スプラッシュ月山コース下見

オフロード

8月31日(土)~9月1日(日)JNCC第5戦に参戦の為、月山に行って来ました。 「つきやま」ではなくて、「がっさん」です。
場所は何処にあるか?・・って言うと、山形県の庄内平野の立谷沢と言う所。 結構、秋田に近いあたり。 河原のコースで、北月山トレッキングフィールドに特設会場が設けられておりました。


神奈川を出発したのは、金曜日の23時半くらい。
・・で、チュータさん達と国見SAで合流して、その時点でこせんちゃんが月山の会場近くまで行っているとの事だったので、パドック取りはお願いをして、ゆっくり朝ごはんを食べながら11時前頃に会場入りを致しました。
こせんちゃん、場所取りありがとうございました。
・・で、到着をしてテント張りして荷物を下して・・とやっていたら、あっという間に下見ツアーの時間になったので、慌ててツアーの準備をする。
今回は、こんな感じだよん~。

川渉りをする時に、長靴だと中に水が入って来るから水の中を歩ける靴がベスト・・って、mapaさんに教えて頂いていたので、靴を買って来てみました。
あと、レースではプラグと換えのエアクリーナーは持って走った方がいい・・って聞いたので、耐水仕様のウエストポーチを買ってみました。

ちなみに、この靴、川の中を歩いても靴に水が溜まらない様に、足の裏に水抜きの穴が開いているんです。
しかーし、連日の雨でビチャビチャな地面の上では、歩くだけで泥水が浸みて来てしまい、最初のうちは精神的苦痛を伴いました。(笑)
特に、トイレ周りの水溜りとか・・、ちょっと泣きそうだったよ。
~~~~~~~~~~
そして、下見ツア~。
今回のFUNクラス担当は、鈴木健二選手でした。

・・で、HPでの公式通知では、大雨の場合は川渉りはせず、1ヶ月前に開催された「龍神月山」と同じコースになります・・って事でしたが、今日の時点の状況ではギリギリ使えるとの事で、フルコースになるみたいでした。
でも、月山のコースは全長12キロ以上もあると~っても長いコースでして、全部歩いたら3時間~4時間は掛かるって事で、前半の山の方だけ案内しますので、河原の方に行きたい人は各自でお願いします、って。

去年は、河原の途中まで車での送迎があったらしいけど、今年はそれが無いみたい。 行く人は、途中まで車で行くといいですよ・・って言われました。
そして、ツアースタート。
序盤はパドックからも見えるフラットコースなんですが、結構水溜りが多い感じ。

レースが始まると、泥沼になりそうだなぁ~って感じでした。

その後、パドック横にある砂利のフラットスペースを、ぐる~っと走る訳ですが、地盤が固い土の上に砂利が敷き詰められているので、見た目以上に滑り易くて、みっちー的にはちょっと苦手なエリアでした。

その後、また土の方に戻ると・・

めちゃめちゃ深い水溜り。 ヅカさんの長靴もスッポリです。

まぁ、でもこんなのは、今思えば序の口だった訳ですが。
そして、コースを進んで行く。

すると、月山の写真とかで良く見かける滝?の近くに出ました。 コースの終盤で、この滝の所を走るらしいです。

滝の写真を撮る、こせんちゃん。
そして、ここが第1ガレ場。

とりあえず歩いてみたものの、ちょっと上れる気がしなくて・・、横に迂回路もあったので、多分レースではそっちの迂回路を使うようかな~って思ってましたが、
実際のレースでは、迂回路からの合流地点で事故が起きる危険がある・・との判断で、第1ガレ場はこの1本に絞られました。
その後、暫く歩いて行くと、途中に超~クサイ水溜りがあって、ちょっと泣きそうになりながらその中を歩く。 マジで足が臭くなった。。
そして、第2ガレ場~。

第1ガレ場に比べると、こっちの方が距離も長くて幅も狭かった事もあり、実際のレースでは一番の渋滞ポイントになっていました。
その後、第3ガレ場もあって・・(写真はナシ)、距離は短めなのですが、左にカーブしていて石が大きいの。 何本か轍のラインが出来ていました。
その後、一番高いあたりに来た時に、眼下に北月山荘が見えて来ました~。 そう、今日泊まる宿はここなのです。

去年は殆どキャンプでしたが、今年は殆ど宿な感じで。 宿の味をしめちゃったら、キャンプには戻れなくなって来ました。(笑)
・・で、北月山荘が見える丁度この場所で、マナブ選手が、「この石が危ないんだよ。」 って。

向こうから走って来ると死角になってて見えなくて、この石でぶっ飛びそうになった事があるそうです。
・・と言う事で、「ぶっとびの石」と命名をしてあげましたが・・、ちなみにレース中、飛ぶほどのスピードが出せないみっちーには、何の影響もない石でした。(笑)
