#12「チームも~むす」がトップに躍り出て、俄然面白くなって来た中井6耐。 レース時間も、4時間を経過しようとしておりました。
10チームくらい走っていると、4~5台が塊になって走ってる‥って光景は日常茶飯事なんだけど、5チームくらいだとなかなか見られなかったので、たまに目にする接近戦にちょっとドキドキしてしまいます。
多重クラッシュや、事故が起きなきゃいいけれど‥と、ちょっと心配していたら、、何やらトラブル?? 転倒があったの??
何が起きたか良く分からないんだけど、黄旗が振られた‥と思ったら、全チームが一斉にピットに戻って来たのでした。
「えっ?? 赤旗振られてないよね?? 何で?」
一瞬、訳が分からなくなる。
#9「富士の会」は、ライダー交代?
#5「おこげ」も、たまたまライダー交代。 ‥で、みっちーが走り出す。
#6「SRIME Raing」は、給油のためのピットイン。
#72「ぷろじぇくとい~」は、エンジンの調子が悪いみたい?
そして、トップを走っていた、#12「も~むす」は、何やら重大なマシントラブル?!
何と! リヤホイールのハブの根元が割れてしまったらしいのです。
せっかくトップを走っていたのに‥。
初優勝が、チラチラ見えて来ていたのに‥。
あっという間に、2‥、3‥、4位‥と落ちて行ってしまうのでした。
呆然とする、も~むすメンバー。
落胆の色が隠せない。。
しかーし、ここで再び、みっちーのチビ号(KSR2)が役に立つ♪
チビ号からリヤホイールを取り外し、タイヤを組み替えて取り付けすれば、あっという間にレース復帰出来ちゃう訳で~、まぁ、そんなに大幅なタイムロスにはならないかな~と、一瞬思われたのですが、、
事態はそんなに楽な展開にはならなかった。。
永年放置されていたチビ号は、あっちこっち固着しており、、リヤホイールのベアリングも完璧に固着ぅ~~。 ベアリングを打ち替えないと使えない状態なのでした。
‥で、コース走行中のみっちー。
何となく、#12「も~むす」と、#72「ぷろじぇくとい~」が走ってないな~とは感じていたけど、そんな事件が起きてるなんて露知らず、走り続けておりました。
ちなみに、ウチのチーム員は、他のチームの人達の様に、走ってるライダーにタイム知らせたり、指示を送ったり、見守ったりなどはしない訳で~、走ってる人は完全放置。
当然ですが、この時も、誰一人みっちーの走りを見守るなどせず、日当たりの良い高台で他のチームトラブルの見物をしておりました。
そんな折、みっちー、最終コーナーでギア抜け~~~~!
曲がれないまま、ピットロードに向かって突っ込む~~!
「うわぁ~、クラッシュパッドに激突~?? いや、このまま強制的にピットインかー?!」 って思ったけど、ギリギリの所で何とか停止。
派手なオーバーランのみでコース復帰できたけど、1コーナーのマーシャルさんと目が合って、思わず笑ってしまいました。
そんなこんながあった後、ライダー交代でピットに戻って来たもんだから、そん時の興奮が収まらないのよ。(笑)
「あそこで、ギア抜けしちゃってー、クラッシュパッドに突っ込むかと思ってー、何とかかわしたけど、そのまま強制ピットインになるかと思っちゃった~。」 って。
超~興奮して話す、みっちー。
「ある、ある。 そーゆーの。」 って言いながら、みんな大爆笑でした。
とりあえず、無事に戻って来れて良かった。
そんな訳で、みっちーの2回目の走行も無事終わり、走りのプレッシャーから解放された訳でして、あとはのんびり観戦しながら、終わりの準備をすれば良いだけとなりました。
そして、ようやくここに来て、周囲の状況を知ったみっちー。
1位は#6「SRIME Raing」が返り咲き。 2位には#9「富士の会」。 そして3位には何と!#72「ぷろじぇくとい~」が上って来ていたのでありました。
そして4位には、未だホイールのトラブルから抜け出せていない#12「も~むす」が。 その「も~むす」と、数周差にて5位の「おこげ」。
「あとちょっとで、最下位脱出~♪」
も~むすの進捗状態を、遠くから見守る「おこげ」メンバー。
でも、ぶん様は遠くから~なんて事は出来ず‥
近くまで行って覗き込む。
そして、おこげが4位に浮上したところで‥、ベアリングの打ち替えに苦戦していたも~むすさんのお手伝いをしてあげるのでした。
そんな中、3位を走っていた#72「ぷろじぇくとい~」でも、何やら大掛かりな作業が始まった?!
