エンデューロアカデミー・トライアル編

オフロード

9月13日(土)、3連休初日のお話。 韮崎のアルプスヴァン・オフパークにて開催された、エンデューロアカデミー・トライアル編に初めて参加して来ました。
トライアル編・・っつー事で、通常のエンデューロスクールより、トライアルチックなテクニックを学べるスクールな訳ですが、当初CRF100Fで参加しようと思っていたものを、頑張ってTC85で参加する事にしたのです。


恐がってばかりいちゃ、いつまでも上達できないからね。。
でも・・、参加されてる他の方々の車両を見ると、みんなエンデューロランサーにトライアルチックなタイヤを組んでて、トライアル向きな車両な訳。 モトクロッサーにモトクロスタイヤ履かせてるのなんて、みっちーくらいしか居ないんですよ。。
ちょっぴり不安になってしまうのでありました。
でもね、お隣の方は去年のハスクのサマーキャンプでご一緒していた方だったり、JNCCで同じクラスのイワサキさん達もいらっしゃったり・・で、知り合いが何人か居た事にはちょっとホッとしました。

とりあえず、女性には優しく指導して下さる(はず・・)と言うお言葉を信じて、頑張る事に致しました。
そんな講師の先生は、トライアルの成田匠さんと、ADタクさん。

スクールが始まる前に、今日乗る車両でウォーミングアップをしていましたが、成田匠さんと言えば、ご存知、仮面ライダークウガの中のヒト。
写真じゃあまり分からないかもしれないけど、石ガレが積んである所とか、フワっとバイクを浮かせちゃって、ガレの上なんかタイヤも触らずクリアーしちゃうのよ。

凄いなぁ・・って、思わず見入ってしまいました。
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そして、スクールが始まり、講師の先生方のご挨拶。

ADタクさんも、成田匠さんも、共に身長が185~6cmあって、手足もとぉ~っても長いので、「はっきり言って、自分達は卑怯です。」 って。(笑)
体が小さいと、同じ事をするにしても、もっともっと大きなアクションを取って行かないといけないから、やっぱ大変になる様です。。

・・で、基本的な乗車姿勢などの指導を受けたあと、初級クラスと中上級クラスに班分けして、クラス毎の練習です。

勿論、みっちーは初級班。 オレンジ色のゼッケン付けたブループに入って頑張りました。
しかーし、10台くらい集まったバイクの中で、タクさんから衝撃の一言が・・。
「この中で、一番フロントアップが難しい車両は・・、レーサーの85(←みっちーの)ですね。」 って。
いや、、だからCRF100を持って来たかったのよ。 あっちだったら、アクセル開ければフロントなんかポンポン浮いてくれるし、さ。。
でもさ、日曜日は爺ヶ岳をTC85で走りたかったし、ノアに2台乗せちゃったら遠征の荷物が積めなくなるし、そもそもTC85で出来る様にならないと自分にとって意味ないし。。
そんな訳で、腹を括って頑張ってみる。

・・で、最初は、フロントアップの練習。 かなりへっぴり腰ですが。(笑) とにかく、とことん基本練習をする訳です。
・・で、本来なら、パワーバンドをキープして、あとはクラッチ操作にてフロントアップをコントロールする訳ですが、とてもじゃないけどそんな事、恐くて出来ない訳ですよ。。

・・で、2スト85の場合、ここぞ・・って言う時に上手くパワーを引き出す為に、そこまでの間にアクセル煽ってエンジンを起こしておく・・って言うか、ずーっと閉じたままにしていきなり開けても上手く力が引き出せないからダメなんだそうで、、
なので、全然関係ない所とかでも、ワンワン煽ってなきゃ・・なんで、何かと~っても周囲に迷惑な気がしちゃうの。。
・・で、半クラは上手く使えないんで、CRF100Fみたいにアクセルワークだけで何とかならないか・・と、チャレンジをしていたら、何となく、ちょっぴり上がる様になって来た?

しかーし、その直後、バイクの上で自分が後ろにそっくり返って、その事で勝手にアクセルが開いちゃって、しかも思いっきりパワーバンドに入っちゃって、TC85が棹立ちにっ!!
もう、そのまま自分がバイクから振り落とされるか、TC85が暴走して反対側の列の人に突っ込んで行くか・・っつー、最悪のシナリオが、一瞬頭を過りましたが、
何をどーやって立て直したのかは全く覚えていないのですが、頭の上まで上がったタイヤを何とか無事に地面に落して、暴走させずに戻す事ができたのでした。
アクセルを戻せたのか?、クラッチを握れたのか?、未だに自分でどう処理したのかは分からないんだけど、後ろで見ていた友達も、ビックリして思わず駆け寄って来るくらい、凄い状態の様でした。
そんな事があった為、それからは、超~ビビリモードになっちゃって、恐くてすぐにアクセル戻す様になっちゃったのよね。。

せっかくちょっと出来かけてたのに、また、ダメダメに逆戻り。。
はぁ~、道のりは長いんだわぁ。

でもね、それまでは、フロントアップした時に膝と腕は真っ直ぐ伸びていた方が良いんだと思っていたんだけど、上がった時に膝や腕が少し曲がっている方が良い?・・って事を、学んだよ。
フロントを上げる為には膝のクッションとフォークの反発を利用して、フロントタイヤが上がってからはハンドルを体に引き寄せて、体の近くコントロールすると、さっきみたい勝手にアクセルが開いてしまわずに済むみたい。

あと、何も無い所でフロントを上げようとするよりも、上げる為のきっかけを作った方が、より上がる様になるそうで・・
丸太にタイヤを当てた反動でフロントアップをさせる・・って言う練習を、その後延々と反復練習致しました。

