ＳＬｙ ３耐レース（前半）

いよいよレース当日です。　朝６時、韮崎で店長とも待ち合わせをし、みんなで「スポーツランド山梨」に向いました。
朝からとっても良い天気。　・・と言うか、良過ぎるくらい。　パドックに着くと、隊長さま達が既に到着されていました。

この日のレースはミニの３耐レースの他に、２５０ｃｃの１時間耐久レースも開催されます。　ミニの３耐レースだけでも、２９チームも居る状態なので、パドック内もかなり混雑していました。
しかも、みんな速そうなバイクばかりだし・・。
レギュレーションも１２５ｃｃ以下という設定なので、殆どのバイクが１００ｃｃ以上で、レース仕様に改造された物ばかり。　とてもじゃないけど、ノーマルあがりのＫＳＲが、太刀打ちできる相手じゃないです。
・・と言う事で、身内ＫＳＲバトルに勝つ事だけにターゲットを絞り、燃えるのでした。
レース前には、１５分間の練習走行時間があります。　なので、店長と半々交代で練習。　店長はポンポンと、すぐに４５秒台までタイムを上げて来たのに対し、みっちーは、なかなかシフトチェンジの感覚が思い出せず、４７秒台で終了。
「しょ、、しょぼい。」　昨日は、あんなにイケてたのにぃ。
少しでも良いポジションが取れた方がいい・・、との事で、予選とスタートライダーは、店長が担当する事になりました。
予選スタート！
店長、４５秒１を出し、スタートポジション１２番目をゲットです。
この時点での時間は、１０時２０分。　この後、２５０ｃｃクラスのレースが入るので、実際にミニの３耐が始まるまでには、２時間以上時間があります。
なので、この時間を使って、レースの作戦会議です。
「スタートは店長で、その後４０～５０分を目安にライダー交代。　ピットインは合計３回。　もし、ライダー側で何か問題が起きた場合には、ピットサインに関係なく、自分の判断で戻って来る。」
そして、問題の「ガソリン給油」は・・
「もし、２時間４０分前にリザーブになったら、その時点で給油ピットイン。　もし、その時間までＯＮで持てば、無給油で走り切る！」
・・と言う、方針になりました。
まぁ、転んだりして少しでもガソリンこぼせば、それによって走り切れなくなるだろうし・・、逆にコースコーション等で、流して走る時間が増えれば、ガソリン使わないで済むし・・。
正直言って、もつか持たないかは、レースの成り行き次第なので。（笑）
作戦会議終了後は、３耐に向けて自分の体力温存の為、トランポの中でお昼寝です～。
２５０ｃｃのレースも見たかったのですが、この暑さを乗り切る為には、余計な体力を使わない事が一番です。
うつらうつらする中で、遠くに聞こえるバイクの音。　そして、誰かが遊びに来てくれた模様・・。　あ、あの声は、たけちゃんだ。　起きたら挨拶しなくっちゃ。。　それにしても、随分静かなレースだなぁ。。
そんな事を考えながら、レース中に起きてた事など知る由もなく、みっちーは、眠りに落ちて行くのでした。
１１時半、お昼寝から目覚めたみっちー達（店長とおーたにちゃんも爆睡してた）は、少し早めに昼食を済ませ、レーススタートに備えます。

＜玄坂から戻って来たＫＳＲには、あちこちに「おやきシール」が・・（笑）＞
予選順に、スタートグリッドにマシンを並べ、一台づつチーム紹介されて行きます。

＜スタート前の記念撮影♪＞
そして、スタート！！
１２番手でスタートをした店長、１コーナーの進入で１台パスして、１１位で戻って来ます。　そして、２～３周のうちに更に１台追い抜いて、１０位に浮上♪
パドック内には、順位＆ラップタイムのモニターが有るのですが、１０位までは常に表示されています。　「やった♪　トップ１０入りだ～」
「凄い～、凄い～」・・と、大喜びをしながら、その走りを見る為に、コースの方に行ってみました。　しかし、、ホームストレートを通過する店長が、何気にこっちを気にしている？？
「え？？　あのリアクション？？」　「何か謝ってる？？！」　「・・・・（はっ！）」
慌てて、モニターに戻るみっちー。　「やっぱりぃ～～」
１０位だったその順位は、２７位まで落ちていました。
「コケたな・・。」
スタート間もなくだったので、順位は一気に落ちたものの、転倒からの復帰はかなり速かったので、ロスした時間はそれ程でもなく・・そこから、怒涛の追い上げ開始。　みるみる順位を上げて行きます。
そして１７、１６位・・。
スタート３０分が過ぎると、次々とライダー交代する為に、他のチームがピットに戻って来ました。
「あれ？　３人チームなのに、１人１時間走らないんだ・・？」　ちょっと不思議に思いながら見ていると、戻って来たライダーが・・、、今にも倒れそうな状態・・！
「やばいかも・・。、１時間という選択が、あまりに無謀であった事を、その姿を見て誰もが思うのでありました。
その後、再びコースの方を見に行くと・・、またしても店長が、何か怪しいリアクション・・。　「え？　今度は何？」
何か言ってる気がしたのですが、その周は何が言いたかったのか、良く分からず・・、そして次にも、また同じリアクション。　「右ステップを指差している？！」　「もしかして、転倒した時ステップを落としちゃったのかも？！」
一気に慌しくなるパドック。
「スペアーパーツは？」　「店長の車の中！」　「車の鍵が掛かってる！」　「鍵は？」　「見当たらない！」
そこに店長がピットイン。　「ステップのネジが弛んだ～」
どうやら落としてはいない模様。　転んだ時の衝撃で緩くなって、その後の走行でどんどん弛んで来た・・そうですが、ネジまでは落とさず済んだ。。
良かった～～。　万が一、ステップが弛んでも、ネジを落としてしまわない様、みっちーが、内側から脱落防止のテープを貼っておいたのです。
ネジをしっかり増し締めして、ピットインしたついでにライダー交代。
準備をしていなかったので、ちょこっとタイムロスしたけど、大事に至らなくて良かった～・・と、一安心し、スタート後３５分からは、今度はみっちーが走り始めるのでした。
つづく・・