7月12日(日)に勝沼で開催された、クロスカップ第2戦の当日レポです~。 宿泊していた石和の宿を6時過ぎ頃出発して、コンビニに寄って氷を買い込み、7時前には会場入りを致しました。
幸い、前の晩に心配されていた雨は降らなかったものの、コースの方はいつもの如く、朝露でしっとり濡れている状態でした。
エントリーは全部で42人くらい。 殆どが参加常連メンバーで、その中に腕試しで来た?初参加の方が、数名いる・・って感じでした。
ちなみに、今回の女性クラスは仲間内の3人で、XR230に乗るグリコさんと、CRF125Fでレースデビューのアキコさんです。
・・で、今回、みっちーは、レース参加するにあたって、一番忘れてはいけない「大切な物」を忘れて来てしまったのです。。
いつもなら、家を出る時から準備して来ているんですけど、、買い置きしていた物を切らせてしまってて、途中のコンビニで買えばいいや・・って、そう思って、、
でも、朝、コンビニで買う習慣がなかったなから、すっかり忘れて来てしまい、、
そう・・
スポーツドリンクを、買い忘れて来ちゃったの。。
梅雨明け宣言も発表され、暑い一日になると言われたこんな日に、2時間半も走る・・っつーのに、スポーツドリンクを買い忘れて来てしまうなんて・・。 とんだ失態。。 ・・っつーか、致命傷。
麦茶なら持っていたから、麦茶で凌ごうか・・とも考えたけれど、絶対に体調を崩す気がしたし、、せめて誰か粉のスポーツドリンクでも余分に持っていないだろうか・・と、冷や汗かきながら聞いてみたら、、ノモトさんが常備している・・との事で、MUSASHIを一袋譲って頂くのでした。
・・っつー事で、氷と水は沢山持って来ていたから、キャメルバックに1L分くらいの氷を入れて、辛うじて持っていたアクエリアス(凍らせていた物が半分溶けている状態)を入れ、頂いたMUSASHIと水を足して、何とか飲み物を作る事が出来たのでした。
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その後、ブリーフィングが行われ、コース1周の試走が行われました。
まぁ、みっちーは前の日にコース下見と試走はしたので、何処がヤバいか分かってましたが、案の定、真ん中ラインが罠になってる悪夢の坂(←勝手に命名)では、トップ選手の方達もハマって出られなくなってた様で・・、
腕があれば抜けられるのかな?・・と思ってましたが、やはりあそこの真ん中ラインは、誰が言ってもハマってしまうラインになっていた様です。
奈落の坂も、最初から右側ラインは諦めて、左側ラインを上って来て・・
ウッズの中も、丸太の罠は分かっているので、下見の通りに抜けて来る・・。
ちなみに、前日、めちゃめちゃ苦労した丸太の所には、手前に細い丸太が積まれていて階段状にアプローチが作られていたので、前日の様な苦労は無く抜けて来る事が出来ました。
そんな訳で、みっちー的には、前日に下見走行をしていた事でちょっとは楽ができたかな?・・って思える様な状態でしたが、周囲の人達はかなりヘロヘロになりながら戻って来ている状態でした。
アキタさんなんか、「甘く見てた・・。」 と言いながら、戻って来るなりタイヤ交換を始めたくらい。
・・で、このコース、「時間内に全員が下見から戻って来れるのかしら?」 って、心配をしていましたが、案の定、9時から始まった下見走行、終了時間の9時半になっても戻って来れない人が続出。
結局、レース開始時刻の10時になっても5人戻らず・・。
そんな訳で、「レーススタートを30分遅らせます・・。」 って、アナウンスが入り、スタッフが救助に向かい、どうにか全員戻って来て、ようやくレースがスタートできる状態になったのでした。
・・で、結局、「大坂はカットします。」 と。
・・で、この時、カットすると言われた大坂なんですが、ウッズの方の奈落の坂の事を言っていたんですよね。 でも、みっちーを含め周囲のメンバー何人かは、モトクロスコースにある大坂をカットする・・と勘違いしてしまっていて、「あ~、最初の大坂はカットになるんだ。」 と、思ってしまっておりました。
・・で、あそこがカットになるんだったら、タイヤエアー圧、少し戻しても大丈夫かな?・・なんて思って、パンクのリスクを懸念して、リヤの空気圧を0.2→0.4くらいに、ちょっと戻してみた訳です。
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そして、レーススタート~。
ちなみに、カットされた「大坂」が、モトクロスコースの大坂でなかった事が、この瞬間に分かった訳で、、エアー圧、調整し直さない方が良かったかな・・と、一瞬後悔するみっちー。
・・で、上のクラスから順にスタートが切られて行き、女性クラスは全員がスタートし終わった一番最後にスタートをする訳ですが、、
