カートレース第3戦・2

カート

「SEV&イタコスーパーカップ」の後半。
いつもだと、スプリントレースの後はすぐ、チーム対抗の耐久レースが開催されているのですが、今回は、プロドライバー&ライダーさん達が多数いらした事もあって、特別にプロ選手達によるエキシビションのレースが開催されました。


ウォーミングアップで1周走って、次の1本のタイムアタックのみの勝負。
誰が最初に走るか・・とかでもプレッシャーが変わって来るんで、選手間ではそんなやり取りや圧力?が、始まり出すのでありました。(笑)

そんな中、本命と言われていた安岡秀徒選手(←みっちーが着ているドライビングスーツは安岡選手のスーツです♪)は、
出走前、むちゃくちゃ緊張されまくってた様でしたが・・

他の選手が35秒台後半で走っていた中・・
いきなりの35秒242!

堂々のトップタイムを叩き出したのでありました。

宇井選手は惜しくも3位。
ちなみに、丸山浩選手は一番最初にタイムアタックをしたのですが・・、2コーナーでスピンをしてしまい、
会場内を、とぉ~っても盛り上げておりました。

「俺は空気を読むオトコなんだ。」 って、言ってましたが・・、流石はエンターテイナー。 ・・まぁ、最初の走行だったから、タイヤが冷えちゃっていたんでしょうね。
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そして、その後は、メインレースのチーム対抗耐久レース。
いつもだと、車両を換えて80分×2回行われるのですが、今回は時間の関係上110分×1回のみ・・と。
それゆえ、外れのマシンを引くとかなり苦しい展開となってしまうのですが・・
そんな重大なマシンのくじ引き・・、「みっちー、クジ運良さそうだから引いて来て。」 って、宇井監督から指令が・・。
「え~~、、そんなぁ、責任重大だよぉ。。」 って、もたもたしていたら、他のチームにどんどん引かれて行ってしまい、みっちーが行った時には既に残りの1コだった。。
・・っつー事で、選択の余地なし。
「残り物には福があるに違いない!」 と、残った所に名前書いて、最後の足掻きでアミダクジに2ヵ所棒を追加して、運命の発表を待っていたら、、
みっちーが加えた棒が、上手い具合に運を引き寄せ・・
5番の車両が当たったぁ~~♪
「凄~い! 凄ぉ~い!」 って、みんなでハイタッチして喜んで、幸先良くレースが始まるのでした。
レースのルールは、最初の1巡は1人10分までしか走れず・・、2巡目からは5分交代。 結構、せわしくなって来ます。
・・で、そのスタートドライバーですが、、
その顔ぶれを眺めてみると、どこのチームもエース選手がスタンバイ。
そんな中、宇井監督が、「コムロ、行けっ!」 と。 小室選手を送り出したのでありました。

当然ながらトップからはどんどん離されてしまう中、辛うじて9チーム中8位キープで必死に食らい付く小室選手。
みっちーは、ハラハラドキドキ状態で、その展開を見守るのでした。

そしてその後、ナカガワさん、ボンバーさん、松本さん・・と交代をし、みっちーの順番。
教わった事のイメトレはしっかり叩き込んだので、あとはスピンをさせない様に、丁寧な操作を心掛けて・・
コースインをしたのでした。
すると、丁度、他の選手と絡む形になったのですが・・、
必死になって追い掛けてたら、、離されないで付いて行ける?
引っ張られながら自分のタイムもどんどん上がっている様で・・、たまにチラっと表示板を確認すると、37秒前半タイムが出ていたのでした。
でも、タイムばかりを気にしてしまうと、1コーナーの進入でミスする恐れが出て来るので、あまり見ない様にして走りに集中していましたが・・
ピットに戻ってから宇井監督に、「ベスト37秒1が出てた。」 って♪
「え? ホントに? ホントに??」 って、感じでしたが、
今までは抜かれるばかりだったレースが、バトルが出来て、抜く事なんかも出来たりして・・、思わず嬉しくなってしまうみっちーでした。
でも、途中でちょっぴりミスをして、クルンってスピンさせちゃった。。 エンジン止まらなかったんですぐに走り出せたけど、タイム上げてもこれじゃ~チャラになっちゃうよね。。
その後、宇井選手に交代をして、怒涛の追い上げ。

みっちー、ナカガワさん、小室選手・・と、ビギナー3人のレベルがグンと上がった事と、タイムのムラが無くなった事も援護となって・・、「SEVチーム」はみるみる順位を上げて行くのでありました。
宇井選手も、他のカートを絡んだ時でさえ35秒台を外さない快進撃!

