JNCCほおのき戦レポ

オフロード

既に今、北海道に来ていますが、日高のレースが始まる前に何とか書き上げてしまいたい・・と、パソコン持ち込みで書き上げました。
・・と言う事で、9月6日(日)、岐阜県のほおのきスキー場にて開催されたJNCC第6戦、当日レポです。
朝方まで降っていた雨はあがって、とりあえず傘は必要ない状態。 多少路面は濡れているけど、このまま降らないでもってくれれば、そこそこベスコン状態で走れそうな感じでした。


・・と言う事で、8時半には準備を整え、いざFUNクラスのレースに出撃~。

・・で、初開催だったほおのきのコース、見た目がとっても綺麗だから、何となく路面も綺麗な気がしてしまい、空気圧を0.8キロくらいに設定しちゃったんです。 そう・・、菅生の時とほぼほぼ同じくらいの空気圧。
ちなみに、爺ヶ岳を走る時には、コンディションにもよりますが0.4キロ~0.55キロくらい。
ほおのきはガレ場も無さそうな気がしたし、ハイスピードっぽかったから、パンクするのも心配だったんですよねぇ。

今思えば、その思い込みが最大の敗因だったのかも・・ですが。
スタートは、ちょいアウト側に。 丁度、コンドウさんがいらしたので、そのお隣につかせて頂き、スタートまでのしばしの間、ちょっとお喋りしていました。

何話していたのか・・っつーと、再来週の(既に今週末ですけど・・)の日高の話。 エントリー車両の事とか、コースの事とか、そんな話をしていました。
結構、待ち時間が長かったから、色々教えて頂けて・・、ちなみに、Wクラス(コンドウさんが日高でエントリーしているクラス)も、CWクラス(みっちーがエントリーしているクラス)も、走るコースは一緒みたいで、周回数だけが異なるみたいです。

そんな感じで、レーススタート~。

スタート直後、ギャラリーから見える辺りは頑張ってWクラス全体の真ん中辺りに居た様ですが、、開け開けのコースは得意じゃないゆえ、徐々に集団から遅れ出してしまうのでした。

そして、走り出してすぐ、エアーの高さが気になり出す・・。 やたらとリヤが跳ねちゃうし、ちょっとの石でもすぐ弾かれてしまうんです。
そんな訳で、ゲレンデ斜面の上の方では思わぬ所でバイクを倒し、、リカバリーにも焦りが出て、思う様に抜け出せず、大幅に遅れを取ってしまうのでした。
・・っつー事で、1周目はWAクラス最下位でゲートを通過。。

ピット前を通過するのにも、最下位ってのはとっても肩身が狭くって、、それでも、まだまだレースはこれから・・と追い上げられる事を祈りつつ、2周目に入って行くのでした。

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しかーし、そんな2周目に悪夢が・・。
中盤にある、下り坂での事でした。
何本か走行ラインが出来ていて、たまたま一番左のラインに、前の人に釣られる様に入ってしまったのでした。
今思えば、同じラインに入った事が、最大のミスだったのですが・・

途中、前を走るその人の動きに若干の不安を覚え、「大丈夫かな? この人・・。」 と、思った次の瞬間でした。
心配していたその選手が、案の定、転倒~! そして、バイクとライダーがみっちーの行く手を遮った!
何とか避けなきゃ・・と思ったけど、思った時にはシ号(TC85)は既に前転態勢となり、とりあえず、その人に突っ込む事は避けたけど、成す術もないままに前転をしてしまうのでした。
そして、放り出されたみっちーの上に、前転をしたシロ号が降って来た~。
丁度、真後ろで一部始終を目撃していた、いでりんさんが、「みっちーさん! 大丈夫ですかー?!」 って、叫んでくれたのが聞こえたけど、応える事は出来なかった・・。
バイクから放り出されただけでもかなりの衝撃だったのに、そこに降って来たバイク・・。 左の太腿に痛みが走る・・。 左肩も・・大丈夫か?
咄嗟に、「日高・・ヤバいかも・・。」 と、思わずにはいられませんでした。。
バイクの下敷きになったまま、体が痛くて動けずにいたら、いでりんさんがわざわざ止まって坂を上って助けに来て下さって、どうにか起き上がる事が出来ました。
自分のレースがあるのに・・って、本当に申し訳ない思いで一杯だったけど、助けに来て貰えた事は、本当に有り難かったです。(感涙。)
肩、やっちゃったかな?・・と思ったけど、とりあえず、腕も上がるし大丈夫っぽい。 左太腿は、バイクが降ってきた時にハンドル周り(ハンドガード)が当たったみたい。

