早い物で最終戦が終わってから1ヶ月が経ちましたが、MOTO1-EASTのHPに、もてぎ戦のレポがアップされていました。
波乱の一年で、ホントに色々あったけど・・、自分なりに最後まで諦めないで頑張ったから、悔いは残っていないかな。 この一年で得た物を糧に、また来年頑張りたいと思います。
とりあえず、来年は怪我せず走り切る事が最大の目標ですね。(笑)
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moto2 レースレポート
10月31日、栃木県のツインリンク茂木サーキットの特設コースで行われたMOTO1 KANTO TOHOKU 第6戦、2010シリーズ最終戦となる今大会は台風14号の影響でダート区間キャンセルで競技が行われた。
AREA KANTO TOHOKU moto2クラスのエントリーは13名。今期はALL STARSとの併催が3回設けられており、R2-EBISUとR4-SUGOのAREAシリーズはmoto1 OPENクラスとmoto2クラス混走でのレースとなっていたが今回は通常通り各クラス単独でレースが行われた。
予選でポールポジションを獲得したのは#77金子(MS五郎Racing-Hon/CRF250R)、続いて#91塩野(ブルーヘルメットMSC-Hon/CRF250R)、#60三井(MOTO WEST-Hon/CRF250R)、#59羽田(Absolute Racing-Hon/CRF250)がフロントローにマシンを並べた。
迎えた決勝、ホールショットは#77金子が決める。そして、抜群のスタートを見せたのは2列目5番グリッドからスタートの#98新井(CP sports + BD-Hon/CRF250R)だった。ポールスタートの#77金子には届かなかったものの、2番手で1コーナーへ入って行く。すぐ後ろに#91塩野、#60三井の順で1コーナーへ入って行くが、#60三井はジャンプスタートと判定される。
1周目3コーナー、#60三井が少しはらんだ所へ#98新井が滑り込み3番手に浮上するも、次の4コーナーでは#98新井が立ち上がりでリヤを流してしまい#60三井が抜き返す。1周目から激しいポジション争いを繰り広げるが、4コーナーでは#60のペナルティボードが上げられている。
オープニングラップをトップで帰ってきたのは#77金子。#91塩野、#98新井、そして#45寺田(415 Riders-Hon/CRF250)、#59羽田、#46高橋(Absolute Racing-Suz/DR-Z400SM)、と続く。#60三井はオープニングラップ中にペラルティボードを確認、1周目を周り切らずペナルティを受けるためピットロードへ入った。この判断は後半で大きく響いて来る。
レース中盤に向け#77金子、#91塩野がトップ争い。少し離れ#98新井、#45寺田、#59羽田がセカンドグループで3番手争いとなってくる。
5周目の3コーナー、勝負に出た#91塩野だが、マシンの向きが変わっておらず車速を伸ばす事が出来ない。次の4コーナー進入もフロントをインに残そうとするが#77金子のラインに塞がれてしまう。しかし、次の6周目3コーナー立ち上がり、インで上手く向きを変えて車速を乗せた#91塩野が4コーナーへ向けてトップ#77金子のインに並ぶ。4コーナーでそのままインを取り#91塩野がトップに浮上する。
レース後半、トップは91塩野、2番手に少し離れて#77金子、3番手#98新井が単独走行となり、4番手争いが#45寺田、#59羽田、少し離して#46高橋が単独6番手となってくる。そして迎えた8周目、ジャンプスタートのペラルテイを受け最後尾から追い上げてきた#60三井が#46高橋を射程に捕らえる。#46高橋も怪我を押して頑張るが、#60三井が4コーナーから5コーナーで高橋をパスしてポジションを6番手まで上げる。
上位陣はそのまま最終ラップを迎え、優勝#91塩野(ブルーヘルメットMSC-Hon/CRF250R)、2位#77金子(MS五郎Racing-Hon/CRF250R)、3位#98新井(CP sports + BD-Hon/CRF250R)、4位#45寺田(415 Riders-Hon/CRF250)、5位#59羽田(Absolute Racing-Hon/CRF250)となり、2010チャンピオンは第2から第5戦まで連続優勝で圧倒的な速さを見せた#77金子に決定した。
今回3位に入った#98新井はmoto3にも出場しているライダーで12歳、今後が期待される。そして、初優勝でランキングを逆転してA級昇格を決めた#91塩野は今年1年間の参戦で もっとも顕著に成長したライダーと言える。開幕戦のタイムや順位からは今回の優勝を想像する事は出来なかった。この成績を出すための研究と努力は今回のリザルトを見ただけでは見えない部分だが、レーサーの本質の部分であり賞賛に値する。
圧倒的な速さ見せた#77金子、2010関東、東北エリアでは唯一の女性ライダーで有り最後まで昇格ランキング争いを繰り広げた#46高橋等、参加した全てのライダーにより素晴らしいシーズンを戦ったmoto2だった。