その後は、下り~。

結構急な上、向こう側が落ちてるんで、オーバーランしたりラインを誤ったりすると、間違いなく草むらの中に落ちる感じで・・
そして、落としてしまったら、間違いなく自力で引き上げるのは不可能と思われる訳で・・

とにかく、どんなに遅くても、「致命傷」になる事だけはしない様に気を付けよう。。と、心に思うみっちーでした。
そして、更に下って行くと・・

ちょっとだけ、アスファルト区間を走ります。
柔らかいオフタイヤでこーゆー所走ると、ブロック傷めちゃうんだよなぁ~なんて、この時は思っていましたが、実際のレースではそんな心配全然要りませんでした。

それよりも、直線の先が橋脚の所がシケインになっているのですが、レース中、ここで危なく事故が起きそうになりました。(謎)
ちなみにヅカさん、山区間を歩いただけで、「ボクはこのコースを完走できる自信がないです。」 と。
「なので、みっちーさんがスタックした時には、ボクは自分のバイクを捨ててスイーパーになりますよ。」 って。
「ホントぉ~? じゃぁ、レース中はみっちーの後追いして、スタックした時には助けてね♪」 って返したら、
「う~ん・・。 後追いできる自信がない。」 ・・って、かなり弱気な発言です。
しかーし、ヅカさん。 もの凄い有言実行なオトコだった訳でして・・、レース中、ヅカトラマンが参上した時には、みっちーはめちゃめちゃ感動するのでした。(謎)
そして、橋の下の所で川渉り~。

浅い所もあるけれど、深い所は結構深くて・・

石はゴロゴロしているけど、真ん中のラインが一番浅いから、ここが王道かな~?って思いながら歩いていました。
でもね、丁度真ん中辺りで、石が段差になっていて、ちょっとそこでハマっちゃうそうな気もする・・?

まぁ、とにかくここは無理をせず、レース中は下りて押す・・と決めるみっちーなのでした。
そして、また、細い道を進んで行き・・

その後、間もなくパドックエリアの近くまで戻って来た訳でありますが、下見ツアーの案内はここまで・・って事で。
そこから先の、コース全長12キロを全部歩くのはかなり覚悟が要ったけど、とりあえず、頑張って歩き出したのでした。

走った事があるコースなら、ポイントだけ確認しておけば良いんだろうけど、なにぶん初めてのコースゆえに、見ておかないと何があるかも分からないので、不安になってしまうのよね。

しかーし、コースも製作中・・って事もあって、コーステープも全部は張られてない状態。
「どっちに行けば良いの?」 とか、「実際コレで合ってるの?」 ・・って言うのも全然分からなくて、「下見リタイヤします~。」 って言って、戻って行く人もチラホラ出てくる状態でした。

そんな感じで、男性陣は途中で戻って行っちゃったけど、みっちーはこせんちゃんと一緒にその先も歩き続けたよ。

初めて見る、河原のコース。

河原一面何処を走ってもいい・・って話なんだけど、あまりに広過ぎて何処を走れば良いのかも、全く見当もつかないよ~。

・・で、水の無い所はまだいいんだけど、、段々水量が増えて来ると、ココヤバイんじゃない?・・ってポイントも増えて来て、、

でもさ、延々と同じ景色が続くから、実際バイクに乗っちゃったら何処にどんな落とし穴があるか、分からなくなっちゃいそうなのよね。

しかも、レース中みんなが走り回ると、水が濁るから水面下の石とか見えなくなるらしいし。 とにかく、安全に行く為には、危ない所は下りて押すのが賢明だ・・って。
特にCRF100Fは車高が低い上、乗っちゃうと余計にサスが沈むから、マフラー位置も水に近付いて危険だし。

こせんちゃんも、杖を使って水深を測っておりました。
そんな中、一番端に浅瀬になってる区間を発見。

所々に堤防みたいな平らな道もあったりするので、こーゆー所の使い方がポイントになって来るんでしょうかね。

すると・・、
遠くから試走のマーシャルスタッフさん達が走って来ました。

しかーし、マーシャルさんですら、バイクを倒してしまう様な感じ。

そんな中、もう一人のマーシャルさんが、みっちーが歩いて来た端の浅瀬に向かって行き・・

歩いて来たルートを追い掛ける様に走って来たよ~。

良かった。 今歩いた道は、正解ルートの1つって事だよね。
そして、浅いラインを辿って、走り去って行きました。

川幅がめちゃ広いので、人によっては最初の堤防で川の反対側に渡って、草が生い茂る方から来る・・って言うパターンもある様でしたが、とてもじゃないけどそこまで全部チェックし切れなかったので、みっちーは、とりあえず自分が通れそうなルートを1本確認した所で先に進む事にしました。

