龍神月山レポ

オフロード

日高に向けて川渡りの練習をする為に、7月末に山形県で開催された「龍神月山」に行って来ました。
月山にはJNCCでのレースで過去2回程行った事はありましたが、いづれも参加はミニでのみ。 そして、時間も90分。 今回、初めてセローにて、しかも4時間の長丁場にかなり緊張しておりました。
でもね、日高を考えたら、ルートとテストで4時間以上走る訳だし、無理せずに自分の中でペースを決めて完走できれば良いかな‥と。 意を決してのエントリーです。


7月27日(土)、深夜1時頃自宅を出発。 朝6時半頃に、日本海沿いの道の駅「あつみ」に到着しました。

レストラン早磯は朝7時から食事OKだったので、そこでお刺身定食の朝ご飯。

‥で、せっかく山形まで来たのだから‥と、ちょっと観光も兼ねまして、その後は海沿いをそのまま北上して、鶴岡市の加茂水族館へ行きました。
くらげ水族館として有名な所ですが、開館前から行列が出来ていましたね~。

普段でも週末は混雑する‥って聞いてましたが、更に夏休みとあって、朝から館内は混み混み。。 くらげの動きを追いながらゆっくり写真を撮れる状況では無かったです。
なので、くらげドームの写真のみアップ。

途中でやってた「くらげの生態のお話」とか、アシカショーとか、色々楽しかったです♪
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そして、いよいよ月山へ。
ここの鳥居の所に来ると、月山に来たな~って気になります。

今、JR東日本のCМでも、出羽三山が舞台になっている様ですが、その三山の一つが、月山。 何かね、神々が宿る‥って言葉通りの厳かさを感じます。
そして、いよいよ会場へ。
出場予定の4時間レースは28日(日)の開催ですが、前日の土曜日もミニバイクの2時間レースをやっているので、結構パドックは一杯になっていましたね。

‥で、空いてる場所にトランポ止めて、テントを張ったら、いよいよコース下見です。
コースは1周10キロ以上。 とりあえず、パドック近くの上流側を先に歩く事にしました。 大体この辺りのエリア↓

スタートして、まず、浅瀬の川を下って行って‥

川の反対側に渡って、戻って来る時の河原をチェック。

その後、パドックの裏側の山の中を歩き回り、途中、見晴らしの良かった場所からパドックをパチリ。

とりあえず、1時間ちょっとで回って来る事が出来ました。
ミニだとちょっと厳しそうなヒルクライムはあったけど、セローだったらその辺りは大丈夫だろう‥と。 川渡りは、しっかり歩いて深さを確認しておきましたが、晴れが続いていたお蔭で、比較的水かさは低目でしたね。
‥で、本当は、下流側のコースの方も行こうと思っていたんですが、、こっちはめちゃめちゃ距離があるんですよね。 しかも、ヤチが一杯あるから歩くのも大変。 夕方になるとブヨも出る。。

梅雨明け宣言はまだだったけど、夏到来の様な暑さに、これ以上歩いたら体調悪くしかねないと思ったので、下流の方に行くのは止めておきました。
まぁ、大体コースのイメージは分かっていたんでね。
‥と言う事で、あとはセローの整備をして、16時半からの車検を受けて、この日は終了~。 鶴岡駅前の宿へと向かうのでした。
このまま天気が持ってくれて、水かさが上がらなければ‥と願ってましたが、台風の影響で、その日の夜中に結構な雨が降りました。。
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そして、7月25日(日)、レース当日~。
昨夜からの雨はまだ降ったり止んだりしている状態。 コンディションは完全にオールマディになってました。
唯一救いだったのは、水かさはそんなに上がらなかった‥って事かな? JNCCで来た時は、水難事故が起きるのでは??‥って思うくらいでしたからねぇ~。(笑)
朝のブリーフィングでは色々と説明がありましたが、集計方法がコインカウント式‥とかで、集計場所で一時停止すると、スタッフさんが自分の番号のカップに1枚コインを入れてくれる‥って言うスタイルになっていました。

