4月17日(日)、クロスカップ勝沼戦の当日レポです。
雨の降り出し予想時刻は、結局朝からになってましたが、どうにか降らないでくれる事を祈りつつ、6時過ぎに現地入りをしたのでした。
到着時間には薄日も差して、ちょっと希望も持てるかなぁ~なんて思えていたのですが、あっという間に雲が広がりポツポツと雨が降る始末。。
「あ~あ、、やっぱりダメかぁ・・。」 と、諦めモードになるのでした。
しかーし、山の天気は変わり易い♪
雲の切れ間から眩しい日差しが差し込んで来て、一瞬にして晴れ間が広がって来たりもする。
そんな気まぐれお天気に一喜一憂させられながら、準備にいそしむみっちーでした。
そんなクロスカップですが、今年から少し内容が変わりました。
去年までは、2時間半の1レースで開催されていましたが、ビギナーさんにはちょっと難易度が高い・・って事で、ビギナーさん向けにちょっと簡単なレイアウトのレースが追加されたのです。
・・と言う訳で、中上級向けの2時間レースと、初級向けの1時間レースの、2本立てスタイルになりました。
ちなみに、今回は他のレースと日程がバッティングした事で、エントリーはちょい少な目。 2時間レースが50台くらいで、1時間レースが8台と言った感じになりました。
ちなみに、8台しかいなくても更に細かくクラス分けがされるので、クラス別のエントリー台数は2~3台。 全員が表彰台に上がれてしまう・・(しかも、しっかりと景品も貰える)状態なので、初心者クラスはかなりお得なクラスです。
そして、変更された点のもう1つは、タイムスケジュール。 かなり前倒しされました。
2時間レースから先にスタートとなりますが、9時頃始まって11時には終了。 その後、1時間レースが開催されますが、こちらも12時半には終了~。
13時過ぎには表彰式が始まって、14時頃には解散になるので、そのまますぐに高速に乗れば、中央高速の渋滞に遭わずに帰って来れる・・って計算なのです。
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そんな訳で、朝の始まりはサクサクと。
ブリーフィング終了後は、コースの1周下見時間がありますが、この頃には土の表面がしっとり濡れて来るくらい、雨が降り出しておりました。
まぁ、それでも、昨日までベスコンだったコンディションは、下見の頃にはそんなに酷くはならなくて、ちょっとスリッピーになって来たかな・・っつー程度で持ち堪えてくれておりました。
一周走ってきたバイクも、そんなに酷くは汚れてないし。
しかーし、スタートの集合が掛かる頃には本格的に降り出して、見た目にどんどんコンディションが悪化する。。
ちなみに、雨が酷くなって来たので、走ってる間の写真は無いです。
上のクラスからグループ毎にスタートが切られ、女性クラス(WAクラス)は最後の3グループ目のスタートです。
ちなみに今回、WAクラスのエントリーは4台。 誰が勝ってもおかしくないメンツが揃った・・っつー事で、注目を集めていた様でした。
スタートすると、案の定、最初のモトクロスコースの大坂で何人もスタックしている状態でした。
とりあえず、勢いを付けたまま脇目も振らずに頑張ったら、転んでる人を縫いながらそのまま上り切る事に成功~。 第一関門突破です♪
しかーし、他の人がどうだったか・・とか、見ている余裕は無かったので、自分のポジションは分からない。。 まぁ、気にした所で仕方ないので、そのまま自分が進む事だけ考えて、走り続けるのでありました。
下見の時に比べれば、コンディションは確かに悪くはなってましたが、まだ何となく持ち堪えてくれている・・っつーか、とりあえず、走れる状態ではありました。
奈落の坂も・・、わりとあっさり上り切れた。
ウッズの丸太も、ハマる事なく・・、エンデューロコースのチュルチュル路面も、意外とすんなり走り切れて、無事に1周回って来れたのでありました。
しかーし、2周目に入ると状況はかなり悪化。 モトクロスコースの大坂は無事に上り切れたものの、その後、前の日にちょっとハマった分岐ラインの木の根っ子でスタックしている人がいたんです。
