9月4日(日)、レース当日~。 雨は・・とりあえず降っていない。 夜の間も、仙台市内は降ったけど、SUGOの辺りは降らなかったとの事で、路面は乾いておりました。
・・で、気になってるのはダートの状態。 第一ダートには夜の間ブルーシートが掛けられていて、雨避けされていた・・? って、まさか、こんな状態で使うの??
コースの下見に行ってみたら、田んぼ状態からは脱してましたが、たっぷりと水を含んだ・・まだまだぬちゃぬちゃの状態でした。
ま・・、まさか、こんなダート使うの??
ブルーシートを剥がしていたスタッフの方に、恐る恐る聞くみっちー。
すると・・、「使わないんじゃなんですか?」 って。
・・で、その後間もなく、「本日のレースはダートキャンセル。 ターマックのみで行います。」 との、公式通知が発表されるのでありました。
いやぁ、マジで、去年怪我した場所だけに、このコンディションで走らされるのか?・・って思った時には、ホントに血の気が引いたよ。。
オフロードレースだったら構わないけど、スリックタイヤで・・だからねぇ。。
・・っつー事で、「ダートは無し」って言う事で走る準備を整える、アブモタ組でありました。
そしてその後、ブリーフィングが開催され、いつも通りの説明等が伝えられ、最後に質問等の時間もちゃんと設けられた訳ですが、、全部終わって解散~ってなってから、プロクラスの選手が、「意見がある人、残って下さい。」 って、選手に呼び掛けをしたんです。
・・で、ダートをキャンセルされた事に納得できない人達が集まって、
勿論、みっちーは、ダートキャンセルの公式通知に全く異論は無かったし、走行に向けて準備しなくちゃ・・だったから、そのままパドックに戻って行った訳ですよ。
そして、ASmoto2クラスの公式練習が始まって・・
いよいよ走り始めたなぁ~って思った矢先に、いきなり赤旗中断?!
何事が起きたの?・・って思ったら、「コースを変更します。 ダートを入れます。」 って。
一部選手のゴリ押しで、公式通知が覆った??
いやぁ・・、びっくり。。
・・って、何がそんなにびっくりなのか・・って、実はみっちー、レース前にアブソリュートでふくざーさんにしつこく聞いてみたんですよ。
天気がこんなだったから、「仮に、前日までの台風の影響でダートコンディションは最悪で、それでも当日の天気が雨じゃなかった場合って、ダートって使ったりするんですか?」 って。
すると、「使うだろうな。」 って。 「主催者側がキャンセルの判断をしても、プロクラスの選手のゴリ押しが入って、結局使う事になる。」 って。
まさに、その通りだったよ。
でもさぁ、何で、ブリーフィングで選手全員が集まってる時に、話し合いがされないんだろう?
確か、去年のエビス戦でもダートを使う使わない・・で、進行が中断したけれど、ちゃんとブリーフィングが開催されて、みんなが納得した上で話が決定して行ったよ。
一部、力のある選手が、同じ意見の人達集めて、「ダート入れろ!」って抗議すれば、それが通ってしまう訳?