あとは、去年までは4時間のレース中に途中で30分間の強制休憩時間があったそうですが、今年からそれが無くなったそうで、無理のない様に各自で休憩して下さい‥って事になっておりました。
そして、いよいよレーススタート~。

並び順は自己申告で好きな所。 3列くらいになっていたかな?
最初の1周はマーシャルさんの先導の元、隊列走行になってましたが、、

そのペースがそこそこ速くって、スタート直後からみっちーは脱落。。
元々、最後尾付近からスタートをしていたのですが、序盤の川の浅瀬の所でバイクを倒してしまったら、あっという間に置いて行かれて単独走行になっちゃいました。

それからはひたすらマイペースで。

コースはある程度分かっているので、間違えない様に慎重に‥。

すると、どうにか30分ちょっとで1周する事が出来ました。

とりあえず、周回出来た事に安堵。。
これを安定して繰り返して行けば良いだけだ‥と、自分に言い聞かせていましたが、、やはり序盤の浅瀬の川下りが怖くって、スムースに走れない。。
浅いんだから、倒しても水没はしないんだから思い切って行けばいい‥って、頭では分かっているんだけど、人が走った後の川は濁って川底が見えなくなるから怖いのよ。。
ここの川を延々と200mくらい下って行くの。

ビビってしまってスタンディングをしないから、余計にバランスを崩しやすくなるんだけど、、2周目もまたセローを倒してしまうのでした。
ただね、一番心配していた場所の川渡りは、ラインさえ間違えなければ川底の石が安定している場所だったので、まだ良かったかな‥って感じです。
なので、ラインを間違えない様に、毎回毎回渡る先の目標物を確認して‥

そこに向かって、一気に渡る~~

写真で見ると、大した事ない川だったな~って思えるけど、走っている時はかなり必死なんですよ。。

ビビってるもんだから、腰引けてるし。(笑)
そんな感じで2周目もまた30分ちょいで周回し、およそ1時間ちょっと経過。 その後も全くペースは変わらず‥と言うか、変えないで、走り続けて行きました。
延々と走る川下りでは、「今度こそ足を着かずにスタンディングで走り切るぞ!」 って思うものの、序盤の4周はどこかしらでビビって着足。
それでも、2時間も走っていると、僅かながらも慣れと言う物が出て来る訳で、腹も座って来た5周目にようやく一度も足を着かずにスタンディングで走り切る事が出来たのでした。

そんな中盤での出来事。 つい先にいる人に釣られて走って行ってしまったら、川の中に居たその人が、バツ印を出して、「こっちに来るな~」 ってジャスチャーしたの。
よーく見たら、曲がる所を間違えて、行き過ぎた所で川を渡って水没しちゃったみたいなんだけど、みっちーも慌てて引き返そうとしたけど、流れの真ん中に居る状態で、かなり慎重に方向転換しました。
‥で、戻る途中で、後ろから来た人が変な場所から川を渡った‥?、、と思ったら、そのまま転覆?! めちゃめちゃ深かった場所みたいで、バイクごと川に沈んだ?‥様に見えました。
一瞬の不注意がリタイヤに繋がる川渡り、マジで怖い‥って思いました。。

‥と言う事で、慣れては来たけどペースは崩さず、慎重に、慎重に。。
相変わらず30分で1周するペースは変わらず、2時間半が過ぎました。

‥で、初の4時間のエンデューロ、セローだったら無給油でも走れるかな~とも思ったけど、あっちこっちで倒しているし、万が一、最後の最後でガス欠になったら引き上げるのも大変なので、とりあえず、2Lだけガソリンを足しておく事に。
でも、タンク開けて中を見たら、行けそうかな?‥って雰囲気でしたね~。
‥で、給油して、そのついでにアミノバイタルのゼリー飲んで、ブドウ糖を1つ舐めて、残り1時間半に向けてまた出発!
ちょっと疲れていた所に補食とブドウ糖が効いたのか、落ちかけていた集中力が一気に戻り、頑張る元気が湧いて来ました。

そうそう、山側のコースには結構キツめの坂があって、ミニでエントリーしていた時には、ここがかなりの難所になっていたんですよね。
実際、ミニで走行していた人達は、ここでかなり苦戦していた様でしたが‥