右のラインは空いていたんで、そっちからなら行けたんだけど、そっちを走れる技術は無いんで、左ラインのその人がラインを空けてくれるのをちょっと離れて待っていました。
その間にも、上手な人とかは右のラインから通過して行く。
それを、ただただ見ているだけのみっちーでしたが、でもね、そーゆーのを間近で見学できるのってめちゃめちゃ勉強になる感じで、何かこの日は、もう勉強の一日だ・・って割り切る感じで、とにかく人のハマるパターンと、同じ場所を綺麗に抜けて行く人のテクを一生懸命見ておりました。
・・で、暫く待ってたら、ハマっていた人がバイクをずらしてラインを空けてくれたので、そこから何とか通過して、ようやく関門を突破~。
しかーし、その後待ち受けていた奈落の坂では、坂の途中に何人もスタックしていて・・、更には坂の下でも待ってる人が多数・・っつー状態で、凄い感じになっていました。
「ん~、とてもここから先に進める気がしない。。」
半分諦めモードに入ったみっちーは、とりあえず、前に進む事を止め、見物態勢に入るのでした。
上ろうとしている人が何度もチャレンジするんだけど、どうにも上がれず戻って来る・・。 待ってる人が空いたラインから行こうとするけど、やはり上れずにスタックする。
このコンディションじゃ、朝と同じ空気圧では上れないかもしれないなぁ・・と悟ったみっちーは、待ってる間にリヤタイヤの空気を抜いてみるのでした。
すると、周囲の人も真似をしてみんなが一斉に空気を抜く~。(笑)
・・で、ふと右側の坂の方に目をやると、同じWAクラスのイワサキさんがリカバリーの最中で・・、みっちーは、ここでようやくイワサキさんに追い付いたんだ・・と、悟ったのでありました。 (実際は違ったんですが・・。)
せっかく追い付いたんだから、頑張らなくちゃ!と気合も入り、左の坂から上って行くと・・、意外にも途中でスタックする事もなく無事に上まで上がり切れた~。 エアー抜いたのが良かったのかもしれないです。
・・っつーか、こんなにあっさり上がれるんだったら、あんなに待つ事なかったのに。
しかーしその後、谷のウッズで目の前の人が丸太で転び、その人が起き上がるのを待っていたら、イワサキさんに追い付かれてしまうのでした。
みっちーが止まってた横をイワサキさんが抜けて行き、転んでいる人をかわそうとした所で失敗し、イワサキさんも転倒。 追い付かれたので、みっちーも急いで空いたラインから走り出す。
「ダメだ・・。 のんびりしてたら、すぐに負けちゃう位置にいるんだ。」
そう思ったのでありました。
しかーし、その後、エンデューロコースに入ってすぐのチュルチュル路面にハマってしまい、身動きが取れなくなっていると、スパっとKTMのバイクに抜かれてしまうのでありました。
・・で、みっちー的には、その人が同じWAクラスの選手だと思い、「あ~、何か、自分ダメダメだなぁ。。」 って。 ちょっと落ち込みモードになる。
ちなみに、ここのチュルチュル路面、CRF100Fだと滑りながらも何とか進んで行けるんだけど、TC85何かだとホントお話しにならない訳。
先日、2台持って来て乗り比べをしてみた時も、TC85でこの場所に来て、マジで身動きが取れなくなって諦めた場所だったんで。
とは言え、今はレース中なんで、諦める訳にも行かない訳で、、またしても、周囲を走る上手い人達の走りを見ながら、自分も必死に真似をして何とか脱出するのでありました。
その後、傾斜のキツいコーナーにてボテゴケしたりもしましたが、ようやく2周、戻って来る事が出来ました。
2周目に掛かった時間は38分。 ちなみに、1周目は18分くらいだったので、この時点で56分経過していたのでありました。
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1時間あたりで給油する・・と伝えておいたので、ピットに行くと旦那さまがガソリンを持って待っていてくれました。
「まだ行くの?」 って聞かれたんで、「まだ行くよ。」 と答えると、「女性クラス、誰も帰って来てないよ。 グリコさんを1回見かけたくらい。」 って。
「え?? そんなはずはないでしょう?? だって、コースで何度も遭遇しているし。」 そう思ったんですけど、、旦那さま的には、見かけていない・・との事でした。
