H.T.D.E. 前日レポ

オフロード

日高での初めての朝となった、9月18日(金)
前日までの晴天とは打って変わって、空はどんより・・。 今にも雨が降り出しそうな状態でした。


・・で、今回、パドックをご一緒させて頂く予定だった「本澤会」メンバーの場所取りを任されていた訳ですが、とりあえず、前日から目を付けていた場所でパドックをキープ。
まずは、みっちーの最初の任務を、無事に果たすのでありました。
ちなみに、パドック内の通路もルートの一部になるのですが、丁度折り返し地点になる所をまとめて押さえられたので、まぁまぁ良かったんじゃないかな?・・と。 (道路に近い、出入りのしやすい場所で・・って、お願いされてたので。)

・・で、9時頃に本澤会長が到着して、その後、次々とメンバーが到着する・・予定、、だったのですが、苫小牧港着のフェリーが、チリ地震の津波の影響で着岸できない・・との連絡が。
日本海経由で小樽に向かった人達は、無事に到着していましたが、苫小牧に向かってたかなりの人が、大幅に遅れる見込みとなったのでした。
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そんな感じで、着いてたメンバーでパドック設営を終わらせて、その後、バイクの調子を見る為、走りに行く事になりました。
少し離れた所に、テストトラックが用意されているとの事で、11時~15時の間、走る事が出来るのです。

そんな訳で、少しでもバイクに慣れたかったみっちーは、本澤会長(WR250F)とオータケさん(ハイエースで引率)と3人で、テストトラックへ向かうのでした。
走行はしなかったオータケさんに、写真を撮って頂きました。
みっちー&セロー。

本澤会長&WR。

林道ツーリングをした事の無いみっちーには、こんな事でもかなり新鮮。

「これが、日高の土か~♪」 なんて感動に浸りながら、ピヨピヨ走っておりました。

いや、、本当の日高の土は、こんなモンじゃ~なかったですけど。
組み直して来たクラッチも問題無さそうな感じだったし、とりあえず、15分くらい走り回って、撤収を致しました。
ちなみに、結構走りに来る人は居るのかな~って思ってましたが、自分達以外、誰も来ていませんでした。
戻ってからは、軽く手洗い洗車です。

・・で、12時を回ったこの時点でも、苫小牧へのフェリーの着岸ならず・・で、「フェリーで昼食が振る舞われたらしいぞぉ~!」 との情報が入って来るのでありました。
ちなみに、みっちーのイメージの中では、「ビュッフェランチ食べ放題?!」 を、想像した訳でありますが、、実際には、とっても侘しい非常食が1コ与えられただけみたいで・・
更に言うなら、夕方には夕食も出されたそうですが、それも非常食のカップ麺だったとか何とか・・。
そう、深夜便には基本的にレストランは付いてないので、非常食しか出されなかったみたいです。
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そんな感じでフェリー情報を聞きながら、自分の昼飯は前の日にイオンで買って来たパンを食べ・・、そして午後は、コース下見へと行きました。
ちなみに、コレが1日目と2日目に走るコースなんですが、1周50kmもあるので、全部を見る事は出来ません。

それゆえ、ポイントを絞って下見をするのですが・・
オンタイムエンデューロには、「ルート」と呼ばれる移動区間と、「テスト」と呼ばれるタイムアタック区間があって、ルート区間は決められた時間内に回る事が要求され、テスト区間ではより速く走る事が要求されます。
それゆえ、通常はテスト区間のみ下見をするそうで、とりあえず、入口と出口が同じ場所にある「町牧エンデューロテスト」と呼ばれる所に行く事になりました。

ちなみに、この区間だけで7kmあります。
テストの入口までは、相乗りをしてトランポで移動~。
ここが、テストの始まりです。

センサーの付いてるゲートを潜った時点から、タイムアタックが始まるのです。
とりあえず、序盤のうちはフラットダートな感じの道が、延々と続いておりました。

しかーし、突如、出現する馬糞の山。。

「うっ、、この馬糞、どう避けよう。。」 「全開で来たら、踏んじゃうよね?」 と、マジで悩んでみる、みっちー。
必死になってここの場所の景色を覚えたりしてみたけど、、まぁ、実際レースが始まったら、雨と泥で、馬糞なんか何処にあったか分からなくなっちゃいましたねぇ。(爆)
・・で、曲がる所には手前から「▶」マークが出現します。

最初は「▶」で、その次に「▶▶」、そして曲がるポイントで「▶▶▶」になります。
間違いなく進んでいれば、その後「●」が現れる訳で、万が一間違えていると「×」が現れるそうです。
天気が良ければ壮大であろう草原も、曇っているせいか何か怖く感じられ、、「こんな所で、バイクで走って独りぼっちになっちゃったら、涙が出ちゃいそうだな・・。」 とか、「クマ出てきたらどうしよう。。」 とか、ついつい思ってしまうのでした。

その後、熊笹の中を駆け抜ける道が続くのですが・・

まさか、翌日、熊笹の崖に落ちる事になろうとは・・、この時は、夢にも思っていませんでした。
この辺りは、去年はルートで使われた場所らしいのですが、かなり難所と化してた所らしいのです。