冷静に痛みと状態を確認し、とりあえず、大事には至ってないかな?と。
とりあえず、ピットまで・・。
そう思い、走り出すのでありました。
そんなみっちーを心配して、いでりんさんは後ろを付いて走って下さり・・、その事でかなり順位を落としてしまった訳でして・・、本当に、本当に申し訳なく・・そして、ありがたく思うのでした。

・・で、どうにか辿り着いたピット。
バイクの状態を見て貰って、ガソリンも給油して貰って、ついでにリヤのエアーもちょっと抜いて頂いて・・、とりあえず走れる状態にはなった。

そうなると、「体が痛いから、もう止めたい・・。」 とは言えくなって、、つい、「行って来ます!」 と口走ってしまうのでした。
大丈夫なんだろうか? あたし。。 明日になったら、起きられない程の痛みに襲われちゃわないかしら。。
ついつい、先の事が心配になる・・。

まぁ、それでも、止めるのはいつでも出来る事だし、やれる所まで頑張ってみよう。 そう思って、でも無理はせず、走り続けるのでした。

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しかーし、そんなみっちーに二度目の事件が起きるのでした。
下見の時から、難所と化すのを懸念していた上り坂にて。

少しずつ、渋滞・・までは行かないけど、何処かに誰かしらが居る・・みたいな状態になっていました。
ラインが空くのを伺いながら走り出す人も増える中、みっちーは、一番左を選んで走行。 そして、その時、みっちーの右には、男の人が2人並んで走っていたんです。
一番右に居た人が一番開けっぷりが良くて、真ん中の人もそれに合わせて走って来ていた・・っつー感じ。
すると、一番右の人のリヤがいきなり横向きになり、そのリヤタイヤに接触をした真ん中の人が、みっちーの方に飛んで来たんです。

・・で、横からぶつかられていたら、みっちーも一緒に倒されていたトコでしたが、走っている目の前に・・、しかも上から降って来たから・・、みっちーは、その人を思いっきり撥ねちゃったんです。。
あっ!・・と思ったら、ゼッケンプレートとフロントフェンダーの上に人が乗っかって、みっちーのバイクにドスンと当たって、また右に飛んで行った・・みたいな感じ?
何か、交通事故の再現ビデオでも見ている感じ。 かなりの衝撃だったよ・・。
・・で、みっちーが撥ねちゃったその人は、みっちーの右にバタンと倒れて、ピクリとも動かなくなってしまったのでした。
「し、、しんじゃった・・?!」
もう、顔面蒼白になる、みっちー。
転んでる人をちょっと踏んだ・・くらいの事なら経験あるけど、こんなに派手に人を撥ねたなんて、人生で初の経験ゆえ、その事のショックの方が大きいのよ。
しかも、しんじゃって・・
いや、、しんでない、と、思うけど。。
でも、動かないぃ~~~。
このままこの場を立ち去ったら、あたし、轢き逃げ犯になるしー、そもそもさっき転んだ時には他人から恩を受けながら、自分は見捨てる・・なんて出来ない。
・・っつー事で、何度呼び掛けても全く反応が無かったので、マーシャルさんに救助を要請しようと思ったら、次の瞬間、いきなりその人がムクっと立ち上がり、みっちーの方を見る事もなく、そのままバイクに跨って走り去って行ったのでした。

ちょっと目が点になったけど、
とりあえず、生きててくれて良かった。。(ほっ)
そうして再び走り出した3周目は、自分が転んだ2周目よりも更にタイムを落としてしまい、同じクラスの選手にもラップされ始めておりました。

そんな感じで成績的にはめちゃダメダメな感じでしたが、タイヤの空気圧を落とした事や、コースにも慣れて来た事で、大きな失敗も無くなって、4周目にはようやくタイムも上がり出して来るのでした。
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そして、5周目。
雨の勢いが増して来た・・。

それまで殆どスタックする人がなかった場所でも、止まっている人が増えて来て・・
3周目に事件が起きたあの坂は・・、悪夢の様な状態になってしまっておりました。

見た瞬間、目を疑ったみっちーですが、この中を抜けて行かないと前に進めない訳でして、、
とりあえず、ちょっと止まって様子を伺い、辛うじて流れの良さそうだった右側に狙いを定めて上り始めてみたのでした。

