JEC東日本・勝沼レポ

オフロード

7月6日(土)、7日(日)、クロスパーク勝沼で開催されたJEC中日本エリア戦に行って来ました。
とりあえず、パドック取りとコース下見をする為に、土曜日の朝8時過ぎに現地入り。 翌日合流する予定のチームメイトの分も合わせて、入口近くの出入りのし易い場所にパドックを確保しました。


梅雨真っ只中のレースゆえ、マディになる事はまぁまぁ覚悟していましたが、予想通りのコンディション。 幸いこの時は雨には降られませんでしたが、金曜日に降った影響でかなりツルツル状態でした。
和田屋チームの皆さんとご一緒させて頂いて、とりあえずコース下見~。

クロスカップなんかだと、これだけコンディションが悪くなるとかなりあちこちカットされるんですけど‥、今回はエリア戦の簡易オンタイムって事もあり、コースカットはしない‥っぽい。

NAクラスとか、IBクラスの方達は、ココ上らされるんだとか‥?
ツルツルコンディションなのに‥。 まるでハードエンデューロ。(笑)
ちなみにこの日も、「スタッフが下見に行ったっきり帰って来ない。」‥とか、「IA選手が1周回るのに2時間掛かっている。」‥とか、そんな話がチラホラ飛び交っておりました。
そんな上級クラスのルートに比べれば優しい設定ではあったものの、それなりに厳しい承認クラスでも使うルート。。