勿論、ぶん様はこちらにも、しっかり偵察に向かいます。(笑)
元々、朝からみんなが乗る方のマシンの調子が良くなかった為、とりあえず絵馬さんが走るだけ走ってから、絵馬さんマシンをみんな仕様に変更して、みんなに残りを走って貰う事にしてたそうで‥
その為の、ハンドル周りの付け替え作業を始めたのですが、、
その光景を、遠くで見守るみっちーと店長。
「あれ、さ~、右側のバイクで走るんだよね~?」
「何で、左のバイクにウォーマー掛けてるんだろうねぇ?」
「タイヤ、冷えてるんじゃないの??」
「走り出して、コケなきゃいいけど。。」
‥と、心配しながら見守っていたら、、
1周も走れずに、戻って来た?!
やっぱ、コケたか?‥って思ったら、このタイミングでエンジンが逝ってしまった??
富士の会のカシポンも加わり、色々原因を探る中、ダメ元でもう1台からジェネレーターコイルを外して付けたら‥
何とか復活した?‥っぽい。
しかーし、その間に、せっせと周回を重ね続けていた#5「おこげ」は‥、遂に、タナボタで3位に浮上~~♪
「やったぁ~、3位♪ 3位~♪」
朝のあんな悪夢からの、この展開! もうね、笑いが止まらない。(笑)
マシンの状態も安定して来て、朝はあんなに転びまくってたmasamasaさんも、1コーナーでこ~んなに攻められる様になりました。
ただね、油断はできません!
うちのチームは、予備で持ってたステップ4つを既に使い果たしていて、もう1回でも転んだら替えのパーツを持っていなかったのだから。 絶対に転べない状態だったんです。
なので、とにかく気を引き締めて、せっかく拾った餅を落とさずにゴールまで走り切らなきゃならないのです!
そこでみっちーは、みんなに通達!
「絶対に転ばないで下さい!」
「あと、ピットインの回数を減らす為、残りは1人35分ずつで走って下さい!」
「今走ってるmasamasaさんは、どうする?」
「ん~、黙って35分間走らせておきましょう。」
‥と言う事で、masamasaさんの走行時間は、本人の承諾なしに10分延びるのでありました。(笑)
#12「も~むす」も作業を終えて走り出し、順位の方も4位まで浮上。
#72「ぷろじぇくとい~」は最下位だけど、コイル換えたらめちゃめちゃ調子良くなって、このタイミングでベストラップ更新している、すえぞう選手。
まぁ、調子に乗り過ぎて転んだりもしてましたが。(笑)
まみちゅ選手も、めちゃめちゃカッコ良く走り抜けて行く~。
レースなんだから、勝ったり負けたり、悔しかったり、笑えなかったり‥と、色々あるとは思うんだけど、でもね、みんながめちゃめちゃ笑顔でいてくれる。
この場所に居る全員が、「中井6耐」を楽しんでくれていた。
今年はチーム数がかなり減って、レースとしてみんなが楽しめるのか?‥って、本当に心配してたんだけど、結果として、そんなの杞憂だったな‥って。 この時、ちょっとホッとしました。
今年初めてお手伝いに来てくれたミオちゃんにも、言われたのよね。
「一日中、誰を見ても笑顔だった。」 って。
その言葉が、本当に嬉しかったみっちーなのでありました。
第21回の中井6時間耐久を制したのは、#6「SRIME Raing」。
JK選手にチェッカーを振り、無事終了となりました。
優勝の、#6「SRIME Raing」。
2位は、#9「富士の会」。
そして3位に、#5「おこげ」。
4位には、#12「も~むす」。
5位は、#72「ぷろじぇくとい~」。
‥と言う事で、第21回・中井6時間耐久の表彰台は、こんな感じになりました。
安定した強さを誇る#6「SRIME Raing」さん、優勝おめでとうございます。
そして、最後‥
Sayaちゃんが手間暇かけて毎年書いて下さっているライダーのイラスト、今年のしおりの表紙となったお二人に、サプライズプレゼントさせて頂きました♪
来年は、果たして誰が描かれるのかな~?
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そんな訳で、コロナ禍の開催となった第21回の中井6耐。 20年も続けていると色んな事が起きるけど、こうやって開催し続けて来れたのは、ひとえに、協力して下さる皆さまのお陰だと思っています。
まぁ、この6耐が終わった直後、「来年は出来ないかもしれない‥。」 と思う様な、個人的事件が起きましたが‥(苦笑)、今は何とかそれも乗り越えた感じでして、、引き続き、来年も開催できるよう頑張って行きたいと思ってます。
また中井で、みんなと一緒に笑える様に頑張ります。
ありがとうございました。