そして、遂に「ゼッケン5番」がトップに立った。

小室選手もベストタイムを36秒7まで上げ・・、その事に刺激をされたナカガワさんも36秒9入り!
しかし、1位独走中・・、レースも残り15分を切った所で、4台が絡むアクシデントに巻き込まれ・・、インフィールドにて草の上まで激しくスピンをしてしまうのでした。
「やばい! エンジン止まった?!」 スターターのバッテリーを抱えながら、宇井監督、慌てて車両に駆け寄るものの、幸いエンジンは止まっておらず、再スタート。
しかしながら、順位の方は一気に4位まで転落し・・、「SEVチーム」には思わず緊張が走るのでした。
残り13分で何処まで追い上げられるのか?!
とりあえず、ラスト5分のハンドルは宇井選手が握る事になり、そこまでの繋ぎを松本さんが担当。

そしてラストの、宇井選手は・・、
耐久中のベストラップ、35秒024を叩き出し、凄まじい勢いで追い上げを見せ・・
ラスト1分。 その視界には「チームヨシト」の背中が見えていた・・って言うのに、
無念にもその差9秒でタイムアップとなってしまい・・、2位となってしまうのでした。

宇井選手、「あと5分あれば・・。」 って、とっても悔しそうでしたが、みんながみんなそれぞれに、5秒10秒のロスは持っていた訳で、、「それさえしてなければ勝てたのに・・。」 と、悔しい思いを抱くのでした。
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前回までは、「SEVチーム」は章典外って事だったので、入賞しても表彰台に上げてもらえなかったのですが・・、
今回から「シリーズポイントの表彰からは外すけど、耐久レースの表彰はOK」って事になったので、初の表彰台~♪
6人で力を合わせて頑張りました。

しかーし、この後、表彰台に事件が起き・・

記念撮影は、台の下で・・。(笑)
その後のじゃんけん大会では、あと一歩の所で大物景品逃したり・・と、いまいち運に見放されてたみっちーでしたが、司令を受けたブツだけは見事獲得?!・・いたしました。(謎)
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終わってからは、打ち上げも兼ねて、行きつけの「とんかつ屋さん」へ。
そこで、鈴鹿8耐だの、全日本だの・・サーキットでの裏話色々をいっぱい聞かせて頂くのですが・・(って、ブログにはとても書けないけど・・笑)、
今日のカートの耐久レース、小室選手をスタートドライバーに任命したのも、みっちーをあのタイミングで投入したのも、全部、宇井選手の戦略だった・・と。
「スタートで引き離されるのは分かっていたけど、コムロの性格ならあそこでがむしゃらに食らい付いて行くだろうから、順位は落ちてもコムロのタイムは上がるはず。」 って。
・・で、みっちーの時も、「他の選手のレベルを知り尽くしているから、今のみっちーよりちょっと速い選手と絡む様に送り出した。」 ・・んだって。
確かに、みっちーは引っ張られる事で自分のタイムを大幅更新できた訳で、これが逆にちょっと遅い選手だったら、抜くに抜けなくてタイムを落としていただろうし、、
そういう時には、もうワンランクレベルの高い選手を送れば、さらっと抜いてコンスタントに周回数を重ねられる・・と。
宇井選手曰く、「その選手の性格とレベルと一緒に走る他の選手との組み合わせで、如何にタイムを引き出して行くか?・・が、耐久レースの面白い所なんだ。」 って。
偶然そうなったお陰でタイムが出せていたのか・・と思ったら、周りのチーム動きを見ながらそれに合わせて戦略練っていたんですね。
いやぁ・・、凄いなぁ・・、流石だなぁ・・と、みっちーは感心させられっ放しでした。
そう言えば、モタード界からロードレースに転身をした、ST600の「タツヤ選手」。
この日は大阪でイベントの盛り上げをされていた様ですが・・、宇井選手もとっても可愛がってる選手との事で、イタコでも楽しい話を沢山聞かせて頂きました。(笑)

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