、「1周目調子良く走っていたんだけど、途中でクラッチがダメになっちゃったの。」 って。
ちなみに、こせんちゃんのCRF100Fには油圧クラッチが装着されていたのですが、そのホース(メッシュじゃなかった・・)に穴が開いてしまったらしく、オイルが漏れちゃっていたのでした。
ノーマルだったら、ワイヤーもクラッチレバーも持っていたけど・・、流石に油圧じゃどうにもならない。
・・っつーか、パドックが遠過ぎて、ここの場所では何もできない。
「90minは走れないから、応援してるよ。」 と、こせんちゃん。
「そんなぁ。。 せっかく一緒に練習して来たのに、そんなの寂し過ぎるよ~。」 何とか出来ないか、オロオロするみっちー。
すると・・、
AJPの営業さんが、「今、40minを走った車両、90minは空いているから乗っていいよ。」 って。
戻って来たばかりのAJPの車両からゼッケンを剥がし、ガムテにマジックで数字を書き込み、ガソリン給油して、計測器の付け換えて・・と、みんなでバタバタと準備をして、何とかスタートに間に合わせ、こせんちゃんも走れる運びとなったのでした。
みっちーが持ってた工具バックも役に立ったよ。
役に立った物 : ニッパ、タイラップ、白いガムテープ
あれば良かった物 : 黒いガムテープとか、マジック
こーゆー事もあるんだから、次はバックに入れておこう~っと。
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そして、スタート地点整列のアナウンスが掛かり、みっちーも移動。
初AJPに乗るこせんちゃんも、移動する。
ちなみに、今回のWEX戦は、9月のJNCCでも使われるコースになっている為、視察を兼ねてJNCC出場選手も多数参加されていますが・・
LBクラスも例外ではなく、去年JNCCに出場されていた選手の他、全日本レディースの選手までもが出場されていたのでした。
スタート地点に並ぶ人々。 ウォーリーを探せ状態ですけど、みっちーは後ろの真ん中あたりに居ます。
そして、速い人達のクラスからスタート~。
すると、XR100改に乗るノモト選手が、凄い勢いで先頭に出た!
ちなみに、ノモト選手は色んなバイクに乗られてますが、XR100であってもWEXで上位に名前を馳せるくらいとっても凄い選手なんです。
確かにライダーのレベルが違う・・って言われてしまえばそれまでだけど、XR100であってもあんなに凄い成績を残す事が出来るんだ・・って、みっちーは密かに目標にしているのです。
そして、スタートなんですが・・
今回、スタート直後の所にめちゃめちゃ狭いシケインが作られていて、そこでドン詰まりが起きるんで、どこのラインから狙って行くのが一番良いんだろう・・って事を、前のクラスのスタートを見ながら、みっちーはずっと考えておりました。
地面のキャンバーの付き方とか、荒れ具合とか、ギャップとか・・、どこから行った選手が一番上手く先頭に立ててるんだろう・・って。 スタート間際まで、頭の中はその事でいっぱい。
・・で、今回、人数の少なかったクラスがまとめてスタートになったゆえ、LBクラスは男性選手と一緒にスタートになったのですが、
クラッチミートに、超~集中していたみっちーは、何か、めちゃめちゃ良いスタートが切れちゃって・・、
ホールショットを取れた?・・っぽい?
そして、狭いシケインを、先頭切って飛び出せた?!
