何か間が空き過ぎて、記憶がすっかり薄れつつあるWEX爺ヶ岳戦。(笑) とりあえず、書き上げないと先に進めなくなっちゃうので、記憶の糸を辿りつつ、頑張って書き上げたいと思います。
いよいよ初の120minのスタート前。 午後になると更に日差しがキツくなり、めちゃめちゃ暑い訳でして、果たして2時間も体力が持つのか?ちょっぴり不安になるみっちーでありました。
少しでも体力消耗を避ける為、スタート前には傘さして待機する~。
でもね、JNCCに比べると選手の数が少ないんで、待ち時間も気になる程は長くなく、更には首に巻いて来た保冷材がかなり効いて、待ってる間はゾクっとする程背筋がひんやりしてました。
そう、この日は、ネックブレイスをするのを止めて、首バンダナにしちゃったんですよね。 少しでも暑さでバテるのを減らす為に・・。
そんな感じで、レーススタート!
上のクラスに、また一人、みっちーと同じウエアーの選手発見~!
そしていよいよ、レディースAクラスの順番。
・・って、スタートが前のクラスと一緒になってたみたいですが、一瞬それが分からなくて、行っちゃっていいのか?いけないのか?、戸惑いが入ってしまいました。
多分、他の人もそんな感じで・・。
それゆえ、何か、バラバラなスタート。(笑)
まぁ、スタートでどんなに頑張ってみた所で、その先の坂で抜かれてしまうのは分かっているので、無理する必要は無い訳で・・
ちなみに、レディースAクラスは全部で5人居た訳ですが、他の4人は全員JNCCのWAクラスの選手なので、それゆえゼッケンベースがピンクのまま・・って方も、チラホラ見受けられました。
・・で、2コーナーを抜けて坂を上り出す頃には、すっかり置いてけぼりなみっちー。
でも、4コーナーの滑るポイントでは転んでる人とかも結構居るので、多分あの辺りまで行けば少し追い付くかな?・・と、アクセル全開にして頑張ってみる。
それにしても、お天気続きだったゆえ、ホント土がカラカラで、埃がめちゃめちゃ凄いのよ~~。
ゲレンデのこの辺りはまだマシでしたが、その先の土埃エリアなんか、もう真っ白な中をケホケホしながら走っているだけで、全く視界ゼロって状態。
土煙の中、殆どカンだけで走ってました。(笑)
・・で、ガレ場と迂回路の分岐点では、迷わず迂回路を選択して、ようやく視界が開けて来た~って思ったら、目の前に前後カメラさん発見♪
後ろカメラに向かって、手でも振ってみようかな~って思ったけど、下り坂で石もゴロゴロしている中、余計なコトして自分がコケてもバカなんで、大人しく止めておきました。
・・で、少しの区間、カメラの後ろを走ってましたが、長い直線が見えた所で一気に離されてしまって、カメラさんともお別れ~。
その後はマイペースで走って行った訳ですが、、
どうもね、
イマイチ調子が良くないんですよね。
気のせいかな~とは思いつつも、それでも全然いつものペースで走れなくて、ウッズに入っていきなりエンスト。
まぁ、エンストに関してはギアが一つ高過ぎた・・っつーだけの、いつものお決まりのパターンですが、思う所を上手く走って行けない・・って言うか、ちょっとしたギャップや石でやたらとフロントが弾かれる・・っつー状態。
更には、丸太を越えた先の段差でフロントを取られてしまって、結構派手に転んでしまうのでした。
滅多にしないこんな転倒を、1周目からしちゃうなんて・・。 ちょっぴりテンションが落ちるみっちー。
とりあえず、エンジン掛けて再スタートを切ったものの、コケた時にフロントタイヤが曲がってしまったみたいでして、真っ直ぐ走らない状態に・・。
止まって直そうかとも思ったけど、平地じゃないと辛いんで、とりあえず、1周目はそのまま一般ピットのトコまで頑張って、ピットエリアでフロントのヨレを蹴って直すのでありました。
~~~~~~~~~~
そして、2周目。
フロントを真っ直ぐに直した事で、少しまともなった感じ?
