JNCC爺ヶ岳戦レポ

オフロード

今日はパソコンの調子が良いので、やっと書き上げる事が出来ました。 JNCC爺ヶ岳戦レポ、レース当日編です~。
前の晩は早くに寝たので朝5時前には目が覚めて、朝風呂に入ってさっぱりしてから、7時からの朝食バイキングを食べて・・。 爺ヶ岳入りをしたのは、7時30分くらいだったかな。
8時過ぎにはFUNクラスのレース準備が始まるので、急いで支度を始めるのでした。


朝一番でレースが開催されていたキッズクラスのユメミちゃんは、同じTC85に乗る選手ですが、JHクラスにて毎回ぶっちぎり優勝です。

キッズとは言え、子供の頃からモトクロスとかやってると、やっぱ走りが全然違いますよね。。
・・で、いよいよFUNクラスの入場。
順番に呼ばれて行って、スタートグリッドに並んで行きます。

ちなみに、コース際にはワークスピットがありまして、給油やマシンの修理などは、ピットに行けばハスクのメカさんがやって下さる状態です。

・・と言う事で、給油用のガソリンをメカさんに渡しておいた訳ですが、、ただね、今回は給油ピットインは・・どうしようか、ちょっと迷っていたんですよね。
・・と言うのも、去年の最終戦の爺ヶ岳は結果的に5L使い切らなかったし、今年の開幕戦の坂下も、マフラーが外れてタイムロスはあったけど、仮にそれが無かったとしても、完走できたであろう量のガソリンが残っていたから。

・・っつー事で、爺ヶ岳6周までは無給油で行ける!・・って、みっちーの中でのデータがあったので、それ以上周回する様だったら、給油ピットインをする・・って事にしたのでした。

そして、レーススタート~。

FAクラスから順番に時間差でスタートが切られて行き、WA、WB、WDクラスは20台くらいがまとめてスタートとなる訳ですが、、みっちーはスタート位置など殆ど気にせず路面の起伏だけを見て、真ん中あたりに陣取っておりました。

しかーし、スタートしてすぐ左に曲がる今回のレイアウトでは、最短ならイン側、渋滞を回避するならアウト側・・と、左右のどちらかに振るのが正解の様でして、、ピンクゼッケンを付けているWAクラスの皆さま方は、ほぼイン側に集中をしていたのでした。

・・っつー事で、初っ端から出遅れてしまうみっちー。
まぁ、仮にスタートで出遅れていなくても、ゲレンデを駆け抜ける開けっぷりが違うんで、あっという間にクラスの中じゃ下~の方になっちゃうんだけど。。
みっちーなんかあんな所じゃ恐くて全然開けられないのに、モトクロスライダーってホント開けっぷりが違うわよねぇ・・。
ま、そんな訳で、その後はマイペースに走行。
ここの所、全然雨が降っていなかったせいで、とにかく埃が凄いのよ。 路面も先も見えなくて、事故らない様に走るだけで精一杯・・っつー感じ。
・・で、最初の難所。 FUNガレクライムは、勿論パスして迂回路の方に回った訳でありますが、やっぱ、ガレ場は渋滞していたみたいですね~。

とてもじゃないけど、この状態で、人の間を縫いながら登り切るなんて出来ないんで、みっちー的には迂回路で正解だった訳ですが、、
問題だったのは、合流後のプチガレクライムなのでした。

ここが・・ね~、ある程度走り込んだ後だったらラインも出来て来るんでね、登り易くもなるんだけど、シーズン最初の・・しかも1周目となると、浮き石のゴロゴロが予想以上で上手く助走がつけられないの。

そんな中、WAクラス#915のサクライさんは、遠回りするラインからサクっと上って行った様で、、距離は走るけど傾斜の緩い・・そっちのラインから上がった方が、行き易かったのかもしれないんだけど、、もう既に、キツいラインから来ちゃっているみっちーは、引き返す事が出来ないのよ。

・・って、コレがJECのレースみたいに一人でタイムアタックするレースだったら、一旦足場良い所まで下りてやり直す・・って事が出来るんだけど、JNCCはとにかく走ってる人数が多くて、どんどん下から上って来るから、坂の途中でいきなり方向転換・・とか、危なくって出来ないのよ。

自分が走っている時だって、横にいた人がいきなり方向を変えて来たら巻き込まれちゃう訳だから、自分が巻き込む側にはなっちゃいけない・・って、なるべくその場でリカバリーする様にしている訳。