入ったガソリンは3L弱くらい。 時間は掛かっていたけれど、止まってる時間が多かったし、止まってる時にはエンジン止めていたりしたんで、そんなに消費はしていませんでした。
そして、3周目に突入~。
しかーし、降ってた雨が止んできたこの3周目が、かなり大変になるのでした。
モトクロスコースの大坂・・、何とか途中の人達をかわし、あとちょっとで登頂・・ってトコまで来たんだけど、そこでスタックしていた人にラインを塞がれて、あえなく失敗。。 あと2m・・ってくらいの所で、止まってしまったのでした。
しかーし、止まって足を着いた瞬間に、着いた足が滑り出し、倒したバイクはその場で止まっているものの、自分だけがまるでウォータースライダーにでも乗ったかの様に、滑り落ちてしまうのでした。
もう、笑うしかないくらいの滑りっぷり。 立とうと思って足を着くと、また滑って落ちて行く。 結局、バイクの遥か下まで、自分だけが滑落しちゃうのでありました。
そんな訳で、殆ど四つん這い状態で、何とかバイクの元まで戻り、とりあえず起こして、滑らない左端の壁のラインまで避難。。
結構、何人もの人がこの場所まで来て上り切れずにやり直しの為に下りて行く・・って事を繰り返していましたが、あと2m・・、自分の前に居るこのバイクだけ上がり切ってくれたなら、自分は何とか上がり切れる・・と確信し、とりあえず、自分の前にいる人のバイクを上げるお手伝いをして、自分のラインを確保するのでありました。
しかーし、ようやく上れるラインが出来た・・と思うと、下から上がって来て失敗した人が滑って落ちて来て、みっちーのバイクにぶつかって止まるの。
そうなると、結局その人が起き上がってくれるまでみっちーは動く事が出来ない訳で、、ライダーとバイクが一緒にぶつかって来た時なんかは、ホント大変。。
結局、それが何回続いたんだろう・・って思うくらいの時間が経って、、そうこうしている間に、WAクラスのグリコさんが坂を上り切って行き・・、みっちーはこの時、敗北を確信したのでありました。
・・で、その後、マーシャルさんがみっちーに当たって止まってるバイクをどけて下さって、とりあえず、みっちーは2m上の平らな所まで上がる事が出来、そこからのリカバリーで何とか大坂を上り切る事が出来たのでした。
・・で、一番標高が高い所の3本ラインの上り坂のトコまで来ると・・、3人くらいスタックしている人がいて、その中にグリコさんが居たのでした。
「あ、追い付いた。 まだ、負けずに済むのかも・・?」
付けた助走を殺さない様、必死になって坂を上る・・。 何とか、無事に上り切れた~。
しかーし、その先の難所の分岐スポット・・。 スタックしている人はいなかったんで、左のラインに行ったのですが、既に何人もの人がもがきまくっていたせいで、状況がまるで変ってしまっていたの。
近付いた途端に、ズリズリと谷側に引きずり込まれて行く感じ。 とても真っ直ぐなんて行けない。 これ以上動いたら、蟻地獄の様に落ちてしまう・・と思ったみっちーは、そのまま動けずに固まってしまうのでありました。
とりあえず、誰か来れば助けて貰えるかもしれない・・。
密かに甘い期待を抱く。 (おい)
すると、Aクラスの選手が1人・・。
みっちーの方に近付くと、「真っ直ぐ走れないね。(笑)」 って言いながら、とりあえず、自分のバイクをその場に置いて、落ちかけていたTCのリヤタイヤを持ち上げて直して下さったのでした。
お陰で何とか復帰出来、そこをクリアー出来たみっちー。
しかーし、助けて頂いた方のバイクは、キャンバーの所に止めた事でリカバリーし難いトコまでズリ落ちて、1人では持ち上げるのが大変な状態になったのでした。
助けて貰って、このまま立ち去る訳に行かない・・と、みっちーは先でTCを止めてから、その場に戻って手伝おうとしたのですが、「一回下りてやり直すから、気にしなくていいよ。」 って。 「それより、レース時間が30分短縮されたから、頑張ってゴールして。」 と、エールを頂くのでした。
助けて頂いた恩を無駄にしてはいけない・・と、お礼を言ってみっちーは前に進む事にしました。