それでも、やっぱりいつもに比べると、ちょっとした事で車体が弾かれる?・・って印象が。。
何なんだろう・・って思いながら、再びウッズに入って行くと、またしても1回目と同じ丸太の先の段差で、全く同じ転倒をしてしまうのでした。
2周続けて同じ転倒するなんて、今まで初めての経験だよ。
・・っつー事で、今回はその場でちょっと脇に寄って、またヨレちゃったフロントタイヤを蹴って直してから再出発。 段々冷静に処理できる様になりました。(笑)
・・で、1周目の順位は確認出来ずでしたが、2周目には3位である事を確認する事が出来ました。 5人中3位なので、丁度真ん中・・って感じですかね。
・・で、いつもエントリーしているクラスだと、決まって渋滞が起きるポイントがあったんですけど、今回初めて120min(上級クラス)にエントリーして感じた事は、参加者全体のレベルが高いんで、殆ど渋滞が起きない・・って事。
結局、序盤にいつも起きてた渋滞ポイントの通過待ちは、全く味わう事もなく走る事ができました。
午前中にレースが終わったこせんちゃんは、ロックンロールリバーの所で走りを見守ってくれていて、通る度に声援を送ってくれました。
でもね、何か、全然上手く走れなくて・・、
ロックンロールリバーだって、今回2回目だって言うのに、上達してないどころか明らかに下手になってる気がするのよね。
もうね、フロントが弾かれまくって恐くて走れないのよ。。
そんな感じで、ペースも上がらず・・、タイムの方も12分20秒前後をウロウロしている状態で・・
ちなみに、前回のJNCC爺ヶ岳では、1周のタイムが11分30秒くらいだった訳で・・、確かに今回の方が微妙にコースは長かったり、荒れている・・って言うのはあるけど、それでも他の人達を見るとせいぜい10秒~20秒くらいの違いなのよね。
それが50秒も、JNCCの時に比べてペースが遅くなっている状態。。
そして、3位で維持していた順位も、4周目には4位に転落。。
何でこんなにフロントが弾かれてしまうのか?、走りながら必死に考えておりました。
1つ感じる事としては、マシンの剛性が全体に上がってる・・って言う気がするの。 それは、エンジンマウントのボルトを全部新品に交換して、しっかり締め込んであるせいなのかもしれないけど・・
だったら、多少緩んでたくらいの方が調子が出る?・・っちゅー事か??(おい)
でも、車体の・・って言うよりも、フロントが・・って言う気もする。。
ステムの打ち換え? フォークのオイル交換?
強いていうなら一つだけ、組み付けの際に気になる事はあったけど・・、それを今、どうこうする事は不可能な訳で・・。
コケないまでもコケそうになる事が異常に多いし、これくらいの石や段差、以前だったらそれなりに乗り越えられていた場面でも、サスが吸収してくれないのか?、それともタイヤが弾いちゃうのか? 恐くて仕方ないんですよね。
確かに、いつもに比べれば、土がカラカラだって事で、タイヤエアーも0.15くらい高めにした。 もしかしたら、それが原因なのかなぁ。。
とにかく、走りながら考えてる事は、そんな事ばかりな訳で・・
しかも、頑張って走っているのに順位も4位まで落ちちゃって、このまま走り続けてもペースも上げられる気がしない・・っつー事で、とりあえず、みっちーは一度ピットインをしてタイヤエアーを下げてみる事に致しました。
簡単に試せる事だし、違いを感じる事が出来れば儲けモンだ・・って。
もうね、落ちるトコまで落ちてもいいや・・って。 何も収穫のないまま負けて帰るより、何か一つでも自分なりの収穫が欲しい・・って。
そんな思いになっていました。
~~~~~~~~~~
AJPのワークスピットで、カメラを構えて見守ってくれてた旦那さま。
時々目の前を知ってる人が通過すると、写真を獲りながら観戦をしておりました。
計測ポイントを通過して、1コーナーに向かって行くワークスピット前の所は、アクセル全開で走り抜けてくパッシングポイントでもありました。
そして、問題の転倒は・・、カメラを構えていたそんな目の前で起こったのでありました。
運命の6周目・・。
一般ピットの前を通過し、AJPのワークスピットが見えて来て、カメラを構えていた旦那さまと目が合った。
「ピット、入るね。」 目で合図して、スピードを落として右側にラインを寄せた・・、その瞬間の事でした。
更にその右側のラインから、一台のバイクが全開で駆け抜けた?!
