シートのあんこ抜き

バイクの話・CBR

バイクの整備もセッティングも、決して得意とは言えないみっちーでありますが、一つだけ「得意」と思える事があります。
それは・・、シートのあんこ抜き♪
自己流なので方法として合ってるかどうかは分かりませんが、職業柄このテの造形物の作業は得意なのです。 シロ号のシート加工も、勿論自分でやりました。


・・で、先日、KORO君がF4iのあんこ抜きをしたいと言うので、少しばかりお手伝いを致しました。 みっちーも同じバイクを持っているので、もしかしたら後々自分でもやる作業かもしれないし、ね。
まずはシートを取り外し、裏のホッチキスの針を抜いてカバーを外します。

<まずはホッチキスを抜いてカバーの取り外し>
サンダー等の電動工具を使ってやる人も多いですが、みっちーの場合は全て手作業。
それ故、電源が確保できなくても出来るのです♪
カバーを外したらスポンジ上にある程度のガイドラインを記入して、大まかな形になる様スポンジを削り取ります。

<ガイドラインに切り目を入れて大まかにスポンジを除去>
その後は、アラカン等で丁寧に形を整えながらシートを削って行きます。 特に端っこの部分は、薄くなったり千切れちゃったりし易いので、慎重に・・。

<アラカン等で丁寧に形を整えます>
時々車体に仮付けして様子を見ながら、足りない所を更に削って・・の繰り返し。

<車体とのバランスを見ながら実際に跨ったりして微調整>
跨ってみた感じと実際に走った感じでは、結構フィーリングが変わって来たりするので、出来たらちょっと走ってみるのがお薦めです。
この辺りの作業工程は、シロ号のシート加工をやった時にもレポートにしてありますので、興味のある方はご参考に。。
シート加工レポート
出来上がったらカバーを掛けてホッチキスで止め直せばOKです。

<カバーを付けて車体に取り付け>
とりあえず、完成~♪
KORO君も、車体との一体感が出て乗り易くなった・・と言っていました。
ただ、シート加工も一度で決めてしまわずに、何度か微調整を繰り返しながら作った方がより良い形に出来るので、最終的に決まるまではホッチキスはあまりしっかり止めないで、外し易くしておく方が良いかも・・です。
ノーマル状態のシートって、普通のロードバイクであれば街乗りやツーリング向きになっているし、サーキット走行を意識したダウンハンドルのマシンであれば、ハングオンを意識してかなり腰高になっているかと思うんですよね・・。
それをそのままジムカーナに持ち込めば、大抵しっくり来ない訳で・・(特にハンドル位置を変えてあれば尚更)、それをほんのちょっとでも自分に合わせる事をすれば、かなり走り易くなるのでは?・・と思ってます。
失敗したら元に戻せない・・と言う不安から、つい二の足を踏んでしまいがちですが、トップ選手のSSマシンなんか、かなり大胆にシート加工していますし、何事もチャレンジ精神が肝心です♪
シート加工やってみたい・・、教わりたい・・、と言う方いましたら、どうぞお気軽に声掛けて下さい。 時間に余裕がある時でしたら、いつでもお手伝いしますよ~。

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コメント

  1. みっちー(@^^@) より:

    >こおちゃんさん
    ホチキスはラジペンとかで1つずつ引き抜いて外しましたが、そんなに大変な作業じゃないですよ(^^)

  2. こおちゃん より:

    あんこ抜きしようとおもっているのですが、最初にシートをはずす際、ホチキスはどうやってはずせば良いでしょうか?

