WEX第2戦、爺ヶ岳の参戦レポ~。
空模様は朝からどんより・・、明け方にも若干雨がパラついたかな?と思わせる様な雰囲気で、朝から辺りもしっとりとなっておりました。
天気予報では昼から雨。 80minのレースまではどうにか持ってくれるといいなぁ・・と、思いながら準備に取り掛かるのでした。
CRF100F(ソリ号)も、朝から一発でエンジン始動してくれました。 キャブのセッティングも、少しは良くなっているのかな?
キックの練習も何度かやってみましたが、いちお、掛かりに大きな問題は無い感じ。
ガソリンは、1.5Lあれば80分は走れる事は分かってましたが、とりあえず2.5L入れておきました。
上り坂で押さなきゃならなくなくなった時には、少しでも軽い方が良いだろうけど、転倒とかを考えるとあんまりギリギリって言うのも恐いし・・。
タイヤは前後新品のMX31。
空気圧は、パンクを恐れて前0.7キロ、後ろ0.6キロくらいにしましたが、特にガンガンスピードが乗る場所も無かったし、予想以上のマディーだったので、もうちょっと少なくても良かったかも。。
ちなみに、月曜日に組んで貰った前後タイヤは、前後ともパンクしていた・・っちゅーオチ?(笑)
・・っつー事で、チューブも前後新品に交換済みです。
・・で、ブーツですが、チュルンチュルンの斜面では、タイヤもブーツも滑りまくってしまうので、今回は物は試しでトライアルブーツを履いてみる事にしました。
白い方(左)がモトクロスブーツで、黒い方(右)がトライアルブーツ。
滑る場所で踏ん張る時には、こっちの方が威力を発揮するんじゃないか?・・って、思って履いてみましたが、これが勝敗を左右した・・って言っても過言じゃないくらい、かなり役に立ちました。
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まぁ、そんな感じで支度しながら、朝のブリーフィングに参加~。
すると、偶然mapaさんがお隣に立っていらしたので、ブリーフィングの話を聞きつつ・・轍の斜面の攻略法を教えて頂いちゃいましたが、この時頂いたテク知識が、実践でかなり役に立ちました♪
そして、40minのレースがスタートした後は、自分達のレースに備えてキャメルバックの準備をしたり、泥除けスプレー吹き掛けたり・・と、やる事いっぱい状態な為、結構時間もあっという間。
キャメルバックのホースの口を何処に持って来ておくのが、一番飲み易くなるのかな?・・と、直前まで微調整をしておりました。
オータさん(#257)は、今回マシンもウエアーも一新で、全体にオレンジチックになっていました。 ・・で、緑のバイク(#275)が、ハダさん。
ヅカさんも新しいウエアーを買った・・って言うのに、泥で汚れるのがイヤだ・・って言って、古い方のウエアーを着ておりました。
スタート前の整列では、一台だけヘルメットの上に貼ってる計測センサーが上手く反応しなくって、それの調整待ちになり、スタート時間が若干押していましたが、
今回は、他のクラスとまとめてスタートになったりもして、レディースだけうんと待たされる・・って事はなく、クラス間によるハンディは殆ど感じない状態でした。
そして、いよいよスタート!
速いクラスの人達は、あっという間に坂を駆け上がって行きます。
それに続いてオータさん達のクラスも、スタートとなった訳ですが、オータさんは初っ端からここのコーナーでコケてたらしい?
そして、レディースクラスもスタート。
ニュートラルにして、ヘルメットタッチで合図を待ちます。
630番~634番がレディースBクラスの人達ですが、スタートでシフトを入れたつもりが上手く入らずに、一瞬出遅れてしまいました。
しかーし、その後の直線加速で、レディースの中では多分トップに出たの? かな?