・・と、思った時には、みっちーの体は既にバイクから離れていて、次の瞬間には訳も分からず、ゴロゴロと土の上を転げ回っていたのでした。
撮ったつもりは無かった・・って言ってたけど、ビックリした瞬間にシャッター押していたみたいで・・、
偶然撮れてた奇跡的な瞬間写真。

ちなみに、飛び込み前転で綺麗に2回転していたそうで、受け身は上手かったみたいです。(爆)
「転がっていく様子は連続写真で撮ってないの?」 ・・って後で聞いたら、「ンなもん、撮れるか!!」 って怒られました。(笑)
しかーし、回ってる最中は、「あ~、やっちゃった。。」 「リタイヤかなぁ・・。」 って事が頭に浮かんでいて、
1回前転してまだ勢いが止まらなくて2回目に入った時には、「いつ止まるのかしら・・。」 って、「コレって、見た目相当派手な転倒よねぇ・・。」 って、そんな事を思ってた訳で・・
やっと止まったら、もう、鼻も口も土埃まみれな訳でして、息を吸ったらコホコホしちゃうし、頭もクラクラしているし・・
それでも、自分に駆け寄って来る人達に向かって、叫んだ第一声が、
「バイク・・、バイク・・、起こしてぇー。」 って。(笑)
自分よりもバイクの心配をしていた・・っちゅー、状態なのでありました。
走り抜けて行った選手も、勿論すぐにバイクを置いて駆け寄って来てくれましたが、
とりあえず、みっちーの体的には、右手と右肩がちょっと痛くて・・、でも、手も握れるし腕も上がるし、折れてる感触や痛みは無いので、とりあえず大丈夫・・って言う気がする。
「右にラインを寄せて来た事は後ろで見ていて分かっていたから、減速すべきだったんだけど、寄せ切る前に抜けられる・・って思って、アクセル開けてしまった・・。」 って。
「本当に申し訳なかった・・。」 って。
知らん顔して行っちゃってたら、みっちーも怒り心頭だったけど(笑)、一生懸命謝ってくれてるし、とりあえず大きな怪我は無さそうだし、レース中の出来事だし、みっちーにだって全く非が無いとは言えないし・・、
何かね、怒る気持ちは起きなくて、今回のレースは成るべくしてこうなったのかのかもしれないな~って、そんな気にもなるのでした。
そんな訳で、「少し休んでいますんで、レースの方に戻って下さい。」 ってお伝えして、みっちーは少し休憩を取るのでした。
ブドウ糖と塩タブレットを舐めながら、氷タオルで顔拭いて、とりあえず他の選手が走っているのをボーっと見ながら休んでいたら、このまま残り50分走らず終わるのは勿体無いな・・って気になって来て、
やろうと思ってたタイヤエアーをちょっと抜いて、曲がってしまったフロントタイヤに蹴りを入れて直したら、とりあえず何処も壊れてはいなかったので、走ってみる事に致しました。
メットとゴーグルが地味に壊れてしまっていたので、ガムテープで補修して・・、バイクに跨ったら少しハンドルがズレていたので、隣のピットにいらした方に工具を借りて修正して・・
エンジン掛けたら元気に掛かってくれたので、再スタートして行きました。
コケたばかりなので、体も走りも固い感じで。(笑)
それでも走り出しちゃえば、体の痛みは特に気にならない感じ。
強いて言うなら、メンタルのダメージの方が大きくて、後ろからバイクの音が聞こえる度に、ビクっとなってしまったり、変にラインを避けようとしたり、ビクビクしながら走ってました。
まぁ、男の人なんかだと、エンデューロって結構強引な割り込みや追い抜きなんかで接触がある・・って話は聞いてましたが、みっちーなんかだとバイクが一際小さいゆえに、追い抜く際にも結構気を遣って貰える・・って言うか、
わりとマージンをいっぱい取って抜いて貰える・・って事が多いんで、レース中、そんなに恐い思いをした事が無かったんですよね。
でも、考えてみれば、今回エントリーした120minは上級クラスな訳でして、ある意味、参加している人達の認識も上級な人達がエントリーしている・・って思って走っている訳だから、
そこに、単に「ガレ場にチャレンジしてみたかった。(結局は、チャレンジしなかった訳だけど)」 って理由だけで、ポテンシャルに差のある状態でエントリーするのは良くなかったのかなぁ・・って。
そんな風にも思いながら、走り続けておりました。
・・で、とりあえず、無事1周。
それまで12分台で走っていたものを、この周回だけ23分30秒・・。 ほぼ倍の時間が掛かっておりました。
しかーし、転倒前に4位に落ちていた順位が、転倒後には何故か3位に上がってる事実。(爆)
あれだけ休憩してたのに。
最後はもう、時間一杯のんびり走って終わりにしよう・・って思っていたのに、そうはさせない・・って事でしょうか。(笑)
仕方ないので、諦めモードから、ちょっぴり頑張ってみるモードへと切り替えて、マシンと体の状態を確認しつつ、ベストは尽くす事にしました。