いや、、多分、今思えば・・、CRF100Fなんかと、こんな狭いシケインで無駄な小競り合いをしなくても、上り斜面でブチ抜ける・・って、みんな思ってたんだと思うよ。
・・っつー事で、ゲレンデの上り斜面に入った瞬間、後方からレベルの違う音が聞こえ、
並ばれた・・と、思った次の瞬間には、
成す術もなく、ブチ抜かれた。。
そして、弾丸の様に走り去る・・。
流石、全日本レディース。 全くもってレベルが違うよ・・。
その後、第2集団から駆け上がって来た、CRF150にも、あっという間にブチ抜かれ・・、ソリ号の非力さを痛いくらいに感じるみっちー。
この瞬間、「何かが起きない限り無理だ・・。」 って、完全敗北を感じるのでした。
だからって、諦めたりはしないけど。
だってレースは、何が起きるか分からないもの。
とにかく自分がミスをせず、持ってる力を出し切って、後悔しない走りをすればいいだけの事。 勝った負けたは、今考える事じゃない。
アクセル全開で上った後に待ってる物は、延々と続く下り坂。
サスがプアーなバイクゆえ、ギャップの突き上げも結構キツい。 ブレーキも、前後ドラムはかなり効きが甘いのよ。
スキー場でのコースって言うと、確かに今までも上り下りが主だったけど、それでもスキー場ならではのウッズが有ったり、ガレ場があったりした訳で・・
でも、今回のシーサイドバレースキー場は、ホントそう言うのが無くて、ある意味、単純明快・・って言うか、とにかく開け開けのハイスピードなコースなの。
ソリ号の稼ぎ所、どこにも無いよ。。
3周目に入ったあたりで、何分くらい経ったんだろう・・って、ハンドルバーのストップウォッチに目をやるみっちー。
すると・・、そこで、驚愕の事実が発覚~!!
何と!、ストップウォッチが動いていなかったのでした。
そうだ・・、スタートであまりに集中し過ぎていた為、先頭集団が走り出す時、ストップウォッチを押すのを忘れた。。
・・っつーか、今の今までその事に気が付いていなかった・・って、どーゆー事ぉ?
せっかく色々準備して、この為にハンドルバーに時計の埋め込みもしたって言うのに。 これじゃ、全然意味ないじゃん。
自分のアホっぷりに、ちょっと悲しくなったけど・・、幸い、湿った土のお陰で埃も立たない状態で、咳き込みは全く起きない状態。
水分補給もマメにしてるんで、バテずに走れる様な気もする。
とりあえず、このペースのまま走っていれば、トラブルは起きない・・って信じるよ。
レストラン・リベラ前のスペースでは、地元糸魚川の美味しい物が売られていて、ギャラリー的には食べながら観戦できる、なかなかイイ感じのロケーション。
まぁ、走っている時には、そんな事に気が付く余地も無いんですが・・。
坂の上り途中では、290家が家族揃って見守ってくれておりました。
延々と続く上り坂の左右には、そうやってくつろぎながらレース観戦をする人達がいっぱい居ます。
長い長い上り坂・・
みっちーは、ソリ号のアクセル全開のまま右手固定で、一生懸命坂を上がって行くんだけど・・
パワーの差だけはどうにもならない。。
何か、初めて・・
CRF100Fじゃ、立ち打ちできない・・って、思う様になるのでした。
ちなみに、こせんちゃんが借りたAJP。 車格はCRF100Fよりほんのちょっと大きくなったレベルですが、エンジンが240ccあるので坂もグングン上がったらしく、とっても走り易かったそうです。
ベースとなってるエンジンは、ホンダのXR系だから、ホント、CRF100Fのエンジンパワーアップさせて、足回りを良くさせた・・みたいな感じらしいんですよね。
みっちーも今度乗せて頂くのが、とっても楽しみになって来ました。
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レースはホント、何事もなく進んで行き・・
ゲートを通過する度に、自分の順位とか周回数とかをチラっとチェックしておりましたが、どうやら3位くらいな感じ?
