中井耐久レポ・3

中井6耐

レースが始まって2時間半。 快調に順位をアップして来ていた「チームおよめ」に、突然のアクシデントが起きるのでした。
みっちーの走行中に突然止まってしまったチビ号。 一体何が起きたの?? キックをしてもウンともスンとも言ってくれない・・。 ガソリンは?・・って、まだ2Lくらいは残っているよ。


周りに居た人達がわさわさと寄って来て、チビ号の状態を見てくれる。

プラグに火が飛んでいない?・・って?
CDIが壊れちゃっているんじゃないか?・・って。

とりあえず、ノーマルでも何でもいいから・・って、部品を探した訳ですが、
simさん提供のTカーには、残念ながらCDIも、それに代わるノーマル部品も付いていなかったのでした。

「ダメだ。。 終わった。。」
希望の光が途絶え掛けた・・
その時・・
「みっちーさん、KSRなら車両一台ありますけど・・。」 って、クマゴロウさんから神の声がぁ~~。
「CDIは?」 って確認したら、
「付いてますけど。」 って。
きゃぁ~~♪ クマゴロウさんが王子様に見えたよ~。
しかーし・・、
王子に見えた幻は、そうは長くは続かない。
シートを外してタンクの下にあるCDIを使わせて貰おうと思ったら、クマゴロウさんが持って来た鍵がKSRの物じゃ無かった?!
バイクはあるけど、鍵が無い・・って、一体どーゆー事ですかぁ~~?!

思いっきり突っ込み入れそうになったけど、その瞬間、誰かが叫んだ、「JAF呼べ! JAF!」 の一言に、笑い転げてしまいました。
いや、でも、JAFなんか待ってる時間の余裕は無いのよ。
・・って、みっちーが言うより先に、メカニック達の手が動く。
サイドカバーのネジを外し、シートのロックをベースから取り外し、無事にシートを取り外した。

そして、何とかCDIを奪取したよ~。
ハイエナの様に人が群がっていたKSR@クマゴロウ号は・・

必要な部品だけ取り外されたら、無残な姿のまま放置される。。
あ・・、レースが終わったらちゃんと元に戻しますんで。
・・で、CDIがチビ号に取り付けられて、火が飛ぶトコまで辿り着いた訳ですが、トラブルはそんなに簡単に解決しないのでありました。

キックしても、全く圧縮が感じられない・・って?
ピストンに穴でも空いているんじゃないか・・って?
ピストンに穴・・って、去年エンジンのOHして、6耐走って今年ちょこっと練習で走っただけなんだから、時間にしたら10時間ちょいしか走っていないノーマルだよ。 当分このまま走れるもんだ・・って思っていたのに。。
「かっ飛ばして走っているからいけないんだ。」 とか、「お尻ペンペンなんかしてるから壊れるんだ。」 とか、みんなが口ぐちに言いたい事を言いまくる。
「そんな事が壊れる原因になる訳ないじゃん!!」 ・・って思ったけど、チームおよめ・・、レース開始2時間半で、初のリタイヤになっちゃうのか?
まだ、走っていないメンバーも居るのに・・。 チームのみんなに、それじゃ余りに申し訳ない。。
落ち込むみっちーでありましたが、ふと目をやると、ラブモタのピットに何やらKSRのエンジンらしき物体が置いてある事に気が付くのでした。

「え? 何コレ? もしかして、KSRのエンジン?」
「使えるのかな? それとも、何かの部品取りかな?」
中身の仕様も分からないし、確認したくてもオーナーのsimさんは今、コースを走っている最中。。 流石にコレは、聞かなきゃ無理だわ・・
と、思っていたら、
simさんが、走り終えて戻って来たよ~。
「エンジンは90ccのエンジンなんで、ちょっとピーキーで中井向きじゃないけれど、キャブのセッティングも出してあるし、このまま載せれば使える状態。」 との話。
「使って貰って構いませんよ。」 って、仰って頂けたのですが・・、この場でエンジンの載せ換えなんて、自分で出来るレベルじゃないし・・
でも、このまま6耐の残り時間、指をくわえて見ているだけなんて、あまりに寂し過ぎるし・・、って思っていたら、
「やっちゃう?」 みたいなノリでみんなが、エンジンの載せ換えを始めて下さったのでした。

チビ号には沢山のメカニック達が集まって、壊れたエンジンを下し始める。
「おぅ、おぅ、頑張れ~。 俺の出る幕は無さそうだな~。」 って、腕組みしながら見守る社長。

チームメタボのアツシさん、プラ仏のトミー、スペシャルブレンドのぶん様、よっしーさん、そして店長。
それぞれの持ち場でやるべき仕事が、みんな頭に入ってるんだね。
このエンジンさえ載せ換えられれば、チビ号は復活できるかもしれない。
希望の光が見え出した事で、みっちーの気持ちにも少し余裕が生まれるのでした。
・・で、
ちょっぴりホッとした事で、お腹空いてたのを思い出した~。 走る前には、あまり食べずに出て行ったから、もうね、ペコペコだったのよ。
・・っつー事で、エンジン積み替えしている間に、ちょっと腹ごしらえしておこうかな~って思って、おやきを1個パクつく。
すると・・、おやきを半分食べるか食べないかのうちに、チビ号のエンジンが下りていて・・

下りた・・と思ったら、あっという間に次のエンジンが積まれていた?!