男性ビギナーのクラスの次にスタートさせられるもんだから、自分達が走り出す頃には、モトクロスコースの大坂で渋滞が発生しちゃっているんですよね。
案の定、ベストラインを塞いでしまっている人・・、人・・、人・・。
一瞬、どうしようか迷ったけど、通れそうなラインが一本見えたんで、そこに向かってアクセル開けて行った訳です。
しかーし、スタックしている人の横まで来た時に、その人がみっちーの方に倒れ掛かって来ちゃった為、巻き込まれてそこでスタック~。 そして、ズルズルと滑りながら2台絡んでバイクも倒れてしまうのでした。
大坂の頂上手前、右に倒れているソリ号。 周囲の人達もみんなスタックしている中、グリコさんはラインを見極めて一番左から上がって行った・・。
「あ~、遅れを取っちゃった。 もうちょっと見極めてから、トライすれば良かったなぁ。」 後悔したけど、もう遅い。。
とりあえず、この場を何とかしないと・・って事で、スタックしていたその場の人達全員で一旦下まで坂を下って、最初からやり直しをする事に致しました。
・・で、やり直しをした人達は、再始動して次々と坂を上って行ったのですが、みっちーだけエンジンが掛からない訳ですよ。
元々、CRF100Fは、右にプラグが付いているので、右側に長い時間倒してしまうと、プラグが被ってエンジンが掛かり難くなっちゃうんですよね。
一緒にハマってしまっていたアキコさんは、セル付のCRF125Fゆえ、そこで苦労する事はなく、先にクリアーして行った・・。 もう、その場所に残っているのは、みっちー1人きりだよ。。
・・っつー事で、キックしても、キックしても、エンジンが掛かってくれなくて、、
それでも、何とかしなくちゃ・・って、プラグを乾かすイメージをもって必死になってキックをする。
すると・・、どうにか掛かってくれて、そこからは、誰もいなくなった大坂を上り、コース復帰したけれど、完全に自分1人が最後尾になって、もうじきトップを走る選手が自分をラップするくらいまでになってしまっておりました。
ちなみに、クロスカップは手計測のレースゆえ、最初の1周目はタイムは記録されないんですが、あの1周は果たして何分掛かっていたんだろう・・と、ちょっと思ってしまいました。
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その後、2周目は、比較的コンスタントに走行でき、タイムの方も12分13秒・・と、今回のレースのベストタイムとなりました。
・・って、2周目がベスト・・って事が、このレースのその後の暗雲を物語ってるかと思うんだけど(笑)、3周目・・、もう、レースを諦めようか・・と思う程の、事件が起きてしまうのでした。
真ん中ラインが罠になっている、悪夢の坂での事でした。
真ん中でスタックしちゃっている人が居て・・、でも、右側のベストラインは辛うじて1台通れるくらいの状態。 行けるかな・・と思って、走り出してみた訳です。
しかーし、またしても、スタックしている人の隣に来た時に、その人の動きに釣られて自分もバランスを崩してしまい、上り切れずに微妙にスタック。
何とか、リカバリーで・・と思った所に、左の人が倒れ込んで来てしまい、みっちーは右側に転倒、その人もバイクに挟まれる形で転倒。 すると、ソリ号と自分のバイクの間に挟まったその人が、「あちー、あちーー!!」 と叫ぶ訳で、、どうやら何か熱い所に触ってしまっている様でした。
・・で、みっちー。 その状況を冷静に見て、これは相当リカバリーに時間が掛かるな・・と判断し、とりえあず、ソリ号のフューエルコックをOFFにしました。 これで、多少はガソリンの漏れは防げるはず。
それから、バイクに挟まった隣の人の救出をしてバイクを起こし、その人はセルですぐにエンジンが掛かった為、そこからすぐにコース復帰しましたが、みっちーはそこの場所ではとてもキックは出来ないと判断し、とりあえず、悪夢の坂を一旦下りる事にしました。
しかーし、戻る坂道がかなりぐちゃぐちゃだったゆえ、エンジンの掛かってないバイクの取り回しは思った以上に重たくて、何とか平らな場所まで来てからキックを試みた訳ですが、、もう、この時点でかなりヘロヘロ。
そして、更に、エンジンも全然掛かってくれないんですよ。。
スタート直後の転倒で被り気味になってたプラグが、完全に被ってしまった雰囲気で、全然ダメダメ。 予想はしていた事でしたが、ウンともスンとも言ってくれない。。
・・で、10回もキックすると、今度は自分もヘロヘロになって、力が尽きてしまう訳です。
そんな力の無い足でキックしたって、更に状況を悪化させるだけなんで、とりあえず、少し休んで飲み物飲んで自分のコンディションを回復させ、そこから再びトライしてみるものの、また10回・・いや、5~6回もキックするとヘロヘロになって同じ事の繰り返し。
