レーステック・テスト報告

ジムカーナ

19日の富士の会で行った、タイヤテストのレポートです。
履いたタイヤは、メッツラーの「レーステック」というタイヤ。 コンパウンドは「K0」という一番ソフトタイプの物です。

<メッツラー/レーステック>


・・で、このタイヤ、リヤは180サイズからしか扱ってない為、テストしたのはフロントのみ。 リヤタイヤには、持ち合わせの「レンスポルト(RS1)」を履かせました。

<シロ号レーステック装着~♪>
レンスポルトの「RS1」も、かなりソフトなタイヤですが、仲間うちで「RS0」を履いていた人のインプレでは・・
やはり、「レースの予選タイヤ」・・と言う感じで、「練習で使ってしまうとあっという間に無くなる」とか、「少し気温の高い日に走り込むと、タレてくる」と聞いていました。
なので「K0」のタイヤについても、多少ソフトなイメージを先入観で持ってましたが・・、組み付ける前のタイヤを触ると、意外にもカチカチで凄く硬く・・、正直、「これがソフトなの?」って感じでした。
まず、皮むきをする為に軽く走行。 皮むきに要する時間は002やRS1と同じくらい。
エアー圧はレンスポルトと同じ、2.0キロでスタートし、とりあえず表面が一皮剥けた時点で、タイムアタックコースの方を走ってみました。
8の字の旋回中や回転時の安定感は悪くなく、特に回転について言えば、付いた舵角が戻る事なく安定するので、むしろ「やり易い」という印象でした。
グリップ感についても、もの足りなさは全くなく、取り付ける前に触った時の「硬いイメージ」も、実際に走り出すと全く感じませんでした。

<タイムアタック後のレーステック>
また、ソフトタイヤ独特の走り込むとタレる感じや、グリップし過ぎて転がらない・・という感覚も、この日の気温(22℃)では全く無く、002のType4と比較すると、002の方が柔らかいかな?・・という感触でした。
リヤタイヤのRS1との組み合わせも、特にバランスの悪さは感じず、フロントの方が柔らか過ぎる・・と言った感触はありませんでした。(実際の所、リヤのRS1の方が溶けていましたし。)

<リヤタイヤ:レンスポルトRS1>
多少スピードが乗る様なオーバルでは、こういうコーナーを得意とするタイヤだけに旋回中の安定感があり、良かったです。
この日は走行できなかったカートコースや、ミニサーキットの様なコースも、機会があったら走ってみたいと思いました。
ただ、私的には1ヶ所だけ、ブレーキングで舵角をコントロールするターンでは、若干扱い難い部分を感じました。
002は、フロントブレーキの入力量に応じてタイヤに舵角が付いてくれるイメージが有るのですが、レーステックは、タイヤ自体が自ら曲がって行こうとする・・感じがしました。
ただこれも、生かす方向で走らせればタイムに繋がるかと思い、タイムアタックにおいては、細かいターンであまりブレーキは使わずに、タイヤの動きを邪魔しない様フロントブレーキをソフトに使って走らせました。
ブレーキを掛けなくてもフロントタイヤに適度な舵角が付き易く、その状態が安定する為、フロントブレーキをあまり使わず(使えず)走るタイプのライダーには、向いているかもしれません。
切り替えし等も、重さを感じる事はありませんでした。
タイム的には、フロントタイヤにレーステックを入れた場合が、1分31秒7。 002に戻した時が1分29秒6でしたので、約2秒ほど差がありました。
ただ、この辺りにおいては、002でセッティングされている状態にレーステックをポン付けで走らせてみた結果なので、このタイヤの特性を引き出せる様、セッティングを煮詰めて行けば、ジムカーナでも可能性を引き出せる様な気がしました。
レンスポルトやスーパーコルサを前後に使い、結果を出している選手が最近増えている様に、この「レーステック」にもそんな可能性を感じました。

<左:作田選手のGSX-R750  右:みっちーのCBR600F>
因みに、「K0」のコンパウンドに関しては、同じ条件で走行していた作田選手にはアブレーションが出ていましたが(タイム:1分28秒2)、私のレベル(1分31秒7)では出る事は無く、「K0」でも特に問題はありませんでした。
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以上、みっちーの率直な感想でした~。
さ~て、あともう一頑張り。。
提出用のレポート仕上げて送らなきゃ~

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コメント

  1. みっちー(@^^@) より:

    何も言葉に出来なかったらどうしよ~かと思ってましたが、とりあえずレポートが提出できて良かったです(^^)

  2. だ~やま より:

    こんにちは
    タイヤの特性を感じながら走る、うーん…流石に上級シードのライダーは凄いですね。

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