前とのタイム差も3分くらいあるみたいで、普通に何もなく走っていたんじゃ追い付ける様な状態ではない。 今回は、入賞すらも無理かなぁ・・って、思い始めるのでした。
まぁ、それはそれで仕方ない事ではあるんだけど、中盤を過ぎ、みっちーにはそれ以上に心配な事があったのでした。
実は、みっちーは毎回ガソリンをタンクに4L入れて来て、携行缶は邪魔になるから置いて来ちゃっているんです。
でも、前日のコース下見で1周走って、スタート位置までの移動でも、合計5キロくらいは走っている。
明らかにいつもに比べてガソリンは少なくなってる状態なので、みんなからも、ガソリン足した方がいいんじゃない?・・って、言われていたんですよね。
でも、毎回4Lのガソリンを入れて、90分走って1.3Lくらいは残る訳で・・
つまりは、2.6Lあれば大丈夫な所、ぶっちゃけ5割増しで入れてるんだから、大丈夫に違いない!って、妙な自信を持っていて、申し出を断っていた訳です。
しかーし、、
下見の時とはケタ違いな開けっぷり。。
下見の時は、下見だから・・っつー事で、トレッキング状態だったのよ。
とにかく、今までこれ程開け続けて走った事なんて、今まで無いよ~って思うくらい、全開続きなのでした。
まさか、、まさか、だけど・・
ガス欠になるなんて、事は無い・・よね?
みっちーの心の中に、初めて不安が過ぎり出すのでありました。
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レースで初めて使ったみたロールオフはイイ感じ。
今までだったら、ゴーグルに泥が付かない様、抜かれる時には顔を伏せていたけれど、泥が付いたら紐を引っ張れば良いだけなので、常に前を見て走っていられる。
もうコレはレースの時は必需品だな~って、今更ながら思いました。(笑)
そして、転倒も無く、エンストも無く、レースは進み・・
っつーか、標高の高い所とかでアクセル全閉にする時とかでも、キャブのセッティングがめちゃ良いのか、止まりそうになる気配すら感じなくてホントに走り易いんです。
逆に、下界のパドックでエンジン掛けてる時の方がキックが重かったり、掛かり難かったりしていたから、この日の気候では標高が高い所で、よりセッティングがイイ感じに合っていたのかもしれないです。
こせんちゃんともコースの途中で何度か遭遇してたんで、その度に、みっちーも出ない声を絞り出して、「頑張れぇ~。」 って、声援を送っておりました。
一時は一緒に走る事も諦めかけた状態でしたが、こうやって一緒にレースを楽しむ事が出来てホントに良かった・・。
290家も、終盤はゲート付近で見守ってくれていました。
みっちーも時々頑張って左手離して、コーヘーちゃんに手を振ったよ。
そして、ラスト1周のボードが・・。
チュータさん達も、ゲートの所で声援を送ってくれている。
「あと1周で終わるんだ。」
レースも終わりに近付くにつれ、周回毎にタイムを上げようと頑張っていたみっちーは、ラスト1周をベストで帰って来よう・・と思い、気合いを入れて走り出すのでありました。
上りのラインも、出来るだけギャップや轍を避ける様にラインを見て、自分がベストとしていたラインをミスなく繋げて上り切る。 そして、一番上まで上り切った~。
「やった! あとは下るだけ。」
この時点でガス欠は免れた事を確信したよ。 例え途中で足りなくなって止まっても、あとは下って行くだけだもん。 このレース、走り切れる!と、みっちーは確信を得るのでありました。
そして、最後の林間コースに入った時の事でした。
後ろから、KTMに乗る全日本レディースの選手に再び抜かれた!