そんな訳で、この辺りで、こせんちゃんとははぐれてしまったのですが・・。
ちなみに、堤防の上を流れて来る水は、とっても綺麗で冷たくて、この靴で正解~って感じでした。

でもね、右足の薬指にマメが出来始めちゃっていて、歩くのが辛くなって来てました。。 ばい菌入るとヤバそうなので、マメを潰してしまわない様に気を遣いながら更に歩く・・。
しかーし、歩く場所を間違えると、バイクに乗っていなくても自分が流されそうになる・・。 水が集まるポイントは、一気に水流が強くなるのね。 甘く見て入ったら、危うく落ちそうになりました。(笑)

その後、一旦河原から上がって、フラットダートを走って来て・・

そして、ここの堤防を使って、向こう岸に渡るの。

ようやくこれで、河原とはお別れ~。 対岸エリアに入るのでした。
しかーし、
コース下見の本当の地獄は、ここからなのでありました。
対岸のコース、矢印はあったけど道が二股に分かれていて、どっちが正解か分からない。。 人も来ない。 バイクも来ない。

どうしよう・・って思ったけど、よ~く見たら左の道にタイヤの痕を見付けたよ♪
こっちだ!
そして、歩き出す。
しかーし、、鬱蒼とした草地の中は、まるで熱帯雨林の様で、気温と湿度が半端ないの。 更には、河原の水とは違った、汚い水溜りがいっぱいで・・、足踏み入れるのにも、泣きそうになるのよ。。

そして、そこにブヨの大群!! ブヨだけじゃなく、変な虫も。 長袖着てたって、服の上からもどんどん攻撃して来るの。
もうね、悲鳴を上げながら必死になって走ったよ。
足のマメが潰れちゃったら、絶対にこの水がヤバそうだから、マメが潰れてしまわない様・・そこだけちょっと気を遣って・・。
そして、ブヨに刺された所は、その場で毒を吸い出して・・。
お陰で腕とかは殆ど腫れずに済んだんだけど、一ヶ所だけ足首に刺されてしまった所は、気付いた時には血が出てる程になっていて、結構腫れてしまいました。
コース下見の一人ぼっちが、こんなに恐いと思った事はなかったよ。
500mlのペットボトルが、そろそろ無くなりかけて来た。 このままここで倒れたら、誰か見付けてくれるんだろうか・・って。
早く帰りたい。 ここの場所から抜け出したい。 ブヨが凄過ぎて・・もうイヤだよぉ~~。
必死に歩いて・・、前半区間はコース内を通っていたけど、途中から川沿いの道に合流したので、後半区間は密林エリアには入らずに川沿いを歩いて来ました。

こっちだと、ブヨがいないだけ遥かにマシだし。 とてもじゃないけど、これ以上、山間の中には入って行けない。。
そして、そして、、
3段の滝を見付けた時には、涙が出そうになりました。

辛かったぁ。。 マジ、辛かった。。
もう二度と、対岸エリアへは下見に行かない。
そして、滝の前の所。

ここがよく「スプラッシュ月山」の写真で使われていた場所だね。
水が綺麗で冷たくって、本当に気持ちがいい。

何かね、生き返った気分だよ。
そして、ようやくパドックが見えて来ました。

まだもうちょっと、パドック周りを走るコースはありましたが、もうね、身も心も疲れ切ってしまったので、それ以上は歩かずにトランポの所に戻りました。
すると間もなく、こせんちゃんも戻って来た~。
「辛かったよね。。」 「うん、辛かった。」 「もう、泣きそうだったよ・・。」 「ブヨの大群に襲われた?」
もうね、暫くその話で盛り上がってしまいました。(笑)
~~~~~~~~~~
その後、間もなく前日受付が始まったので、受付を済ませ・・
受付テントの隣にあったホンダのブースで、またアンケートに記入して、ウィダーのスポーツドリンクを頂いて・・

その時、何気に、「CRF125なんて、試乗車で来てませんよね?」 って聞いたんです。
そしたら、「持って来てますよ。」 って。
もうね、ビックリ!! 発売が10月だって聞いていたし、こういうレース会場には250とか450しか来ないもんだと思っていたから。 まさか、125があるとは。
16時まで試乗会をやってるから、今なら現車が置いてある・・って。
そんな訳で、CRF125を見る為に、慌てて試乗会会場へと向かったみっちーなのでした。
つづく。

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コメント

  1. みっちー(@^^@) より:

    え~、ヅカトラマン、ダメ?(笑)

  2. 謎のスタックスイーパー より:

    はずかしいから!
    ヅカトラマンって呼ぶのは止めてくれ(爆)

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