それを、何回繰り返したんだろう・・って言う感じで、止まった時に抜かれた人が、1周走ってまたみっちーを抜いて行き・・、そしてまた・・。
もうここで、エンジン掛からないままリタイヤかなぁ・・って思うくらい、止まってしまっておりました。
もうね、暑いし、コースは辛いし、リタイヤしちゃってもイイや・・って、半分投げやりになって来たよ・・。
キックも止めて、バイクに跨ったまま走ってる選手達をぼーっと見てると、「頑張れ~!」 って、声掛けてくれる人もいっぱい居て、でも、その度に、「頑張れないよ。。」 と、1人ぼそぼそ呟いていた。
リタイヤをするにしても、パドックには戻らないといけないから、エンジン掛からないとどうしようもないよなぁ・・。
暫く休憩していた事で、少し体力も戻って来たので、再びキックにトライしたら・・、ようやくソリ号が反応し始め、どうにかエンジンが掛かったよ~~♪
「はぁ~~~、良かったぁ。。」 もう、涙が出るくらいの思いでした。
そんな訳で、どうにかこうにか走り出し、レース復帰を果たしたみっちー。
リザルトを見ると、前の周が12分台で、この周だけ24分くらい掛かっているから、コース1周回って来るくらい止まっていたんだと思うけど・・、
ちなみに、速い選手は8分くらいで回って来てたんで、1周の間に2度遭遇も、納得できる感じですが、、
その後は、普通に走る事が出来た為、諦める事を一旦取りやめ、続けてみる事に致しました。
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これだけ天気が良いんだから、普通だったら時間と共にコンディションは回復して行くものなんですが、2週間も降り続いた雨は思った以上に手強くて、全くもってコンディションは回復しない状態でした。
そこに加えて梅雨明けと、台風一過のいきなりの猛暑・・。
先週まで、涼しいくらいの日が続いていたから、いきなりのこの気温に、体が慣れていないのよね。
そして、キャメルバックの飲み物・・。
ちなみに、いつもみっちーは、アミノバイタル1本と黒い缶のヴァームを1本に、氷を500ml分くらい入れていますが、今回は氷水1Lにアクエリアス350ml、そして粉のスポーツドリンクを入れて飲んでおりました。
・・で、レースが始まってから氷が溶ける時間とかも考慮して、準備したりする訳ですが、今回は、レース開始が予定よりも押した事で、スタートの時にかなり氷が解けてしまっていたんです。
・・で、序盤のキック地獄にて、飲み物も多目に飲んでしまっていました。
つまり、何が言いたいのか・・って言うと、レース1時間を過ぎた頃、キャメルバックに入ってた飲み物は、ほぼほぼぬるい水だけになってしまっていたんです。
何となく、その事が、「ヤバいなぁ・・。」 とは、感じ始めていた訳ですが、「序盤にしっかりミネラルや糖分も摂っているから、大丈夫・・。」 と。 自分に言い聞かせておりました。
派手な転倒をしてしまったら、その事で一気に体力が奪われるから、とにかく転倒はしない様に・・と気を付けて走ってましたが、チュルチュル路面で滑ってしまい、バイクを倒してしまう事は幾度となくあった訳でして、
そうなると、相変わらずエンジンの掛かりは良くなくて、暫くキックをする羽目に・・。
まぁ、それでも、単にバイクを倒しただけだったら、倒れている時間も長くはないので、序盤の巻き込まれ転倒の様な悪夢は味わわずに済みました。
ウッズの方も、下見走行の時には置かれていた階段状のアプローチ丸太が、レースが始まった途端に見事に無くなっていて・・(苦笑)、斜めっている生丸太が、かなりネックになりました。
みっちーも、成功率は5割くらいだったかなぁ・・。
気合を入れて、「行ける!」 と信じてトライすれば、難なく越えられたりもするんだけど、一瞬判断が鈍ったり、気持ちが弱気になってしまうと、越えられなくなってしまうんですよね。
・・で、とりあえず、フロントだけは越えられるから、あとは丸太を足で蹴りながらリヤを越えさせようとする訳ですが、、丸太の上に乗せた足が滑っちゃうから、踏ん張る事が出来ないの。。
まぁ、そうなると、バイクを下りてリヤを持ち上げてクリアさせるしか無い訳ですが、問題はその後で、、エンストしちゃっていたりすると、その後のキックにまた時間が・・って事になってしまうのよね。
そんな訳で、後ろから来ていた人に迷惑かける事も多々あったから、逆に自分が待つ時には、「焦らないでいいよ~。 ゆっくり待ってるから、頑張ってちょ~。」 なんて思った訳ですが、、
待ちながら、飲み物でも飲んでいようかな~と、ホースを口にくわえた瞬間、その人がアクセル全開でみっちーに泥を掛けまくり。 みっちーは、全身泥まみれにされた訳ですよ。
「いいよ~。」 なんて、悠長な事言ってられないっ! 口の中まで泥が入るし。 もう、「何て事してくれるのよっ!!」 って状態よっ! (ぷんすかっ!)