・・っつーか、MFJのレースなんだから、主催者に抗議をする場合にはちゃんと抗議書に抗議文書いて保証金添えて提出しなきゃダメなんだ・・って、みっちーは常日頃からふくざーさんから言われているけど、それって、レース結果に対する抗議の場合だけなんだろうか。
ま、とにかく、プロクラスの選手の意見は、絶対・・っつー事なんでしょうね。
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・・で、ダート区間が設けられる。
とは言え、マジでコンディションが悪いんで、8コーナーの所をショートカットする程度の、短い区間なんですが、、
「選手の方は、ダートの確認して下さい~。」 って言われたけど、すぐに現場に行けるのなんて、有料パドック取っている有力チームの人達だけで、
第2パドックの自分達が急いで坂を下りて行っても、コースに辿り着く前に、「公式練習始めますので、全員コースから出て下さい。」 って。
下見する時間すら貰えない。
・・で、公式練習が始まって行った訳ですが、、
予想通り、ぬちゃぬちゃダートでスリックタイヤは泥まみれ。 ダートから出た所のアスファルトは、泥コーティングされた状態。
コントロールすら出来なくて、曲がれないままコースアウトしたり、転んだり・・ってな状態で、、更にタイヤに付いた泥がどんどんコースに広がって行き、
9コーナーでも転倒続出。
最終コーナーもヤバいんじゃない? ・・っつーか、一番スピードの乗る1コーナーでも派手なクラッシュが起きてたよぉ。
とにかく、練習走行の間中、黄旗の振られていない時間が殆どナイ・・みたいな状態で、オールスターの選手でさえこんな状態なんだから、自分達エリア組は一体どうなってしまうの??・・って思う状況なのでした。
ちなみに、最初にコースインしたオータさんは、ダートの出口で転倒し、起こして走って次の9コーナーでも転倒し、コース1周も出来ないまま、ブレンボのブレーキレバーを根元から折って帰って来ました。
・・で、予備のレバーなんか持ってないので、いつもの如くMOTOWEST様の元へ行き、拳君のスペアーレバーを借りて来る。
ま、この辺りの細かいレポは、ヅカさんのレポでご覧下さい。
・・で、走り終えた人達からは、「レインタイヤで走った方がマシかも。」 的な発言もあり・・、
少なくとも、今履かせている新品のスリックより、昨日試しに作ってみたカットスリックタイヤの方が危なくない・・って思えたけど、
朝の公式通知にて、「ダートは使わない。」 って言われたから、その方向で準備を進めて来ている為、このタイミングから履かせ直して温める・・なんて、とてもじゃないけどできないのよ。
去年、怪我して来たSUGO。
もう二度と、ここで怪我する訳には行かない。
走らない・・って言う事も、一つの選択肢かもしれないなぁ・・って、そんな思いにかられるのでした。
すると・・、moto3クラスの選手の方達が、「主催者側に抗議して来たから、みっちーも言って来た方がいいよ。」 ・・って、声を掛けて下さったんです。
その直後、主催者側から、「コースの件で意見のある選手は集まって下さい。」 って、アナウンスが・・。
エリアmoto1OPENクラスの公式練習は始まってたけど、このタイミングでここに居なきゃ、意見を言う事すらできないから、みっちーはコースには入らず集まる輪の傍で待ってたよ。
同じクラスの選手のみんなは、練習走行してたけど・・
ふと、走っているコースを見ると、ダートが得意なsimさんでさえ、ダートの中でスタックしちゃって走り抜けられない状態。
轍もどんどん深くなって、完全に耕されちゃってる状態で・・
重たくなった赤土が、スリックタイヤにこびり付いて泥まみれになって行く。
これでアスファルトを走るから、タイヤに付いてる泥で滑ってあっちこっちで転ぶんだけど、かなりバイクが立ってる状態で転ぶから、そのダメージも大きい訳です。
・・っつー事で、みんなが転びまくっている、地獄絵図みたいなコースの中に入って行くのは恐いからヤダ・・って、コースインはしないみっちー。
時間はどんどん過ぎて行き・・
そろそろ、moto1OPENクラスの練習時間も終わりになる頃、
「とりあえず、タイムだけは残しておいた方がいいよ。」 って、「ダートは一番右端の草寄りの部分を行けば大丈夫。 ターマックは泥を避けて走れば平気だから。」 って、諭されて、コースインするのでした。
タイムなんか、どうでもいい。
とにかく、転ばない様に、慎重に・・慎重に走るみっちー。
とりあえず、転ばす走行は出来たけど・・、こんな状態じゃとてもじゃないけどレースなんか出来ないよ・・。
そして、2周ほど走った所で、チェッカーフラッグ。
時間終了となるのでした。
・・で、練習走行が終わってから、話し合いの続きがされる。
「ダートがなきゃ、モタードじゃない。」 と言うダート推奨派の意見と、「これじゃレースにならない。 危ない。」 と言う、ダート撤回派の意見。
「ダートが無ければ見せ場が作れない。」 って。 だったら、プロクラスやオールスターの選手だけが、魅せる走りをする為にダート入れればいいんじゃない?
多分、これがエリア選手権のみだったら、主催者側が決定した公式通知を覆す人は居ない訳で、、プロクラスの見せ場作りの為に、まだまだ未熟なエリア組が何で巻き添いにさせられるの?
ダートが無ければ難易度が低くてつまんない・・って言う選手は、何もA級になってまでエリア戦になんか出ずにオールスター戦に出ればいいのでは?