え? ココ、下るんですか?‥って感じ。
CRF125でエントリーをしていたから、足付きながら下りればいっか、、と、多少は楽観視できたけど、セローだったら周回できる気がしません。。 勝沼のマディは、ホント大変なんで‥。
そんな感じでとりあえずコース下見を終えた後、CRF125の整備を済ませて、早目に宿へと向かいました。
ちなみに勝沼に来た時は、毎回石和の健康ランドに泊まっていますが、この日、石和健康ランドはホテルの新館のオープン初日だった様で、オープンしたてのピカピカのお部屋に泊まる事が出来ました。
~~~~~~~~~~
そして、7月7日(日)。 レース当日。
前日のまま、雨が降らないでくれたなら、多少なりともコンディションが回復したんだろうけれど、残念ながら夜中にたっぷり雨が降ってしまいました。
‥と言う事で、前日よりも更にハードなコンディションになっちゃいました。

朝、到着をした、チームメイトのタムラさん(NAクラス)と、ヨーヘイさん(NBクラス)は、初めての勝沼です。
雨の勝沼。 少なくとも新品タイヤは必須なのに、、なのに、なのに、タムラさんもヨーヘイさんも中古タイヤ履いてる~~。 しかも、簡易オンタイムだから‥って、キャメルバックも持って来てない。。
大丈夫なんだろうか‥って、ちょっと心配になっちゃいました。
そして、朝のブリーフィングでも、「DNFありきの設定です。」 と、スタッフからも強気の説明。 コースカットはせずに、周回数を多少減らしての調整となっておりました。

承認クラスの周回は6周。 最初の1周は計測しないので、タイム計測は全部で5回。 持ち時間は3時間半。 プラス30分(トータル4時間)まではペナルティ加算で対応されるので失格にはなりませんが、その30分を越えてしまうとDNF‥失格になります。
ちなみに、NBクラスは同じコースを8周、NAクラスはちょっと難易度の高いルートで6周、IBクラスは更にとってもハードなコースで4周‥って感じだったかと思います。
ちなみに、上のクラスの方が、ルートがハードでテストの回数が少ない‥って言うこのパターン、実際走ってみて、いいな♪って思いました。
通常は、上のクラスは周回数を増やす事(速く走らせる事)で難易度を上げる事が多いんですけど、そうすると、走行中に出くわす回数が多くなり、更には向こうも急いでいるから抜かれるペースも速くなるし、こっちも譲らなきゃ‥って思って焦ってしまうんですよね。
でも、このパターンだと、そーなる事が少なくて、下のクラスも怖い思いをせずに走れる。 そして、各クラスとも時間とコースと周回数が非常に絶秒。
めちゃめちゃ考えられているなぁ~と。 この塩梅、スタッフすごぃ~~って思いましたね。
そんなレースの方は‥と言うと、一応、オンタイムレースなのでスタート時間だけはきっちり決まっておりまして、3人1組づつのスタート。

みっちーは、和田屋のアヤさん、ぬまっちさんと同じ組になりました。

‥で、計測をしない下見走行の1周目。
様子を見ながら調節しよう‥と思って、タイヤエアーは若干低めでスタートしたんですが、結構大変な状態で、、予期せぬ所であっちこっちハマりまくり~。
一緒にスタートした、ぬまっちさんやアヤさんにもすっかり遅れを取ってしまい、更には奈落の坂では何度もやり直し~~。
「ヤバい、、私コレ、完走できないかもしれない。。」 って思いが、マジで頭を過りました。
‥っつー事で、最後の手段。 タイヤエアーを抜きました。(笑)
すると、何とか前に進める様になり、奈落の坂を上り切れた~。
もうね、スタンディングだの、ステップ荷重‥だの、綺麗ごとなんか言ってられない。 とにかく、地面蹴ってでも何でも、足りないパワーを補いながら必死に上って行く‥って感じ。 やっぱ、CRF100に比べると、CRF125は力無いなぁ~って感じますね。
そんな感じで何とかルートを1周し、テストも結構頑張ってタイムアタックした訳ですが、、1周目なんで計測ナシだったんですよね。 そんな事も忘れるくらい、テンパっちゃっておりました。

とりあえず、1周走ってパドックに戻って、タイヤエアーを計ってみると、0.3。 あの時抜いてこのエアー圧なら、元々がちょっと高かったんだな~と、納得しました。
‥と言う事で、更に苦戦を強いられる様であればその時にまた抜く‥って事で、とりあえずこのまま行く事に致しました。
2周目に入るとルートの渋滞も解消されてて、1周目よりも順調に‥。
しかしながら、肝心のテストでやってはいけないミスをして、キャンバーでリヤタイヤをラインから外してしまうのでした。
どう足掻いてもリカバリー不可。
‥っつー事で、周囲をよ~く見回すと、一段下に下りればそこから這い上がれそうだったので、ゆっくりバイクを下ろしたのですが、、その時に痛恨のミス! ブーツがペダルに当たってしまって、ギアがニュートラルに入ってしまったんです。
クラッチ繋いで発進‥と思った所で、ギア抜けしてるしー。
ギア入れる為にクラッチ握って左足を上げた瞬間、バイクごとズリ落ちて行く~~。 焦れば、焦る程、ズリ落ちる~!
「ヤバい! このままではコースアウトしちゃう~!」 っつー、コーステープギリギリの所で、どうにかローにギアが入り、慎重に慎重に発進させて、何とかリスタートが切れたのでした。
何とか、九死に一生を得た感じ。
‥と言う事で、初っ端のタイム計測からそんな失敗したもんだから、クラス順位を気にするとか言うレベルじゃなく、3周目へと入るのでした。 ちなみに、タイムは3分50秒61でした。
‥で、3周目はルートもテストも失敗せずに戻って来る事が出来、テストタイムは3分11秒14。 しかしながら、4周目には再びテストで失敗~。
多少慣れて来た事で慎重さが欠けていたんでしょうね。。 モトクロスコースの所にあるヤチからの上りの左ターンで、わりとイン側からラフに行っちゃったんです。 まぁ、距離的にはそっちの方が近かったんで。
すると‥、案の定、肝心な所で加速が足りずに、開けた瞬間にツルン~となってしまった訳。
勿論、そこで足掻いた所で時間の無駄って事は分かっているので、1つ下のコーナーまで戻ってそこから加速を付けて、上り切るのでありました。
‥っつー事で、またしても大幅にタイムロス。。 3分53秒47になってしまいました。

その後、2時間経過時点での中間発表がありましたが、順位の方はクラス4位で、3位とは1分30秒以上の差はある状態。 どう考えても残り2回のタイムアタックでこれを覆すのは無理なので、あとはもう、完走する事だけ考えて走り切るのでありました。
‥と言う事で、5周目は無事に走り切り、テストタイムは3分11秒92。
そして、ラスト6周目は、これで最後だ~って気合が入った事で、ちょっとペースアップでき、3分0秒51まで上げる事が出来ました。
せっかくだったら2分台に入れたかったけど。 まぁ、勝沼の場合はタイムリーにタイムが表示されないので、目標設定しながら走るのは難しいですよね。(笑)
‥と言う事で、オンタイム‥と言うか、終了時間まで30分くらいの余裕を持ってレース終了~。 ちょっとのんびり過ごす時間が取れました。
緊張から解放された、このくつろぎの時間がイイのよね~♪
その後、レースも終了し、レース結果が発表されると‥、何と!みっちー、まさかの3位に。

絶対逆転は無理‥って思っていたんだけど、3位の選手が最後のタイムアタックで大きなミスをしちゃったみたいで、1分半以上あったタイム差が覆っておりました。
終わってみるまで、何があるか分かりませんね。(笑)
棚ボタの3位にちょっぴり恐縮しておりますが、、

入賞景品に大箱の桃を頂いちゃいました♪

ちなみに、入賞しなくても、参加者全員に小箱の桃が配られる‥っつー、相変わらず太っ腹のオーナーさんであります。
‥と言う事で、無事終了した勝沼のエリア戦。
前日のあのコンディションの中、何度もコース試走をして、絶妙なコースを作り上げ、当日も危ない所には必ずマーシャルさんが居てくれて、常に見守ってくれていた事。 とっても心強かったです。
スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

0
タイトルとURLをコピーしました