でも、セローだとこーゆー所は楽でいいな~と、思いながら走ってました。

‥で、6周目も無事周回し、残り1時間と言う所で、ふと思ったんですよね~。 「チェッカーフラッグってどのタイミングで振られるんだろう?」 って。
初めて参加したレースなんで、その辺りが良く分からないのよね。
レースによって時間丁度で振り始められる場合もあるし、トップ選手が通過した時点で振られる‥って場合もある。 まぁ、でも1周が長いから、普通だったら4時間丁度で振られる‥ってのが一般的かな? と。
‥っつー事は、8周目を3時間59分までに戻って来れれば、もう1周走れるんじゃないか? って。

普通に考えれば、4時間も頑張ったんだから、そこで終わりでいいじゃない‥って思うんですが、その時は、もう1周滑り込みたい!‥って気持ちになっていたんですよね。
自分でも、ちょっとビックリなんだけど。
‥っつー事で、7周目、初めてペースを上げてみました。 それまで7割くらいのペースで余力を残しながら走っていたものを、8割5分くらいまで上げてみました。 実質、2割アップな感じ。
頭の中での計算では、30分で走っていたんだから、2割上げれば24分で回って来れるんじゃないか?‥って。
‥で、実際、25分での周回に成功~!

「よし、このままもう1周頑張れば、9周目に滑り込める!」 そう意気込んで8周目へと行ったのですが、、
この時点で既に3時間半以上走り続けていた体は、自分自身が思っていた以上に疲れが溜まっていた様で、思いとは裏腹に急に体が遅れる様になって来た??
つまんない所でミスをする。 バイクを倒す。 挙句の果てにはコントロールを失って、危なくコースアウトしかける始末。
さっきの時点で少しタイムを縮めていたから、多少ミスをしていてもギリギリで滑り込めたかもしれないんだけど、果たしてこんな状態で9周目を走れるのだろうか‥と、いう思いにからるのでした。
万が一、9周目に入れたとしても、そこで最後に大きなミスをやらかして水没でもしてしまったら、4時間の頑張りが一瞬で無になるDNFになってしまう。
ここまで4時間も頑張ったのに、そんな大きなリスクを背負って、更にあと30分も頑張る必要があるのだろうか?
自問自答した結果、出した答えは、「8周で終わりにする。」 でした。
手元の時計を見ながら走り、4時間を越える様に戻ったら、予定通りチェッカーフラッグが振られてました。(ほっ)
みっちーの初の龍神月山、これにて無事に終了~。
ちょっとは、日高の川の克服になった‥かな? (笑)

レース後はコースで走っていた河原へ行き、川の水でセローを洗車。 最後、地元のお兄さんが洗車機も掛けて下さったので、かなり綺麗になりました。
リザルトは、こんな感じ。
みっちーは、スーパーコンペ2クラスで23位。 丁度真ん中辺でした。

ちなみに、レースはコンペクラスと、マイチャレンジクラスがあって、コンペクラスは順位がつくけど、チャレンジクラスは参加型種目と言う事で順位付けの無いクラス。
でも、走る内容は変わらなくて、こっちは最後に完走記録証とか記念品とか貰えていたから、次に参加する時はマイチャレンジでもいいかな~と、思いました。
最後に、自分自身の覚書。
川渡りはアクセルを固定。 戻さない。 スタンディングでバランスを取る。
水面を読む。 色の濃い所は深いので危険。 波打っている所は浅い。 水面が静かな場所は深い。
走行は8周で大体100km。 セローだったら10周くらいまで無給油で大丈夫そう。
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終わった後は、北月山荘にて温泉に入ってさっぱりしてから、龍上海というラーメン屋さんへ。

丁度、月山に来る前の週に、けんみんSHOWでここのラーメンを取り上げていたのよね。
通り道にあったので、立ち寄ってみました。

辛みそラーメン。 みっちーは辛い物が嫌いなので、辛みそはあまり溶かずに食べましたが、もちもちの太麺でとっても美味しかったです。

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