・・と、みっちーは思う訳です。
「ターマックとダートを合わせたコンディションで、サスのセッティングもして来ているし、マシン作りをして来ているんだ。」 って言ってたけど、こっちだって、朝発表された公式通知に従って、走行準備をしてたんだよ。
とにかく、反対。 危ないし。 自分達はプロじゃないんだし。
ここで怪我して、明日からの仕事(旅行♪)を棒に振る訳には行かないの。
・・で、多数決を取ったら、反対派の意見の方が多くって、、
でも、全員が抗議に行く訳には行かないから・・って、その多数決の意見を持って、再度主催者側との話し合いがされたのですが、、
意見を持って行く選手が、ダート推奨派であれば、それが通ってしまうみたいで・・
結局は、何の変更もされないまま、全クラスダートあり。 このままレースを続けます・・みたいな状態になるのでした。
「モタードは危ない。 あれは、やるもんじゃない。 見る物だよ。」 って、よく友達に言われてたけど、ホントその通りだな~って、この時しみじみ思いました。
つづく。
コメント
>shinyoさま
エリア戦にはヒートレースは無いんですよ。
オールスター戦だと、ヒートレースが有る無しは、場所によって・・なんですね。
でも今回は、ヒートレースの有る無しじゃなく、決勝レースの周回数そのものが、moto2とmoto1OPENで違っていたので、それに対して質問が入っていました。
みっちーさん>
SUGOは、ま、昔から問題あるところだし・・・
そうそう、得にエリアクラスなどは、板ジャンプでもいいでしょうね。本当に主催者がお手上げの時は、選手が全員集まって挙手で決めるのがいいでしょうね。
それから、去年同様、同じ値段出してmoto1-open,moto2のヒートレースが無かったようで、折角遠くまで行っているのになぁー なんて思います。エリアもヒートレース無いんでしたっけ?
>shinyoさま
コメントありがとうございます。
叩かれるのを半分覚悟して書いたんですが、フォロー頂けて嬉しいです。
周りのみんなも言ってましたが、SUGOは何か他と違うみたいです。。
オールスター戦の方は、moto2とmoto1OPENで周回数が違ってましたし。
それに関しても、結構意見が出てました。
個人的には、雨も降っていなくってダートがあんなだったのだから、板ジャンプを何処かに入れればそれで良かったのでは?・・とも思ったのですが、そういう話も一切なく、、結局は一部選手の意見が全て・・みたいな感じを受けました。
>キシザワさん
私の場合はとりあえず骨は完治していましたが、これがまだ未完成の段階だったら恐くてとても走れなかったと思います。
・・とは言え、鎖骨骨折中のトシ選手は、クラス優勝してましたが。(^^;
ホント、スバラシイです。。
怪我人も結構出てましたよ。
骨折者が居てもレース中断にしないから、あまり表面化はしませんが・・。
今回、無理して出場すればよかったかな??と、遠く埼玉からUスト観ながら悔しい気持ちでいっぱいでしたが、みっちーさんの今回のレポートを読むと、同じぽっきり仲間としてはゾ~ッとしました。自分だったらどうだっただろうと…怪我を増やしてしまったのではないだろうかと…
お疲れさまです!レポート楽しみにいつも見ていますよ。
MFJのモタードになってから、ずっと変わらない体質というか流れ部分なんですよね。>ルールが各主催者ごとに判断。
過去を見ているとSUGOはとくに2~3人の意見で、ルールが良く変わりますね。周回数とか良く変わる。
またSUGOのダートは特に滑りますね。
モトクロスをする人のモトクロス的に偏った意見では、この先のmoto1の将来は無いでしょうね。スーパーバイカーズの終わり的に・・・
エリア戦やら他のカテゴリーが一緒の場合は別にするべきでしょうね。
モタードが危ないのではなくて、主催側やら偏った考えが危ないですね。
その昔、鈴鹿サーキットでダートが使えないからって、水を撒いたアホがいましたよ。これも主催者の独自の判断でした。スリックで走るのに・・・水まき(笑
これからも頑張って下さいね。
今の時代、ダートかジャンプがあればモタードと言う認識に変えてもイイかもしれませんねぇ。
長々失礼しました。