7月18日・19日は、WEX第3戦に出場する為、爺ヶ岳に行って来ました。
ちなみに今シーズンは、JNCCとJECを半々くらいで参加しようと思ってましたが、色々な事情からJNCCの比重が高まり・・、JECの方は行きたい2レースのみに絞り、JNCCをメインにして頑張る事になりました。
・・と言う事で、今シーズン、WEXまでは出場予定はなかったのですが、前回のJNCC爺ヶ岳戦で最終ラップにガス欠をしちゃって、きちんとした結果を残せていなかった事や、マシンのセッティングを変えた事が走り易さにどう影響しているのか・・等、色々データも取りたくて、エントリーをしてみる事に致しました。
ちなみに、今回のWEX、参加者数が500人オーバー・・と。 JNCC並の規模になっておりました。
そして、120分クラスには、COMPのAクラス選手もチラホラ・・。 正直、JNCCのFUNクラスよりレベル高いんじゃないの?・・って、思うくらいの状態でした。
そして、今回のWEX、前日にコース内でプチスクールを開催してくれる事になったんです! 講師は鈴木ケンジ監督。 しかも、無料。
正直、コレに参加できただけでも、エントリーして良かったな~って思えるくらいの物でした。
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・・と言う事で、7月18日(土)の前日レポ~。
スクールは、3回くらいに分けられていて、1回が1時間くらい、参加するのはどの時間帯でも良いけれど、ただし1人1回のみ。
・・と言う事で、可能であれば10時45分からの1回目に参加できたらいいな~と、内心思っておりました。
しかーし、爺ヶ岳入りが10時15分くらいになっちゃって、とても最初の時間には間に合わない・・って事で諦め、2回目の12時過ぎから?のに参加する事にしたんです。
まぁ、朝のうちはパラパラ雨も降っていたし、ね。 昼頃になれば、もしかしたら止んでくれるかもしれないし。
そんな訳で、ノモトさんが場所取りをして下さっていた第1パドックに合流して、のんびりと支度をしていたら、2回目のスクールは11時半(だったかな?)から始めます~ってアナウンスが入った為、急いで支度をするのでした。
まぁ、こーゆー事は、よくある事なので、臨機応変に流れに乗らないといけないのです。(笑)
・・で、とりあえずコース図を受け取り、ウエストポーチへ。
・・で、糸魚川のレースの様に、バイクで1周のコース下見・・みたいな感じで、全員でコースを1周走って来るのかと思ったら、ポイントポイントで攻略法などのアドバイス的な内容になっておりました。
通路を通って一気にゲレンデ中腹まで行き、そこで色々とアドバイス。
・・で、とりあえず、雨は上がって来てましたが、雨降り直後のゲレンデは思った以上にチュルチュルで、普通に空気圧調整していたシロ号は、滑りまくって走れないの。
全然前に進めなくて、マジ恥ずかしくなるくらいでした。
そんな訳で、止まった時にエアー抜いて調整したら、まぁそこからは何とか普通に走れる様にはなったけど、一時はどうしようか・・と思ってしまったくらいでした。
慣熟走行と乗車姿勢のレクチャーの後は、再び場所を移動して、今度はチュルチュル路面にてスタックしてしまった時のリカバリー方法のレクチャーを受けました。
爺ヶ岳のゲレンデには、何ヶ所かスタックポイントがあるんですよね。 固い地盤が下から出て来て、湧き水がわき易くなってる場所。
そーゆー所で身動き取れなくなった時の、リカバリーの仕方なんですが、、
動けない見本をするつもりが、難なく動けてしまう監督。(笑)
「あれ? タイヤが新品だから、上れちゃいますね。(笑)」 って。
タイヤも・・かもですが、腕が良いからだと思います。(笑)
・・で、スタックして上れない事を想定しての、そのリカバリー方法なんですが、その場所から初速を付ける事がポイントの様。 とにかく、そこだけは頑張れ!・・と。
場所が悪かったら、初速がつけられる所まで少し移動する事や、地面を慣らして足場を固める事も有効。 そして、タイヤに泥が詰まった時には、アクセル全開にしてタイヤを一度空転させ、泥を飛ばしてしまうのがポイント・・と。
そっか~、そーゆー手があったのね。
その後、わざとスタックしたりしてそこからリカバリーの練習をしたり・・と、実践を見据えての練習タイムがありました。
1時間ちょっとのプチスクールでしたが、為になる事盛り沢山で、非常に充実した時間でした。
・・で、全体のスクールが終了した夕方の時間に、今度はガレクライムレッスンを行う・・との事で、これにはまた参加しても良いとの事。
是非ともこちらも参加したい!・・と、思うみっちーなのでした。
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お昼を食べた後の空き時間に、一応コースの下見に行こう・・と、ノモトさん達と下見ウォークに出掛けました。
ちなみに、メーカーの試乗会もやっていて、カワサキのKX100にもとっても興味はあったのですが、やはり試乗会よりも今はコースの下見優先。。
・・で、ゲレンデ中腹まで送って貰えるシャトルカーですが、今回初めてバギーに乗せて頂きました。
運転手は、ホシノさん。
今までハイエースのシャトルカーにしか乗った事が無かったけど(ハイエースでの送迎はめちゃめちゃゆっくりなんですが・・)、バギーはめちゃめちゃアグレッシブ!