でも、リヤスプロケを49Tにした事が、かなり効いてる気がしました。 多分、46Tのままだったら、全く上がらなかったかも。
時々休憩やタクさんの説明を挟みながら、午前中いっぱいはフロントアップの練習~。

地味な練習をし続けるモチベーションの維持の仕方・・など、ちょっぴり笑いを交えながら、ありがた~いお話を沢山聞く事が出来ました。
・・で、その後、TC85でもフロントアップの見本を見せて下さいましたが、タクさんが跨るとTC85がSM50みたいに見えちゃうよ。(笑)

そして、ひょい・・っと上げてしまう。
思ったよりかはトルクがあったみたいで、「結構トルクありますね。」 って。

半クラで上げられる様になると、何処でも自由自在にコントロールが出来るそうですが、とりあえずみっちーには、まだまだ無理。。
でもいつか、あーゆー事がサラっと出来る様になりたいなぁ。

とりあえず練習の仕方は学んだので、あとは自然と出来るまで、河川敷に行った時に、地道に練習してみたいと思います。
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そして、午後~。
午後の講師は、成田匠さん。 今度はコースの方にて、またしてもフロントアップを絡めた練習となりました。

地面に置いてある障害物を乗り越えるのですが、フロントを当ててサスの反動を利用して、ポーンと飛び越えてしまう。。

あまりに華麗なアクションに、ただただ惚れ惚れするばかりです。。
・・で、暫くここで練習をしてから、
今度は、土管の方へ移動。

右側にある土管は、半分地面に埋まっているから、高さも低くて難易度も高くはないのですが・・
左側の土管は、地面が少しえぐれる様に掘れているので、高さもある上難易度も高くなる訳です。

そして再び、惚れ惚れする様なデモ走行。
・・で、練習をする訳ですが、
さっきの障害物の練習の時から言われ続けていた事ですが、どうしてもアクセルを閉じてしまうのが早いのです。
「あと、0.5秒開け続けて!」 って言われながら、土管を越えた・・って思った時にはもうアクセルは閉じてる感じ。 それゆえ、とりあえずは越えるんだけど、その後の勢いが足りない訳。
分かってはいるんだけど、そこの0.5秒開け続ける事にビビっていて、気付くと戻しているのよ。。 臆病だから、仕方ないんだけど。

そんなみっちーでも、繰り返し練習するうちに、何度か拍手を貰える様な土管越えが出来る様になりました。
・・で、右の土管はとりあえず出来る様になったかな?・・っつー事で、左の土管にチャレンジをしてみた訳です。
・・で、ダメもとでチャレンジした1発目、まさかの?成功~♪
思わず嬉しくなっちゃいました。
しかーし、調子に乗ってトライした2本目で、変な所でクラッチを切っちゃって、フロントタイヤがドンって土管にぶつかってしまったんですよね。
とりあえず、フロントタイヤは土管を乗り越えて、TC85は亀の子状態になったんだけど、タイヤがぶつかった時の衝撃がハンドル越しに右肩に来て、肩に痺れが走ったの。 肩と言うより、腕全体が痺れてる感じ。
右肩には元々脱臼癖があったゆえ、本人的にはちょっとヤバいかも・・って感じになって、その後暫く様子を見ながら木陰で休んでおりました。

なかなか痺れが取れなくて、一時はちょっと焦ったけど、病院で教わっていたストレッチ&マッサージをして、暫く氷で冷やしていたら、急速に良くなって来てホッとしました。
あ、でも、大事を取って、その日はもうバイクに乗るのは止めましたが・・。
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その後、スタックしてしまった時のリカバリーの方法とか、見本を見ながらお勉強。

丸太にぶつかって止まってしまった時の乗り越え方・・とか、見せて頂いたのですが、、

そんなの、いくら見本を見ても、絶対に出来ませんってば。。

・・で、実際に出来そうなレベルでのリカバリーとして、こんな感じで亀の子になってしまった時には、とにかく出来る限り後ろに下がるのが大事との事。

そう、少しでもリヤタイヤの助走距離を作る事がポイントです。
そして、着く足は、なるべく「前」に。
前に足を着く事で、バイクが前に進んだ時にもバランスを崩さず、蹴る力も保てるんだそうです。

う~ん。 CRF100Fの時は、足付きが良かったんで何も気にせずに着いていたけど、言われてみれば、確かに足が後ろに行っちゃって、最後バランスを保つのが大変になる事があったな~。
あと、キャンバー走行でのバランスの取り方。

極端なくらい、体をオフセットさせるのが良いみたい。
・・で、土管3連発とかも、基本は1つ越える時と変わらない訳で、その一つ一つを如何に丁寧に正確にやって行くか?の、繰り返しになるとの事です。

1つだけなら勢いで越えられても、3つを勢いで越えようとすると絶対ミスるし、怪我もし易くなっちゃうから、とにかく基本に忠実に。。
もう少しバイクに乗り慣れて来たら、あーゆー練習にもチャレンジしたいと思います。
そんな訳で、初めて参加したトライアル編、なかなか自分1人ではチャレンジできない練習をする事が出来たので、参加して良かった~って感じでした。

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終わってからは、そのまま長野方面へと向かい、信州健康ランドに泊まって、ゆっくりと疲れを癒しました。
この頃には、右肩もすっかり元通りに。
そして日曜日は、石井正美さんのショップの主催するフリーライドに参加する為、爺ヶ岳へと向かうのでした。

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コメント

  1. みっちー(@^^@) より:

    >こせんちゃん
    情報ありがとうございます♪
    写真、見れました。
    土管越えのがあったので、1枚頂いて来ました。(^^)

  2. こせん より:

    ここに画像がでています♪
    見られると良いのですが。。。
    https://www.facebook.com/photo.php?fbid=709887935752710&set=a.359870560754451.83124.100001945311673&type=3&theater

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