「そこを、今年はテストに入れて来るとは・・。(今年は、かなり難易度が高いぞ・・。)」 と、みんなが口々に言ってましたが、本当に、ここから先の区間については、当日はかなりの修羅場と化していました。
一見、気持ち良さそうに見える道も、変な所で止まってしまうと、発進できなくなる程の罠が潜んでいる訳でして、、

経験値の少なかったみっちーは、本当~に、イロイロと勉強させて頂きました。 はい。
途中から雨が降って来たので、あんまり写真は撮らなくなってしまいましたが、後半は沢を渡る所も多く、正直、大丈夫なんだろうか・・と思う所も、かなり沢山ありました。

時々、マーシャルさんが下見を兼ねて、バイクで通って行きます。
難しい所とかは、「あーゆーラインを走るんだ~。」 って、かなり参考になりました。

ちなみに、JNCCなんかと違って、JECではマーシャルさんは助けてくれない・・って聞いていたので、かなり覚悟していましたが、実際にはそんな事は無かったです。
CWクラス(女性クラス)だったからかもしれないけど、マーシャルさんには何度も助けて頂いたし、本当に優しかったです。(うるうる。)
そんな感じで、2時間以上コース下見したかな?
余裕があれば、もう1つのテストコース(パリティエンデューロテスト)の方も行きたかった所ですが、雨も結構降って来てたし、時間もかなり押していたので、町牧だけにしておきました。
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そして、前日車検~。

ノーマルのセローだし、整備はお願いしたんだから、何の問題もないだろう・・と思って列に並びましたが、車検を受けてる人を見ながら、待ってる間にセローの確認をしてみたら・・、ぬわんとっ!、リヤブレーキ踏んだ時にテールランプが点かないの~~!
プチパニックになる、みっちー。
それでも、もしかして・・と思って、近くにいたオータケさんに、「ブレーキペダル踏んで、テールランプが点かなくても、車検通りますか?」 って聞いたら、「落ちます。」 って言うのよ。
・・で、車検場の一番近くに、オータ社長のチームパドックが在ったんで、どうすれば良いか聞いてみたら、オータ社長がササっと直して下さったので、お蔭さまでセローは無事に車検を通ったのでありました。
ホント、ありがとうございました。
しかーし、2つ目の問題が。。

ヘルメット、ダメって言われちゃったんですよね~。 何かね、公認シールが剥がれてるとかで、それが無いとダメらしいんです。
薄々話は聞いていたんで、もしかしたら車検通らないかも・・と、覚悟はして来ていたんですけど、やっぱり・・って感じでした。
ちなみに、通らないかもしれない・・って思っていたから、青いヘルメットを買ったんですけど、それはTC85でエントリーするつもりでいたから・・で、バイクが赤いセローだったら、ヘルメットもやっぱり白赤を被りたいのよ。
そんな訳で、公認シールが貼ってあればOK・・って事で、公認シール買わせて頂きましたよ。

綺麗に写っていないけど、内側に貼ってある金色のシール。 1枚1000円っす。
ぼったくりっすよね。
全く・・もぉ。
そんな訳で、とりあえず何とか終了~。

車検を終えたバイクは、パルクフェルメ(車両保管場所)の中に入れて、それ以降、スタートまで触る事は出来ないのです。
普段は、屋根付きカバー付きで保管されてるセローちゃん。 北海道で・・、しかもこんな雨ざらしの中放置されて・・、明日の朝、ちゃんとエンジン掛かるかしら・・と、ちょっと不安になっちゃいましたが・・

バッテリーを新品に換えていたお蔭で、その辺りは、余裕で掛かってくれました。
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そして、この日は18時~18時30分まで、開会式が開催された訳ですが・・
金曜日に開会式が行われるなんて、全然知らなかったみっちーは(←スケジュールの確認が甘い!)、17時40分くらいからお風呂に入って・・
何故かめちゃめちゃ空いてる事に気を良くして、思いっきりいつもの長風呂を堪能していた訳ですが、、
その間、ひだか高原荘のロビーでは、感動的な開会式が行われ・・

みんなが真剣に偉い方々の話を聞く中、みっちーは、その奥にある温泉で、1人くつろいでいた訳でして・・

まぁ、ある意味、このタイミングでお風呂から出て来ないで、良かったのかもしれないけど、、
全てが終わった18時30分過ぎ、何も知らずにお風呂から出て部屋に戻ると、旦那さまから、「今までお風呂に入ってたの??」 と。 「開会式やってたよ?」 って。
どうやら、始まる10分くらい前に館内アナウンスがあった様ですが、お風呂まではアナウンスは入らず・・。
結局、開会式に出そびれてしまう、みっちーなのでありました。

そんな訳で、夕食後に、開会式で話されていた知っておきべき情報を楽さんに教えて頂きました。
まぁ、本来着いてる予定の人達が、津波の影響で多数到着していなかった為、あまり大事なお話はされてなかったそうですが、、それにしても、ショックだったわぁ。。
ちなみに、津波警報が解除になり、夜遅くにようやく着いた皆さまは、長い人で12時間、沖で待たされていたそうで・・、しかも、かなり揺れたらしく・・、人によっては船酔いもかなり酷かったみたいです。
本当に、予想外の出来事で・・。
ホント、お疲れ様でした。
つづく。

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