しかーし、スタックしている所に次から次へとバイクが押し寄せて来るもんだから、更に渋滞は激しくなって、完全にハマってしまった状態に・・。

「うわぁ~、もう、完全に出遅れたわ。。」 「クラスビリかもしれないなぁ。。」
かなりテンションも下がり気味で、諦めモードが漂い始めた訳ですが、、冷静になって周囲を見渡してみると、意外にも同じクラスのピンクゼッケンのバイクが目に付いたのでした。
「あ・・、結構みんなハマってるんだ。」
・・つー事で、ここで抜け出せればまだビリっけつにはならずに済む・・と思い直し、丁寧に、冷静に、プチガレエリアに挑むみっちー。

・・で、何とか、脱出♪
その後は、大きくハマる事なく一周回って来た訳ですが、、掲示板には・・何と!クラス3位の表示が・・。

6位とか7位とか、その辺を覚悟していたみっちーに、3位の表示は驚きだった訳でして、更にはハスクのピット前ではメカさん達が声援を送ってくれたりして、一気にやる気が湧いてくる来るのでありました。

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2周目以降は、渋滞もほぼほぼ解消されて来て、プチガレクライムの坂は微妙にスタックしながらも、何とか上り切れるのでした。
ウッズのラインも結構念入りに下見したんで、ハマるラインに行った人を違うラインから抜いて行く・・みたいな事も出来たりして、全体の総合順位も少しずつ上げられていた様でした。

転倒も無く、スタックも無く、2周目が一番スムースに走れていた様で、今回のレースでのベストラップは、この2周目だった様ですが、、

クラス順位は3位で変わらず。
前後が誰・・とか全く分からなかったけど、とにかく3位をキープしたまま行きたい・・と、思うみっちーなのでした。
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3周目には、更にタイムを上げようと頑張ってみた訳ですが、ウッズを出た後のガレの上りで石にフロントを弾かれてしまい、転倒・・。
本人にダメージは無かったけど、フロントタイヤがヨレたのを直したり・・と、ちょっとロスタイムもあり・・
更には、大した事ない場所で変にハマってスタックもしたりして、タイムを落としてしまうのでした。

ちなみに、先日みっちーが携帯を買い換えた時に、一緒に携帯を買い換えた旦那さま。 それまで、ガラケーだったのを遂にスマホにした訳ですが、そのお陰でライブリザルトを見ながらレースを観戦出来る様になりました。
すると、今まで何も見ないでレース観戦していた時とは面白さがまるで違って来た様で、「お~、3位、3位♪」 って、応援にも熱が入った様でした。

ちなみに、その時点で2位を走っていた#915サクライさんとは7分差くらい? そして4位の#901コンドウさんとも5分差くらいあったから、そのまま順当に走っていれば3位で行ける・・って思える状態の様でしたが、
ライダー的にはそこまでの細かい情報は分からないんで、いつ抜かれるのかな?とか、前後とはどれだけの差があるのかな?・・とか、結構そーゆー事が気になったりするんですよね。
・・で、走行中もピンクゼッケンの選手と出くわす事はあって、、

前に出たり・・
抜かれたり・・とかもしていた訳で、、

どのタイミングでクラス順位が変わってしまうんだろう・・って、ちょっとビクビクな状態でした。
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そんな感じで、4周目。
今度こそ、ベストタイムを更新させようと、とにかくミスなく走り続けていた訳ですが、、後半のウッズにて痛恨のミス!!
右ハンドルが木にぶつかって、転倒をしてしまったのでした。 しかも、切れたハンドルが左太股を強打。
も~、完璧に太股に青タンが出来るレベルの打撲でした。
後ろから走って来た人が、「だいじょうぶー?!」 って声を掛けてくれましたが、とりあえず、走れる状態だったので、急いでバイクを起こしながら、「だいじょうぶですー。」 って応えましたが、せっかくイイ感じで走れていたのに・・って、ちょっと残念な気分に。。

・・で、大きな転倒をした後だったから、走ってみてマシンに違和感がある様だったらピットインをしようかな・・って考えた訳ですが、とりあえず、走り出したら違和感はなく、普通に走れる様な状態。
今4周目で、次5周目に入るトコロ。 順位は相変わらず3位キープ。
給油とマシンチェックを兼ねて、ピットに一度入るべきか・・入らずに行くか、、ギリギリまで、本当に悩んでいた訳ですが、、
その周に、ゲートで、「L1」ボードが出されたんですよね。