  3. みっちー(@^^@) より:

    >渡辺さん
    練習会お疲れ様でした。
    良い結果が得られてホント良かったですね(^^)
    これからもっと色々トライして行ければ、楽にタイムも出る様になるし、何より自分が楽しくなるはず♪
    自分の経験談ですが、ノービスあがりくらいの頃は、「自分はまだまだ未熟だからバイクなんていじくったってそんなに違いは分からない。」とか、「分かりもしないくせにいじくる方が恥かしい。」なんて思いにとらわれました。
    でも、実際やってみれば何か変化は感じる訳だし、ほんのちょっと良くなっただけでも、もの凄くタイムに影響して来ていたものです。
    どこで走って、どんな状況(気温とか天候とかタイヤの状態とか)で、どんな動きが気になって、それを改善しようとして何をやったらどうなったか・・。 それをきちんとデータとして残しておけば、少しずつ自分の引き出しも増えて行きますよ~(^^)

  4. 渡辺@CBR600 より:

    はい、ノーマルのCBRで、セッティングそのままだった当人でございます。
    フロントを硬くする方向にセッティングを変えるだけであんなに動きが変わるとは思ってませんでした。
    切り返しが連続する時に困っていた、「バイクがばたばたする感じ」も、あっさり消えてしまいました。
    感じとしては「全く別物のバイクじゃないの?」と思えるほどです。
    感覚だけではなく、実際に8の字GPでもラップタイムが速くなりました!!
    今後は元のセッティングは判ってるので、色々変えてみて、どんな風にバイクの動きが変わるのか?試してみる予定です。
    硬くなった分、フロント側が沈み込みにくいので、乗り方自体も考えないと駄目なんでしょうね。
    面白いです。

  5. みっちー(@^^@) より:

    >fujioさん
    手でむしったまま・・ですか(^^; それは大胆な。。
    でも・・RRはかなり腰高みたいだから、加工も大胆にやった方が良いのかな?
    >ゆかっちさん
    車高の調整なんてシート加工よりも簡単(^^) 単に上げてみるだけなら3分と掛からない作業ですし、感触が悪かったら戻せば良い事。 悩んでいる時間の方が勿体無いですよ~。
    先日もノーマルのCBRに乗ってた方にした話ですが・・、少し調整してみれば乗り易くなるかもしれない物を、全くいじらず練習だけをしているのは本当に勿体無いなぁ・・と思うのです。。 そういう方は大抵自分の腕の所為にしちゃうのですが・・。
    セッティングはそんなに詳しい訳じゃないけど、多少の事なら分かります。 私で良ければいつでも相談に乗りますよ(^^) 

  6. ゆかっち より:

    整備やセッティングのこともとても詳しいのに…
    シートの加工もすごくキレイ(llllll´x)ノ
    ほんと、器用ですね。
    納車時にサイドだけ削りました。若干車高調上げたいのですが、市街地も走ると足つきが…と思ったり。
    実際、車高調上げたら、是非相談に乗ってください。
    (・x・)

  7. fujio より:

    すっごく綺麗な仕上がりですね(^^)
    俺は前回の大会でその場しのぎで手でむしったままの状態で閉じてしまったので汚いですww
    しかも、端のほうは千切れてしまって(^^;
    横着しちゃダメですねorz

  8. みっちー(@^^@) より:

    おお~っ、またまた登場♪ 謎のお遍路さまっ(笑)
    ノーマルシートのスポンジ加工はスキン加工と言うのですね。 確かに以前加工したシロ号のシートは8年くらいでスポンジがヘタりました(^^;
    みっちーのお尻の圧力が大き過ぎたせいかと思い、話題を避けておりましたが(笑)、そうではなくてスポンジがヤワだったせいのなのですね。 安心しました。
    ・・で、ネットで検索してみたのですが、なかなかこの「スキン加工」の方法にヒットせず、何をどう処理すれば良いのかが分かりません。。 今度こっそり教えて下さい。
    その前に、お遍路様が誰だか知りたい~(笑)

  9. お遍路 より:

    謎のお遍路です(笑)
    シート加工ですが アンコを抜いた後に表面にスキン加工と言う処理をすると
    更に良いですよ ノーマルシートはしてありますよね
    あの加工すると しないとでは大きく寿命が違います
    またスキンを作らないと ゆで過ぎの麺のように腰のないただのスポンジになってしまいます。

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