・・っつーか、コケたり止まったりしている人達を避けていると、自分の順番がどうなったか・・とか、正直分からないのよね。
とりあえず、無事に一周走れるのか?・・って、ドキドキしながら上って下りて、上って下りて・・。
結構みんながスタックしていた大坂やV字溝の所とかも、マシンの小ささと足付きを生かして、上手い具合にトコトコ前に出られたよ~。
雪の上も、滑る路面も、付いた足が滑らないから、それで何とか処理できる。 トライアルブーツ、最強だよ。(笑)
そして、無事に一周走り、チェックゲートの表示を見たら、クラス1位の表示が目に入ったのでした。
やった♪ とりあえず今回は、一周目からクラス1位ゲットしたよ。
キャブの調子も、とりあえず大きな問題は無さそうだし。 ・・っつーか、前回爺ヶ岳来た時よりもトルクが増えて、上り坂を楽に上れる様になった事が、めちゃめちゃ嬉しい~。
でもね、走るラインを間違えたら、罠にハマるのは分かっていたから、上る時には前方の轍の状態とラインを塞いでる人の位置を確認して、自分のラインを見定めるてから上る様にしてました。
多分、マシンの加速が良いと、考える余裕も無いまま勢いで行って、後の祭りになるんだろうけど・・、その点、ソリ号はカメのスピードでしか走らないんで、アクセル全開でも考える時間の余裕があるのよ~。(笑)
あとね、転んでる人が多い場所では、マーシャルとかが、「こっち、こっち。」 って、回避ラインを教えてくれたり・・、
結構、ギャラリーの人とかも、「あっちのラインが走り易いよ~。」 とか、「こっちに来るとハマるぞー!」 みたいな事を、ジェスチャーでいっぱい教えてくれるんです。
それゆえ、結構、キョロキョロしながら走っていると、色んな情報をゲット出来る。(笑)
80分のエンデューロ。 時間と共に、コンディションは悪化して・・
でも、ライン際の杭が倒れて来たりすると、その打ち直しの為、若干コース幅が広がって・・
そうすると、テープ際の荒れていないラインが現れるから、またちょっと走り易くもなったりするけど・・
でもね、口で言ってる程、楽な訳じゃないですよ。
途中からパラパラ雨も降り出して来て、実際、コース上の方はこんな状態だったんだから。
力尽きて、休んでる人もチラホラと。。
とにかく体力を無駄に消耗させない為に、スタックさせない、エンストさせない、転ばない様に気を付けて・・、
途中、リヤが流れまくっていた人が、みっちーに向かって来た時には、「きゃぁぁ~~~!」 って、思いっきり悲鳴を上げて・・
そしたら、必死に避けてくれて、避けた先でその人は転倒しちゃっていたけれど・・
いちお、自己防衛も頑張った。(笑)
中盤、ハダさんがコースの途中で止まってた所を、インから抜く事が出来たんだけど、もうね、おちゃらけて、「や~い、や~い。」 とか言ってる余裕もない訳で・・
でもね、その後、雪解け横のツルツル斜面では、完全にハンドルのカウンターが当たったまま辛うじてフロントタイヤが前を向いてる方に上って行く・・と言う、凄い状況だった訳で、、
まぁ、そのタイミングでオータさんが私の後ろに居た様ですが、抜くに抜けない・・叫ぼうにも叫ぶ余力が自分に無い・・みたいな状況になってたらしく、
二人してカウンター当ててマシンが横を向いたまま、走り続けていた様でした。
80分のエンデューロ。
エンジンのボアアップをした事が仇になって、完走すらも危ぶまれるかもしれない・・って、不安を抱いていたけれど、ボアアップをしていなかったら、きっとこのコンディションは走破できなかったかもしれないなぁ・・。
そんな事を思いながら、終盤まで大きなトラブルも起こさずに走り続けたみっちーでしたが・・
最後の最後、チェッカーフラッグを目前に、完走も危ぶまれる事態に陥るのでした。
つづく。
コメント
>mapaさん
お疲れ様でした。
動画、拝見しました。
80minを終えた時、あのコンディションで120minは一体どうなっちゃうんだろう・・って、心配をしていましたが、案の定、凄い状態になってましたね。(^^;
mapaさんのアドバイスはとっても役に立ちましたよ!
下の方の斜面ではハマる事なく上れたのは、その知恵があったお陰です。
ホント、ありがとうございました。
あまり良いアドバイスにならなかったと思いますが、何かしらのヒントになっていれば幸いでした。
あの朝自分で言っといて、イザ自分の出番になったら・・・恥ずかしい限りでした。