それを目にしたみっちーは、「あと1周なら行ける!」 って思った訳。 だって、爺ヶ岳6周までは走れた実績がある訳だし、まだ5周目なんだから余裕だし。
それに、給油のタイムロスでせっかくの順位が逆転されちゃったら、勿体無いし・・って。

そんな訳で、ピット給油はスルーして、5周目に突入して行ったのでありました。
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3周目、4周目とも転倒しちゃって、ベストラップを更新する事が出来なかったから、せめて最後の5周目でベスト更新させたい!・・って思って、結構頑張って走った訳で、、

合流地点のプチガレクライムも、それまでの中では一番イイ感じに上り切れておりました。
その先の下り坂で、目の前の人が止まってしまって、ちょっとロスタイムはあったけど、まぁ、その程度はヨシとして・・ひたすた走り続けていると、、

ふと右手に、異様な空気を醸し出してる選手が・・?
・・って、オータさんでした。(笑)

抜いてく時に、必ずアピールして行くのよね~。
・・って、それよりも、いつの間にか今年のウエアー、ハスクのウエアーにしちゃっていて、めちゃカッコいい~じゃないのさぁ。
そして、事件はこの直後に起こったのでありました。
場所は、一番上の上り坂。 鉄塔の横を抜けて、FUNレースで一番標高の高いポイントに向かう途中の坂でした。
CRF100Fだったら、ここの坂を上り切れずに途中で力尽きちゃう・・とかってあるけれど、TC85では全く問題ない上り坂。
それなのに・・、そんな坂の中盤で、TC85が力尽きてしまった?!
「え? 何で上れないの?」 「・・っつーか、こんな所で止まっちゃって、ここからリカバリー大丈夫かしら?」 ・・って、その時は、リカバリーの事しか頭には無かったのですが、、
止まってしまった、TC85。
キックしても・・
キックしても・・
ウンともスンとも言ってくれない。
「え?? まさか・・。」
嫌~な予感に襲われて、タンクを覗いてマシンを振ってみたのですが、、な~んの音もしない訳。
そう・・、ガソリンが、カラになっていたのでした。。
「お、、終わった。。」
目に浮かぶのは、みっちーを待っててくれている人達の顔。 何て申し訳ない事をしてしまったんだろう・・と、悔やんでも悔やみきれない訳であります。。
しかーし、そんな感傷はすぐに現実に引き戻される訳でして、とにかくレースが終わるまでに下山しないと帰れないっ!!
COMPのレースが始まっちゃったら、マシンの引き上げはレースが終わるまで出来なくなるから、とにかくFUNレース終了までに押して戻らないといけないんです。
しかも、この場所はゴールから一番遠い場所。(爆)
下からバンバン走って来る人達を横目に見ながら、終わってしまったみっちーは、コース脇をトボトボとバイクを押し始めるのでした。
ゴールまではほぼほぼ下り坂とは言え、全てが下りな訳では無く、あちこち起伏もある訳です。 なので、出来るだけ上り起伏のないラインを頭の中で思い出しながら・・、そして、レースの邪魔にならない所を選んで、一生懸命バイクを押して行くのでした。
やっと、中腹辺りまで来て、ロックンロールリバーの手前に到着。
ここは、以前フリーライドでガス欠しちゃった場所だから、ここからはもう、戻れる目処は付いたよ♪
・・って、同じ事を2回も、、しかもレースでやっちゃうなんて、バカとしか言いようが無いんだけど。。
ゲレンデの方がまだ、バイクは押し易かったかな。 ロックンロールリバーは、石がゴロゴロで大変です。
しかも、打撲した太股が結構痛くなって来た。。
何であの時、ピットに入らなかったんだろう・・って、後悔の念に苛まれまがら、必死にバイクを押すみっちーでありました。
同じクラスの選手が通過して行く度に、本当に情けない気持ちになる訳で・・、#901のコンドウさんが走って行き、#902のイワサキさんが走って行った・・。

