レースもいよいよ本番を迎えよう・・っちゅー直前に、いきなり壊れたみっちーのつなぎ。。
頑張って、夜中寝ないで車を走らせ伊那まで1人で来た・・って言うのに、このまま走れなくなっちゃうの??
まさに半ベソ状態になり、祈る思いでファスナーのツメを一つ一つ噛み合わせて行く・・。
・・で、どうにか見た目には戻った・・所まで直す事が出来たけど、、ガムテープ止めをした所で、間違いなく、走り出したら同じ様に外れて来ちゃいそうな感じ。。
しかもみっちー、こーゆー時に限って「黄色いガムテープ」しか持ってないし。
すると・・、お隣のDトラッカーのお兄さんが、黒いガムテープを貸して下さり、更に、「ウエストの所を、ベルトで固定してみては?」 って、ベルトも貸して下さいました。
「これで、とりえあえず走行中につなぎが開いてしまう事は防げるのでは・・?」 と。
・・っつー事で、念の為、金具の部分とベルトの先端はバタつかない様ガムテープ巻きにして、ファスナーも外れてしまわない様に下の部分だけガムテープ貼って押さえつけ・・、レースに臨むのでありました。
そしていよいよ、ヒートレース。
5番グリッドは2列目だけど、ポールポジションのすぐ後ろ。 1コーナーに飛び込むのには、悪くない場所かもしれない。
赤いシグナルが点灯して・・、そして消える!
そう・・、この練習はファントムスクールでいっぱいやったよ♪
そして、1コーナーに飛び込んだみっちーは、4番グリッドに居た選手よりも先にコーナーを立ち上がり、トップ3の後ろに付いて3コーナーへと向かって行く。
でも、前3人はA級選手達なので、どんどん離れて行ってしまい・・、第2集団の先頭を、みっちーが引っ張る形になってしまう?! ・・って、予想外だよぉ~~。
だって、後に居る人の方が明らかにみっちーよりも速い訳で、、みっちーは、引っ張って行って貰う形でのレース展開を狙っていたのに。。
後ろから襲いかかって来られそうなのを、泣きそうになりながら逃げてる訳で、、
まさに、レアル1の時の逆パターン。
いっつもだったら、焦りながら走る・・なんて事はしないのに、、走り込んでいないコースでの「自信の無さ」と、後ろの方が明らかに速いと思う「恐怖心」で、みっちーは細かいミスをし始めるのでありました。
「焦っちゃダメ・・。 転んだらお終いだ。。」
「逃げようと思うから焦る訳で、いつ抜かれても構わない・・って、開き直っていればいいんだ。。」
「どーせみっちーは、初めて参加してるんだし、負けて当然のレースなんだし、胸を借りる気持ちで走っていればいい。。」
少しずつ、自分に自分で言い聞かせ、、慌てず焦らず確実にアクセルを開る事だけ考えて・・、自分のラインを走り続ける・・。
ラスト1周の表示が出され・・
必死に力を振り絞り・・
そして、ゴール!
OPENクラスの3人に続いて、みっちー4番手ゴール♪ 「ST-4」クラスの中では、1番ゲットしちゃった♪
そして、走ってる最中はすっかり忘れていたつなぎは・・、無事に何処も外れる事なく、走り出した時のまま。
「良かったぁ。。」
みっちーは、胸を撫で下ろすのでした。
でもぉ・・、やっぱりタイムは後ろの2人の方が速くって、ペースの上がらないみっちーが押さえる形のレースになっちゃった訳でして、、きっと後ろの2人にしてみれば、じれったいレースだったんだろうな。。って。
ほんのちょっぴり、申し訳なく思うのでした。
とは言え、これはあくまでも「ヒートレース」な訳でして、決勝レースでのグリッドを決める為の予行レース。
この結果にて得た物は、決勝レースでのスタートグリッドが、一列目の左端になった事だけですが、、
さっきの状況を考えると、一列目の左端より二列目の右端の方が有利・・? って気がしないでもない訳で、、ちょっと微妙ぉ~~。
ま、それでもMOTO1の選手の横に並んでスタートが出来るなんて、みっちーとしてはとぉ~っても光栄な事なので、これから迎える決勝レースに思わずわくわくするのでした。
「ST-5」クラスの決勝前。 お隣のトランポのDトラッカーのお兄さん。
愛知県からいらしているとの事でしたが、伊那には結構愛知から来ている人が多いんですよね。
そして、いよいよ決勝レース!