「水用意しておいて、水!」 トミーに言われて、おやき片手に水汲みに走るみっちー。

おやき1個、ゆっくり食べてる時間の余裕も無かったよ。(笑)
まさか、こんなに早く出来る・・なんて思っていなかったから、もうね、最下位覚悟でいたけど、もしかしてこれは最下位じゃなくて済むかも?
ドキドキしながら順位のチェックに行ってみたら、#7「チームおよめ」辛うじてまだ#6「SRIME」に抜かれず9位をキープしてた♪

そして、ドキドキの始動確認。
キックして、眠りから起こされたエンジン音と共に、チャンバーから白い煙が上がった時には、周囲から笑みと拍手が起こったよ♪

ありがとうございます!
ありがとうございます!!
本当に、あがとうございます♪
こうして、一度は完走を諦めたチビ号も、レースに復帰する事が出来たのでした。
とりあえず、50:1で作っていたガソリンを、少し濃い目にする為に40:1に調整し直し・・、

本当は、AKIZOさんの走る順番だったけど、マシンの様子を見る為にYOUさんが行ってみる事になり、走り出して行ったのでした。
様子を見ながらマシンを走らせるYOUさん。 ちょっと走り難そうな雰囲気はあるけど、どんな状態であったとしても、走り続けられる事に嬉しさが込み上げる。

良かった。 本当に良かった。
トラブルによる停止時間は、結局トータル1時間。
ちなみに、ウチのチームがコースに戻る直前に「SRIME」チームが再びトラブルでピットインをして来た為、ビリに落ちる事はなくレース復帰となったのでした。

このままトラブル無く逃げ切れれば、ブービーのまま行けるかも?(笑)
順位は落ちても、競う気持ちは忘れないよ。
ちなみに、壊れたエンジンの原因検証も行われた訳でありますが・・

ピストンの横の面にあるクリップが外れて無くなっている?・・との事で、側面に大きな傷が入っていました。

シリンダーの方にも、結構深い傷が残ってしまっているんで、1ミリ削って使えるかは微妙なトコロかもしれない。。
みんなに散々、「飛ばして走っているから壊れた。」 って言われまくってたみっちーでしたが、「これは、乗り方云々の問題じゃないね・・。」 って。
犯人疑惑を取り消して頂けるのでした。
つづく

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コメント

  1. みっちー(@^^@) より:

    パソコンを開いている時間もなくて、お返事が遅くなってすみませんでした。
    >きみへーさん
    写真ありがとうございます。(^^)
    周りの人達の助けのお陰で、チームおよめも完走する事が出来ました。
    メカニックが沢山いると、エンジンの乗せ換えもホントあっという間ですね。
    波乱もいっぱいだったけど、思い出もいっぱいの6耐でした。
    >社長さま
    色々とありがとうございました。
    社長のチームも、2年連続のリタイヤで・・、ご愁傷様でした。(^^;
    来年はウチのチームはきっちりマシンを仕上げて臨む所存です。
    チームメタボに負けないくらい速いマシンにしておきますので、またよろしくお願いします♪

  2. 社長 より:

    スゴイ~耐久レースのメカニックは他のチームが直すのが良いよね~
    皆で寄ってたかって、見ているだけでOKて俺好き?
    エンジンブローする前にミッチーの後ろで、おいつかね~ほんとノーマルエンジンかよ?
    きっとあのエンジンの中に吉野が入っていたのだよ?ミッチーも来年もチームトラブルで行きますか!

  3. きみへー より:

    6耐お疲れ様でした!エンジン乗せ換えのあまりの素早さに目が点でした・・・ さすが。
    当日の写真をアルバム化しました。よろしければご覧ください。初めて動いている物(バイク)を撮影したのでイマイチですが。精進します。
    https://picasaweb.google.com/104419995454031249684/20130126_13?authkey=Gv1sRgCKq1o_zp6fnxnwE
    ご自由にご使用いただいてかまいませんが、他の方が映っている写真はご使用の際にはご注意ください。
    個人の方も多く撮影させていただきましたので、何か問題等ございましたらご連絡くださいませ。

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