「ラップされちゃった感じかな?」 くらいに思っていたけれど、ラップじゃなくて同一周回だった様で、ここで抜かれてしまった結末。
やっと本部が見える場所まで下りて来たら、アナウンスで、「押してる選手がいますねー。 リタイヤでしょうか。」 って叫ばれて、恥ずかしさいっぱいになる訳で、、
やっとコースから出た所で、待っててくれた旦那さまにバイクを渡して、倒れ込むみっちーでありました。
いやぁ~、しんどかった。 いくらバイクが軽いとは言え、爺ヶ岳を押して下山はしんどいよ。
申し訳ない気持ちいっぱいでハスクのブースに戻ってみると、メカさんが冷たいタオルと冷たい水とポカリスウェットを下さって、本当に、本当に、こんなみっちーにそんな対応は勿体無さ過ぎ・・。
石でも投げてくれればいいのに。
3位帰還を待ち望んでくれてただけに、本当に申し訳なく・・。 メカさんからも、「その為に居るんですから、使って下さい!」 と。 仕事もさせて貰えずにリタイヤされてしまうのだけは、困ります・・って。
もう二度と、こんな事は致しません。。 強く強く反省しました。
しかも、こんなみっちーに、ハスクのウエアーを提供して下さる・・とかって。 有り難いお言葉を頂いたりして。。
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ビリまで落ちたかと思ったクラス順位でしたが、何とか5位で留まっていた様でした。
6位以降の選手とは周回数差があったのと、エンデューロはチェッカーフラッグを受けられなくても、走った分の周回数は、リザルトとして残るんで。

レースは、4周目通過タイムの1時間19分で終わっており、総合順位は217位・・と。
頑張ったのに・・、こんな事で全てを棒に振るなんて。。 何か、溜息が出て来ちゃうよ。。
ちなみに、以前はガソリン5Lで走れたのに今回は走れなかった理由を考察してみると、まず第一に晴れだったゆえアクセルを開けている量が違っていた・・?
あとは、いつも以上にスタックもしたし、転倒もあったんでガソリンを減らしてしまったかもしれない。
あと、キャブセッティングがちょっと濃い目だったので、燃費も悪かったのかもしれない。 ・・まぁ、そんな所かな?
とりあえず、どんな事があったとしても、次からは絶対に給油ピットインします!
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午後からは、COMPのレースが開催された訳ですが、COMPクラスは開けっぷりも段違いゆえ更に埃が物凄く、写真撮ったらカメラをダメにしちゃいそうだったので、写真は撮りませんでした。
メカさん達は、FUNに続きCOMPのレースもずっとコース脇のピットに待機で、、ホント大変だなぁ・・って、しみじみ思ってしまいました。
KTMのテントの所でハヲリちゃんとしばらくお喋りしていたら、前日もお世話になったマッサージサービスのお兄さんが、「マッサージしますよ。」 って言って下さったんだけど、走った後の汗と埃まみれ状態でマッサージして貰うなんて、あまりに申し訳なさ過ぎて、遠慮させて頂きました。
14時過ぎくらいには会場を後にして、今回は大町温泉の「薬師の湯」に寄って来ましたが、この辺りは源泉の温度が低いんで、火照った体に心地良いぬる湯があるのがイイですね~。
早目に爺ヶ岳を出て来たお陰で、中央高速の渋滞にも遭わず、スムースに帰って来れた感じです。
ちなみに、先日、ハイエースにコントローラーを付けて頂いた訳ですが、取り付け後の初遠征でどうだったか・・と言うと、ちょこっと燃費が良くなったかな?・・って感じです。

今まで一番良かったのが、空荷で行った浜松で、11.2kmだったかと。 ・・で、今回バイクも荷物も積んだ中央高速で、11.4kmまで行ったから、数字的にもちょっと更新した感じ。
ノアの時でもせいぜい10.5kmがイイとこだったから、そこから1キロアップすれば、ガソリン車なら十分かな・・って感じです。

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コメント

  1. みっちー(@^^@) より:

    >テツさん
    お久し振りです。
    相変わらず、元気に走り回ってます。
    でも、ガス欠はトラブルではありません。
    明らかに私のミスです。
    乗り始めの頃、燃費の感覚が分からずに、やたらとガス欠しまっくてたからリザーブコックを付けたんですけど、最初からリザーブにして走っていたら付けた意味もありませんよね。。(^^;

  2. テツ より:

    ご無沙汰です。
    相変わらず、元気ですね!
    そして、相変わらずのトラブル…ガス欠ですか!
    ハスクにも燃費計とコントローラつけますか?

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