速いレディースライダーの走りは是非とも参考にしたい物。 みっちーは、チャンス!って思って、抜いて行ったその選手の背中を必死に追い掛けたよ。
幸い、もうじきゴールって事で若干ペースも控え目だったんで、みっちーが必死に走れば何とか付いて行けるペース。 下りって事も、パワーがハンデになり難く、好条件だったのかもしれない。
あ~、ここの所はこーやって走るんだ~とか、ここはこのラインを通るのね・・とか、ホント勉強になったけど、何より追い掛ける気持ちが大きいからアクセルも頑張って開けていた。
そんな訳で、ゴールまで真後ろビタ付き。(笑)
自分の中では、一番の収穫大なラスト1周なのでした。
フィニッシャーズロードにて、ハイタッチで迎えてくれるギャラリーの方々。 無事に90min走り切れて良かったよ。
そして、ゴールで迎えてくれた290家と記念撮影♪
・・って、ピンボケだけど。(笑)
そして、こせんちゃんも無事ゴール。
ホントお疲れ様でした。
しかーし、
2レース走ったAJPは、全く休む暇もなく、今度は120minのレースに出る為、準備が施される訳で・・
ゼッケンの貼り替えやガソリン給油が、行われておりました。
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表彰式は、レストラン・リベラ前で開催された訳ですが、3位だと思っていたみっちーは、どうせ表彰はされないもんだ・・って思い込み、
更には、終わってから「いろは堂」に行く為に、とっとと片付けて14時には出発したかったゆえ、とっても時間が無かった訳です。
それゆえ、「みっちーは、もう戻る!」 って、表彰式は見届けずパドックに戻る事にしたんですが・・
それでも、万が一、万が一・・、名前が呼ばれた時の為に、旦那さまに表彰式の見届けだけはお願いしておいたのでした。(おい)
前日はゆっくり手洗いしてたけど、この日は洗車機でチャッチャと洗って、自分も着替え始めた頃、旦那さまがシャトルバスでパドックに戻って来たのでした。
・・で、「2位だったよ。」 って。
表彰式、2位で呼ばれていたんだって。
楯を受け取って来てくれました。
表彰されたのなら、残っていれば良かったかな~って気もしたけど、帰って来てからリザルトを確認したら、全日本レディースの選手はDQになっていたんで、もしかしたら初めから章典外での出場だったのかもしれないです。
ちなみに、後から気が付いたけど、出走証明書は貰って来るの忘れました。。
・・と言う事で、WEX第3戦、シーサイドバレースキー場での成績は、
周回数12周(トップは15周)、LBクラス2位(5台中)、総合56位(88台中)。 ベストラップは12周目の7分21秒568。
ちなみに、LBクラスで優勝された選手(CRF150)とは、同一周回で約4分差でした。
そんな感じで、レース終了~。
この後、みんなで「いろは堂」へと向かうのでした。
コメント
>べっちさん
ありがとうございます。
D練トレイン・・、懐かしいぃ~♪
チビ号も今直しているんで、直ったらまた遊んでちょ。(^^)
エンデューロは走ってる以外の時間がいっぱいあるんで、旅行気分で楽しいです。
2位おめでとうございます!
>ゴールまで真後ろビタ付き
D練でのトレインを思い出してしまいましたw
緊張感あり癒しありの2日間お疲れ様でした(^O^)
>こせんちゃん
改めて、シーサイドバレーお疲れ様でした。
書きたい事が多過ぎてようやくレポを書き上げられた・・って感じですが、楽しかった思い出がホントにいっぱいの二日間でした。
また一緒にレースで走れるのを楽しみにしています。
前日入りも可能であれば、是非また一緒に♪
AJPのバイクは明日、デコボコランドで乗って来ます。(^^)
CRF100Fと乗り比べて、どんな感じか?、今から楽しみにしています。
みっちーさん、
あらためて2位おめでとうございます。
みっちーさんもいろいろとタタカイがあって、
私もいといとろあり、それでも無事完走できて、こうやってシーサイドバレーの出来事をい振り返って、やっぱり楽しかった。
そう思うのでした。
ご配慮いただき、そして写真もたくさん、
ありがとうございました。
みっちーさんご主人さま、290家のみなさま、
よろしくお伝えください。
こーへーちゃんとみーちゃん、可愛くて。
みーちゃんの階段上りは感動でした。
これからも地道にやっていきますので、
またよろしくお願いします^^
ところでAJP,ぐいぐい、力ありました。
苦手な下りと緊張で上手く走れなかったけれど、走行動画をみていると、パワーバンドに入っているところはいいかんじです(笑)