更には、通常FUNガレの下までしか送って貰えない所ですが、「ガレ、上っちゃいましょうか?」 って、大サービスのホシノさん。
いや~、マジで、遊園地のアトラクションを上回るスリルを味わう事が出来ました。
ホシノさん、ありがとうございました。
・・と言う事で、FUNガレを上った所から下見開始~。
JNCCの時にハマったプチガレの坂は、前回より路面が締まって、走り易そうな印象でした。
・・で、この先は、COMPのガレクライムも今回のコースに入ってる・・との事。 勿論、迂回路はありますが。
COMPクラスの出場者のエントリーも多かったから、きっと要望があったのでしょうが、コースレイアウト的には完全にJNCC-FUNクラスよりもレベルの高いコースですね。(笑)
・・っつー事で、通常COMPクラスの出場している方々はCOMPガレの下見へ行き、FUNクラスに出場している自分達は迂回路の方へと行きました。
とりあえず、今回のみっちーの目標は、TC85でFUNガレクライムを走破する!・・って事なので。 とりあえず、そこさえ出来ればOKなのです。
途中、JNCCで同じWAクラスのコンドウさんともお会いしたので、下見しながら暫くおしゃべりしましたが、今回コンドウさんもエントリーをされたとの事で、やはりガレの練習をしたい・・と。
そう、フリーライドとかで練習できる機会っていうのはあるんだけど、フリーライドの練習って、クリアーになっている状態で上る練習をするもんだから、実際のレースになると、まるで状況が変わっちゃうのよね。
コンドウさんも、フリーライドでは上れるんだけど、実際のレースでいざ行くと、人が多過ぎて上れなくて、結局迂回路に引き返す・・ってパターンになっているんだそうです。
だから、レースでは一度もガレクライムを上り切った事が無い・・って。 ちょっと意外な発言でした。
ちなみに、みっちーも、いつも安全策を取ってガレクライムには行かない訳で・・、でも、コンドウさんが、「今回は、毎回ガレチャレンジをしてみる!」 って言っていたので、じゃぁ・・みっちーも頑張ってみようかな、、と、思わされるのでありました。
その後、ウッズの下見では、荒れて来た時に使えなくなる事を想定して、第2、第3のルート下見をしてみたり・・、王道ではない抜け道を結構探してみたりしました。
それにしても、台風の影響でずっと雨が続いていたゆえ、ウッズの中はかなりチュルチュル。
明日、天気が良くなっても、このコンディションは回復しないだろうなぁ・・と、思う状態なのでした。
・・で、ロックンロールリバーの最後には源流の所を下るルートが追加されてる訳ですが、ここってJNCCでもCOMPクラスしか使わない様な場所なのよね。(写真撮り忘れちゃったけど。)
みっちーも、フリーライドで1~2度足を踏み入れた事はあったけど、正直レースで走るのは初めてだった場所なので、大丈夫かなぁ・・と心配しつつ、下見をするのでありました。
奥の折り返し地点では、かなり水が湧き出しているので、レースが始まったら完全に沼地になると思われる感じ。
・・で、折り返しの上りラインも、王道ラインは細いので、前でスタックされちゃったら足止めを食う感じ。 それゆえ、林の中を抜けて行く、獣道ラインを探してみる事に致しました。
まぁ、獣道ラインを走る時には、ホント良く下調べしておかないと、いきなり落とし穴的陥没があったり、越えられない様な丸太があったり・・、罠が潜んでいるんでね。
気を付けないと、大怪我する元になっちゃうのよね。
まぁ、そんな感じで2時間くらいかけてコースの下見をして戻って来ると、丁度受付が始まっていて・・