前が進むのを待ちながら、空いてるラインを見つけて進み、坂を上って行く訳ですが・・
バイクの小ささが功を奏して隙間に入る事ができ、前が動くのを待ちながらも、何とかこの坂を上り切る事が出来たのでした。

コースが走り易かった前半では思いっきり順位(総合での)を落としたのに、コンディションが悪化して渋滞が起き始めてからは、総合順位を30位くらい上げる・・っつー、何とも得手不得手が極端な感じ。(笑)
まぁ、諦めてレース止めちゃった・・って人も、増えていたからだと思いますが。

でも、もしかしてあと1周・・って言われたら、もうちょい順位を上げられるかも? な~んて思った訳ですが、こーゆー時にはラスト1周も見ないままチェッカーフラッグになる訳で、
結局、JNCCほおのき戦は、WAクラス6位(・・って最下位です)、総合順位220位(全部で350台くらいだったかな?)で終了となるのでした。

ポイントも取れず、体にも微妙にダメージを負い、何の為に無理して参加したんだろう・・って感じでしたけど、まぁ、これも勉強と言う事で。
一つ確実に分かった事は、ここほおのきを始めとした、糸魚川とか阪下とか・・開け開けのコースは歯が立たない・・と言う事。
まぁ、モトクロスやってた訳でもないし、育った畑が違うんだから、仕方ないっちゃ、仕方ないかな。(笑)

とりあえず、バイクは壊さずに済んで良かった。
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ほおのきには洗車場があったので、現地で綺麗に洗ってから、帰る事に致しました。
COMPクラスのレースが始まるくらいの頃、写真の右上あたりの場所で、洗車待ちの列に並んでおりました。

洗車機は2台。 時間制限は設けられておらず、綺麗になるまで結構念入りに洗わせて貰える状態でしたが、
スタート前の「エンジン停止」の合図と共に、洗車機のエンジンも停止となり、たまたまその時洗車途中だったみっちーは、半分洗った状態で一時休止となったのでした。

その後、レーススタート~。
洗車機のエンジンも、再スタート~。
COMPクラスのコースの方が難易度の高いルートゆえ、下から見ててもかなり大変そうな感じでしたが、、

雨脚はさらに強くなり・・

さっきまで見えていた周りの景色は、白い雨雲に包まれて、先の見えない状態に・・。

下から見てても、誰が何処を走っているのか、見えない状態になるのでした。

ピットでは、泥まみれのライダーを洗う・・と言う作業なんかもあったりして・・

自分の片付けが終わった後、ハスクのテント下で暫く観戦しておりましたが、

ピットの中まで凄い勢いで泥鉄砲が飛んで来るので、ほどほどの所で引き上げて、ほおのきを後に致しました。
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帰りのお風呂。
ゲレンデの目の前のホテルにも、日帰り温泉はありましたが、走り終わったライダー達でかなり混み合っていた様だったので、安房トンネル手前にあった「ひらゆの森」に行ってみました。

前の日に止まった宿にここの温泉の割引チケットがあったので、事前に入手しておりましたが、日帰り入浴400円で、露天風呂も沢山あり、白く濁ったとっても良い温泉でした。
またこの辺りに行く事があったら、是非とも利用したいな~って感じです。

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コメント

  1. みっちー(@^^@) より:

    >前後カメラさん
    ほおのきでは本当にお世話になりました。
    動画、拝見致しました。
    冷静に処理出来ていれば、自分まで転ばずには済んだシチュエーションでしたね。。
    バイクが軽いゆえ、あっという間に前転した・・って感じです。
    大事に至らないで良かったです。
    日高レポ、頑張ります。
    めちゃめちゃタフなレースでした。(笑)

  2. 前後カメラ より:

    ご無事でなによりでした。
    モロに白ちゃんの下敷きだったので、けっこう焦りましたw
    https://www.youtube.com/watch?v=NzN4NMlYkB0
    23:10あたり
    大変だった日高レポ、期待していますノシ

  3. みっちー より:

    >reiさん
    ほおのき、大変でした。
    でも、日高の方がもっともっと大変でした。(笑)
    琵琶湖のレースはどうでしたか?
    女子モタでみんなと走った事が懐かしいです。(*^^*)

  4. rei より:

    ほおのき、大変だったみたいですねぇ…観に行きたかったです♪ 参戦はまだまだ…w 
    日高、頑張ってくださいね~~!全日本モタードの会場から応援してます(*´∀`*)

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