7周目、8周目は12分50秒くらいなタイムで無事走行。
タイヤのエアーを落とした事で、少しだけ走り易くはなったかも。
そして、ラスト1周の合図。
普段だったら一番キツくなる時間帯ではあるけれど、途中に10分も休んでいるんで、ある意味疲れも少し抜けて、最後の1周、ちょっと頑張ってみようかな・・って、気合いも入って来るのでした。
ミスなく抜けたウッズエリア。
ゴールからは、チェッカーフラッグを受けてる人達の実況アナウンスが聞こえて来る。 ロックンロールリバーを抜けたら、もうゴールはすぐそこだよ。
そんなロックンロールリバーで、同じレディースAクラスの選手を1人パス出来た。
ゴールまで、抜き返されずに走りたい・・。 そんな焦りが出たんだなぁ。 結局、その先の石にフロントを弾かれて、結構派手に転倒をしてしまうのでした。
よくね、ガレ場でバイクを倒すとレバーが折れる・・って聞いていたんで、最後、クラッチレバーを折ってアボンかぁ~?! って、ちょっぴり焦りましたが、
倒れた状態を良く見てみたら、運良くハンドルエンドだけが石の上に当たっていて、クラッチレバーは当たっていなかったんですよね。
ホッとして、バイクを起こして、ちょっとキックに手間取りながらも抜かれる前に再スタートする事が出来、無事にゴールに辿り着く事が出来ました。
波乱のレース、どうにか完走。。
ちなみに、今回のレースでのベストタイムは5周目の12分15秒だったのですが、最後の周回は12分22秒だった訳で、あの転倒さえしていなければ、ラストラップでベスト更新できたのになぁ~って感じでした。
~~~~~~~~~~
・・っつー事で、WEX第6戦、爺ヶ岳120minのレース結果は、レディースAクラスにて3位(5台中)。
総合では88位(151台中)となりました。
ちなみに、レディースAクラスは、1位の選手は11周、2位が10周、そして3位のみっちーが9周・・と、1周差ずつになっていて、格差がはっきりしていましたね~。
あの転倒が無かったとしても、クラス順位は変わらなかったよ。
とりあえず、結果や順位云々以前に、楽しく走れないマシンの状態を次回までに直さなきゃ・・って、そんな思いでいっぱいでした。
転倒でダメージを受けたメットとゴーグル。
先日、さやちゃんに直して貰ったばかりのダクトカバーに擦れた跡が入ってましたが、奇跡的にもデザインの上には掛かっておらず、傷の方も磨いたら綺麗になりました。
あとは、バイザーの所のネジが1コ無くなっていたけれど、それは買えば良い・・って事で。
ゴーグルの方はバンドの所の部品が無くなってしまっていて、ガムテで留めて走りましたが、旦那さまが部品を拾っておいてくれたので、問題なく直す事が出来ました。
ちなみに、周りの人達から、「あとでムチウチが来るよ~。」 って、脅されましたが、レースが終わって2日後くらいから1週間くらいの間、首が痛くって泣きそうな日々を過ごしましたよ。(笑)
逆に、転んだ直後一番ダメージがあった右手小指の付け根の所は、救護室で先生に診て頂いて、「とりあえず骨は大丈夫そうだね。」 って、お墨付きを頂いて、テーピングして頂きました。
やってから二日くらいはとにかく冷やす事が大事みたいで、後々の治りに影響する・・って言われたので、一生懸命冷やしたら、意外と早くに良くなってくれましたね。
転倒した時の相手の方も、レースが終了してからも、パドック中探し回ってまた挨拶に来て下さって・・、お詫びに・・って、キンキンに冷えたエナジードリンクを下さいました。
疲れた体に沁みる美味しさでしたよ~。
後半にまた、走ってる姿を見かけたので、ちょっとホッとした・・って。 私的にも、あそこであのまま諦めないで良かったな~って思いました。
~~~~~~~~~~
帰りは、すずむし荘の温泉に。
源泉の温度が低くって、水風呂みたいな状態なので、火照った体には最高です♪
そして、夕飯はすずむし荘のレストランで。
疲れた体にはやっぱ豚肉が良いかな~っつー事で、ポーク料理にしてみましたが、お肉がとっても柔らかくて美味しかったです。
食事をするとあっという間にポイントが溜まるんで、2回に1回くらいタダでお風呂に入れる感じ。
すっかりお気に入りになってます。
コメント
>カシポンさん
過去に2回くらい、やけに痛いし治りが遅い・・と思っていたら、実は折れてた・・って言う事があったんで。(笑)
でもね、骨は治るから大丈夫だよ。(経験談)
カシポンの骨ももうすぐ着くから大丈夫だよ。
今度、チチンプイプイしてあげるね~。(^-^)/
お身体(特に骨)が無事で何よりです(汗)
最近「怪我」って聞くと怖くて~(≧д≦)
ホントに気を付けて楽しんで下さぁい!