「アンタの後ろでなんか、待ってられないっ!」 怒りの原動力は凄い力を発揮させる訳でして(笑)、それまで1度もチャレンジはしなかった難しい方のラインから、1発で丸太をパスするみっちーなのでありました。
いざとなれば、「やればできる子」なのかもしれない。(笑)
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そんな、失敗と成功を繰り返しながらのクロスカップ第2戦。
自分の体調が辛くなり始めて来たのは、レースもそろそろ2時間になろうとしていた頃でした。
飲み物がほぼ水だっていう事に流石に危険を感じ始め、給油エリアにピットイン。 工具と一緒に、塩タブレットとブドウ糖を置いておいたので、それを口に放り込んでから、また走り出して行きました。
そして、計測ポイントでは、スタッフが冷たい水を掛けてくれるサービスがあるので、2周に1回くらい立ち寄って、襟元から水を掛けて貰いました。
水を掛けて貰った直後は、シャキーンってなって、ちょっと復活するのよね。(笑)
それでも、徐々に判断力が鈍くなり、良く見ていればハマらないで済んだ所に、無駄に入ってハマったり・・
それまでクリアーできていた丸太で、ミスってスタックしちゃったり・・
本当に、かなりフラフラになってましたね~。
そんな全体の状況を見て、チェッカーフラッグは予定より少し早目に振られた様で、「あと1周かな・・。」 と思った所で、チェッカーフラッグが見えた時には、本当に、安堵以外に表現の仕様がなかったくらいです。
マジで、ホッとしました。
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トランポに戻ってメットを脱ぐと、顔は火照って頭はボーっとしているのに、鳥肌が立って体は寒気を感じる状態。
とりあえず、氷嚢を頭に乗せて暫く休んでおりました。
しかーし、頭を冷やしたその対応が良かったのか、15分くらい休んでいたら、何か凄くすっきりして、寒気もなくなり食欲もわいてきて、めちゃめちゃ元気な状態に・・。
いつもだったら、こんな暑い日に走ったら、その後大抵頭が痛くなるトコですが、全く頭も痛くならず、「もしかして、走った後に思いっきり頭を冷やすのは良いのかもしれない。」 と、新しい発見をした感じです。
クラス順位は2位でした。
まぁね、あれだけ止まっていたら、巻き返すのは無理ですよね。(笑)
賞品は、桃一箱と赤ワイン、そしてFOXの青のグローブ。 ある意味、2位の景品の方が、使える物が貰えて良いかもしれないです♪ (ちなみに、1位は工具セット。)
表彰式で、「バイクの整備不良ですか~?」 ってオーナーさんに言われたけど・・、バイク起こせない状況でプラグ被ってエンジン掛からなくなったんだから、仕方ないじゃん~とも思ったけど、プラグを換えれば良かっただけかもしれないし、そもそも乗り出してもう7年?くらい、エンジン一度も開けないまま走り続けている訳だから、コンディションが良い訳はないし(笑)、整備不良と言われれば、整備不良かもしれないけど。
TC85に乗っている今、壊れてる訳じゃないCRF100Fをオーバーホールするのも、何だし。。
ちなみに、前回下り坂で頻発していたエンスト症状は、キャブのセッティングを変えた事で起きなくなった気がしました。
総合リザルトは こちら
ラップタイムは こちら
ちなみに、次回第3戦は、8月30日(日)。
景品には、高級ブドウが用意されるとの事です。 真夏の2時間半は超~辛いけど、ブドウの為にまた頑張ってみるとするかな。(笑)
コメント
>アキコさん
遅ればせながら、クロスカップお疲れ様でした。
それにしても、デビュー戦とは思えない判断力とその実力には、正直感心しきりでした。
流石、ノモトさんの元で鍛えられているだけあるなぁ・・と。
CRF100Fのエンジンが掛からずリタイヤしようかと思った時、アキコさんが頑張って走っている姿を見て、「諦めたりしたら、恥ずかしい・・。」と、思い直したくらいです。
レディースクラスもメンバーが増え、とても嬉しく思っています。
また一緒に走れるのを楽しみにしていますので、これからもよろしくお願い致します。(^^)
おつかれさまでした!
初めての本格フルレース、2時間半走りきるのがあんなに辛いとは~!
渋滞場所は、大人しく順番待ちして、ハマって体力奪われるのを回避しておりました(笑)
まだまだ、姉さん達のレースに絡める程の技量は備わってませんが、いつか必ず!?
目標にがんばります(≧∇≦)