奈落の坂は、人もはけて空いている状態でした。 さっき成功してるんだから、大丈夫・・って自分を信じ、上り出す。 最後の方でちょっと怪しくなりかけたけど、何とか止まらず無事成功。
ウッズも抜けて、その後、エンデューロコースの所のチュルチュル路面まで出て来ると、丁度歩いて見に来ていた旦那さまと遭遇するのでありました。
ラッキ~♪ みっちーは思いました。
ここのチュルチュル路面さえクリア出来れば、大分ゴールが見えて来る! ちょっと引っ張って貰えれば、ここも楽に行ける・・って。
しかーし、「手伝って~。」 と叫ぶみっちーを、何か引き腰で見る旦那さま。
「いや、、滑るし。 汚れるし。」 って、その場を動こうとしないのよ。
「いや、、じゃなくてー、動けないんだから、ちょっと引っ張って手伝ってよー。」 必死に叫ぶみっちー。
しかし、動こうとしない旦那さま。
「転んだら汚れるし。」 って。
そもそも汚れてもいい様に、カッパ着てるんじゃないの?? それに、カッパが汚れた所で、ソレ洗うの、私でしょーに。
しかーし、断固として動かない。 一歩でも動いたら自分が転ぶ・・って言い張るの。
全く、もー、こんな薄情なヤツだとは思わなかったよ。
「終了時間、30分早まったよ~。 もう、ゴールしたら終わりだよ~。」 ・・って、遠くから呑気に叫ぶ。 「知ってるよ! そんな事。」(ぷんすか)
せっかく格好のスタックスイーパーが現れたかと思ったのに、手伝って貰えないと悟ったみっちーは、結局自分1人の力で頑張り切るのでありました。
まぁ、そんな感じで何とか最後の難所も抜けて、無事にゴールまで到着。
ちなみに、3周目に掛かった時間は、50分・・と、トータルで1時間46分。 もうちょっと遅かったら、3周目はタイムアウトでしたね~。
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もうね、みんな泥だらけ。
バイクだけじゃなくライダーも、高圧洗浄する様でした。
その後、初級クラスの1時間レースが開催された訳ですが、コースは大幅にショートカットされた様で、ビギナーさんでも十分に周回できるコースになっていた様です。
・・で、いつもはレース終了後は、表彰式まで時間がなくてバタバタしている訳ですが、レースが1つ入った事で、片付けも余裕で出来て、ご飯もゆっくり食べられるんで、なかなか良いな~って感じでした。
泥だらけだったんで、表彰式での写真も撮ってないんですが、、何とWAクラスにて優勝する事が出来ました。
たった3周しかしてなかったけど、2位はグリコさんが2周との事。 イワサキさんとナカジマさんは1周で止めてしまっていたとか。
・・と言う事で、優勝賞品の工具セットをまたゲットした訳ですが、残念ながら工具セットの賞品は今回で最後との事でした。 クラスが増えたんで、毎回全クラスに出すのが厳しくなったとの事。 ま、仕方ないですね~。
ちなみに、ワインは去年までの赤ワインから、ちょっと高級な白ワインに変わりました。
じゃんけん大会では、欲しかった折り畳み自転車はゲット出来ず・・。 ・・っつーか、何一つゲット出来ず・・な感じでしたが、コジマさんがゲットしたプロテクターを頂いちゃいました♪
ありがとうございます~。
14時前には表彰式も終了して、片付けも完了~。
気持ち良い青空も広がっていました。
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今回は、ちょっと用事もあったので、終わった後はどこにも寄らずにすぐに帰って来ましたが、中央高速が深夜以外でこんなに空いてるの見た事ない?!・・って思えるくらいスムースに、帰って来る事が出来ました。
勝沼って、高速渋滞がかなりネックになっていたけど、このスケジュールならかなり楽になりそうです。
ちなみに、クロスカップですが、今シーズンは5回開催。 2戦目以降のスケジュールは、5月29日(日)・7月10日(日)・8月28日(日)・10月23日(日)です。
多分、7月は景品に桃が出て、8月は高級ブドウが用意されると思います。 入賞確率がとっても高い初心者クラスも開設されたし、景品は見学に来た人も参加できるじゃんけん大会でも貰えるので、かなりオススメのイベントですよん。