受付済ませて、今度は走る準備を整えて、ガレレッスンへと繰り出して行くのでした。
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・・と言う事で、本日2回目のスクール~。
FUNガレクライムの講習です。
とりあえず、バイクから降りて、ケンジ監督の説明を聞きながら、見本走行を見学です。
この時も、良い見本、悪い見本、色んな走り方の説明を丁寧にして下さって、ホント勉強になりました。
自分的に特に収穫だと思えた事は、「恐い時には無理して立たなくていい。」 と言われた事。
確かにスタンディングをしていた方が良いのは分かっているけれど、立っているとタイヤが弾かれた時のリカバリーが遅くなるから、それが恐怖心を煽るのよね。
・・で、CRF100Fの時には、もともとスタンディングが苦手だったゆえ、スタンディングしないままガレを上って行けたんだけど、TC85ではスタンディングしないとダメだ・・って思いから、スタンディングする→恐い→ガレが上れない・・と、なってしまっていたんです。
でも、その「スタンディングをしない事」を否定されなかった事で、何か気持ちがホッとして、頑張ってみる気になるのでした。
・・つー事で、その後、1人ずつガレクライムのチャレンジをした訳ですが、ゆっくりですがとりあえず止まる事なく上り切る事が出来ました。
勿論、スタンディングをしない中にも守らなければならない事はある訳で、どんな時にもマシンのホールドだけはしっかりやる・・と言う事と、足を出す場合でも必ず左足だけにする(右足はリヤブレーキの操作があるので、離さない)・・と言う事は、守るように気を付けました。
ちなみに、ケンジ監督はみんなのリクエストに応えて、ガレクライムの本気走りを見せて下さったのですが、何か、まるで石の上を飛んで行っているみたいで、、
イメージ的には、川面に石を投げて、その石が水の表面をかすめながら飛んで行く・・のと同じ感じ?(分かる??)
走ってるのに下の石は全くゴロゴロしないし、明らかに石の上をバイクが飛んで行ってました。
その後、ちょっと待ち時間があったので、JNCCの時にスタックポイントになったプチガレの所で、個々に自主練習が始まって・・
みっちーも、2~3度チャレンジしてみましたが、やはり前回よりも地面が締まっていて、走り易くなっていました。
そんな感じで、ガレクライムのスクールも終了~。
戻って来て、汚れたバイクを洗車して、片付けと明日の支度をしておりましたが、ここでちょっとした事件が発生。
脱いだ後ファブリーズしてその辺に置いていた・・はずの、ウエストベルトが、何処探しても見当たらないんです。
「ウエストベルトがない~~。」 って、周囲の人達まで巻き込んで必死に探しまくったんだけど、何処探しても見つからないの。。
もうね、かなり古かったから、新しいのを買い直す事には何の問題も無いんだけど、、いくらファブリーズしたとは言え、まだ臭いかもしれないし、、他の人に見つけられて、めちゃ臭かったりしたら、恥ずかしいし。。
そんな訳で、1時間くらい必死に探したんだけど、よくよく見つからなかったゆえ、とりあえず諦めて宿へと向かうのでありました。 時間も既に19時近くになってたし。。
ちなみに今回の宿は、車で15分くらいの所にある民宿にしてみましたが(黒部観光ホテルは夏休みシーズンで値が張ったので・・)、ココはハズレでしたね~。
静かだったし、ゆっくりできたのは良かったけど、次はやっぱり黒部観光ホテルがいいなぁ・・と、思ってしまったみっちーでした。
翌日につづく。