レアル1の時だったら、1ヒート目と2ヒート目の総合ポイントで順位が決定して行くので、1ヒート目の結果が良ければ半分は保障された・・って気がするけど、
伊那のレースはそういうシステムじゃないから、ヒートレースでの結果が良くても悪くても、実際の決勝レースでの結果が全てになる訳です。
ちょっぴり緊張も高まるよぉ。。
しかも、みっちー1人で来てるから・・、全部1人でやらなきゃ・・だし。 走っていても応援してくれる人も居ないし。
気分的には、ちょっぴりアウェイなのです。。
それでも、頑張ってここまで来たんだし。 今の自分の実力でやれるだけの事をしたい・・と。
決勝レースのスタートグリットに着く、みっちー。
赤いシグナルな点灯し・・、そして消えた!
1コーナーのインに向かって、最短距離を走らせる。
インを小さく回る事は得意だから・・、不利かと思われたインベタもそうそう不利では無かったのかも?!
3コーナーに向かう自分のポジションは、先程と同じ・・4番手!
前を走る3人は、ヒートレースでの展開同様、どんどん小さくなって行き、、みっちーは後ろから迫って来る音の塊に押されながら、必死になって走るのでした。
ヒートレースは8周レースだったけど、決勝レースは10周で・・、さっきよりもスタミナも要れば精神力も要る訳で、、
果たしてみっちー、その10周を持ち堪える事が出来るのだろうか?!
第2ダートの外側は、ターマックコースになった時には逆バンクっぽくなっているから、結構転倒が多い・・って聞いていたけど、
みっちーも1回フロントがすくわれそうになったりして・・、リカバーしながら、走りを繋ぐ。。
せっかくここまで頑張ったんだから、どうせならこのまま抜かれずゴールしたい。
そんな思いと焦りから、小さなミスを繰り返し・・、必要もないコーナーで余計にシフトを下としたり、逆に余計に上げちゃったり、、
抜かれる程のミスには至らなかったけど、明らかにタイムロスしているな~って言う事を、繰り返すのでありました。
ホームストレートを通過すると、チームの応援団の人達がみっちーの後ろの人にいっぱい声援を送っている。。
1コーナーの進入で並ばれちゃったら諦めよう。。 危ない事はしたくないし。。
それでも、並ばれない様に、必死になってアクセル開ける。
あと2周・・。
あと1周・・。
そして、最終コーナーを立ち上がったその先に、チェッカーフラッグが見えた!
そこに向かって最短距離をアクセル全開で駆け抜ける・・
そして、ゴール!
みっちー、順位を守り切ったよ。
後ろとの差は、0.1秒。
何度もプレッシャーに押し潰されそうになりながらも・・、頑張って走り切ったその結果に、ちょっぴり安堵と満足感が・・。
各クラス、優勝者しか表彰されないこのレース。
「ST-4」クラスにて、優勝の楯を頂いて来ました。
後ろの人にはじれったいレースだったかもしれないけど・・、1人で頑張ったんだから、ちょっとくらいご褒美貰ってもいいよね?
次は、もうちょっとペースを上げて走れる様に、修行を積んでおきます。。
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Wednesday Cup 第3戦
【ST-4クラス】
タイムアタック 2位
ヒートレース 1位
決勝 1位
自己ベストタイム 48秒824
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あんまり減らない・・って思われていたフロントタイヤが、結構今回は減った感じ?
グルービングの縦溝の位置とかが、微妙に影響しているのかな? それとも、伊那が高速寄りのコースだから?
・・って、一番は、自分が突っ込み気味で走っていたんだろうな~。
まだまだ開けは甘いみたいで、リヤは穏やかな減りでした。
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そうそう、10月11日・12日には、伊那サーキットでモタードの走行会が開催されるとの事でした。
ダート有りコースでの走行は、これが今年最後の開催になるみたいで・・、しかも2日間参加だと、走行料もお得になる・・って♪
是非とも、走りに来ちゃおう~っと。
帰りは近くの温泉へ。
ミルキーバスでうたた寝をしようと、「大芝の湯」へと向かうのですが、、何と! 定休日でした。。
なので、「みはらしの湯」へ移動。
こちらは営業していましたが、大芝の湯が休みのせいで、平日だっていうのに凄く混んでいましたね~。
1時間半お風呂に浸かって、1時間半駐車場で仮眠して・・、中央高速をひたすら走って帰って来ましたが・・
平日の高速道路はちょっと料金は高いけど、渋滞が全く無いから、かなり楽チンでしたね~。 これだけスムースに走れると、2000円出しても価値が有る・・って感じでした。
コメント
>ディーさん
ありがとうございます(^^)
でも~、写真を撮って貰える様な・・手の空いた知り合いも居なかったし、、わざわざ恥ずかしい~つなぎの写真を残す真似はしたくないので~、一切残しておりませんっ。(きっぱり。笑)
>えりあさん
オチが無くてすいません(^^;;
わりと堅実なタチなんです。(笑)
波乱はないのか!
ちゃくちゃくと成績残してるねb<good
ガムテープを貼った写真がありませんが?(笑)
1位おめでとうございます!